「汚い部屋を片付けるには何から始めたらいいの?」
「汚い部屋を片付ける前に用意した方が良いものはある?」
部屋を片付けることが得意な人と苦手な人がいますが、今過ごしている部屋は自分でも汚いなと感じるお部屋になっていませんか?
いつか時間のあるときに片付けようと思っているけど、なかなかできない。
そんなお部屋を今度こそ片付けたい、そんな風に何度も考えたことがあると思います。
でも、いざ片付けようと思っても、どこから手を付けて良いのか分からない。
なんとなく片付け始めてみたものの、途中で挫折して汚い部屋から脱出できた気がしない。
そんな経験をしたことがある人も多いはず。
そこで今回は、片付けのプロが効率よく部屋を片付ける方法についてお教えします。
あなたのお部屋が汚部屋やゴミ屋敷だなんて言われないように、最後まで読んで一緒にお部屋を綺麗に片付けましょう。
目次
汚い部屋を片付けないことで起こるデメリット
汚い部屋で過ごすことに良い事なんて1つもありません。
デメリットしかない汚い部屋での生活を改めて理解しておきましょう。
部屋でリラックスできない
汚い部屋で過ごしていると、部屋の中を移動するだけでも何かを踏んだり、ぶつけたりしないように注意しなければなりません。
寝ている時も寝具周りが物に囲まれていて寝返りも満足にできません。
寝返りを打つたびに何かにぶつかって目が覚めるような、そんな状態では十分な睡眠は取れません。
せっかく家に帰ってきてもリラックスできず、十分な睡眠も取れないとなると、昼間からなんだか疲れが取れない。
そんな毎日を過ごす様になってしまいます。
カビの発生
モノを置きっぱなしにしておくと、その下や裏側などに湿気がこもりやすくなります。
例えば、布団や壁紙など湿気が溜まりやすいところでは、気が付くとカビだらけになっているかもしれません。
また、片付いていない部屋は空気の通りが悪くなり、室内にハウスダストなども溜まりやすくなります。
カビ菌やハウスダストなどが空気中に舞い上がって吸い込んでしまったら、アレルギー性鼻炎などの病気を発症することもあるのです。
害虫の発生
お部屋を片付けずに放置していると、髪の毛や食べカスなどが気が付かないうちに床に溜まっていきます。
これらをそのまま放置していると、それをエサにするゴキブリやダニなどの害虫が繁殖しやすい環境になるのです。
ダニの死骸はハウスダストの原因にもなる上、ゴキブリが衛生的でないことは誰もが理解していることでしょう。
汚い部屋を片付ける前に用意しておくと良い7つ道具
汚い部屋を片付けるにあたり、事前に用意しておくと良い道具がいくつかあります。
必要に応じて都度都度買っても良いのですが、途中で作業を中断しないようにすることでより片付けも早く終わるはずです。
そこで、事前に用意しておいた方が良い道具をお教えしましょう。
1.ゴミ袋
汚い部屋を片付けるためには、まずはスムーズにゴミを部屋から排出していくことが重要です。
ゴミ出しに必要なゴミ袋を少し多めに用意しておきましょう。
用意する枚数は片付ける広さやゴミ、不用品の量にもよりますが、数十枚単位で用意しておくのがオススメです。
ゴミ袋はネット通販でも手に入りますが、自治体によっては自治体指定のゴミ袋で出さなければならない地域もあります。
居住エリアのゴミ出しのルールを事前に確認してから購入しましょう。
2.殺虫剤
掃除が行き届いていない汚い部屋には、たくさんのダニやゴキブリが棲み付いていることが予想されます。
片付けの最中に害虫と出会わないためにも、まず片付ける前にくん煙タイプの殺虫剤で害虫対策をしてから、手の届くところにスプレータイプを用意して片付けを始めましょう。
集合住宅でくん煙タイプの殺虫剤を使用する場合は、後にトラブルにならない様に目張りの徹底、大家や管理会社、ご近所への使用報告を忘れず行ってください。
3.軍手
汚い部屋には、鋭利な物が隠れていたり、汚れたものがゴミの中に埋まっていることがあります。
また、片付けの時に汚れた手で顔や体を触ったり、口に入れるものにうっかり触ったりすると、あとで思わぬ病気に掛かるかもしれません。
手が汚れたり、怪我をしないようにするためにも、素手で作業することはできるだけ避けたいところです。
安い軍手で良いので、汚れたり破れた時にすぐに取り替えられるように、複数用意しておくと良いでしょう。
4.スリッパ・靴
軍手と同様、足を守るためのスリッパや靴も用意しておくと安全です。
汚れた部屋には何かのカケラや破片など、踏むと怪我をする危険なものが色々落ちているかもしれません。
折角やる気を出して部屋を片付けているのに、痛い思いをすることは避けたいです。
そうならないためにも、汚れても良いスリッパや靴を用意しておくと良いでしょう。
5.マスク
床にあったものを集めて整理したり、今まで掃除してこなかった部分を掃除したりしていると、そこに積もっていたホコリが舞い上がることがあります。
そんな汚れた空気やホコリを吸い込むと喉を傷めたり、体調が悪くなったり、あとで思わぬ疾患になる危険性さえあるでしょう。
健康を守るためにも、作業中はできる限りマスクを着用することをおすすめします。
6.掃除道具
部屋の片付けを進めて床や壁が見えるようになったら、最後に掃除をしなければなりません。
掃除をする際には、以下のような掃除道具が必要です。
掃除道具 | 用途 |
---|---|
ハンディモップ | 高いところのホコリを落とす |
タオルや雑巾 | から拭きや水拭きに使える |
掃除機 | 床のゴミやホコリを吸い取る |
ビニール紐やハンディラップ | 雑誌や段ボールなどをまとめる |
無理に買う必要はありませんが、必要そうな範囲で事前に用意しておいた方が良いでしょう。
7.液体洗剤
汚れがひどい場合や、掃除をしていて「もっときれいにしたい!」となった場合には液体洗剤が必要になります。
部屋の汚れ具合によりますが、簡単には落ちない頑固な汚れを取りたい、そんな時のために中性洗剤など家にある洗剤で良いので用意しておくと良いでしょう。
汚い部屋をどこから片付ける?片付け初心者への7つのポイント
汚い部屋を少しでも早く片付けたい場合、片付ける順番によって仕上がるスピードが変わってきます。
効率良く片付けをするためにも、以下のポイントを押さえておきましょう。
1.入口から始めてスペースと通路を確保しよう
汚い部屋を片付けるには、家であれば玄関、部屋であれば入口から片付け始めましょう。
汚い部屋には可燃ゴミや不燃ゴミ、リサイクルゴミもあれば生ゴミなど、とにかく沢山の種類のゴミが出るはずです。
それらをこれから分別し、お住いの地域のルールに従って捨てなければなりません。
そのためにはまず、ゴミを捨てやすくするために玄関や部屋の入り口付近を片付けて、モノを仮置きするスペース、分別したゴミを置くスペースを最初に確保しておきましょう。
玄関や入り口付近にスペースを作ったら、次は通路を確保しましょう。
大きなゴミもあれば重いゴミなど、様々なゴミが出ることが予想されます。
それを部屋から運び出す苦労を少しでも減らすためにも、通路は早めに作って歩きやすくしておくと良いでしょう。
2.床に置いてあるものから手に取ろう
通路をどんどん拡張するためにも、まずは床に直接置いてあるものから片付けましょう。
見えなかった床が見えてくると、片付けをしたことへの達成感が出てきますし、片付けができたという自信にも繋がります。
最後までやる気を維持するためにも、片付けの効果を感じられやすい床から始めるのがおすすめです。
同じ意味で、床以外でも机の上やソファーの上など、本来の収納場所ではないけどモノが置いてある広い平面の場所があれば、そこも優先的にやっても良いかもしれません。
片付ける際にはそういった目に留まりやすい大きな場所からやっていけば、やればやるほど効果が実感できますから、最後までモチベーションを維持したまま片付けることができるでしょう。
3.明らかなゴミから捨てていこう
床にあるものを拾いながら、明らかにゴミだと分かるものからどんどんゴミ袋に入れていきましょう。
最初の段階では分別をせずに袋に入れ、あとで分別用スペースでまとめて分別してもかまいません。
優先的に手を付けると良いものとしては、まず燃えるゴミは比較的分かりやすいので、優先的にゴミ袋に入れていくと良いでしょう。
とにかく要らないものはゴミ袋に入れていくというやり方をすれば、作業の途中で分別に悩んで手が止まる可能性を減らせるのでおすすめです。
ただし、あとで分別するのが面倒な場合や、判断しやすいものについては、始めから種類別に集めていくやり方もあります。
自身が進めやすい方法を選びましょう。
4.要るものと要らないものを分けよう
明らかにゴミと言えないものを、要るものと要らないものに分けていきましょう。
一つ一つ確認し、使っていないもの、今の自分には必要ないものなど、要らないものと判断したら、ゴミ袋に入れていきます。
判断に迷った場合はある程度基準を決めて、例えば一年以上使っていないものは要らないものとしよう、という風に判断しても良いでしょう。
難しい判断が必要な作業をしようとすると手が止まってしまいます。
作業の手を止めずに片付けをスムーズにすすめるためにも、まずはとにかく捨てて良いものを集めていきましょう。
5.分別して同じ種類のゴミはまとめよう
地域や自治体によってゴミ出しの日や分別の仕方が違ったり、マンションや集合住宅によってはゴミ出しのルールが定められていることもあります。
集めたゴミを本格的に分別する前に、一度住んでいる地域やマンションなどのゴミ出しのルールを確認しておくことが重要です。
確認ができたら、そのルールに従って分別し、ゴミ収集日の近い順に整理しておきましょう。
事前にゴミ収集日ごとに整理しておくことで、出す日が近いものからスムーズに処分していくことができます。
6.必要なものだけを収納スペースへ入れていこう
要るものが確定したら収納スペースへと閉まっていきます。
衣類などから始めて、雑貨、小物、最後に思い出の品といったように、判断しやすく、捨てても買い直しやすいものから整理していくのがおすすめです。
収納する際には、あまり詰め込まず、よく使うものは取り出しやすいように収納し、場所は使うエリアから近い場所に収納すると良いでしょう。
収まりきらない時にはもう一度本当に要るものなのかを考えてみてください。
本当に必要なのであれば収納スペースを増やすなどの対応を考えなければなりませんが、できるだけ今の収納スペースに入るものだけ残すように、要るものと要らないものをもう一度よく考えてみてください。
7.掃除をしてきれいにしよう
ものがきれいに収納されて片付けが終わったら、最後はお掃除です。
ゴミがなくなった床や壁には、長年のホコリや汚れが蓄積しています。
そういったホコリや汚れをそのまま放置しておいては、せっかくモノを片付けても、快適に過ごせるきれいなお部屋にはなりません。
まずはホコリをモップや雑巾などで取り除き、掃除機をかけ、最後に水拭きまでできれば最高です。
ただ、それでも落ちない頑固な汚れがあった場合には、液体洗剤などを活用して落としましょう。
自分だけでは汚い部屋を片付ける自信がない場合
「一人でやるとどうしても挫折してしまう」
「どこから手を付けていいのか分からない」
そういった人も中にはいるのではないでしょうか。
そういう時は思い切って誰かに相談してみましょう。
家族や友達に手伝ってもらう
片付けに時間が掛かっていると、段々と体力もやる気もなくなってきてしまうもの。
ついでに時間もなくなってくると、途中でやめてしまう可能性は高くなります。
そういう時は、家族や友達に手伝ってもらい、片付けの時間や作業負担を減らすというやり方も片付け方法の一つです。
捨てるかどうか悩んだときも、家族や友達の客観的な意見を参考にして判断すれば良いので、その分片付けが早く進むかもしれません。
便利屋に依頼する
家族や知り合いには汚い部屋を見られたくない、そこまで手伝ってくれるような親しい人が近くにいない。
そんな時は便利屋にお願いすれば、汚い部屋の片付けも業務としてやってもらえます。
ただし、便利屋には様々な仕事があるので、必ずしも片付けのスペシャリストとは限りません。
場合によっては思ったほど作業が進まない、なんてケースもあります。
業者に依頼する場合は、その業者の得意な分野を確認しましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者はゴミの回収も行っていますので、汚い部屋の片付けにも対応してくれます。
ゴミなどを回収するための車なども所持しているので、すべてのゴミを一度に回収してもらえます。
小さなゴミだけでなく、粗大ごみのような大きなゴミの回収にも対応してくれますので、任せれば汚い部屋でもきれいに片付けてくれるでしょう。
ただし、不用品回収業者にも色々な分野の業者がありますので、信頼できる不用品回収業者を選びましょう。
まとめ
汚い部屋を片付けるにはどこから始めたら良いのか、どんなものがあると良いかを解説しました。
入口に近いところから、床の上にあるものから、少しずつ片付け始めていけば、どんな汚部屋からだって脱出できるはずです。
ただ自力で片付けるのが面倒だったり、無理だと思ったら、業者に依頼する方法もあります。
特に不用品回収業者の場合、車両も保有しているので小さなゴミから大きなゴミまで一度に回収してもらえます。
汚い部屋をきれいに片付けられる上に、終わったあとのゴミ捨ての心配もなくなりますので、選択肢の一つに入れておくと良いでしょう。