生前準備

終活を見据えたお片付け、今から始めておこう

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和食、アニメ等のカルチャー、武道など、日本の文化は世界で大人気のようです。
日本人独特の考え方や精神が「クールである」とされ、言葉ごと取り入れられることも。
ノーベル平和賞を受賞したケニアの環境保護活動家、ワンガリ・マータイさんによって広められた「モッタイナイ」は記憶に新しいところでしょう。
最近では「コンドウ」という言葉が知られているとか。
これ、実は「片付け」という意味なのです!
片付けコンサルタントの近藤麻理恵さんの片付け方がアメリカやイギリスで反響を呼んだことが理由で広まったそうです。
近藤さんの考え方は「片づけは、自分の内面を見つめ、自分の価値観を知ること。そして、キャリアや人間関係など人生における全ての選択において大きな変革をもたらす」というもの。
つまり、片付けをすることで人生が変わるというのです。
この精神は、人生の最期を見つめる終活にも通じる考え方です。
今回は、より良い将来を見つめ、就活を見据えた片付けについて見ていきましょう。

終活を見据えた片付け

片付けのメリットとは?

終活の片付けのメリット

やった方がいいとは分かっているし、やらなくちゃと思いながらなかなか始められないのが片付けです。
これまでの暮らしとこれからの生き方を見つめる「終活を見据えた片付け」には、どのようなメリットがあるのか見てみましょう。

ムダを減らせる

片付けをすると、自分の持っているものをきちんと把握できるようになります。
次々とものが増えるうちに、何をどこにしまったか分からなくなり、必要なときに必要なものが見つからず困ったことはありませんか?
「絶対、どこかにあるはずなのに」と思いながら、仕方なくまた同じものを買って、結局ものが増えてしまうといった経験がある人も多いのでは。
必要なものだけを残して、無駄なものを片付けましょう。
無駄なものに振り回されることがなくなれば、無駄な時間やお金を使うことが無くなります。

心の整理ができる

何か持ち物を手に取ってみましょう。
どんな思い出が浮かんできますか?
良い思い出のあるものは取っておき、そうでないものは処分しましょう。
この作業を繰り返していくと、ものだけでなく、心の中もスッキリと整理されていきます。
片付けの極意は、納得した上で整理・処分を決めることです。
慌てずコツコツと取り組んでいく内に、過去やものへの執着から解放され、新たな一歩を踏み出すことができます。

健康的な生活を送れるようになる

ムダなものが多い家は、風通しが悪くなります。
風通しが良くないとカビや菌が繁殖しやすくなり、病気を引き起こすきっかけにもなります。
また、部屋の中が乱雑だと、ものにつまづいたり何かを取ろうとして転んだり、怪我をするリスクも高くなります。
整理整頓された家は清潔で風通しが良く、健康的で快適な生活を送れます。
長生きの秘訣とも言えるかもしれません。
更に、家も傷みにくくなりますよ。

死後、家族の負担が軽くなる

遺品整理をしてみると、量の多さに驚く人は少なくありません。
多くの場合、遺品や遺産の処分は残された家族がすることになりますが、あまりに大量の遺品を整理するのは体力的にも時間的にも大きな負担となってしまいます。

また、ものが多ければ多い程、家族は要・不要の判断をたくさんしなくてはなりません。
遺産相続がある場合、納税の申告期限があるため遺品整理はある程度急がなくてはなりませんが、ものの整理ができていないと、死後の手続きが滞る可能性も出てきます。
残された家族に負担をかけないためにも、普段から整理整頓をしておきたいもの。
適切な身辺整理は死後の準備にもなり、ひいては遺族間での相続トラブルを防ぐことにも繋がります。

「終活を見据えた片付け」は、いつ頃から始める?

終活を見据えた片付けのタイミング

終活は、いつから始める、何歳から行うといったルールはありません。
思い立ったらすぐに始めましょう。
また、人生の節目となるタイミングで終活を考えたり、始めたりするのもよいでしょう。

定年退職を迎えたとき

人生の内でも大きな節目となるのは、定年を迎え仕事から離れたときではないでしょうか。
退職すると、生活スタイルが大きく変わり自由に使える時間が飛躍的に増えます。
また、定年退職は人生の後半に差しかかった自分自身と向き合い、将来の生活について考える契機でもあります。
その為これからの人生や終活について考えると同時に、片付けを始める良いタイミングと言えるでしょう。

結婚・出産時

結婚・出産などライフステージが変化したときも、片付けを始めるよいタイミングです。
家族が増えると、自分に万が一が起きたときのことを考えることも増えます。
また、親の介護などについても考えるきっかけにもなるでしょう。
まだ若いからこそ、片付けを始めやすいですし、親の終活をサポートすることもできるのです。

家族や友人を亡くしたとき

家族や友人など、身近な人が亡くなったときも終活を意識する機会です。
身近な人の最期を目の当たりにすると、自分自身のこと、家族のことを改めて考える人が多いのではないでしょうか。
改めて家族の大切さを感じ、自分の将来を考えることによって、未来を見据えた片付けを始めるきっかけとなります。

気力・体力が充実しているとき

片付けには、時間も体力も必要です。
そのため、高齢になって足腰が弱くなったり、持病が悪化したりする前に始めておくのが理想です。
50代~60代といった、できるだけ早い時期に始めるのがお勧めです。
もちろん、20代、30代でも構いません。
身体が動くうちに終活を考えることは、自分自身をより大切にし、充実した生活を送ることにつながります。

上手な片付けのポイントは?

終活の片付けのポイント

終活を見据えた片付けは、慌てることはありません。
要不要は落ち着いて判断し、ゆっくり進めていきましょう。
そこで、上手に片付けをしていくためのポイントをご紹介します。

思い入れが少ないものから始める

片付けは、あまり感情が入っていないものから始めましょう。
最初に思い出深いものや思い入れの強いものから始めると、つい思い出に浸ってしまったり、悩みすぎてしまったりしがちです。
結局、何も捨てられないことになり、挫折しやすくなってしまいます。
まずは、明らかな不用品から処分していきましょう。

現在使っていないものから処分する

家にあるものを全て出して片付けるのは大きな負担になります。
まだ若くても、大量のものを一気に片付けるのは、体力的・気力的に難しいもの。
まずは、いろいろあるものの中から不用品を抜き取って処分しましょう。
こうすると、全体的には片付いているように見えなくても、ものの絶対量を減らすことができるので、その後の片付けが楽になっていきます。

不用品の行く先を決める

選択した不用品は、どのように処分しますか?
ただ捨ててしまうには、なんとなく罪悪感を感じる人もいるかもしれません。特に高齢になるほど、この傾向は強いようです。
そこで、不用品をただ捨ててしまうのではなく、まだ使えるものは必要な人に譲る、売却する、寄付するなどの方法で、使ってくれる人を見つけましょう。
自分にとっては不要なものでも、どこかで誰かが大切に使ってくれればうれしいですよね。

遺される人の立場に立つ

自分の死後、後片付けをしてくれるのは誰でしょうか。
一般的に、遺品整理屋片付けは配偶者や子どもなど遺族がすることがほとんどです。
そこで、家の中を見るとき「ここを、自分以外が片付けることになったら・・・」と考えてみましょう。
片付ける人の立場になって考えると「こんなことはさせては申し訳ない」と思うことも多いはずです。
また、人によっては人に理解されにくい趣味を持つ人もいるかもしれません。日記など、家族であっても見られたくないものもあるかもしれません。
そういったものは、家族の目に触れないように自分で処分したいもの。
できるだけ負担をかけないようにと考えて片付けをしましょう。

片付けしていることを周知する

終活に向けた片付けを始めたら、家族や周りの人に片付けをしていることや、その理由を伝えておきましょう。
こうすれば、不要なものをもらって、またものが増えてしまうことが少なくなります。
また、人にあげたいものがあれば、受け取ってもらえるか聞いてみるのもいいですね。
ただし、相手が義理で仕方なく受け取ることがないように、礼節を保って打診しましょう。

ときどき見直す

自分も家族も、時間が経てば気持ちや状況が変わっていきます。
大切だと思っていたものも、時間を経るとそれほどでもなくなることもあるものです。
そこで、ときどき家の中の見直しをしましょう。
例えば1年に1回でも構いませんし、思い立ったときでも構いません。
このように見直しをすることで、再び家が散らかることがなくなります。

まとめ

終活のための片付け

死後の片付けをゼロにするのは不可能ですが、できるだけ家族に負担がかからないようにしたいもの。
また、早くから片付けをすることは、残りの人生を見つめ、良い充実した人生を送ることにつながります。
終活で最も始めやすいのは片付けです。
自分のため、そして家族のために、片付けを始めてみてはいかがでしょうか。

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