アウトドアグッズ・キャンプ用品の処分方法|賢くお得に捨てたい

アウトドアグッズはどう処分する? アウトドア用品の捨て方

「使わなくなったテントやバーナー、どうやって処分すればいいの?」「せっかく高いお金を出して買ったキャンプ道具、ただ捨てるのはもったいない…」とお悩みではありませんか?

アウトドア好きなら誰もが直面するこの問題、実はとても理解できます。大切に使ってきた道具には思い出も詰まっていますよね。

この記事では、自治体の分別回収からリサイクルショップの活用、専門買取店での売却まで、アウトドア用品を賢く処分する方法を徹底解説します。

適切な方法を知れば、環境に配慮しながらも、お得に、時にはお金に換えて処分することが可能です。あなたのキャンプギアが誰かの手に渡るかもしれません。そこで、アウトドア用品の処分について見ていきましょう。

自治体の粗大ゴミ回収で処分

自治体の粗大ゴミ回収で処分

アウトドア活動を楽しむために使用する様々な用品は、いつかは寿命を迎え、処分する必要が出てきます。テント、キャンプ用品、クッキング用品など、それぞれの素材や大きさによって適切な処分方法が異なります。どのように自治体のごみ回収に出せばよいのか、悩むことも多いでしょう。この記事では、アウトドア用品の一般的な処分方法について詳しく解説します。ただし、各自治体によってルールが異なる場合がありますので、最終的には居住地域の自治体に確認することをおすすめします。

テント、タープなど

テントやタープは複数の素材で構成されているため、分別が必要になることがあります。一般的な処分方法として、テント本体やタープの布部分は可燃ごみとして出すことができます。これらはナイロンやポリエステルなどの化学繊維でできていることが多いためです。

一方、テントを支えるポールやペグなどの金属部品は不燃ごみとして分別するのが基本です。アルミニウムやスチール製のものが多く、燃やすことができないためです。

ただし、テントの分別方法は自治体によって大きな違いがあります。例えば、テントの大きさや重さによって分別方法が変わるケースもあります。特に、大型テントになると本体の重量や容積が大きくなるため、可燃ごみの袋に入りきらない場合があります。

また、テントやタープを一式まとめて粗大ごみとして回収する自治体も少なくありません。これは、分別の手間を省くためや、混合素材製品の処理方法として設定されているケースです。処分を考える際は、事前に自治体の分別ルールを確認することが重要です。

キャンプ用椅子、テーブル

アウトドアで使用する折りたたみ椅子やテーブルは、その素材によって処分方法が異なります。金属製の椅子やテーブルは不燃ごみとして出すのが一般的です。アルミニウムやスチールなどの金属は燃焼処理できないためです。

木製やプラスチック製の椅子やテーブルは、多くの自治体では可燃ごみとして処分できます。ただし、処分する際には、できるだけ小さく分解して指定のごみ袋に入れることが求められます。これは収集車への積載効率を高め、処理をスムーズにするためです。

重量が大きかったり、指定のごみ袋に入らないサイズの場合は、粗大ごみとして出す必要があります。粗大ごみは多くの自治体で有料回収となるため、料金体系や回収日なども事前に確認しておくとよいでしょう。

ランタン

キャンプやアウトドアで使用するランタンは、主に金属やガラス、プラスチックで構成されています。これらの素材からなるランタンは、不燃ごみとして出すのが一般的な処分方法です。

ランタンには大きく分けて、ガソリンなどの燃料を使用するタイプと、バッテリーを使用する電池式のタイプがあります。いずれのタイプも、処分する際には燃料やバッテリーを必ず取り外しておく必要があります。

燃料式ランタンの場合は、残った燃料を完全に使い切るか、適切に処分してから本体を不燃ごみに出します。燃料が残ったまま捨てると、収集車内で火災が発生する危険性があります。

電池式ランタンの場合も、使用済みの電池は本体から取り外し、自治体の規定に従って処分します。多くの自治体では、電池は有害ごみや資源物として別途回収されています。特にリチウムイオン電池などの充電式電池は、専門の回収ボックスや電気店での回収が推奨されています。

焚き火台

アウトドアで人気の焚き火台は、主に耐熱性と耐久性に優れた金属製でできています。ステンレスやチタン、鉄などが使われていることが多く、これらの金属製焚き火台は基本的に不燃ごみとして処分することができます。

ただし、焚き火台は比較的大きなサイズのものが多いため、自治体が指定するごみ袋に入らない場合は、粗大ごみとして処分する必要があります。粗大ごみでの回収は有料となる場合が多いので、料金や回収方法について事前に確認しておくとよいでしょう。

処分する前には、灰や炭などの燃え残りを完全に取り除き、金属部分をきれいにしておくことも大切です。汚れが残ったままだと、回収を拒否される可能性もあります。

また、分解可能な焚き火台の場合は、できるだけコンパクトにして処分すると、不燃ごみとして出せる可能性が高まります。部品ごとに分解して、指定のごみ袋に収まるようにすることで、粗大ごみとしての処分費用を節約できるかもしれません。

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バーベキューコンロ、グリル

バーベキュー用のコンロやグリルは、主にアルミニウムやスチールなどの金属で作られています。これらは耐熱性と耐久性が必要なため、頑丈な素材が使われているのが特徴です。

多くのバーベキューコンロやグリルは組み立て式ですが、組み立てると大きなサイズになることが一般的です。そのため、ほとんどの場合、バーベキューコンロやグリルは粗大ごみとして処分することになり、有料での回収となります。

ただし、小型のものや折りたたみ式のコンパクトなタイプであれば、自治体指定のごみ袋に入るサイズの場合は、不燃ごみとして出せることもあります。これは自治体によって基準が異なるため、事前に確認が必要です。

処分する前には、使用後の炭や灰、食材の油などの汚れをしっかりと落としておくことが重要です。また、電池や電源コードが付いている電動タイプの場合は、それらを取り外して別途処分することも忘れないようにしましょう。

ダッチオーブン

キャンプ料理の定番アイテムであるダッチオーブンは、鉄やステンレス、黒皮鉄板、カーボンスチールなどの素材で作られています。これらの素材は燃えることはないため、素材の観点からは不燃ごみとして処分するのが適切です。

しかし、ダッチオーブンの特徴として、非常に重量があることが挙げられます。軽量タイプでも約5kg、大型の本格的なものになると9kg近くになることもあります。この重量の大きさから、多くの自治体では粗大ごみとして扱われる可能性が高いです。

自治体によっては、不燃ごみの重量制限を設けていることがあり、その基準を超えると粗大ごみ扱いになることもあります。そのため、ダッチオーブンを処分する際は、事前に自治体の重量制限や分別方法を確認しておくことが重要です。

また、処分前には食材の残りや油汚れをしっかりと落とし、できるだけ清潔な状態にしておくことが望ましいでしょう。

バーナー、ガスカートリッジ

アウトドア調理で使用するバーナーは、主に金属製で作られています。そのため、一般的には不燃ごみとして分別されます。処分する際には、ガスカートリッジを必ず取り外しておく必要があります。

ガスカートリッジについては、特に注意が必要です。中身が残ったままのカートリッジは、圧力がかかると爆発する危険性があるため、必ず中身を使い切ってから処分しましょう。使い切ったガスカートリッジは、多くの自治体では不燃ごみとして回収しています。

ただし、ガスカートリッジを処分する際は、他の不燃ごみとは分けて、ガスカートリッジやガスボンベだけをまとめて専用の袋に入れることが推奨されています。これは収集や処理の安全性を確保するためです。

また、使い切ったガスカートリッジに穴を開けるかどうかについては、自治体によって対応が異なります。穴を開けることで内部の残留ガスを確実に排出できますが、誤った方法で穴を開けると危険な場合もあります。居住地域の自治体のルールに従って処分するようにしましょう。

クーラーボックス

アウトドアでの食材や飲料の保冷に欠かせないクーラーボックスには、ステンレスなどの金属やプラスチック、発泡スチロール、ビニールなど、さまざまな素材が使われています。また、サイズも小型のものから大型のものまで多岐にわたります。

一般的に、クーラーボックスは大きさや重量の関係から粗大ごみとして処分されることが多いようです。特に大型のものは、通常のごみ袋に入らないため、粗大ごみ扱いになります。

ただし、小型のクーラーボックスで自治体指定のごみ袋に入るサイズであれば、素材に応じた分別が可能な場合もあります。金属製のものは不燃ごみ、プラスチックや発泡スチロール、ビニール製のものは可燃ごみとして処分できる自治体もあります。

処分前には、クーラーボックス内部を清掃し、食品の残りや水分をしっかり取り除いておくことが大切です。また、バッテリー式の電動クーラーボックスの場合は、バッテリーを取り外して別途処分するように心がけましょう。

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発電機

近年のキャンプブームに伴い、アウトドアで使用する携帯用の発電機も普及してきています。これらの発電機は軽量でコンパクトなものが多く、使い勝手が良いのが特徴です。

発電機をごみとして処分する場合、そのサイズや重量から、おおむね粗大ごみとして扱われることが多いようです。特にエンジン式の発電機は、内部に複雑な機械部品が含まれているため、通常のごみとしての処理が難しい場合があります。

処分する前には、燃料タンク内の燃料やエンジンオイルを完全に抜き取っておくことが重要です。これらの液体が残ったまま処分すると、環境汚染の原因となる可能性があります。

また、自治体によっては、発電機を一般ごみとして回収していない地域もあります。そのような場合は、発電機の販売元や専門の回収業者に相談することをお勧めします。製造メーカーによっては、使用済み製品の回収サービスを提供している場合もあります。

簡易ベッド(コット)

キャンプで使用する簡易ベッド(コット)は、フレームにアルミニウムなどの金属が使われ、ベッド本体には丈夫なナイロン布やポリエステル布が使用されていることが一般的です。

コットは基本的に組み立て式になっているため、処分する際にはできるだけ分解して素材ごとに分別することが理想的です。金属製のフレーム部分は不燃ごみ、布製のベッド部分は可燃ごみとして、それぞれ自治体の指定するごみ袋に入れて捨てることができます。

ただし、コットの中には重量が大きいものや、分解してもサイズが大きく指定のごみ袋に入らないものもあります。そのような場合は、粗大ごみとして出す必要があります。

また、コットを長期間使用していると、布部分が汚れていることがあります。処分前にはできるだけ汚れを落としておくと、回収がスムーズに行われます。

寝袋(シュラフ)

寝袋(シュラフ)は、基本的に可燃ごみとして処分することができます。多くの寝袋は化学繊維やポリエステルなどで作られているため、可燃物として扱われるのが一般的です。処分する前に、汚れや湿気をしっかり取り除いておくとよいでしょう。

ただし、自治体指定のごみ袋に入らないサイズの大型寝袋や、自治体が定めた重量制限を超える厚手の冬用シュラフなどは、粗大ごみとして出す必要があります。粗大ごみの場合、事前申込みや処理費用が必要になることが多いので、お住まいの地域のルールを事前に確認しておきましょう。

また、比較的新しく状態の良い寝袋であれば、リサイクルショップやフリマアプリなどで譲渡することも検討してみてください。誰かの次のアウトドア体験に役立てられるかもしれません。

リサイクルショップや買取専門店を利用

リサイクルショップや買取専門店を利用

捨ててしまうのはもったいないという人は、専門業者への買い取りを依頼しましょう。
近年、人気になっているアウトドア用品。コールマンやモンベル、スノーピークなど人気ブランドも多く、次々に新商品が発売されています。

しかし、アウトドアが趣味な人にはその良さがわかっても、そうでない人にはその価値はなかなかわかりません。
そのため、アウトドアに関してあまり知識のないリサイクルショップに売ってしまうと、大した価格をつけてもらえず、非常にもったいないことになる可能性があります。

ましてや、故人が大切にしていたものです。
その価値を理解して、使ってくれる人の元へ行く方が故人も喜んでくれるのではないでしょうか。

そこで、アウトドア用品専門の買取業者に査定を依頼しましょう
近年は、宅配での買い取りを行っているところが多いので、重い物を持っていく手間もかかりません。

持ち込み可の業者もありますので、都合に合わせて選ぶとよいでしょう。

フリマアプリ、ネットオークションで売る

フリマアプリは、スマホで商品の写真を撮り、サイトにアップするだけです。
ネットオークションと違い、売れるまでの時間が短いのが特徴です。
価格も自分でつけられるので、早めに売りたい人にお勧めです。

ネットオークションは、その商品が貴重なものであれば、価格がどんどん上がり、思わぬ高額で売れることがあります。
売れるまでに時間がかかる場合もありますので、時間のある人に向いています。
フリマアプリ、ネットオークションともに、自分で荷造り・発送する手間がかかります。

不用品回収業者の引き取りを利用

状態があまり良くない、または市場価値が低いアウトドア用品は、不用品回収業者に依頼するという選択肢もあります。不用品回収業者は、自宅まで来て不要な物を回収してくれるため、大型のテントやキャンプ用品も簡単に処分できます

ただし、業者によって料金体系が異なるため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。また、無許可の回収業者には注意が必要です。正規の許可を持った業者を選ぶことで、不法投棄などのトラブルを避けることができます。自治体によっては、安価または無料で粗大ごみを引き取ってくれるサービスもありますので、まずは地元の自治体に問い合わせてみるのもよいでしょう。

あなたにぴったりのゴミ屋敷片付け業者の選び方!費用を抑えるコツ

故人の遺品なら遺品整理業者に依頼する

遺品整理業者に依頼すれば、他の遺品と一緒にすべてを一度で処分できる大きなメリットがあります。また、どんなものも遺品として丁寧に扱ってくれます。

近年では多くの遺品整理業者がキャンプ用品などの専門知識を持ち、市場価値のあるものを適正価格で買い取るようになっています。価値の高いものがあれば、結果的に遺品整理費用の節約にもなります。

古い年式や破損品は買取業者では売れませんが、遺品整理業者なら不用品として回収・処分も行ってくれます。自分で運ぶ労力や手間も省けるので、時間のない方におすすめです。買取希望品がある場合は、事前に相談するとよいでしょう。

キャンプ用品に関する困りごとは、まずは相談してみることをおすすめします。故人に喜んでもらえる処分ができるとよいですね。

アウトドアグッズの処分はバスター七福神にお任せ

ゴミ屋敷バスター七福神

遺品整理でアウトドアグッズの処分をお考えなら、ゴミ屋敷バスター七福神にご相談ください。遺品の仕分けから回収・処分、使えるものの買取まで一括対応しています。費用面でのご負担も軽減できるよう努めております。

当社は「一般廃棄物収集運搬業許可」と「古物商許可証」を取得しており、すべての作業を法令に従って安全・適正に実施しています。

【七福神の特徴】

  • お見積もり相談:無料
  • 対応スピード:最短即日
  • 料金体系:追加料金なし

土日祝日も対応しており、LINEやメールでの簡単なご相談も可能です。まずは見積もりだけというお問い合わせも歓迎いたします。お気軽にご連絡ください。

まとめ

まとめ

アウトドアグッズやキャンプ用品の処分方法はさまざまあります。使わなくなった品物を単に捨てるだけでなく、リサイクルショップでの買取や専門店への売却、フリマアプリの活用など、状態の良い物は「捨てる」のではなく「誰かに使ってもらう」選択肢を考えましょう

自治体のルールに従った適切な分別も大切です。また、大量のアウトドア用品を一度に処分したい場合は、不用品回収業者や遺品整理業者の利用も検討してみてください。

環境にも財布にも優しい処分方法を選ぶことで、アウトドア愛好家として自然への感謝の気持ちを表すことができます。次のキャンプシーズンに向けて、整理整頓しながら新たな思い出づくりを楽しみましょう。


この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 竹本 泰志

年間20,000件以上のゴミ屋敷片付け・遺品整理の実績「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国規模で展開する株式会社クオーレの代表取締役。
複数の職を経て、2011年、25歳の頃に仲間と共に株式会社クオーレを設立。 不用品回収業としてスタートし、遺品整理やゴミ屋敷片付けを中心に手掛けるように。
現在は愛知の他、岐阜・静岡・神奈川・埼玉・千葉・栃木・東京・静岡・大阪・和歌山にも支店や支社を構え、 精力的に事業を拡大している。

新家 喜夫(ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長)

監修者 新家 喜夫ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長)

遺品整理やゴミ屋敷片付けが必要な方のために活動し、数々のメディア取材を受けてきた。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長を務め、著書も出版している。
著書:ゴミ屋敷からの脱却 勇気を持って一歩を踏み出そう
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