代々受け継がれてきた仏壇は、ご先祖様や亡き方を祀る大切な場所です。「家の中の小さなお寺」とも呼ばれ、家族の心の拠りどころとして長年守られてきた方も多いでしょう。しかし、引っ越しや後継者不在など、様々な理由で仏壇を処分・整理せざるを得ないケースも増えています。
仏壇の処分方法は宗派によって異なり、浄土真宗では一般的に行われる「閉眼供養」ではなく、「遷座法要」と呼ばれる儀式が行われるのが特徴です。こうした宗派特有の考え方は、日常的に仏事に触れる機会が少ない方にとっては分かりにくく、戸惑うこともあるでしょう。
そこで、本記事では浄土真宗における仏壇処分の流れや注意点について詳しく解説します。遺品整理や仏壇処分で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
目次
浄土真宗における仏壇6つの処分方法
浄土真宗の仏壇は以下の6つの方法で処分できます。
- ・お寺に引き渡す
- ・仏壇店に引き渡す
- ・遺品整理業者に引き取ってもらう
- ・不用品回収業者に引き取ってもらう
- ・粗大ゴミとして廃棄する
- ・仏壇を取り扱っている買取店やオークションに出す
それぞれの処分方法について、流れや費用感も含めて詳しく解説します。
お寺に引き渡す
浄土真宗の仏壇処分において、最も安心感があるのが「お寺への引き渡し」です。代々お付き合いしている菩提寺がある場合は、まず相談してみましょう。処分にあたって必要とされる「閉眼供養」は、浄土真宗では行わないのが一般的ですが、その代わりに「遷座法要」や「仏具の移動供養」といった宗派に即した儀式をすることがあります。
費用は「お布施」として納める形が一般的で、明確な金額は定められていませんが、相場としては1万円〜5万円程度が目安です。不安な場合は、事前に金額の目安を尋ねても問題ありません。
菩提寺以外のお寺に依頼する際には、宗派が浄土真宗であるかを確認しましょう。宗派が異なると受け入れを断られるケースがあります。また、菩提寺が遠方で難しい場合には、同宗派の寺院を探すのも一つの方法です。
仏壇店に引き渡す
菩提寺に依頼できない場合や、お寺との付き合いがない方は、仏壇店に引き取ってもらう方法があります。多くの仏壇店では、新しい仏壇の販売だけでなく、古い仏壇の引き取りや処分にも対応しています。買い替えを予定している場合は、処分費用が割引になることもあり、仏壇の移行をスムーズに進められるのがメリットです。
処分の流れとしては、まず近隣の仏壇店に問い合わせて、引き取りの可否と見積もりを確認します。店頭への持ち込みであれば1万〜3万円、自宅までの引き取りでは2万〜5万円が相場です。仏壇店では宗派の違いを気にする必要がないため、浄土真宗以外の方でも気軽に依頼できます。
また、仏壇店は仏具の取り扱いに慣れており、丁寧に扱ってもらえる安心感があります。スケジュールの調整や作業の段取りもわかりやすく、料金が明示されているため、初めての方でも手続きに迷うことはありません。「形式にとらわれず、丁寧に処分したい」と考えている方にとっては信頼できる選択肢でしょう。
遺品整理業者に引き取ってもらう
仏壇の処分は、遺品整理業者に依頼することもできます。実家の片付けや遺品整理と同時に仏壇の処分を検討している場合には、一括で対応してもらえるため非常に効率的です。仏壇の取り扱いに慣れた専門スタッフが搬出や分別を行ってくれるため、自分で運び出す必要もなく、体力的・時間的な負担を大きく減らせるのがメリットです。
業者によって、仏壇の処分が基本サービスに含まれている場合と、供養付きの処分プランがオプションで用意されている場合があります。費用の目安は5,000円~5万円程度と幅がありますが、遺品の量や部屋の状況によって前後するため、事前の見積もりは必須です。また、仏具や貴金属などに再利用価値がある場合は、買取によって作業費用を抑えられるケースもあります。
ただし、すべての遺品整理業者が仏壇の処分に対応しているわけではありません。対応の有無に加え、供養の方法や処分後の扱いについても事前に問い合せをしておくことが大切です。
不用品回収業者に引き取ってもらう
仏壇の処分を急いでいる場合や、他の不用品と一括で片付けたいときは、不用品回収業者に依頼する方法もあります。好きな日時に自宅まで引き取りに来てくれるため、大型で搬出が難しい仏壇でも手間をかけずに処分できるでしょう。
また、家具や家電など他の不用品がある場合は、まとめて引き取ってもらえるため、処分の手間もコストも軽減できます。ただし、仏壇は本来ご先祖様を祀る神聖なものです。中には、一般の粗大ゴミと同様に雑に扱う業者も存在します。
安心して任せるためには、仏壇処分の実績があるか、供養の有無や方法について説明してくれるかどうかを事前に問い合せしておきましょう。
粗大ゴミとして廃棄する
費用を抑えて仏壇を処分したい場合は、自治体の粗大ゴミ回収を利用する方法があります。手順は通常の粗大ゴミと同様で、お住まいの自治体に仏壇が回収対象かどうかを確認します。その後、コンビニで処理券を購入し、指定された日時に決められた場所へ出すことで処分が可能です。費用は500円〜2,000円程度と、他の方法と比べて安価で済むのが大きなメリットです。
ただし、粗大ゴミとして出す場合、自力で仏壇を集積所まで運ばなければなりません。小型のものであれば問題ありませんが、大型の仏壇は重くてかさばり、搬出作業が難航することもあります。無理に運ぼうとすると、思わぬケガや家屋の損傷を招く恐れがあるため注意が必要です。
また、ご先祖様を祀ってきた大切な仏壇を「ゴミ」として出すことに、抵抗を感じる方も少なくありません。その場合は、事前に塩をふったり、白布で包んだりするなど簡単なお清めを行うとよいでしょう。
仏壇を取り扱っている買取店やオークションに出す
費用をかけずに仏壇を手放したい場合は、仏壇の買取やオークションへ出品する方法もあります。仏壇店やリサイクルショップの中には、仏壇や仏具の買取を行っている業者もあり、店頭・出張・宅配などの方法で対応しています。また、フリマアプリやネットオークションを活用すれば、自分で価格設定しながら買い手を探すことも可能です。
ただし、中古の仏壇には需要が少なく、買い手が見つからないことも多いため、無料での引き取り・あるいは処分を前提とした対応になるケースがほとんどです。一方で、高級仏壇に使われている銘木や金箔、装飾金具などに資材価値がある場合は、資源として引き取ってもらえる可能性があります。興味がある場合は、まずは仏壇の状態や価値を見てもらい、買取が可能か確認してみるとよいでしょう。
浄土真宗における位牌の処分方法
浄土真宗では、位牌や仏壇に対する考え方が他の仏教宗派とは大きく異なります。処分の際の手順や必要な儀式も異なるため、教義に即した適切な方法を理解しておくことが大切です。
位牌の処分方法
多くの仏教宗派では、位牌に魂が宿るとされ、処分時には閉眼供養が行われます。しかし、浄土真宗では亡くなった人はすぐに阿弥陀如来により極楽浄土へ導かれると考えられており、位牌に魂が宿るという教えがありません。そのため、魂抜きの儀式は不要とされています。
また、浄土真宗では忌明け後に本位牌を作る習慣もなく、代わりに過去帳や法名軸を用いて故人を偲ぶのが一般的です。
閉眼儀式ではなく遷座法要を行う
浄土真宗では、仏壇の処分時に閉眼供養は行わず、代わりに「遷座法要」を行います。これは、ご本尊である阿弥陀如来に感謝を伝え、仏壇からお座(居場所)を移していただく儀式です。
亡くなった人は阿弥陀如来の力によって即座に極楽浄土へ往生するとされ、仏壇や位牌に魂がとどまるという概念がないためです。遷座法要は僧侶を招き、仏壇の前で読経してもらう形式で行われ、信仰に基づく感謝と敬意を込めた儀式として大切にされています。
浄土真宗における過去帳の処分方法
多くの仏教宗派では位牌が故人の象徴として用いられますが、浄土真宗では位牌に魂が宿るという考えがないため、代わりに「過去帳」を用いて故人や先祖を偲びます。
過去帳とは
過去帳とは、故人の俗名や法名・没年月日・享年などを記した帳面で、仏壇に納めて先祖を偲ぶための記録です。仏具店で市販されており、四十九日法要や納骨の際に僧侶に記帳してもらうのが一般的です。家系図としての役割もあり、何代も前の先祖の名前や命日を知る手がかりにもなります。
過去帳は仏壇の中に丁寧に安置し、命日には名前を読み上げるなど、日々の礼拝の対象として敬意と感謝を込めて供養する、大切な仏具の一つです。
過去帳の処分方法
浄土真宗において過去帳は位牌の代わりともいえる存在ですが、魂が宿るとは考えられていません。そのため、他宗派で行われる「閉眼供養」は不要です。ただし、長年仏壇に安置し、手を合わせてきた過去帳には、感謝と敬意を込めた「遷座供養」を行ってから処分するのが丁寧な対応といえます。
遷座供養は、僧侶に読経してもらい、仏具としての役目を終える儀式です。この供養が終わった過去帳は、「ただの帳面」となりますので、法律上は通常の廃棄物として処分しても問題はありません。ただし、個人情報や信仰の対象としての側面を考えると、多くの方が「お焚き上げ」による処分を選択します。
仏壇を処分する一般的な流れ
仏壇は故人やご先祖への想いが詰まった大切なものです。そのため、処分の際には物理的な片付けだけでなく、儀礼や心の整理も伴います。
1:お世話になっている親戚に連絡する
仏壇の処分を決める前に、まず行うべきことが家族や親族への連絡です。仏壇は代々受け継がれ、ご先祖様を祀ってきた大切な存在であるため、一人で勝手に処分を進めてしまうと、あとでトラブルにつながる可能性があります。
特に、遠方に住んでいる親族や、法要に参加してきた家族など、関係が深い方には事前に事情を説明しておきましょう。意見が分かれた場合は、話し合いを通じて、皆が納得できる形で手続きを進めるのが理想です。
2:遷座法要を行う
親族の了承を得たら、仏壇のご本尊に感謝を伝える「遷座法要」を行います。これは、ご本尊の“お座”を移すという意味の儀式で、仏壇の役目を終える区切りとして大切にされています。
僧侶を招いて仏壇の前で読経してもらい、仏さまにお礼とお別れの気持ちを伝えます。法要はご自宅やお寺の本堂ですることができ、予約の際にはお布施の金額も忘れずに聞いておきましょう。
3:仏壇の中にあるものを整理する
遷座法要が済んだら、仏壇の中にあるものを丁寧に整理しましょう。仏具類だけでなく、通帳・印鑑・土地の権利書といった重要書類が保管されている場合もあります。
仏壇の引き出しや扉はすべて開けて、中身をひとつずつ確かめることが大切です。書類以外にも、思い出の品や手紙などが見つかることもあるため、処分前の確認は省略せず、慎重に行いましょう。
4:処分方法を選択する
仏壇の中身の整理が終わったら、最終ステップとして処分方法を選びます。供養を最優先したい場合は、菩提寺や仏壇店に引き取ってもらう方法が適しています。信頼のおける専門家に任せることで、心情的にも安心できるはずです。
一方で、早く片付けたい・手間を減らしたいという方には、不用品回収業者や遺品整理業者に任せるのが便利です。費用を抑えたい場合は、粗大ゴミとして自治体に回収を依頼することも可能ですが、地域によっては回収対象外の場合もあるため、事前に確かめておきましょう。
仏壇を処分する際の注意点
仏壇の処分は、単に家具や物品を片付けることとは異なり、家族や先祖にまつわる精神的・宗教的な意味合いも深く関わってきます。
家族や親族の許可を得る
仏壇は、故人やご先祖を祀る場として家族だけでなく親族にとっても大切な存在です。法事や年忌などの折に手を合わせた思い出がある方も多く、処分の話を突然聞かされて驚く方も少なくありません。特に「祖父母が大切にしていた仏壇を勝手に処分された」と感じる人が出ると、親族間にわだかまりが生じることがあります。
仏壇の処分は、一度決行すると元に戻せない行為です。できれば電話やメールだけで済ませず、親族全体で話し合う機会を設け、どのような理由で処分を考えているのか、処分後の供養はどうするのかなど、丁寧に説明し合意を得ることが望まれます。また、仏壇の継承を望む親族がいる場合は、その意思を尊重し、無理に処分しないという選択肢も検討しましょう。
継承先が決まった場合でも、仏壇を移動する際には遷座法要を行い、気持ちの区切りをつけてから引き渡すのが基本です。仏壇の処分は、家の中の整理と同時に、家族や親族の絆を見直す機会でもあります。実際に仏壇の扱いだけでなく「誰に、どのように話すか」がその後の関係性を左右することもあるため、慎重な対応が求められます。
仏壇の引き出しチェックを忘れない
仏壇の処分にあたって、見落とされがちなのが引き出しや収納スペースの中身です。見た目がコンパクトでも、内部に複数の引き出しや隠し収納があることは珍しくありません。
仏具のほか、家系図や過去帳、位牌といった宗教的なものに加えて、預金通帳や印鑑・不動産の権利書など、重要な書類や貴重品が保管されている場合もあります。家庭では仏壇を「家の中の神聖な場所」とし、大切なものをしまう金庫の役割として利用していました。
実家の片付けや遺品整理に関連して仏壇を急ぎ処分する場合は、こうした仏壇の中身の確認作業が後回しになりがちです。仏壇をチェックする際は、すべての引き出しや扉を開け、奥までしっかりと確認しましょう。
作業は一人でするよりも、家族や信頼できる人と一緒に行うと安心です。仏壇は単なる家具ではなく、記憶と歴史の保管庫でもあります。大切なものを見落とさないためにも、処分前の最終チェックは念入りに行いましょう。
運搬方法・スペースの確保を考える
仏壇を処分する際は、運搬方法や保管場所の確保といった準備も忘れてはいけません。仏壇は大きくて重たいものが多く、搬出や一時保管の段取りを考えておかないと、処分当日に慌ててしまう事態につながります。粗大ゴミとして出す場合は、申し込みから回収まで2〜3週間かかることが一般的で、それまでの保管スペースも必要です。
搬出にあたっては、通路や玄関の幅、高さ、段差の有無などを事前に調べておきましょう。マンションや集合住宅では、搬出の際に・壁や床・共用部分を傷めないよう注意が必要です。もし傷を付けてしまった場合は、退去時に原状回復費用を請求される可能性があります。
運び出しに不安がある場合は、無理をせず専門業者に依頼するのが安全です。不用品回収業者や遺品整理業者であれば、搬出作業から処分まで一括して任せられます。
浄土真宗における仏壇買い替えのポイント
仏壇の買い替えは、引っ越しや新築、リフォームをきっかけに検討されることが多いほか、老朽化や破損、汚れなどによって新調を考える方もいます。浄土真宗では、仏壇の形式やご本尊の安置方法に特徴があるため、買い替えの際には宗派に合ったものを選ぶことが大切です。
浄土真宗にあったものを選ぶ
仏壇は宗派ごとにしきたりや形式が異なりますが、浄土真宗では「金仏壇」が選ばれます。金仏壇は黒漆で仕上げた外観に、内部を金箔で荘厳した造りが特徴で、阿弥陀如来が導く極楽浄土の世界を象徴しているといわれています。
ただし、現代の住まいにおいては、住宅事情や趣向に合わせて、唐木仏壇やモダン仏壇を選ぶ方も増えています。仏壇は毎日手を合わせる場でもあるため、家族が無理なく受け入れられる形を選ぶことが大切です。
仏壇の配置方向をチェックする
仏壇を買い替えた際は、設置場所だけでなく配置する方角にも気を配りましょう。仏壇の配置には宗派ごとに意味があり、浄土真宗では「西方浄土説」に基づき、仏壇を東向きに置くのが一般的とされています。
この考え方は、阿弥陀如来が西の彼方にある極楽浄土から私たちを見守っているという信仰に基づいています。東に向けて仏壇を設置することで、拝む人は自然に西の浄土を仰ぎ見る形になり、阿弥陀様への敬意とつながりを意識しやすくなるのです。
仏壇のサイズを決める
仏壇を買い替える際は、デザインだけでなく設置スペースに合ったサイズを選ぶことが重要です。かつては仏間のある和室に大型の仏壇を据えるのが一般的でしたが、近年では仏間のない住宅やマンションが増え、リビングや寝室に設置できるコンパクトな仏壇を選ぶ家庭も多くなっています。
仏壇には大きく分けて「上置き型」と「台付き型」があり、前者は棚や家具の上に設置できる省スペースタイプ、後者は床に直接置く本格的なタイプです。設置予定の場所に応じて奥行き・高さ・扉の開閉幅などを事前に計測し、無理なく置けるサイズを把握しておくことが大切です。
仏壇の購入・設置・処分・供養まで~意外と知らない仏壇最新事情
仏壇の処分を依頼する業者の選び方
仏壇は単なる家具ではなく、長年にわたってご先祖様を祀ってきた大切な存在です。処分する際には信頼できる業者に依頼することが重要です。
見積もりの内訳が明確な業者を選ぶ
仏壇の処分を業者に依頼する際は、料金の内訳が明確に記載されているかどうかを把握しておきましょう。見積もりが不透明な業者に依頼すると、後から追加費用を請求されたり、サービス内容との認識に食い違いが生じたりする可能性があります。
信頼できる業者であれば、仏壇の大きさや設置場所・搬出経路などの情報を伝えると、電話やメールでおおよその見積もりを提示してくれます。現地確認後に最終的な金額が決まる場合もありますが「追加料金なし」と明記されている業者であれば、安心して依頼できます。
口コミを確認してから選ぶ
業者選びで後悔しないためには、実際にそのサービスを利用した人の口コミをチェックするのが有効です。公式サイトの情報だけでは見えにくい、実際の対応や作業の丁寧さといった「リアルな評価」を把握できます。
特に仏壇の処分は、丁寧な取り扱いが求められる繊細な作業です。「搬出時の対応がスムーズだった」「供養の説明がきちんとあった」などの口コミは、その業者の信頼性を判断するうえで大きな手がかりになります。逆に「追加料金を請求された」「雑に扱われた」といったマイナス評価が多い場合は、依頼を避けた方が無難です。
電話越しの対応を確認してから選ぶ
仏壇の処分を依頼する前に、電話でのやり取りを通じて業者の対応を把握することも重要です。電話対応は、業者の姿勢や信頼性を判断する一つの指標になります。こちらの質問に対して丁寧に答えてくれるか、専門的な知識を持って説明してくれるか、言葉遣いや態度に誠意があるかをよく見ておきましょう。
対応が曖昧だったり、面倒そうな態度を見せたりするようであれば、実際の作業でも同様の姿勢が表れる可能性があるため注意が必要です。
供養プランがある業者を選ぶ
供養プランが用意されている業者であれば、僧侶による読経やお焚き上げなどの儀式を含めて依頼できるため、処分手続きの手間を軽減できます。
業者によっては、提携する寺院の僧侶が読経を行うプランや、遺族の立ち会いが難しい場合に写真付きで供養の様子を報告してくれるサービスもあります。業者選びの際は、過去の供養実績やどのような供養をするのか事前に確認しておきましょう。
土日でも依頼できる業者を選ぶ
仏壇の処分は、平日に時間が取れない方にとって大きな負担になることもあります。仕事や家事に追われるなかで日程を調整するのは難しく「土日しか立ち会えない」「急ぎで処分したい」という事情を抱えている人も少なくありません。そんなときに頼りになるのが、土日や祝日にも対応してくれる業者です。
最近では、土日祝も営業している業者が増えており、中には即日対応してくれるところもあります。急な引越しや、遺品整理などで早急に仏壇を片付けなければならない場合にも、柔軟にスケジュールを調整してもらえるのがメリットです。
業者の対応エリアを確認してから選ぶ
仏壇の処分を業者に依頼する際には、自分の住んでいる地域がサービスの対応エリアに含まれているかを事前に確認する必要があります。業者によってはエリアが限定されていたり、対応地域外では追加料金が発生したりする場合があるからです。
全国展開している業者であっても、仏壇のような特殊な品目についてはサービス対象外となっているケースもあります。また、都市部では対応していても、郊外や離島では対応が難しい場合もあるため、不明な場合には問い合わせをしましょう。
不用品回収業者は許可を取っている業者を選ぶ
仏壇を処分する際、不用品回収業者に依頼するなら「一般廃棄物収集運搬業許可」を取得しているかを確かめておきましょう。無許可業者に頼むと、不法投棄や高額請求などのトラブルに巻き込まれる恐れがあります。
また、仏壇に含まれる仏具や骨董品などの買取を行う場合は「古物商許可証」が必要です。これらの許可の有無は、業者の公式サイトから確認できます。
遺品整理ついでの仏壇処分ならゴミ屋敷バスター七福神へ
遺品整理に伴い仏壇の処分を検討されている方は、ゴミ屋敷バスター七福神にお任せください。遺品の仕分けから回収・処分・まだ使える品物の買取までを一括対応しており、費用面でもご負担を軽減できるよう努めています。
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まとめ
今回は、浄土真宗の仏壇を処分する方法について詳しく解説しました。浄土真宗の仏壇処分は、他の宗派とは異なる考え方や手順に基づいて行われます。位牌に魂が宿るという概念がなく、閉眼供養の代わりに遷座法要を行うなど、宗派の教えに沿った対応が求められるのが特徴です。
仏壇は故人やご先祖への想いが詰まった大切な場所だからこそ、処分に際しては一人で判断せず、家族や親族と十分に話し合いながら進めることが重要です。処分方法としては、お世話になっている菩提寺や仏壇店へ相談するほか、時間や手間をかけたくない場合は、供養から搬出・処分まで一括対応してくれる遺品整理業者の利用も便利です。
ゴミ屋敷バスター七福神では、仏壇の供養・処分に対応しており、遺品整理と合わせたご相談も承っております。仏壇の処分方法に悩んだ際は、お気軽にお問い合わせください。