コラムblog
度々社会問題としてテレビ番組等でも取り上げられるゴミ屋敷。
「なぜこんなにゴミが溜まるまで何もしないの?」「なぜゴミ屋敷の中で平気で生活できるの?」と疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、なぜゴミ屋敷が生まれるのか、その原因や住人の特徴、解決方法などについてまとめました。「なぜゴミ屋敷になるのか」を詳しく知りたい方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
目次
一般の方がゴミ屋敷を見てまず抱く感情は「なぜ」ではないでしょうか。
● なぜゴミ屋敷になるの?
● なぜゴミを集めるの?
● なぜゴミを捨てないの?
上記のような疑問ばかりが浮かびます。
なぜゴミ屋敷となってしまうのか、その原因は以下の7つに分類できます。
● 症状や身体的原因に起因するケース
● 無自覚なケース
● 物を捨てられないことによるゴミ屋敷化
● 社会的孤独によるゴミ屋敷化
● 掃除が苦手、無頓着かつ後回しにしがちな人
● 衝動買いが多い人
● ゴミ出しルールに対応できない人
それぞれ詳しく見てみましょう。
ゴミ屋敷の住人は、高齢者が比較的多いとされています。そして人間は歳を重ねれば重ねるほど、何らかの病気を患ってしまう可能性が高くなります。
身体的、あるいは精神的な病気等が、ゴミ屋敷化の原因になってしまうのです。
例えば、認知症の高齢者が他人のゴミを勝手に自宅に持ち帰ってしまうことでゴミが堆積し、ゴミ屋敷化するケースがあります。
身体が衰えることで自治体取集日のゴミ出しが大きな負担となり、ゴミを捨てることが出来ず、ゴミ屋敷となるケースもあります。
また高齢ではなくても、うつ病や強迫性障害、発達障害などの影響で自宅がゴミ屋敷化するケースも多いです。
※うつ病について 厚生労働省Webサイト
※強迫性障害について 厚生労働省Webサイト
※発達障害について 厚生労働省Webサイト
周囲から見ればゴミであっても、本人にとってはゴミではなく大切な物だと思っていることもあります。
このような言い分で、物を増やしてゴミ屋敷化させてしまうパターンもあります。
そういった方は、まさか自分の家がゴミ屋敷だとは思っていません。よって「片付けよう」「掃除をしなければ」という意識も低いです。
フィギュアやプラモデル、洋服やゲームなどの収集癖がある方は要注意です。部屋がもので溢れている状態で収集する行為を続けていると、少し片付けが滞っただけで、一気に自宅がゴミ屋敷化してしまいます。
決して無自覚ではないものの、ゴミを捨てることができないのでゴミが増えてしまい、ゴミ屋敷化するケースもあります。
こちらは無自覚ではないので、家の中の物が増えているといった自覚はあります。知らず知らずのうちにゴミが増えてしまい「なぜゴミ屋敷化したの?」といった感覚になることはありません。
しかし「いつか使う」「大切なものだから」と思っているためにゴミとして処分することを拒否してしまうのです。
当然ですが、限られたスペースの中にものを入れ続け、ものを捨てることがなければ、次第に部屋はパンクします。「捨てない」と「すぐに買ってしまう」が合わさり、自宅がゴミ屋敷化してしまうのです。
「なぜだかものを捨てられないんだよね」という方は、ためこみ症について調べてみましょう。ためこみ症については以下の記事でまとめています。
ゴミ屋敷になるのは「ためこみ症」のせい?なりやすい人の特徴や治す方法について解説
こちらも「病気や身体的原因に起因するケース」と同様に高齢者に多くみられる特徴です。
子供との付き合いが希薄になったり、パートナーに先立たれてしまったりしてから、外出せずに一人でいる時間が多くなり、社会的孤独を感じてしまうケースがあります。
その孤独を埋めるべく、何かに依存する高齢者も多いのですが、ゴミで孤独を埋めてしまうケースがあります。
「なぜゴミなんかに依存するの?」と疑問に思う方もいるでしょう。「ゴミを拾う」という自分に課した任務を遂行することで社会構成員としての自覚を持ちたいと考えるのです。
そうやって自宅にどんどんゴミが増えていき、家族や配偶者など注意してくれる人もいないことから、自宅がゴミ屋敷化していってしまいます。
当たり前に日常生活を送っていれば、ゴミは出てくるものです。そして多くの人は、ゴミを回収に出したり、定期的に掃除を行ったりしています。
なぜならそうしないと、どんどんゴミが溜まっていくからです。
面倒だとは思っていても、清潔を保つために定期的にゴミ出しや掃除を行います。しかし掃除が苦手だったり、あるいは汚い部屋があまり気にならかったりする無頓着なタイプは、ゴミがたまっても掃除をしません。
何事も後回しにしてしまうタイプの人の場合、汚い部屋に対して多少の危機感はあるものの「いずれやる」「そのうちやる」と先延ばしをして、結局は掃除をしません。
「なぜこんなになるまで放置しておいたの?」というレベルになるまでゴミを放置し、やがてはゴミ屋敷となってしまうのです。
ショッピング等でついつい衝動買いをしてしまうことはよくある話ですが、衝動買いはいわば「無計画な商品購入」です。
商品を購入した際、どこに保管するのかなどを考えずに購入することが多い人は、物が増えるという点はもちろんですし、無計画という点においてもゴミ屋敷化のリスクが高いです。
冷静に考えればさほど必要ではないものも、何となくその時の気分で購入してしまいます。
商品を購入することでストレス解消になるかもしれませんが、家には物が増えていく一方です。後から見返してみると「なぜこんなものを買ったんだろう」というものばかりでしょう。
ゴミ屋敷化を防ぐためには、ゴミを片付けることに加えて、ゴミになるものを増やさないことも大切です。
近年、環境問題への意識の高まりから、多くの自治体が細かいゴミ出しルールを定めています。そのため以前と比べてゴミ出しが面倒だと感じている人も多いのではないでしょうか。
品目毎にゴミ収集日が違うので、いつ捨てられるゴミなのかを把握するだけでも大変です。結果、ゴミ出しを面倒だと思ってしまい、徐々にゴミ出しを行わなくなってゴミ屋敷にしてしまうケースも見受けられます。
ダンボールやペットボトルなどのゴミがついつい家に溜まりがちな方は要注意です。
多くの人が、ゴミ屋敷で暮らすよりも、片付いた部屋で暮らした方が住みやすいと感じるでしょう。
それでも、前述のようにゴミ屋敷化してしまう人がいます。しかし、ゴミ屋敷に住む弊害があるので、望ましいものではありません。ゴミ屋敷に住むことによって起こる弊害は以下の3つです。
● ゴミ屋敷に住み続けることによって自分や家族が病気になる
● 周囲に住んでいる人へのマイナスの影響がある
● 自宅に人を呼べなくなる
それぞれ詳しく見てみましょう。
なぜゴミ屋敷に住み続けない方がいいのか、の1つ目の理由は、ゴミ屋敷に住み続けることによって自分や家族が病気になるからです。
ゴミ屋敷では、害虫やダニ、ホコリなどが発生します。よってアレルギー性鼻炎やぜんそくのような病気になるリスクが増加します。
また特に夏は、ゴミの上で食事をすると菌やウイルスが食べ物に付着して、食中毒になるリスクが増加します。
こういった病気を避けるためにも、ゴミ屋敷に住むべきではありません。
なぜゴミ屋敷に住み続けない方がいいのか、の2つ目の理由は、周囲に住んでいる人へのマイナスの影響があるからです。
ゴミ屋敷では害虫が発生するとお伝えしました。特にマンションやアパートでは、ゴミ屋敷が原因で発生したゴキブリやネズミ、コバエなどが近隣住民の家でも発生して迷惑をかけてしまいます。
またゴミを原因とする悪臭も近隣住民への迷惑となります。
こういった迷惑が影響で、ご近所トラブルに発展し、最悪の場合は住まいを追い出されてしまうかもしれません。
ゴミ屋敷は、自分だけでなく、周りの人にも迷惑をかけてしまいます。
なぜゴミ屋敷に住み続けない方がいいのか、の3つ目理由は、自宅に人を呼べなくなるというものです。
ゴミ屋敷化した家に、友人や家族、パートナーを招きたくはありませんよね。
「人を家に入れたくない」という気持ちから、ゴミ屋敷に住む人は人間関係に消極的になってしまう傾向にあります。
パートナーとの結婚を機に、ゴミ屋敷の片付けを決心する方は多いです。
なぜゴミ屋敷になってしまうのか、その理由が分かれば、対処法も見えてきます。
ゴミ屋敷を生まないための対処法は以下の3つです。
● 周囲にサポートしてもらう
● 自力では無理だと悟ってもらう
● 地域で連携する
● 定期的にものを捨てる
それぞれ詳しく見てみましょう。
なぜゴミ屋敷になってしまうのか、そのゴミ屋敷には高齢者の割合が比較的多いです。
孤独や痴呆症や体力的なものなど、高齢者特有の理由でゴミ屋敷となってしまっているケースがありです。この場合、高齢者に自助を求めても難しいでしょう。そのため、周囲のサポートが必要です。
足を運ぶのはもちろんですが、定期的に電話等で会話をするだけでも社会的孤独の軽減となります。
自分だけでゴミを捨てるのが難しいのであれば周囲のサポート、あるいはゴミ屋敷片付け業者のように丸投げできる業者に依頼するのも手です。
自力でゴミ屋敷を解決しようとする気持ちは大切ですが、現実的にゴミ屋敷まで発展してしまうと、一人で解決することは難しいです。
周囲のサポートも大切ですが、ゴミ屋敷住居者本人に一人で解決するのは無理だと悟ってもらうことも大切です。
ゴミ屋敷の解決だけではなく再発防止支援策まで打ち出している自治体もありますので、然るべき所に相談してもらいましょう。相談することは決して恥ずかしいことではありません。
友人や知人、家族だけではなく地域全体での連携も大切です。
一人暮らしの高齢者には地域の見回りをして話しかけたり、ゴミを持ち帰っている高齢者には寄り添って理由を尋ねたりなど、地域の協力もゴミ屋敷解決の重要な環境です。
基本的なことですが、物を捨てることも大切です。なぜならゴミ屋敷とは、ゴミによって埋め尽くされてしまう状態だからです。
理屈としてはゴミを捨てないので増える一方か、あるいは捨てているものの、それ以上に物が増える速度が速いかのいずれかでしょう。
つまりゴミの捨て方に問題があります。ゴミ出しのルールは面倒かもしれませんが、しっかりと覚えることです。できる限りゴミをこまめに捨てることを徹底しましょう。
自分ではなく、家族や隣人の家がゴミ屋敷だった場合の解決方法についてまとめました。
● 片付けを手伝う【家族の場合】
● 大家や管理会社に連絡をする【隣人の場合】
● ゴミ屋敷片付け業者を紹介する【家族の場合】
それぞれ詳しく見てみましょう。
家族の家がゴミ屋敷だった場合は、片付けを手伝いましょう。なぜなら一人では難しいゴミの量でも、3人4人と人が集まれば片付けられるかもしれないからです。
ゴミ屋敷の住人は、ゴミ屋敷に住んでいることに引け目を感じています。よって家族の方から声をかけてあげることが大切です。
「なぜゴミ屋敷になってしまったの?」という気持ちは置いておいて、まずはゴミ屋敷の片付けに専念しましょう。
隣人がゴミ屋敷の住人である場合は、大家や管理会社に連絡をしましょう。
隣人がゴミ屋敷の住人に直接コンタクトを取ることはNGです。なぜなら直接のやりとりはトラブルに発展しやすいからです。
大家や管理会社を介してゴミ屋敷の住人に連絡をしてもらえば、ゴミ屋敷は改善されるかもしれません。また改善されなくても、最悪の場合立ち退きになったりと、ゴミ屋敷問題は解決に向かっていくはずです。
家族だけではゴミの片付けができそうにない場合は、ゴミ屋敷片付け業者に依頼をしましょう。
なぜなら業者に依頼をすれば、経験のあるスタッフが複数名で片付けを行うため、即日ゴミを片付けてもらえるからです。
一度ゴミを片付けてしまえば、そこから新たな生活のスタートをきれますよ。
ゴミ屋敷片付け業者への依頼は、七福神にお任せください。
七福神は、現在Webからのお見積もり依頼で10%OFFのキャンペーンを実施しています。
以下は七福神がゴミ屋敷の片付けを行っている様子です。
七福神のこれまでのゴミ屋敷/汚部屋の清掃実績については、以下のリンクにてまとめています。
なぜゴミ屋敷となってしまうのか、その理由は認知症や肉体的な問題、あるいは惰性や無自覚といった性格的な問題が挙げられます。
もちろん人それぞれ異なるので他にも様々な理由が考えられます。またゴミ屋敷の問題に対処するには、周囲の協力が不可欠です。
友人や知人といった近しい存在だけではなく、地域でもゴミ屋敷が見られるようであれば、地域としてサポートすることで、ゴミ屋敷問題の解決が見えてくるはずです。
まずは「なぜゴミ屋敷になるの?」と興味を持つことが大切です。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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