ゴミ屋敷には、何年、何十年分のゴミが堆積しています。それを自分一人で片付けるのは、はっきり言って不可能に近いです。
しかしできることなら、自分一人でゴミ屋敷を片付けたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、そもそもゴミ屋敷は一人で片付け可能なのか、一人で片付ける際の順番や費用、必要なものなどについてまとめました。
「ゴミ屋敷を片付けたい」「でも家族や友人には頼らずに自分一人で片付けたい」と考えている方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
目次
ゴミ屋敷は一人でも片付け可能!ただし……
結論として、ゴミ屋敷は一人でも片付けられます。
もちろん決して楽ではありませんが、ゴミの量や頑張り次第では、一人で片付けることも不可能ではありません。
ただしゴミ屋敷の片付けには予想以上に手間がかかるので、できることならゴミ屋敷片付け業者に依頼をすべきです。
床が見える状態であれば、一人でゴミ屋敷を片付けられる可能性はゼロではありません。しかし床が完全にゴミで埋まっている状態では、自分一人でのゴミ屋敷片付けは不可能でしょう。
ここでは、一人でのゴミ屋敷片付けが難しい原因を2つ紹介します。
時間がかかる
ゴミがある程度溜まると、他のゴミの重さや住人の体重で、どんどんゴミが圧縮されます。よっていざゴミ屋敷の片付けを始めると、予想以上にゴミの量が多く、時間がかかってしまいます。
床がゴミで埋まっているゴミ屋敷を一人で片付ける場合、数時間はおろか、1日かけても片付けは終わりません。
一方でゴミ屋敷片付け業者に依頼をすれば、複数名のスタッフで一気にゴミを片付けるため、最短数時間でゴミ屋敷の片付け作業が完了します。
ゴミ屋敷の片付けにタイムリミットはありません。よって自分一人でゴミ屋敷を片付ける際は、休日を使って数週間に分けて片付けを行いましょう。
一人でゴミ屋敷を片付けるには、継続力や忍耐力が求められます。理屈としては、家に入ってくる物よりも捨てるゴミの方が多ければ、やがてはゴミ屋敷は解消されます。
やるべきことが多すぎる
まずゴミ屋敷を一人で片付ける際は、散乱しているゴミを自治体のルールに基づいて分別しなければなりません。
一方でゴミ屋敷片付け業者に依頼をすれば、スタッフがゴミの仕分けをしてトラックで運んでくれるため、ゴミの分別を一人で行う必要はありません。
一人でゴミ屋敷を片付ける場合は、ゴミ収集日に収集場所までゴミを運び出す必要があります。
粗大ゴミがある場合、粗大ゴミは受付・申し込みをしてからの収集をルールとして定めている自治体も多いです。粗大ごみの処分は、まずは自治体のルールを確認し、然るべき手順で処分しましょう。
このように、ゴミ屋敷の片付けは清掃だけではなく、分別や運搬まで行わなければなりません。これらを全て一人で行うとなれば重労働です。
またゴミを捨てて終わりではなく、水回りや床、壁についたベタつきなどの掃除も必要です。
ゴミ屋敷を一人で片付ける5つのコツ
一人でのゴミ屋敷片付けは大変ですが、決して不可能ではないことを分かっていただけたのではないでしょうか。
そこで一人でゴミ屋敷の片付けに取り組む際の、以下5つのコツについて紹介します。
- 片付けに必要なものは事前に揃えておく
- 成果を感じるよう片付ける
- 1日で全て片付けようとしない
- スケジューリングも考える
- 娯楽要素を取り入れる
それぞれ詳しく見てみましょう。
片付けに必要なものは事前に揃えておく
ゴミ屋敷の片付けには、軍手や自治体指定のゴミ袋等が必要になります。これらは片付け前に余裕をもって用意しておきましょう。
なぜなら作業の途中で必要になった際、片付けのモチベーションを低下させてしまうからです。スムーズな片付けはもちろんですが、モチベーションの低下を防ぐためにも重要なポイントです。
成果を感じるよう片付ける
ゴミ屋敷は何ヶ月何年と時間をかけて出来上がります。そのため多くのゴミが山積みになっているはずです。
これらを一人でコツコツと片付けていると、肉体的な負担よりも、むしろ精神的な負担の方が大きくなってしまいます。なかなかゴミが減っているように見えないと、気が滅入ってしまいます。
そこで、成果を感じられるよう片付けましょう。例えば、一か所ずつ重点的に、床が見える状態までゴミを片付ければ、モチベーションも高まります。
片付け前の状態をスマホで撮影し、片付け後に確認してもいいかもしれません。見た目ではなかなか減っていないと思っても、記録されている画像を見れば減っていると実感できます。
1日で全て片付けようとしない
ゴミ屋敷を一人で片付けることは不可能ではありません。しかし1日で全て片付けることは、ほぼ不可能でしょう。
そのため時間をかけてコツコツと片付けることとなります。よって1日の作業でどこまで片付けるのかを決めておくと良いでしょう。
例えば「1日10袋捨てる」「今日は床が見えるまで捨てる」などの目的を設定し、そこまで片付けを頑張ります。その繰り返しが、やがてはゴミ屋敷の解消をもたらします。
スケジューリングも考える
ゴミ屋敷の片付けでは、部屋のゴミを分別し、ゴミとして搬出します。その際、一般ゴミは自治体の収集に委ねることになります。
片付けをする日と自治体のゴミの収集日が離れている場合、収集日まで片付けたゴミを自宅に保管しておかなければなりません。片付けた日とは別の日にゴミ収集所まで運ぶのが億劫になってしまう人もいることでしょう。
そこでゴミ収集日の前日に作業をするなど、できる限り自宅で保管する必要のない日程となるよう調整しましょう。
実際、ゴミの量が多ければ多いほど、一人での運搬が大きな負担になります。そこでモチベーションを絶やさないための、スケジューリングに関する工夫が必要です。
またゴミ屋敷の片付けはできれば晴天時に行いたいものです。悪天候時は窓を開けることができないので換気ができなくなります。結果、ゴミから発する臭いに悩まされることになるでしょう。
運搬も手間がかかりますので、天候にも十分気を配りましょう。
娯楽要素を取り入れる
ゴミ屋敷の片付けは、決して楽しいものではないでしょう。だからこそ気が乗らない人も多いです。
そこで、娯楽要素を取り入れてみるのもコツです。例えば状態の良いものはフリマアプリに出品し、いくらで売れるのか楽しんだりと楽しさを取り入れてみましょう。
楽しい気持ちが芽生えることで、片付けのモチベーションが変わります。
ゴミ屋敷を一人で片付ける際の順番・流れ
ゴミ屋敷を一人で片付ける際の流れは以下の通りです。
- スケジュールを決める
- 掃除用具を揃える
- 玄関から順番にゴミを搬出する
- 粗大ゴミも搬出する
- 水回りや床、壁の掃除をする
それぞれ簡単に解説します。
スケジュールを決める
まずはゴミ屋敷を片付ける日程を決めましょう。仕事をしている方は、自動的に休日に片付けをすることとなります。
一人で片付ける場合は、毎週1〜2日、数週間かかることを覚悟しておいてください。
掃除用具を揃える
ゴミ屋敷の片付けを始める前に、掃除用具を揃えましょう。
先に掃除用具を揃えておかないと、途中でゴミ屋敷の片付けを中断することとなり面倒です。
ゴミ屋敷を一人で片付ける際に最低限必要な掃除用具は以下の通りです。
- ゴミ袋
- 軍手
- 燻煙剤
- 殺虫剤
- 水回りの掃除用具
玄関から順番にゴミを搬出する
ゴミを片付ける際は、玄関から順番にゴミを搬出します。これは玄関への導線をまず先に確保するためです。
玄関への導線が確保できれば、他のゴミも運び出しやすくなります。
粗大ゴミも搬出する
導線が確保でき、ゴミの搬出もおおよそ完了したら、粗大ゴミの搬出も行いましょう。
粗大ゴミはサイズが大きいので、ゴミを搬出して十分なスペースを確保できた後に搬出すべきです。
ただし自分一人で粗大ゴミを運べないのであれば、一人でゴミ屋敷を最後まで片付けきることはできません。
ゴミ屋敷片付け業者など、周りの手を借りる必要があります。
水回りや床、壁の掃除をする
ゴミを全て搬出し終えたからといって、ゴミ屋敷の片付けは終わりではありません。
最後に水回りや、床や壁についた汚れを掃除しなければなりません。
ここまで掃除をして、やっとゴミ屋敷の片付けは完了です。ゴミ屋敷を一人で片付けることは不可能ではありません。しかし大半の方にとっては、ここまでのステップを全て自分一人でこなすことは難しいはずです。
「一人でゴミ屋敷を片付けるのは難しそう」と思ったら
ゴミ屋敷を一人で片付けようとチャレンジしてみたものの、やはり一人では無理だと思った時にはどうすればよいのでしょうか。
ここでは、以下3つの選択肢を紹介します。
● 行政に相談してみる
● 友人や知人に頼む
● 一人で片づけるのが難しいときはゴミ屋敷片付け業者に依頼する
それぞれ詳しく見てみましょう。
行政に相談してみる
ゴミ屋敷は自治体にとっても解決すべき「地域問題」です。実際、ゴミ屋敷対策の条例を制定する自治体も増えています。
一人で片付けが難しいと思ったら、自治体に相談してみましょう。自治体もできればゴミ屋敷を解消したいと思っています。
友人や知人に頼む
一人でゴミ屋敷を片付けられると思っていたものの、無理だと思った場合は、恥を忍んで友人・知人に依頼するのも方法の一つです。
ゴミ屋敷はゴミの多さはもちろんですが、分別の手間、運搬作業など人数が必要になります。現実的に、一人での片付けは簡単ではありません。
地道にコツコツ進めたとしても、途方もない時間がかかることでしょう。友人・知人等に相談し、人手を増やせば、一人当たりの作業負担も軽減されます。
一人で片づけるのが難しいときはゴミ屋敷片付け業者に依頼する
ゴミ屋敷を一人で片付けるのが難しいと思った際は、ゴミ屋敷片付け業者に依頼するのも手です。
ゴミ屋敷片付け業者に依頼をすれば、数名のスタッフが作業を行うため、早ければ数時間でゴミ屋敷が片付きます。
燃えるゴミも粗大ゴミも、不用品回収業者であればすべての処分を任せることができます。片付けの後すぐにゴミを運搬するので、自宅にゴミを溜めておく必要もありません。
ゴミ屋敷片付け業者に依頼をするお金がない場合の対処法
一人でのゴミ屋敷片付けが難しい場合のベストな選択肢は、ゴミ屋敷片付け業者への依頼です。
しかしゴミ屋敷片付け業者への依頼には、費用がかかります。「お金がなくてゴミ屋敷片付け業者への依頼ができない」と悩んでいる方に向けて、できるだけ費用を抑えてゴミ屋敷片付け業者に依頼をする方法について解説します。
格安の業者を選ぶ
ゴミ屋敷片付け業者によって、費用は異なります。
費用面に不安があるのであれば、格安のゴミ屋敷片付け業者に依頼をしましょう。ただし格安であれば良いというわけではなく、他の要素も比較する必要があります。
格安ゴミ屋敷片付け業者の選び方については、以下の記事で詳しくまとめています。
関連記事:ゴミ屋敷片付け、格安業者の探し方・選び方|注意点についても解説
買取サービスを利用する
ゴミ屋敷片付け業者によっては、買取サービスを実施しています。
ゴミ屋敷の中から貴金属や家具を見つけて、買取価格分をゴミ屋敷片付け業者への依頼にかかる費用から差し引いてくれるのです。
貴金属もただゴミとして捨てられてしまうよりは、買取サービスがあった方が費用を抑えられます。
ゴミ屋敷片付け業者なら七福神!
七福神は、関東8県、関西6県、東海4県、東北1県でサービスを提供しているゴミ屋敷片付け業者です。
買取サービスを実施していますし、最短即日で片付け可能ですし、家族や友人に自宅がゴミ屋敷であることがバレる心配もありません。
以下は七福神がゴミ屋敷の片付けを行っている様子です。
七福神のこれまでのゴミ屋敷/汚部屋の清掃実績については、以下のリンクにてまとめています。
まとめ
そもそもゴミ屋敷は一人で片付け可能なのか、一人で片付ける際の順番や費用、必要なものなどについて解説しました。
ゴミ屋敷は一人でも片付け可能です。ただしゴミ屋敷の状況や、割ける労力次第です。一人でのゴミ屋敷片付けが難しいと感じたら、ゴミ屋敷片付け業者に依頼をしましょう。
ゴミ屋敷片付け業者の七福神は、最短即日での対応が可能です。