ごみの処分の方法は、それぞれの地域で大きく違うことはありませんが、よく見ると、分別の仕方が違っていたり、出し方が異なっていたりすることがあります。
異素材が混じっていると、分別に大きな手間と時間がかかるため処分場がパンク状態になったり、ひどい場合は処分場の設備が壊れたりするというような事態も起きています。
スムーズなごみ処理のため、居住地域のごみ処分ルールをしっかり把握しておきましょう。
目次
大阪市
普通ごみ
普通ごみは、最大の辺または径が30cm以内のもの、あるいは、棒状で1m以内のもの。中身の見えるごみ袋に入れて収集日の朝9時までに出します。
資源ごみ
缶、びん、ペットボトル、金属製の生活用品及びスプレー缶・カセットボンベ類です。
空き缶・空きびん・ペットボトル・金属製の生活用品を一つにまとめ、スプレー缶・カセットボンベ類は別の袋で、中身の見えるごみ袋に入れて収集日の午前9時までに出します。
缶、びん、ペットボトルは中身を出し、さっと水洗いしてから出しましょう。
なべ・灰皿・アルミ箔などの金属製の生活用品には、直径または最大の辺が30cm以下のものが該当します。棒状のものは1mまで。
スプレー缶、カセットボンベ類の中身は使いきり、穴をあけずに中身の見える透明または半透明の袋に入れて、そのほかの資源ごみとは別の袋に入れて出します。
容器包装プラスチック
中身を出したり使ったりしたあと、不用となるプラスチック製の容器や包装です。プラマークが付いているボトル、トレイ、カップ、パック、ラップなど。中身は使い切り、汚れを洗ってから、中身の見えるごみ袋に入れて出します。
古紙・衣類
- 新聞・折り込みチラシ
- 段ボール
- 紙パック
- 雑誌
- その他の紙
- 衣類
の6つに分けて出します。
段ボールや雑誌などは、種類ごとに片手で持ち上げられる量を紐で束ねて出します。紙パックは水洗いして切り開き、乾かしてひもで束ねるか、中身の見えるごみ袋に入れます。
その他の紙は、窓付封筒のセロハン部分など異素材は外してから出しましょう。衣類は、洗濯し、乾かしてから中身の見えるごみ袋に入れて出します。
粗大ごみ
家庭の日常生活から出るごみで、最大の辺または径が30cmを超えるもの、あるいは棒状で1mを超えるものや、家庭の引越しや大掃除などで一時的に多量に出されるごみが対象です。
パソコン、スマートフォン、タブレット端末や電話で、粗大ごみ収集受付センターに事前に申し込みます。
大阪市では、スマートフォン用ごみ分別促進アプリ『さんあ〜る』を配布しています。ダウンロードは無料です。ごみの品目、出し方、収集日からエコイベントまで、ごみに関する様々な情報を知ることができます。
豊中市
可燃ごみ
台所ごみ、プラスチック製品、CD、DVDなど、ゴム製品、皮革製品、毛布・クッション、保冷剤・乾燥剤、花火・マッチ類、紙おむつ・生理用品、落ち葉・雑草、紙・布に出せない紙類。市指定のごみ袋に入れて出します。
不燃ごみ
調理器具類、ガラス・陶器・食器類、アルミホイル、刃物・金属製品類、体温計・血圧計、蛍光管・電球、小型家電製品、筒型乾電池、電気コード、ライター、割れたガラスビン、汚れが落ちないガラスビンや空き缶、乳白色のビン。
刃物や割れ物、蛍光管などは厚手の紙に包み「キケン」などと表示しておきます。ライターは必ず使い切ってから出します。
プラスチック製容器包装
ボトル類、カップ類、パック類、トレイ類、袋・外装フィルム、キャップ・ラベル、果物のネット、発泡スチロール、薬のシートなどで、プラマークの付いているものが対象です。必ず中身を使い切り、軽く水ですすぐか拭き取るなどして汚れを除き、市指定のごみ袋に入れて出します。その際、袋を二重にするのは厳禁です。
空き缶・危険ごみ
スチール缶、アルミ缶、お菓子の缶、缶詰め、スプレー缶、カセットボンベ、ガスカートリッジなど。
飲料用や缶詰の空き缶は、水で軽くすすいでから。スプレー缶は必ず中身を使いきり、穴を開けずに出します。
ペットボトル
処分方法は「拠点回収」と「行政回収」の2通りがあります。
基本的には、公共施設やスーパーの店頭などで行っている「拠点回収」を利用します。拠点に持っていくことができない場合は市の収集日に出します。
キャップとラベルを外し、中を軽くすすいでから潰して出します。市の収集に出す場合は、市指定のごみ袋に入れて出します。
ガラスビン
飲料用、食用油、食料用、化粧品、調味料用、薬のガラスビン。ふたを外し、中を軽くすすいで専用の回収容器に直接入れます。専用回収容器がない場合は、4週間に1回の不燃ごみの日に出します。
紙・布
新聞、雑誌、段ボール、飲料用紙パック、雑がみ、古着や不要になったタオル、シーツなど。
紙類は種類ごとに分けて紐で束ねます。紙パックは洗って切り開き、乾かしてから出します。雑がみは、紙袋や市指定ごみ袋に入れたり、封筒や紙箱に入れてひもでくくっておきます。
粗大ごみ
最大の辺または径が30cm以上の電気機械器具、市指定ごみ袋に入らない大きなものが対象です。
電話やスマートフォン、パソコン、携帯などから粗大ごみ受付センターに申し込みます。品目ごとに定められた処理手数料分の粗大ごみ処理券を、市内の郵便局やコンビニなどで購入し、申し込んだ品目に貼って出します。
一度に申し込めるのは5点まで。
臨時ごみ
引越しや片付けなどに伴って多量にごみを出すとき、落ち葉や葉刈り、雑草などを市指定ごみ袋で4袋以上出すとき、粗大ごみを1回に6点以上出すとき、決まった収集日以外に収集を希望するときは、事前に粗大ごみ受付センターへ申し込みます。
申込みは、収集日の3ヵ月前から3日前まで。
池田市
燃えるごみ
生ごみ、紙屑。プラスチック類、衣類・履物類、刃物・針、使い捨てカイロ、貝殻、保冷剤など。黄色の指定袋に入れて出します。
燃えないごみ
家電4製品を除く電気製品、陶器・ガラス類。緑色の指定袋に入れて出します。
空き缶・空きびん
スチール缶・アルミ缶、スプレー缶、缶詰、お菓子の缶、飲料や調味料の空きびんなど。ポリバケツやかごなどの容器に入れて出します。
紙パック・新聞・本・雑誌・ダンボール
新聞・本・雑誌・段ボールは30cm程度の厚さに、紙パックは20枚程度をひもなどでしばって出します。
ペットボトル
ポリバケツやかごなどの容器に入れて出します。キャップとラベルは外して燃えるごみへ。
トレイ
食品用トレイ、発泡スチロールの緩衝材、カップ・パック類、容器類や中敷、ペットボトル以外のボトルが対象です。透明または半透明の指定袋以外の袋に入れて出します。
粗大ごみ
池田市では粗大ごみは申し込み制ではなく、収集日が決まっています。燃えないごみ用の緑色の指定袋に入らない大きさのものが粗大ごみとなり、1枚300円の処理券を貼って出します。
タンスや椅子などの家具類、布団・マットレス、自転車やスキー用具など。長辺が1.5mまでのものは処理券1枚、3mまでは2枚必要です。
箕面市
燃えるごみ
生ごみ、紙・プラスチック・布・皮・木・ゴムなどでできたものが対象です。市指定の「燃えるごみ専用袋」に入れて出します。
新聞・雑誌・段ボール・牛乳パックなども出せますが、ごみの減量と資源化のため、できるだけ地域の集団回収や市のキャラバン回収に出しましょう。
一度の量の制限はありませんが、引っ越し・大掃除・イベントなどで日常生活の範囲を超えて多量に出すときは「臨時の収集」を申し込みましょう。
不燃ごみ
陶器、ガラス類、金属製品、電球、化粧品など食用品以外の空きびん、お菓子など大きな空きかん、折りたたみ傘など。
市指定の「燃えないごみ専用袋」に入れて出します。一度の収集につき2袋まで。
空きかん
アルミかん、スチールかん、かんづめのかんなど、幅と厚さが15cm以下、長さ20cm以下の資源化できるものが対象です。
中身を捨て、軽く水洗いします。「かご型容器」を各自で用意し、かんだけを直接入れて出します。袋には入れません。
空きびん
食料・飲料用のびんで、資源化できるものが対象です。
中身を捨て、軽く水洗いします。「かご型容器」を各自で用意し、びんだけを直接入れて出します。
ペットボトル
ペットボトルのリサイクルマークが付いたもの。
キャップとラベルを外し、中身を捨て、軽く水洗いします。「かご型容器」を各自で用意し、ペットボトルだけを直接入れて出します。
多い時は潰してOKです。また、スーパーや公共施設などに設置された回収ボックスに出すこともできます。
危険ごみ
蛍光灯、乾電池、水銀を使用した体温計、ライター、カセット式ガスボンベ、スプレー缶など。
蛍光灯は、購入時の箱に入れるか、新聞紙などで包みましょう。乾電池・体温計は透明な袋に入れます。他のものはいれてはいけません。ライターも、ライターのみを透明な袋に入れて出します。
カセット式ガスボンベやスプレー缶は、中身を使い切っていなくてもOKです。穴も開けません。「かご型容器」を各自で用意し、カセット式ガスボンベ・スプレー缶だけを直接入れて出します。
大型ごみ
タンス、椅子、テーブル、カーペット、ふとん、自転車など、市指定袋に入らない大きさで、長辺3mまでの持ち運べるもの。
大型ごみを出すには「大型ごみ処理券」が必要です。一番長い部分を測り、1.5m未満のものは処理券1枚、1.5m以上3m未満のものは処理券2枚を貼ります。一度の収集につき出せるのは1個までです。
豊能郡豊能町
可燃ごみ(燃やすしかないごみ)
生ごみ、プラマークのついていないプラスチック製品、革製品、ゴム製品、紙おむつ、ビデオ・カセットテープ・CD、落ち葉・草・花類などが対象です。
45リットル以下の透明または乳白色の半透明袋に入れ、口をしばって出します。
不燃ごみ
ライター、一斗缶、刃物類、小型電気製品、ガラス製品・電球、陶磁器類で、最大辺が40cm以下のものです。
45リットル以下の透明または乳白色の半透明袋に入れ、口をしばって出します。
刃物などは紙に包み、「危険」と書いて出します。
紙・布類
新聞、雑誌・書籍類、ダンボール、紙パック、その他資源化できる紙類。
種類ごとに分け、紐で十字にしばって出します。紙の箱は開いておきます。
布類は、古着、タオル・ハンカチ、毛布・シーツ・カーテンなど。
45リットル以下の透明または乳白色の半透明袋に入れ、口をしばって出します。
空きびん
飲料・食料用のびん、化粧品のびん、薬のびん。
ふたを外し、中身をあけ、軽くすすぎます。袋には入れず「無色びん」「茶色びん」「その他の色のびん」に分けて出します。
空きカン
飲料・食料用のカン、スプレーカン、カセットボンベが対象です。
中身を使いきり、軽くすすぎます。スプレーカンやガスボンベに穴を開ける必要はありません。
45リットル以下の透明または乳白色の半透明袋に入れ、口をしばって出します。
ペットボトル
飲料、調味料用の、ペットボトルマークのついているもの。
キャップ・ラベルを外し、中を軽く洗って出します。ステーション回収の場合は備え付けのネットへ入れます。戸別収集の場合はカゴに直接入れて出します。いずれも袋には入れません。
容器包装プラスチック類
食品用トレイ、パック、カップ、袋、シャンプーなどのボトル、発泡スチロール、ラップ、ふた・キャップ類です。
中身を出し、軽く洗ってから、45リットル以下の透明または乳白色の半透明袋に入れ、口をしばって出します。
有害ごみ
筒型乾電池、蛍光灯・電球型蛍光灯、水銀式体温計・温度計・湿度計が対象です。
品目ごとに分けて、45リットル以下の透明または乳白色の半透明袋に入れ、口をしばって出します。
破損防止のため、蛍光灯は購入時のケースなどに入れてから出します。割れたものは紙などに包み「危険」と表示しましょう。
粗大ごみ
家具や電化製品など、最大辺の長さが40cm以上のもの。折りたたむなどして45リットル以下の袋に入る場合は、素材により「可燃ごみ」または「不燃ごみ」となります。
事前に環境課へ電話で申し込むと、収集日、料金のお知らせがきます。粗大ごみ処理券取扱所で処理券を購入し、出したいものに貼って、指定日に出します。
豊能郡能勢町
可燃ごみ
生ごみ・紙くず・紙おむつ、木片・落ち葉・枝類、ゴム・プラスチック・革製品、ビデオ・カセットテープ・おもちゃなど。
45リットル以下の透明または半透明の袋に入れ、「生ごみ類(可燃)」処理券を1袋に1枚貼って出します。
不燃ごみ
陶器・ガラス・電球類、食器・調理器具類、小型の電化製品、金属類を含むものなど、材質の全部または一部が金属かガラス、陶器などの不燃物で、縦・横・高さのいずれもが40cm未満の大きさのものが対象です。
レジ袋や45リットルの透明または半透明のごみ袋の半分に収まるようにし、「不燃ごみ」の処理券を1袋に1枚貼って出します。
容器包装プラスチック
ポリ袋・ラップ類、カップ・パック類、ボトル・キャップ類、トレイ・発泡スチロール、果物のネットなど。
中身や異物を取り除き、軽く水洗いして45リットル以下の透明または半透明の袋に入れて出します。
ペットボトル
ペットボトルのマークが付いているものが対象です。
キャップやラベルを外し、中身をよく洗って、45リットル以下の透明または半透明の袋に入れて出します。
カン
飲料・食料用のカン、スプレーカン、カセットボンベなど。
中身を出して洗い、45リットル以下の透明または半透明の袋に入れて出します。かさばる場合は軽くつぶしましょう。大きなカンは25cm以下につぶします。
ビン
飲料・調味料・食料用ビン、医薬品・化粧品用ビン。
中身や異物を取り除き、サッと水洗いします。ごみステーションに設置してある専用コンテナに、透明、茶色、その他の色に分けて直接入れます。
紙類・布類
紙類は、新聞・チラシ、雑誌、段ボール、紙パック、その他の紙類。種類別にまとめて、紐でしばって出します。
布類は、衣類、カーテン、タオル、シーツ、毛布などです。一度洗濯し、乾燥してから、ポリ袋か段ボール箱に入れて出しましょう。
有害ごみ
蛍光灯、水銀体温計、筒型乾電池です。
蛍光灯は購入時の包装や新聞紙などで包みます。それぞれの品目別に、透明の袋に入れて出しましょう。割れた蛍光灯は紙などで包んで「不燃ごみ」へ。
粗大ごみ
電化製品・自転車、家具・寝具類、大型遊具など、40cm以上の大きさのものが対象です。
収集日前月の1日〜20日までの間に申し込みをします。
収集当日、「粗大ごみ」の処理券を1つにつき1枚貼って出します。いずれかの辺が1.5mを超えるものは、処理券が2枚必要です。