東京都のごみ処分方法【世田谷区・渋谷区・中野区・杉並区・練馬区】

東京都のごみ処分方法【世田谷区・渋谷区・中野区・杉並区・練馬区】

東京23区内でも「可燃ごみ」「燃やすごみ」などの用語や、分類の仕方が区によって違います。
収集日や時間、集積所は地区ごとに決められており、年末年始と日曜日を除き、土曜日や祝祭日も行っています。 粗大ごみに関しては、どの区も事前の申し込み制です。

では、東京都世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、練馬区のゴミの分類を見ていきましょう。

世田谷区

可燃ごみ

生ごみ、少量の植木の枝・葉、再生できない紙くず(アルミコーティングされた紙・汚れた紙)、衣類、紙おむつ、プラスチック類、ゴム・皮革類です。
ふたが付いた90リットル以下の容器か、中身の見える透明・半透明のごみ袋に入れて出します。
1回の排出量は、45リットルの袋で3つまで。

不燃ごみ

びん以外のガラス製品、割れたびん、スプレー缶・卓上ガスボンベ・ライター、陶磁器類、乾電池、リチウムイオン電池(CR、BR)、蛍光管・電球、一辺の長さが30cm以下の小型家電製品・金属類です。
ふたが付いた90リットル以下の容器か、中身の見える透明・半透明のごみ袋に入れて出します。また、1回の排出量は、45リットルの袋で3つまで。
割れたびんは厚紙などに包み、「キケン」などと表示しておきます。

ガスボンベやライターは最後まで使い切ります。
蛍光管・電球は、買った時に入っていたケースに入れておきます。
小型家電製品・金属類は、再資源化のため、他の不燃ごみとは分けて出しましょう。

資源ごみ

古紙・ガラスびん・缶を週1回、ペットボトルを月2回、資源・ごみ集積所へ出します。

新聞・折り込みチラシ・雑誌、段ボール

種類ごとにまとめ、ひもで十字にしばっておきます。配達伝票などは取り除いて可燃ごみへ。

お菓子やティッシュの空き箱、小さな紙

紙袋に入れて出します。

ガラスびん(食品用)

キャップをとり、中をすすいで、水を切り、黄色いコンテナに入れます。

缶(飲み物や食品のアルミ缶、スチール缶)

中をすすいで水を切り、つぶせるものは軽くつぶして、青いコンテナへ。

ペットボトル(飲料、調味料用)

キャップをとり、ラベルを外し、中をすすぎ、つぶして、中身の見える袋に入れて出します。

渋谷区

可燃ごみ

生ごみ、紙ごみ、衣類、木の枝・落ち葉、プラスチック類、ゴム類、皮革類。
ふた付きの容器か、中身の見える袋で出します。
また、油などで汚れたペットボトル、ペットボトルマークの付いていないプラスチック製容器、洗剤・シャンプーなどのプラスチック製容器も可燃ごみです。

不燃ごみ

小型の金属類(傘、やかん、フライパンなど)、小型の刃物類、陶器・ガラス類、ライター、電球・割れた蛍光管(水銀を含まないもの)、アルミホイル、乾電池、使い捨てカイロなど。また、油などで汚れたびん、化粧品・薬品のびん、割れたびんも不燃ごみに含まれます。
ふた付きの容器か、中身の見える袋で出しましょう。
刃物や割れた食器は、新聞紙などに包んで「危険」と表示しておきます。
ライターは必ずガスを使いきり、別の袋に分けて「危険」と表示しましょう。
充電式電池やボタン電池は電気店などの回収ボックスへ。

資源ごみ

新聞・折り込みチラシ・雑誌、段ボール、雑誌・本・パンフレットなど

種類ごとにひもでしばってから出します。

びん(飲食料用ガラスびん)・缶(飲食料用のアルミ缶・スチール缶、お菓子や海苔の缶)

中をすすぎ、中身の見える袋に入れて出します。
スプレー缶・カセットボンベは中身を使いきり、びん・缶とは別の袋に分けて出します。

ペットボトル(ペットボトルマークの付いているもの)

キャップやラベルを外し、中をすすいで、つぶして中身の見える袋に入れます。キャップ・ラベルは可燃ごみへ。

水銀を含む蛍光管類

購入時のケースなどに入れるか、新聞紙などに包んで出しましょう。
水銀を含む蛍光管類は「資源」、LED・白熱電球・割れた蛍光管類は「不燃ごみ」です。間違えないよう注意しましょう。

中野区

燃やすごみ

ふたのできる容器、または中身の見える透明か半透明の袋に入れて出します。
燃やすごみは、生ゴミ、ゴム・皮革製品、プラスチックでできた製品、ハンガー、紙おむつ、紙くず・油や汚れのついた紙、剪定枝・落ち葉、食用油です。

陶器・ガラス・金属ごみ

ふたのできる容器、または中身の見える透明か半透明の袋に入れて出します
陶器製品、ガラス製品、金属類、傘など金属部分が外せないもの、使い捨てカイロ、スプレー缶・カセットボンベ・ライター、水銀使用の体温計・血圧計、刃物類・割れ物、小型の家電製品、蛍光管・電球など。
スプレー缶などはなるべく中身を使いきりましょう。他のごみとは別の袋に分けて「スプレー缶」などと中身を表示しておきます。穴を開ける必要はありません。
同様に、水銀を含む製品、刃物や割れ物も、他のごみとは別に袋に入れ、中身を表示しておきます。
携帯電話やデジタルカメラなど特定9品目の小型家電は区立の施設の回収ボックスに出しましょう。

プラスチック製包装容器

シャンプーや柔軟剤などのボトル、調味料のボトル、カップやパックなどの容器類、食品の袋、レジ袋、キャップ・ラベル類、緩衝材、薬のシートなど。
「プラマーク」が付いているものが対象です。
中身を空にし、水で軽くすすいで汚れを落としてから、ふたのできる容器、または中身の見える透明か半透明の袋に入れて出しましょう。

びん・缶・ペットボトル

中身を空にし、水で軽くすすいで汚れを落とします。びん・缶・ペットボトルの回収日に、それぞれ回収ケース・ネットに直接出しましょう。
中身が入ったもの、油汚れ等がひどいもの、破損して危険なもの、医薬品・化粧品のびんは出せません。「陶器・ガラス・金属ごみ」として出しましょう。
なお、ペットボトルは、区内のスーパーマーケットに設置している「ペットボトル破砕回収機」を利用するとポイントがもらえます。たまったポイントは、お買い物券や店舗独自のポイントに交換できます。

古紙・古布

新聞・雑誌(雑がみ)・段ボールを種類ごとにまとめ、ひもでしばって出します。ビニールひももOKです。
洗濯してある古着・古布も回収します。ファスナーやボタンなどを外す必要はありません。ビニール袋に入れ、中身が何かわかるよう表記しておきましょう。

杉並区

可燃ごみ

生ごみ、ゴム製品、皮革製品、プラスチック製品(プラマークのないプラスチック)、汚れの取れないプラスチック製容器包装、剪定した枝葉など。
ふた付き容器、中身の見える袋または杉並区推奨「黄色いごみ袋」で出します。

不燃ごみ

金属、刃物、ガラス製品、茶碗など陶磁器、小型の家電製品(最大辺30 cm以下)、汚れの取れないガラスびん、スプレー缶・カセットボンベ・ライター、電球・蛍光管、電子体温計・電子血圧計、アルミホイルなど。
ふた付きの容器や、中身が見える袋に入れて出します。
電球・蛍光管、傘は30cmを超えるものでも不燃ごみに出すことができます。

ゴミ分別

資源ごみ

プラスチック製容器包装(ボトル、カップ、パック、袋、フィルム類、食品用トレイ、緩衝材、キャップ、ラベル)

簡単に汚れを落とし、ふた付き容器、中身の見える袋に入れて出します。

びん(飲食料用、化粧品用)

中をさっとすすいで、ふたを外し、黄色い専用コンテナに入れます。
飲食料用・化粧品以外のびん、農薬の空きびん、割れたびん、食用油のびん 、マニキュアのびんなど汚れの落ちないものは不燃ごみへ。

缶(飲食料用)

スプレー缶・カセットボンベや、汚れが落ちない油や塗料の缶は不燃ごみへ。

古紙(新聞紙、雑誌・書籍・雑がみ、段ボール、紙パック)

リサイクル工程が違うため、種類ごとに分けて出します。

ペットボトル

キャップとラベルを外し、中をすすいでから潰して出します。

練馬区

可燃ごみ

生ごみ、木の枝・草花、ビデオテープ、CD、DVD、プラスチック製品、汚れの落ちない容器包装プラスチック、古紙に出せない紙類、ゴム製品、保冷剤・乾燥剤、皮革製品、ビニール・ラップ、紙おむつ・生理用品、花火・マッチ
ふた付きのごみ容器または透明度の高い袋に入れて出します。

不燃ごみ

金属類(使い捨てカイロ含む)、ガラス類、陶器類、アルミホイル、傘、30cm角以下の小型家電製品、蛍光管・電球、電子体温計・電子血圧計、刃物類、使い切ったガスライター・スプレー缶・カセット式ガスボンベ

ふた付きのごみ容器または透明度の高い袋に入れて出します。
金属類のうち、鍋、やかん、フライパンは資源として拠点回収しています。

蛍光管・電球は、購入時の箱に入れるか、新聞紙に包み、他のごみとは別の袋で出します。
刃物類は、厚紙などで包み「キケン」と表示しておきます。
使い切ったガスライター・スプレー缶・カセット式ガスボンベは、他の不燃ごみとは分け、別の袋で出しましょう。

資源ごみ

容器包装プラスチック

「プラマーク」の付いているものが対象です。
ボトル類、トレイ類、カップ類、パック類、袋・フィルム・ラベル類、発泡スチロール・緩衝材、キャップ類
軽くすすいでから中身の見える袋に入れて出します。袋を二重にしてはいけません。

ゴミ分別

古紙

新聞紙、ダンボール、紙パック、雑誌・書籍・パンフレット、雑がみ
種類別に分け、ひもでしばって出します。
ダンボールは必ず畳んでおきます。
紙パックはすすいで乾かし、切り開きます。アルミ付きも出せます。区立施設にも回収ボックスが設置されています。
窓つき封筒やティッシュの箱は、ビニールなどを外します。

ペットボトル

「ペットボトル識別表示マーク」の付いているものが対象です。キャップとラベルは外し、容器プラスチック回収へ。軽くすすいで水をきり、軽く潰して青色の回収袋へ入れます。

乾電池

区立施設の回収ボックスに入れます。ただし、小型充電式電池(ニカド電池など)、ボタン電池、リチウムコイン電池は回収していません。

小型家電

携帯電話、携帯音楽プレーヤー、携帯ゲーム機器、デジタルカメラ、ポータブルビデオカメラ、ポータブルカーナビ、電子辞書、卓上計算機、ACアダプターの9品目は、区立施設に設置されている回収ボックスに入れましょう。
携帯電話などに含まれる個人情報は、施錠保管や破砕処理などにより適切に管理されていますが、出す前に、自分でも個人情報を消去しておきましょう。

各区の詳しい分類方法や出し方は、ホームページや役所の窓口で確認してください。各区の窓口では、ごみの分別や出し方についてのパンフレットももらえます。ぜひ参考にして、正しくごみを処分しましょう。

この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家

氏名:新家 喜夫

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。