壊れた扇風機のおすすめ処分方法まとめ

壊れた扇風機のおすすめ処分方法まとめ

もうすぐ夏! というわけで、押し入れにしまっていた扇風機を出そうかなと思っている人もいるのではないでしょうか。
エアコン嫌いの人には必須アイテムですし、エアコンをそのまま使うよりも、空気を回したほうが効率よく部屋を冷やすことができるので、サーキュレーターのように使う人も多いようです。
でも、しばらくぶりに出してみたら劣化していて、使えなかった・・・ということも。
捨てるしかなくなってしまった扇風機。
ふと考えてみると、どうやって処分すればよいのでしょうか。
今回は、壊れた扇風機の処分方法について見ていきましょう。

扇風機は何ごみ?〜自治体の収集に出すには

なんとなく古いイメージのある扇風機ですが、実は進化しており、毎年、新製品が発売されています。
扇風機は、こまめに掃除していると長く使うことができますが、故障してしまったり、表示されている耐用年数が過ぎたりすると、処分を考える人も多いでしょう。
扇風機には、さまざまなサイズのものがあります。
それぞれの捨て方を見てみましょう。

小さい扇風機

卓上に取り付けられるような小さいものや、ハンディタイプの扇風機は、燃えないごみ・不燃ごみとして捨てることができます。
自治体で指定されている収集日に、そのまま出してOKです。
ただし、乾電池を使用する機種は、乾電池を抜いてから出しましょう。
抜いた乾電池は自治体のルールに従って捨ててください。

大きい扇風機

床置きなど大きいサイズの扇風機は、基本的には粗大ごみとして捨てます。
粗大ごみを出すときは、地域の粗大ごみ受付センターなどに電話し、捨てたいものを伝えます。
すると、料金と収集日を教えてくれるので、コンビニなどで料金分の粗大ごみ券を購入し、捨てたい扇風機に添付して収集日に指定の場所に出しましょう。
処理料金は、自治体にもよりますが、300円〜1000円ほどです。

大きいものは、分解すれば燃えないごみに出せるんじゃない? と考える人もいるかもしれません。
ごみの分別方法は地域によって異なるため、一部の地域では扇風機を分解して不燃ごみに出すことができるところもあるようです。
しかし、扇風機は、ほとんどの地域で粗大ごみに分別されているので、分解する前に必ず確認しておきましょう。

また、分解が意外と難しい扇風機もあります。
昔ながらのリビング扇風機なら簡単に解体できますが、タワー扇風機や羽なしタイプなどはかなり難しいのでお勧めできません。
このような扇風機は、粗大ごみとして捨てましょう。

電気店に持ち込む

家電量販店では、不要になった小物家電の回収サービスを行っています。
自分でお店まで持っていく必要がありますが、確実に正しく処分・リサイクルしてもらえるので安心です。
料金は店舗によって異なりますが、500円〜1000円前後で引き取ってもらえ、壊れているものでも引き取ってもらえます。
自分のタイミングで持ち込めるので、粗大ごみの回収日に都合をつけにくい人にお勧めです。

また、扇風機を買い換える予定があるなら、下取りしてもらいましょう。
新しい扇風機をお得に買えることもありますので、利用しましょう。
これらのサービスは、店舗によって料金やサービス内容が異なります。
事前に問い合わせ、確認しておきましょう。

不用品回収業者に依頼する

時間がなく、早く片付けたい人は、不用品回収業者に引き取ってもらいましょう。
自分の都合の良い日時を指定でき、最速で翌日引き取ってもらうことも可能です。
不用品回収業者は自宅まで引き取りに来てくれるので、自分で持ち運ぶ必要がありません。
料金はだいたい2000円~5000円ほどが相場のようです。
不用品回収業者であれば、扇風機以外のものも一緒に引き取ってもらえます。
また、一定量の不用品を固定費で扱ってくれる定額パックを設定しているところもあるので、処分したい不用品が多い場合は利用するとよいでしょう。

ただし、不用品回収業者の中には、残念ながら悪質な業者もあります。
特に「無料」をうたい、街を流している業者には注意しましょう。
「無料」という言葉で引き寄せておいて、実はさまざまな名目をつけて高額の料金を払わせようとするのです。
不用品回収業者に依頼する場合は追加料金がかからないかどうか、きちんと確認しておきましょう。
また、悪質な業者は、不法投棄などをしていることもあります。
不法投棄から依頼者の名前がわかると、依頼者が罰せられるケースがあります。注意しましょう。

悪質業者に引っかからないためには、まずはインターネットで検索しましょう。
さまざまな業者がホームページを公開しています。
その中で、

  • 料金を明確にしているかどうか
  • 一般家庭から出た家具や家電、ごみなどを回収するのに必要な「一般廃棄物収集運搬業の許可」を持っているかどうか
  • ホームページに会社の固定電話が公開されているかどうか

などをチェックしましょう。
社屋やホームページを持たず、作業内容や料金をきちんと公開していない業者は怪しいと思ったほうがよいでしょう。

遺品整理業者に依頼する

遺品整理業者に遺品整理を依頼した場合、不要なものは全て引き取ってもらうことができます。
もちろん扇風機もOKで、運搬から処分まで、全て任せられます。
遺品整理作業の中に含まれるので、扇風機のみの料金がかかることはありません。
また、古物商の許可を持っている業者もあるので、扇風機がまだ使える状態であれば、買い取ってもらえる可能性もあります。

さらに、不用品とはいえ、故人の愛用品を処分してしまうのがしのびないという場合は、供養サービスを行っているところもあります。
自宅に僧侶を呼んでお経をあげてもらったり、提携の寺院に不用品を運美、ほかの人の遺品と合同で供養してもらうなどのサービスがあります。
遺品整理を依頼するなら、契約の際に確認するとよいでしょう。

売却する

扇風機が、まだ使える、きれいな状態であれば、捨てるのではなく、売る方法もあります。

リサイクルショップで売る

近所にリサイクルショップがあれば、持ち込んでみましょう。
お店によって買い取り価格は異なりますが、基本的には新しいほど、また有名メーカーの品であるほど高く買い取ってもらえます。
扇風機なら、東芝やパナソニック、三菱電機、シャープといった国内の大手メーカーの製品や、ダイソンのような日本でも知名度の高い海外ブランドなどが買い取ってもらいやすいようです。
有名メーカーの優良品なら、よほど破損や故障がひどくなければ、大抵の場合買い取ってもらえる可能性が高くなります。

有名メーカー品でない場合は、

  • 製造5年程度
  • 汚れがなく、壊れていない
  • リモコンなどの付属品を紛失していない

などの条件を満たしていれば、売れる可能性は高くなります。

また、お店によっては、店頭買い取りのほか、出張買い取りや宅配買い取りを行っているところもあります。
最近では、商品をアプリから登録するとお店から査定額が届き、納得がいったら家から発送するというサービスもあります。
どのようなサービスが利用できるか、事前に問い合わせてみましょう。

インターネットで売る

インターネットオークションや、フリマアプリで出品する方法もあります。

インターネットオークションは、多くの人が入札してくれれば、思いもかけない高値で売れることがあります。
ただし、売れるまでには時間がかかることがあります。

フリマアプリは、自分で希望価格をつけることができるので、納得のいく価格で売ることができます。
また、オークションより早く売れる傾向があるようです。

どちらも、スマートフォンやパソコンがあれば、簡単に出品することができます。
商品写真の撮影や、説明文を書く、梱包や発送などの手間はかかりますが、リサイクルショップよりも高く売れる可能性があります。

高く売るためのコツは、汚れがなく、付属品もしっかり揃った美品であること。
写真を撮る前に、軽く汚れを落としておくのがおすすめです。
インターネットでも、国内外の有名メーカーのものは高く売れます。
ダイソンなど元が高価な商品は、10000円〜30000円前後の価格をつけても売れるようです。
取り扱い説明書もある方が高く売れます。出品前に揃えておきましょう。

まとめ

扇風機の処分には、自治体での処分、販売店での回収、業者に依頼、売却などさまざまな方法があります。
自分に合った方法で処分しましょう。
業者に依頼する場合は、回収に必要な資格を持っていたり、料金を明確にするなど、優良な業者を選びましょう。
今年も夏が来ます。
古いものは処分して買い換えるなど、暑さ対策万全で夏を迎えましょう。

この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家

氏名:新家 喜夫

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。