コラムblog
汚部屋に悩まされている人もいることでしょう。
しかし、汚部屋もまた、様々です。
いわばゴミ屋敷寸前レベルの汚部屋もあれば、汚部屋と呼ぶほど汚くはないレベルのものもあるでしょう。
そこで、レベル毎の汚部屋の解決方法をチェックしてみましょう。
まずは汚部屋のレベルをチェックしてみましょう。
一般的に、汚部屋とは汚い部屋を指す言葉ですが、どのレベルの汚部屋なのか自覚することこそ、汚部屋解決の一歩目です。
見た目は散らかっているものの、数十分程度整理整頓を行えば綺麗になる段階は、汚部屋レベル1、つまりは軽度の汚部屋だと考えてよいでしょう。
ただし、放置が続けば当然汚部屋レベルは高まります。
いわば黄色信号が灯っている状態です。
決して物凄く汚い訳ではないものの、綺麗とも言い難い状況で、綺麗にするためには数十分の整理整頓では難しい状態です。
一方で、日常生活に支障をきたすほどではないので掃除や整理整頓が後回しになってしまい、まさにレベル1から少し悪化したレベルの汚部屋です。
物が溢れ、自らでどこに何があるのか把握できない頓雑な部屋に対し、汚部屋なのかもしれないと自覚するのがこのレベルです。
それまでは綺麗ではないとは思っていても、まさか自分の部屋が汚部屋との自覚はありませんでした。
しかし物が多い、汚い、何処に何があるか把握できない状況を前に、ようやく自らの部屋が汚部屋なのではと自覚し、問題意識を持つレベルです。
例えば床に物が溢れていたり、毎日のように埋もれている荷物の中から探し物をするなど、整理整頓ができていないレベルです。
このレベルまで進行してしまうと、見た目や機能性だけではなく、残り物の異臭、カビといった問題が発生しているケースも見受けられます。
もはや誰が見ても汚部屋だと感じるレベルです。
部屋だけにとどまらず、家全体、さらには屋外にまで物が溢れてしまうようなレベルです。
部屋がもはや本来の目的で機能しておらず、ゴミの物置のような状態に陥ってしまっている状態です。
汚部屋というよりも、ゴミ屋敷と呼ぶ方が適している状態と考えてよいでしょう。
汚部屋を5つのレベルに分類しましたが、果たして自力で解消できるのか、解説していきましょう。
レベル1の段階であれば自力での汚部屋解消は全く問題ありません。
レベル1の場合、基本的にはまだ汚部屋だとは言えないものです。
油断すると汚部屋へと進んでいく、危険な状態ではあるものの、厳密には汚部屋と言える程汚いものではありません。
そのため、自力での解決は何ら問題ありません。むしろこの段階で問題意識を持ち、整理整頓を実践することで、将来的な汚部屋リスクの軽減に繋がります。
レベル2も、自力での汚部屋解消が可能です。
物理的な整理整頓だけではなく、収納を増やしたり、日常生活の中で整理整頓を心掛ける等、ライフスタイルの見直しが大切です。
汚部屋になってしまう理由は多々ありますが、物よりも収納が少なく、どこに片付けてよいのか分からないまま放置し、汚部屋化してしまうケースが珍しくありません。
レベル2の場合、物量よりも部屋の環境やライフスタイルに対して危険信号がともっている状態です。
掃除だけではなく、収納や掃除習慣等を見直してみましょう。
レベル3の汚部屋は、自力での掃除は可能ですが、難易度は高いです。
部屋の掃除はもちろんですが、そもそも部屋が汚くなるのは一時的なものではなく、生活習慣の問題も大きいです。
汚部屋だと自覚し始める段階は、もはや部屋の状態も汚いです。
部屋の掃除だけでも困難ですが、例え部屋を綺麗にできたとしても、生活習慣まで見直さなければ再び同じ状況になりかねません。
このレベルまで汚部屋が進行してしまうと、自力での解消は難しいと言わざるを得ません。
いくらやる気があるとしても、もはやどこから手を付ければよいのか分からない状態でしょう。
何から始めるべきなのか分からないことから、掃除・整理整頓のモチベーションも上がらず、モチベーションが上がらないので手を付けられない悪循環に陥ります。
そのため、このレベルの汚部屋を真剣に解消・改善したいのであれば親族や友人・知人等、他者の力を借りた方が良いでしょう。
友人や知人に頼るのが恥ずかしいのであれば、不用品回収業者などを活用するのも手です。
いずれにせよ、自力での解消は難しいレベルです。
このレベルでは自力はおろか、友人や知人に依頼したとしても難しいレベルです。
不用品回収業者、あるいは行政に相談するなど、積極的に解決に向けて動かなければなりません。
掃除や整理整頓を行うにせよ、物が多い状況なのでゴミだけでも大量に出てくることでしょう。
そのゴミをどこにいつまで保管するのか等、掃除を実践するに当たっても様々な問題が生じるレベルです。
汚部屋のレベル別に状況、さらには自力で解決できるのかなどをお伝えしましたが、大切なことは汚部屋にしないことです。
そこで、汚部屋にしないためには何が必要なのか、いくつかポイントを押さえておきましょう。
仕事等、毎日忙しい場合には掃除は休日にまとめてと考えてしまいがちですが、まとめて行うより、できることをコツコツと行いましょう。
一日数分程度でもよいので、気になった部分、あるいは物が頓雑しているなと思ったら、物を一つ捨てる、収納するだけでも良いので、実践しましょう。
休日にまとめてと考えると、量が増えて掃除のモチベーションが低下し、さらに後回しにしてしまうことで、なかなか片付かずに汚部屋のレベルを進めてしまいます。
汚部屋になる原因の一つに、物が多い点が挙げられます。
いつか使用するのではないか、思い出がある、処分するには惜しい等、様々な理由から物を捨てられずにいると、次第に物が増えてしまいます。
結果、収納スペースに物が置けなくなり、やがては机、ソファ、さらには床に物が置かれるようになります。
そこで思い切って物を捨ててしまいましょう。
断捨離の注目度が高まっているように、思い切って物を捨て、少なくすることも汚部屋予防・対策の一つです。
汚部屋にしてしまう原因の一つにライフスタイルが挙げられます。
日常生活の中でゴミを捨てる機会がない、忙しいので家の中のことに割く時間がないなど理由は様々ですが、まずは自分自身のライフスタイルを見直しましょう。
ゴミはいつ出すか出し方のルールを把握することや自分の買い物や掃除の頻度などを改めて見つめ直し、自身の汚部屋レベルを自覚することで、対策も見えてくるはずです。
汚部屋もレベルで分類できるほど進行具合は様々です。
しかし、どのレベルの汚部屋にも共通しているのは、自身が何もしなければ勝手に綺麗になることがない点です。
放置すればするほど、汚部屋は悲惨なものになります。
まずは自身の汚部屋レベルを自覚し、レベルに合わせた対策を行うことで汚部屋の解消を目指してみてはいかがでしょうか。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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