遺品整理会社は数が多く、どうやって選べばいいのか悩みますよね。
しかし適当に遺品整理会社を選ぶと、悪徳業者を選んでしまい、必要以上に費用を請求されたり、思わぬトラブルに巻き込まれたりしてしまうことも……。
そこで今回は、遺品整理会社を選ぶ際の注意点5つや、安くて安心できる遺品整理会社の見つけ方などについて解説します。
記事を最後までチェックすれば、遺品整理会社選びを始めるために必要な知識が一通り手に入りますよ。
目次
遺品整理会社を選ぶ際の注意点5つ
遺品整理会社を選ぶ際は、以下5つの点に注意しましょう。
- 依頼前に見積もりを取る
- 見積もり無料の会社を選ぶ
- 遺品整理に精通した人材が在籍する会社を選ぶ
- 遺品整理会社スタッフは男性メインだが中には女性スタッフ在籍の会社も
- 特殊清掃やハウスクリーニングも実施している遺品整理会社を選ぶ
それぞれ詳しく解説します。
注意点①:依頼前に見積もりを取る
遺品整理会社への依頼時には、必ず見積もりを取りましょう。良さそうな遺品整理会社があっても、見積もりなしで依頼をしてはいけません。
なぜなら想定以上の費用を請求される可能性があるからです。見積もりをしていなければ、「こんなに高い費用を請求されるとは思っていなかった」と伝えたところで、こちらが不利になってしまう可能性もありますからね。
大半の遺品整理会社では、見積もりを実施しています。ホームページに見積もりに関する記述が見当たらなかったり、見積もり前に業務を開始しようとする遺品整理会社は要注意です。
そういった遺品整理会社は選ぶべきではありません。他の遺品整理会社を探しましょう。
注意点②:見積もり無料の会社を選ぶ
見積もりを行っている遺品整理会社の中には、見積もりが有料の遺品整理会社と見積もりが無料の遺品整理会社があります。
大半の遺品整理会社は見積もり無料です。ホームページにも「見積もり無料」といった言葉が目立つように記載されているはずです。
しかし中には、見積もり自体に費用がかかる遺品整理会社もあります。そういった遺品整理会社に見積もりを依頼して、結果として依頼をしないことに決めた場合、見積もり費用を支払わなければなりません。
極端な話、絶対に支払えないような費用を提示され、依頼をキャンセルした場合でも費用が発生してしまいます。
見積もりに費用がかかる遺品整理会社も、悪徳業者と考えていただいて問題ありません。見積もり無料の遺品整理会社を選びましょう。
注意点③:遺品整理に精通した人材が在籍する会社を選ぶ
遺品整理会社には、遺品整理に精通した人材が在籍する会社もあれば、遺品整理に詳しい人材が全く在籍していない会社もあります。
遺品整理会社を選ぶ際は、遺品整理に精通した人材が在籍しているかどうかを、ホームページや口コミなどを通してチェックしましょう。
「遺品整理に精通した人材」の基準になる資格には、以下のようなものがあります。
- 遺品整理士
- 終活カウンセラー
また上記のような資格に加えて、これまでの遺品整理実績も、遺品整理会社を選ぶ際の参考になります。実績が多く、それらを公開していれば、どんな遺品整理会社なのか想像ができますからね。
ホームページに遺品整理実績があるかどうかもチェックしてみましょう。
遺品整理に関する知識を全く持っていない悪徳遺品整理会社の場合、遺品を雑に扱われたり、遺品を不法投棄されたりする可能性があるので要注意です。
注意点④:遺品整理会社スタッフは男性メインだが中には女性スタッフ在籍の会社も
遺品整理では、遺品をトラックに積み込むため、体力や筋力が必要です。よって遺品整理会社の従業員割合は、圧倒的に女性よりも男性の方が多いです。
故人が女性である場合には、「男性ではなく女性に遺品整理をしてほしい」と考える遺族の方もいるでしょう。
そういった場合には、女性スタッフ在籍の遺品整理会社を選びましょう。女性スタッフが在籍しているかどうかは、ホームページを見れば確認できます。
女性スタッフが在籍する遺品整理会社はそれほど多くありません。しかし女性スタッフに依頼をするからといって、追加費用がかかることはありません。安心をして女性スタッフに依頼ができますよ。
注意点⑤:特殊清掃やハウスクリーニングも実施している遺品整理会社を選ぶ
「故人が自宅で孤独死をしたので特殊清掃が必要」「故人の自宅が散らかっているので遺品整理に加えてハウスクリーニングもお願いしたい」と考える方もいます。
そういった場合は、遺品整理に加えて、特殊清掃やハウスクリーニングのサービスも提供している遺品整理会社を選びましょう。
追加費用はかかりますが、別々の業者に依頼するよりもお得ですし、手間もかかりません。
特殊清掃の後にしか遺品整理ができないケースもあります。また遺品整理をしても部屋が汚れていて、その部屋を使えるようにならないケースもあります。
せっかく遺品整理をするのなら、それ以外のこともまとめて依頼するのが得策です。
遺品整理会社とリサイクル業者の違い
最近では、リサイクル業者のような、遺品整理を専門としていない業者が遺品整理を行うケースも増えています。
リサイクル業者は、古紙や金属スクラップなど様々なものを回収して、それらを原料または商品として再販します。
ものを回収するという点では遺品整理会社と同じですが、遺品の供養や仕分け、ハウスクリーニング等は専門としていません。
よって遺品整理を専門とした遺品整理会社への依頼がおすすめです。
遺品整理会社の優良業者とは?
遺品整理会社の中には、優良な遺品整理会社もあれば悪徳遺品整理会社もあります。
「優良」の定義は人それぞれですが、あえて定義するとすれば以下の通りです。
- 不当に高額ではない
- サービスの質が高い
費用については、見積もりを取ることで確認できます。またサービスの質については遺品整理会社ホームページに記載の実績や、利用者からの口コミ等をチェックすることで確認できます。
遺品整理会社への依頼費用の決まり方
遺品整理会社への依頼にかかる費用は、以下8つの要素によって決まります。
- 基本料金
- 出張費:距離が遠ければ遠いほど費用がかかる
- 車両費:処分するものが多く必要な車両の台数が増えるほど費用がかかる
- 特急料金:当日など急ぎの場合は費用がかかる
- 深夜料金:深夜の利用だと費用がかかる
- 処分費:処分するものの量が多いと追加で費用がかかる
- リサイクル料:リサイクルをするために費用がかかる
- 作業量:重たいものが多かったり仕分けるものが多かったりして作業量が増えると追加で費用がかかる
遺品整理会社によっては、上記8つの要素のうち複数が無料であるケースもあります。
例えば「遺品整理の七福神」のように、全てが基本料金に含まれている代わりに、それ以外の追加費用が一切かからない遺品整理会社もあります。
基本料金が安いものの追加料金がかかり、結局は相場よりも高くなるケースがあるため要注意です。
遺品整理会社への依頼費用相場
遺品整理会社への依頼費用相場は、依頼をする遺品整理会社によって異なります。
ここでは参考として、「遺品整理の七福神」への依頼にかかる費用相場を、間取りと作業人数別に紹介します。
間取り | 作業人数目安 | 料金(税込) |
---|---|---|
1R/1K | 2名 | 33,000円〜 |
1DK | 3名 | 55,000円〜 |
1LDK | 3名 | 88,000円〜 |
2DK | 4名 | 121,000円〜 |
2LDK | 4名 | 154,000円〜 |
3DK | 5名 | 187,000円〜 |
3LDK | 5名 | 209,000円〜 |
4DK | 6名 | 242,000円〜 |
4LDK | 6名 | 264,000円〜 |
上記の表を見ると、間取りと作業人数が増えれば増えるほど、費用相場が高くなっていることが分かります。
遺品整理会社への依頼にかかる費用については、以下の記事をご覧ください。
関連記事:遺品整理にいくらかかった?実際の費用相場と安く済ませる方法
安くて安心できる遺品整理会社を見つけるためのポイント4つ
安くて安心できる遺品整理会社を見つけるためのポイントは以下の4つです。
- 相見積もりを取る
- キャンペーンを実施している会社を探す
- 買取査定ありの会社を探す
- 損害保険に加入している会社を探す
それぞれ詳しく解説します。
相見積もりを取る
遺品整理会社への依頼時には、無料見積もりを取るべきだと、記事冒頭で解説しました。
見積もりは、1社から取るだけでなく、複数社から取りましょう。そうすることで相対的に費用が安い遺品整理会社が分かります。
見積もりを取る遺品整理会社が多すぎても大変です。よって遺品整理会社3社程度から相見積もりを取るのがおすすめです。
遺品整理会社への依頼にかかる費用は、ホームページに掲載の料金を基準に比較することもできます。しかし実際にはホームページに掲載の料金通りにならないことも多いため、実際に相見積もりを取って比べてみることが大切です。
キャンペーンを実施している会社を探す
遺品整理会社によっては、お得なキャンペーンを実施しています。キャンペーンの内容例としては、以下のようなものがあります。
- Webからの見積もり依頼で〇〇%割引
- 期間限定で〇〇円キャッシュバック
特に〇〇円ではなく〇〇%の割引は、費用が高くなればなるほど割引かれる額が多くなるためお得です。
少しでも遺品整理会社への依頼にかかる費用を抑えるには、こういったキャンペーンをうまく利用しましょう。
こういったキャンペーンは予告なく終了するケースも多いため、見つけたら早めに見積もりを依頼してみることをおすすめします。
買取査定ありの会社を探す
遺品整理会社の中には、遺品を買い取ってくれたり、遺品の中に貴重品などがあれば依頼にかかった費用を割引してくれたりする会社があります。
どうせ処分してしまうものであれば、遺品整理会社に引き取ってもらった方が得です。また質屋などに持っていく手間も省けます。特に親族が亡くなった後はバタバタしていますし、気持ちも憔悴しているはずですので、色々なところに足を運ぶのは大変ですからね。
少しでも費用を安く抑えたいのであれば、そういった遺品整理会社を利用しましょう。
損害保険に加入している会社を探す
遺品整理会社を選ぶ際は、損害保険に加入している会社を選びましょう。遺品整理会社に加入しているかどうかは、ホームページを見れば分かります。
損害保険に加入していれば、万が一遺品の搬出中に自宅に傷がついたり、遺品ではない家具が破損してしまったりしたときに保証が受けられます。
そういったことが起こる可能性は低いですが、ゼロではありませんからね。何かが起こり「保証が受けられない」となってからでは遅いです。
損害保険は、引っ越し業者も加入しています。ものを搬出するという点では遺品整理会社も引越し業者も似ています。
損害保険に加入している遺品整理会社を選びましょう。
遺品整理は七福神にご相談を
七福神では、遺品整理のサービスを提供しています。
見積もりは無料ですし、追加請求は一切ありません。
七福神には終活カウンセラーの資格を持ったスタッフが在籍しています。また遺品の買取や特殊清掃、ハウスクリーニングのようなオプションも豊富です。
七福神の遺品整理の様子は、以下の動画をご覧ください。
以下より、七福神の遺品整理実績をご覧いただけます。どういったサービスを受けられるのか、費用はどのくらいかかるのかの目安を掴めますよ。
まとめ
遺品整理会社を選ぶ際の注意点5つや、安くて安心できる遺品整理会社の見つけ方などについて解説しました。
遺品整理会社の選び方に関することが一通り分かったのではないでしょうか。
遺品整理会社の選び方について分かったら、早速気になる遺品整理会社を複数見つけ、相見積もりを依頼してみましょう。