「お金がないからゴミ屋敷を片付けられない、でも何とかしたい…」
「亡くなった親の家がゴミ屋敷になっていた、急な出費にどうしたらいい?」
「ゴミ屋敷をどうにかして業者に安く片付けてもらいたい」
「安さを推しているゴミ屋敷清掃業者は沢山あるけど…どうやって選んだらいい?」
足の踏み場もないほどに敷き詰められたゴミや不用品。
置く場所がなくなってくるとゴミの上にゴミを重ねていき、やがてはゴミの山となります。
こういった状態を一般的にはゴミ屋敷と呼んでいますが、こうしたゴミ屋敷の清掃を業者に依頼すると、何十万円と大きな費用がかかることになります。
まとまったお金を持っていない、でもゴミ屋敷を片付けたいと考える人は多いでしょう。
ここでは、できるだけお金を掛けずにゴミ屋敷を片付ける方法について解説します。
目次
お金がないからって放置は危険!ゴミ屋敷のデメリットとリスク
ゴミ屋敷ではあるけれど、何とか生活できているから「このまま我慢して暮らすかな」などと考えているのなら、それは危険な思考です。
ゴミ屋敷で暮らすことはデメリットとリスクしかありません。
一度自身を振り返ってみて、心当たりがないか確認してください。
健康被害のおそれ
ゴミ屋敷は不衛生な環境であることから、埃とダニ、カビで溢れています。
それらは喘息やアレルギー症状を発症する原因にもなりますし、虫刺されの原因にもなります。
そしてそのような環境下で食事をするとなると、埃と共に空中に漂っている細菌やウイルスが食べものに付着することによって口腔内に侵入し、食中毒を起こすこともあるのです。
精神面への悪影響
ゴミ屋敷になる原因の1つとして鬱病が挙げられますが、そのままゴミ屋敷で暮らすことが鬱病を更に深刻化させます。
鬱病の原因は正確にはよく分かっていません。
しかし、精神的なストレスや身体的ストレスが指摘される場合が多いです。
落ち込んだ気持ちのまま不快な環境に居続けることは、更なるストレスになることでしょう。
害虫・害獣の棲み処になる
生ごみや食べこぼし、使用済みの食器を放置しておくことはゴキブリやダニ、ねずみなどの害虫や害獣を呼び寄せることに繋がります。
そのまま害虫や害獣が棲みつけば、死骸もその場に残ることになり、そこからハエや蛆(ウジ)が湧く可能性もあるのです。
火事の危険性
ゴミ屋敷は一般的な住居に比べて火災が起こる可能性が高く、発生した火災は大規模になる傾向にあります。
その理由としては以下の項目が当てはまります。
- 埃が積もることによるトラッキング火災を起こしやすい
- 燃えやすいゴミが密集している
- 火種が燃え移りやすい
- 火種が出ても気付きにくい
- 入口や動線にゴミが蓄積されているため、消防の手が入りにくい
近隣住民とのトラブル
生ごみや食べ物を放置することで腐敗が進み、そのうち腐敗臭が臭ってくるようになるでしょう。
そうなれば近所にも臭いは漂い、それが原因でクレームに繋がります。
害虫に関しても近所にまで飛散して繁殖するようになったら、更なるトラブルになることが想定されます。
賃貸なら原状回復工事の費用を請求される
常識的な範囲で賃貸物件を使用していた場合、退去時の原状回復工事の費用は敷金と相殺されることが一般的ですが、ゴミ屋敷となると話は別です。
原状回復工事に敷金を遥かに上回る金額となった場合は借主が、又、借主が死亡した場合はその相続人が費用を負担することになります。
ゴミ屋敷を業者に依頼した場合の費用相場
ゴミ屋敷専門業者によるゴミ屋敷の片付け費用は、住居周りの環境や室内の状況によって変わってきます。
以下の表はあくまで参考の数字になります。
間取り | 作業人数 | 作業時間 | 料金相場 |
---|---|---|---|
1DK | 1~2名 | 1~3時間 | 35,000円~80,000円 |
1LDK | 2~3名 | 2~4時間 | 50,000円~120,000円 |
2DK | 2~5名 | 3~8時間 | 90,000円~250,000円 |
2LDK | 3~6名 | 3~8時間 | 120,000円~300,000円 |
3DK | 3~7名 | 4~10時間 | 150,000円~400,000円 |
3LDK | 4~8名 | 5~12時間 | 170,000円~500,000円 |
4DK | 4~10名 | 6~15時間 | 180,000円~500,000円 |
4LDK | 4~10名 | 6~15時間 | 210,000円~700,000円 |
作業人数と作業時間が増える程、料金も上がります。
その他にも車両費や処分費など、業者によっては追加料金が発生することもあります。
また、特急料金や深夜料金、特殊清掃など、オプションを付ける場合もその分料金が加算されます。
少しでも安くゴミ屋敷を片付ける方法
お金を掛けて業者に頼る前に、少しでも費用を掛けずにゴミ屋敷を解消できる手段があるなら、その方法も取り入れましょう。
協力してくれる家族や親族、友人に依頼する
「一人暮らししていた親が亡くなった後の家の中がゴミ屋敷になっていた」
というのは珍しい話ではありません。
相続人だけでは手が付けられない場合は、家族や親族、友人に救援を要請して、一緒に片付けを手伝ってもらう方法を検討しましょう。
事情を知っている人が片付けをした方が、何が大事なもので何か不要なのか、判断しやすくなって作業が捗るかもしれません。
手伝ってくれた人への感謝とお礼は忘れずに行いましょう。
ゴミ屋敷条例がある自治体なら役所に相談
近年ゴミ屋敷が社会問題化している流れを汲んで、ゴミ屋敷対策に取り組む自治体が増えています。
一部の自治体では生活保護受給者など、経済的な理由からゴミ屋敷清掃業者を利用することができない場合に、行政が補助金を提供する制度があります。
補助金には上限がありますが、使える行政サービスがあるなら利用しない手はありません。
お住まいの自治体にそういった制度があるかどうかをまず調べて、自身のゴミ屋敷のケースが要件を満たしているようなら役所の相談窓口に問い合わせてみましょう。
少しでも費用を浮かせたいなら自力で片付けるべき理由
お金がなかったとしても、ゴミ屋敷のトラブルが表面化する前に何らかの手は打たなければいけません。
最終的にゴミ屋敷清掃業者に依頼する場合でも、片付けの作業時間が短くなればその分費用は浮いてきます。
また、業者と一緒に作業することを選べばスタッフの人件費もその分浮きます。
そういった理由から、自力で片付けをすることは費用を安くすることに繋がるのです。
まずは自ら第一歩を踏み出すことから始めましょう。
自力で片付ける場合の作業の流れ
少しでも片付け費用を浮かせるために自力で片付けを始める場合、費用が安くなるポイントを押さえて作業を進めていきましょう。
費用が安くなるポイントと併せて作業の流れをご紹介します。
片付け計画を立てる
やみくもに片付けをしても先が見えずに挫折してしまうことが殆どです。
賃貸で退去日が決まっている場合はそこから逆算して、いつまでに何をするか、検討を付けておきましょう。
居住地域によってはゴミ出しの日程が決まっていることがあるので、その場合は何曜日に何ゴミを捨てられるのかを確認して、そこから逆算して作業を始めましょう。
そうすることでまとめたゴミを保管しておく必要がなくなります。
回収するゴミの量が減ればゴミ屋敷清掃業者への費用も浮くことになるので、不要なものはどんどん捨てて物量を減らしていきましょう。
出入口付近から明らかに不要なものを捨てていく
出入り口付近にはまとめたゴミを置くようになるので、まずは出入口周りのゴミを拾っていきましょう。
要か不要か悩む時間はタイムロスになるので、とりあえず明らかにゴミ、または不要なものと判断できるものから手に取ってどんどんゴミ袋や段ボールなどに入れていきます。
分別は後で行えばいいので、まずはスペースを広げる事を念頭に置きましょう。
そこにスペースを設けて一旦はゴミや不用品の仮置き場として使います。
家や部屋の出入り口までの導線を確保
外にゴミを運び出せるようにするために導線を確保する必要があります。
作業員が部屋の奥まで辿り着けない程のゴミの山があると、導線を作るまでの時間が作業時間として換算されます。
玄関や廊下、ドア付近にあるゴミを一旦どけて道を作るようにゴミを処分しましょう。
分別して同じゴミの種類をまとめる
仮でまとめたゴミや不要なものも、お住まいの地域によっては細かい分別をする必要があります。
ゴミを少しでも家の中から出すためにも、一定量のゴミ・不用品がまとまったら分別作業に入りましょう。
スペースを作った出入り口付近で分別作業をすれば、分別したゴミをその場に置いておくことができます。
リーズナブルなゴミ屋敷清掃業者を選ぶ際のポイント
片付け料金が安いからと簡単に業者を決めてはいけません。
安さには理由があります。
そういった事情も踏まえながら、自身に合ったゴミ屋敷清掃業者を見つけるポイントをお教えします。
相見積もりは必ず取る
ゴミ屋敷清掃業者にも店舗によってサービス内容や条件が異なります。
気になっている業者が複数あった場合の相見積もりは、同じ条件下で比較するようにしましょう。
例えば現地を視察する業者もあれば、しない業者もありますし、基本料金内の内訳に含まれているサービス内容に差があることもあります。
このように条件がバラバラな状態で相見積もりを取って、その中から一番安い業者に依頼したとしても、あとから追加料金を請求されて結局費用が高くつく場合があるからです。
実績豊富な業者に依頼する
ゴミ屋敷清掃業者のサイトを除いてみると、過去の実績やお客様の声などが掲載されていることがあります。
やはり経験豊富な業者であるほどノウハウが蓄積されているため、どのような条件のゴミ屋敷でも効率よく片付けてくれることでしょう。
スタッフの人数にもよりますが、作業時間が短ければその分費用も浮きますので、実績が豊富な業者を選択することが望ましいです。
口コミや評判を確認する
ゴミ屋敷清掃業者のサイト内にお客様の声が多く書かれていたとしても、それはあくまでサイトの中だけでの話です。
片付けを依頼した後にトラブルにならない様、外部サイトのリアルな口コミも確認して、問題がない事業者なのかどうかを確認しましょう。
買取対応している業者を選ぶ
少しでも費用を浮かせるためには、不用品を売ってお金に変える方法が有効です。
フリマアプリで不用品を売る方法もありますが、ゴミ屋敷清掃業者の中には買取サービスを行っている業者もあり、買取可能な不用品があればその分を費用から差し引いてくれます。
買取・鑑定が得意な業者を見つけて、その中から選んでみましょう。
クレジットカード払いや分割払いができる業者を選ぶ
ゴミ屋敷清掃業者によってはクレジットカード払いや分割払いができる業者があります。
カード払いや分割払いで費用が安くなるわけではありませんが、カードで支払った場合はポイントが加算されるため、そのポイントを別の用途で使えますし、分割払いなら大金を用意しなくても済みます。
自身の経済状況と照らし合わせて検討してください。
繁忙期を避けて依頼する
ゴミ屋敷清掃業者は、同時に不用品回収も行っているところが多いです。
不用品回収の繁忙期は、引っ越しシーズンの2月~4月、そして大掃除の11月~12月あたりになります。
この時期は料金が高く設定されていたり、予約が取りづらくなることがよくあります。
また、一部の業者は繁忙期に臨時のアルバイトを雇うこともあり、サービスの品質が落ちる可能性があります。
料金を節約したい場合は、繁忙期を避けて利用することをおすすめします。
お金が無くてもゴミ屋敷からは脱出できる!無理のない範囲で業者に頼ろう
お金がないからといってゴミ屋敷を放置することは多くのデメリットとリスクがあることが分かりました。
お金を掛けずにできるゴミ屋敷清掃はいくつか方法があります。
自身の状況に合わせて、出来る範囲からこつこつと進めていきましょう。
ゴミ屋敷バスター七福神では、クレジットカード決済、バーコード決済など、様々な支払方法をご用意しています。
LINEで相談できるので、ゴミ屋敷について不安なことがあれば気軽にご相談ください。