コラムblog
足の踏み場もないほど、床中に敷き詰められ、高く積もったゴミ。
こうしたゴミ屋敷の清掃を業者に依頼すると、高額な作業料金がかかりことがあります。
ゴミの量によっては、ワンルームや1Kでも20万円前後、一軒家なら100万円を超すことも珍しくありません。
とはいえ、ゴミ屋敷を片付けたい方のなかには、お金がないという方もたくさんいるはずです。
今回はそんな方のために、お金のかからないゴミ屋敷の片付け方について解説していきます。
お金がない場合、ゴミ屋敷の片付け方は以下の2ステップです。
まずは、ゴミ屋敷を自分で片付けるよう、トライしてみましょう。
全てを自分で片付けられれば、業者に依頼する必要がないため、高額な作業料金もかかりません。
最後まで片付けきれなかった場合は、業者に依頼して片付けてもらいましょう。
この場合、作業料金がかかりますが、自分で片付けをしていた分、ゴミの総量が減っているはずです。
ゴミ屋敷清掃の作業料金は、宅内にあるゴミの量によって大きく変わります。
そのため、最初から業者に依頼するよりも、料金をグッと安くできます。
ゴミ屋敷の片付け方は、以下の4ステップです。
ここでは各ステップについて、一つずつ解説していきましょう。
まずはゴミ袋を用意して、一目でゴミと分かるものを捨てていきましょう。
具体的には、空のペットボトルやカップラーメンの容器、コンビニ弁当の殻などです。
燃えるゴミや燃えないゴミ、ペットボトルの容器といったように、分別しながらゴミ袋に入れていきましょう。
明らかにゴミだと分かる物を片付けたら、次は不用品の片付けに取り掛かりましょう。
ダンボールをいくつか用意し、それぞれに「いる物」「いらない物」と書きます。
残す物は「いる物」の箱に、捨てる物は「いらない物」の箱に入れて、分けていきましょう。
1年以上使っていない物は捨てるなどのルールを作っておけば、いちいち捨てるか残すかで迷うことがないため、仕分けがスムーズに進みます。
売れそうな物は、いる物とは別にとっておくといいでしょう。
自分でゴミ屋敷を片付けきれなかったときに、お金がない時にはブランド品などの不用品を売れば、業者に依頼する際の軍資金になるかもしれません。
仕分けが済んだら、ゴミと不用品を分別して、自治体のゴミに出しましょう。
分別ルールは自治体によって違うため、事前に確認しておきましょう。
「自治体名 ゴミ」などと検索すれば、自分の住んでいる地区の分別ルールが記載されたホームページがヒットするでしょう。
粗大ゴミは、自治体の「粗大ゴミ受付センター」に申込み、指定の日の朝に自宅前に出す決まりになっています。
粗大ゴミの処分には手数料がかかりますが、安いものなら数百円、高いものでも2,000円程度です。
粗大ゴミを自宅前に出す際に自力で運び出すことができなさそうな場合は、台車をレンタルするといいでしょう。
安いところなら1,000円かからず、1週間台車をレンタルできるところもあります。
こちらも「台車 レンタル」で検索してみましょう。
ゴミ屋敷を自分で片付けるには、以下3つのポイントがあります。
ここでは、それぞれのポイントについて説明していきましょう。
ゴミ屋敷の片付けをする際は、一度に家の中全てに手をつけないようにしましょう。
全ての部屋を一度に片付けようとすると、ゴミの置き場所が別の部屋に移動しただけになってしまうケースも少なくありません。
これでは、宅内のゴミの総量が減らないので、意味がありません。
そのため、ゴミ屋敷の片付けは一部屋ずつ行い、まとめたゴミは他の部屋に移動させず、確実に捨てるようにしましょう。
一部屋だけでもきれいにできれば、達成感を得られるため、片付けを続けるモチベーションも保ちやすくなります。
ゴミ屋敷の片付けは、手前から始めて奥の部屋に進んでいくのが鉄則です。
奥の部屋から片付けてしまうと、大量のゴミが廊下や玄関を塞いでしまい、出られなくなってしまいます。
そのため、ゴミ屋敷の片付けの例としては「玄関→廊下→手前の部屋→奥の部屋→2階の部屋」という順番で片付けていきましょう。
ゴミ屋敷の片付けは、業者に頼めば一日で終了します。
しかし、これはプロのスタッフが、複数名で同時に作業にあたっているからこそ、できることです。
自分で片付ける場合、1日や2日で片付けが終わることは、まずあり得ません。
1日で全てを終わらせようとすると、作業が全く進まないことに挫折してしまい、片付けを諦めてしまう人も多くなっています。
そうならないためにも、ゴミ屋敷の片付けには時間がかかることを理解したうえで、数日に分けて片付けを進めるようにしましょう。
ここまで説明してきた方法で片付けを進めれば、ゴミの量も相当減っているはずです。
先ほども説明したとおり、最後まで一人で片付けきれなくても、この状態で業者に依頼すれば、作業料金をグッと安くできます。
そのため、ある程度ゴミを片付けたら、あとは業者に任せてしまってもいいでしょう。
業者に依頼する場合、ある方法を使うことで、料金をさらに安くできます。
ここでは、その方法について説明していきましょう。
業者を決める際は、相見積もりをとりましょう。
相見積もりをとれば、各業者の具体的な作業料金が分かります。
一番安いところを選んで依頼すれば、支払うお金を少なくできます。
ただし他の業者に比べて、料金が安すぎるところには注意しましょう。
なぜなら、こうした業者は悪徳業者である確率が高いからです。
悪徳業者に依頼してしまうと、後から追加料金を請求されてしまうことがあります。
かえって損をしてしまうので、安い業者を選ぶにしても、他の業者とそこまで差がないところを選びましょう。
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼した場合、高額な作業料金がかかります。
そのため、お金がないという人は、まずは自分で片付けを進めてみましょう。
自分で片付けきれれば、高額な作業料金はかかりません。
片付けきれなかったとしても、自分が減らしたゴミの分だけ、作業料金が安くなります。
お金がないという方は、ぜひこの記事で紹介したやり方で、ゴミ屋敷を少しでも片付けることから始めてみましょう。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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