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粗大ゴミ回収の詐欺が多発中!被害に遭わないために気をつけたいこと

粗大ゴミ回収の詐欺が多発中!被害に遭わないために気をつけたいこと

粗大ゴミ回収は自治体によってルールが異なります。
しかし基本的には事前に受付を行い、手数料を支払って回収してもらう形です。
この方法に対し、面倒だと感じている人も多いようです。

結果、粗大ごみ回収で詐欺が増えています。
捨てるのが面倒だと思っている人に付け込んだ粗大ごみ回収詐欺について、具体的な手法や対応策を解説します

粗大ゴミ回収の詐欺が多発中!被害に遭わないために気をつけたいこと

粗大ゴミ回収での詐欺が急増中

粗大ゴミ回収での詐欺が急増中

近年、粗大ゴミを含む不用品回収サービスのトラブル件数が増加傾向にあります。

年度相談件数
2018年度1,354件
2019年度1,457件
2020年度1,788件
2021年度2,231件

上記は独立行政法人国民生活センターが公式サイトにて2022年11月に発表した、2018~2021年の不用品回収サービスに関する相談件数です。

4年間だけでも相談件数が増加傾向にあり、悪質な粗大ゴミなどの不用品回収業者が増えていることが垣間見えます。

現在もこのような相談件数は増加しており、粗大ゴミ回収を依頼する際には業者の選別に注意を払わなければなりません

粗大ゴミ回収における詐欺の手口

粗大ゴミ回収における詐欺の手口

粗大ゴミ回収で詐欺が増えています。
こう聞いても、ピンとこない人も多いのではないでしょうか。

粗大ゴミ回収でどのような詐欺が行われているのかさえ分からない人も多いことでしょう。
粗大ゴミ回収の具体的な詐欺についていくつかご紹介します。

「無料」を餌にした詐欺業者

粗大ゴミ回収を無料で行うと喧伝しているトラックが巡回しているのを見かけたこともあるのではないでしょうか。
無料で引き取るとアピールしているので、「無料なら」と粗大ゴミ回収を依頼するかもしれません。
しかし、以下のような不当に料金を請求してくるパターンがあります。

  • 品目を見て手数料がかかる
  • 荷台に乗せてからキャンセルするならキャンセル料が必要になると告げてくる

このような業者は初めから無料で粗大ゴミを回収するつもりなどありません
「あわよくば」を狙っているので、依頼したところで無料で回収などしてもらえません。

家に押しかけてくるタイプの詐欺業者

急に自宅まで押しかけてきて、粗大ゴミを引き取ると告げてくる業者もいます。
昨今は粗大ゴミの処分が面倒です。
わざわざ家まで来てくれたからという思いも手伝い、家に上げてしまいます。

すると、粗大ゴミに目もくれず、家の中で価値のありそうなものを物色し、「処分しておきます」と半ば強引に奪おうとするのです。
そもそも初めから金品の奪取が目的の詐欺業者です。

粗大ゴミ回収を口実に家に上がり、価値のある金目のものを持っていくことを目的にしています
ですから、家に上げるのは危険です。

ポストにチラシを投函する詐欺業者

ポストに「無料で粗大ゴミ回収します」といったチラシが入っていたことがあるのではないでしょうか。
お金のかかる粗大ゴミを無料で回収してくれるとなればありがたいと思うものです。
チラシに記載されている電話番号に連絡し、粗大ゴミの回収を依頼します。
すると、手数料が必要だと告げてきたり、本来処分する予定のない物を持って行こうとします

先で紹介した手法をチラシという形で実践している詐欺業者です。
全てが詐欺業者ではありませんが、利用には注意が必要です。

二度目以降、詐欺を働く業者

世の中には、様々な詐欺があります。
そして、詐欺も時代の流れと共に巧妙化しています。
粗大ゴミ回収に関しても、一度目は本当に無料で回収してくれますが、二回目に法外な値段を請求してくる詐欺業者もいます

初回からいきなり法外な費用を請求しては警戒されてしまうだけです。
しかし、一度無料で処分し、実績を得ることで信用させます。
そして、リピートの連絡が来ると、無料ではなく費用を取ります。

依頼者側としても、一度目は本当に無料で引き取ってもらったので信じてしまうのです。
結果、法外な費用を支払ってしまうというケースもあります。

粗大ゴミ回収後、不法投棄する詐欺業者

悪質な粗大ゴミ回収業者のなかにはゴミを回収した後に適切な処分をせず、不法投棄する業者もあります。不法投棄自体が犯罪行為ですし、適切に処分することを前提にしているにもかかわらず、不法投棄することは詐欺行為に当たります。

冷蔵庫・エアコンなどのガスを含んだ家電製品は適切に処理しないと自然環境に悪影響を与えます。不法投棄場所によっては森林火災などの原因にもなるため、適切方法で処分しなければなりません。

しかし、適切な方法で処分をしようとすると料金がかかるため、その分のコストを削減しようとして不法投棄する詐欺業者が後を絶たないのが現状です。

見積もりだけでキャンセル料金をとる業者

粗大ゴミ回収業者の多くは、相談・見積もりなどの料金は無料を謳っています。しかし、なかには見積もり料金を提示したら契約をしなければならないなどの条件を設定し、断るとキャンセル料金を取る業者もあるので注意してください。

業者を選定する際には、公式サイトなどで相談・見積もり料金とあわせてキャンセル料の有無も確認したほうが良いでしょう。基本的に契約書を交わさなければキャンセル料金は発生しないものですが、詐欺を働く業者は巧みな言葉でキャンセル料金を主張してきます

どのような場合にどんな料金が発生するのか、細かくチェックしておいてください。

諸経費や人件費を追加で請求する詐欺業者

見積もり時とは異なり、実際の作業で人件費や諸経費を追加して請求する詐欺業者も存在します。

例えば見積もり時は2人で作業が可能といわれていたのに、実際には作業員が4人になり、その分の追加料金も最終的に請求されます。

支払い時に見積もりでの金額と違うと伝えても、「あれはあくまで見積もりであって実際の作業料ではない」などの理由を押し付けてくるでしょう。

見積もり代金を確認して依頼する場合には、追加料金が発生するのかも確認してください

粗大ゴミ回収の詐欺に遭わないためには

粗大ゴミ回収の詐欺に遭わないためには

粗大ゴミ回収の詐欺は巧妙化しています。
軽い気持ちで頼ったら詐欺に遭った、というケースも十分に考えられます。
そこで、粗大ゴミ回収の詐欺に遭わないための方法も覚えておきましょう。

基本的に「無料」は有り得ない

大前提として、粗大ゴミを無料で回収することなどできません。
粗大ゴミの処分は、自治体にお金を支払って回収してもらうのが一般的になっています。
つまり、無料で回収することはできません。

かつては無料で回収できたからこそ、粗大ゴミの回収にお金を支払うことに納得いかない人もいます。
「無料」を謳っている業者に頼りたくなる気持ちもよく分かります。

しかし、基本的に粗大ゴミの処分にはお金がかかります
お金がかかることを無料で引き受けることなど有り得ません。
ですから、「無料」を謳っている業者は警戒した方が良いでしょう。

「所在地」を確認する

粗大ゴミ回収を行っている業者は多々ありますが、いずれも「所在地」を確認してみましょう。
例えばトラックで回収している業者や訪問してきた業者に、本社所在地を聞いてみましょう

そもそも、粗大ゴミ回収を事業として行うのであれば一般廃棄物収集運搬業許可が必要です。
そして一般廃棄物収集運搬業許可を取得するためには、事業所等の届出が必要です。
一般廃棄物収集運搬業許可がなければ違法、つまり詐欺業者である可能性が高いです。
ですから、まずは所在地を確認してみましょう。

一般廃棄物収集運搬業許可なのかを確認する

事業として粗大ゴミ回収を行うためには、一般廃棄物収集運搬業許可が必要です。
しかし、「資格はある」とだけアピールしている業者もいます。

詐欺業者の中には、比較的簡単に取得できる古物商を取得しているケースがあります。
古物商の場合、リサイクル目的での買取が可能です。
しかし、回収作業そのものはできません。

それでも「資格はある」と、古物商の範囲外の粗大ゴミ回収収集を行っているケースがあります。
資格を保有しているとアピールしている業者には、「何の資格なのか」を訪ねてみましょう。

粗大ゴミ回収の正しい方法

粗大ゴミ回収の正しい方法

粗大ゴミ回収の詐欺に遭わないためには、正しい粗大ゴミ回収の方法を覚えておくことです。
正しい方法は以下の二種類だと考えて良いでしょう。

自治体のルールに従っての粗大ゴミ回収

自治体には、細かいルールが定められています。
自治体の公式ホームページには粗大ゴミ回収の正しい方法が記載されています。
面倒に思うかもしれませんが、正規の方法であれば詐欺に遭うことはありません

自治体の多くでは、事前に粗大ゴミ処理用のチケット・シールなどを購入して自治体に回収を依頼する方法を取っています。チケット・シールは取扱店ならコンビニ・スーパーマーケット・郵便局などで購入が可能です。

粗大ゴミ回収の受付時間は一般的には自治体の開庁時間帯ですが、大阪市ではインターネットから24時間受け付けています。このように、独自のスタイルで申込受付を実施している自治体もあるので、申込方法は事前に調べておきましょう。

一般廃棄物収集運搬業許可を持つ業者に依頼する

詐欺を働く業者もいますが、依頼者に寄り添った真っ当な業者もいます。
以下のような業者であれば信用度も高まります。

  • 一般廃棄物収集運搬業許可を取得している
  • 公式ホームページがしっかりとした出来

健全かつ実績のある業者であれば詐欺に遭う可能性は低いです。
よく調べてから依頼しましょう。

自分で粗大ゴミを手放すという方法も

フリマアプリやネットオークションを活用すれば自分で処分することもできます
手間がかかりますし、必ず買い手が見つかるとも限りません。
しかし、売ることができれば、お金を手にして処分ができます。

なお、大阪市では民間業者と提携して粗大ゴミのリユースを推奨しており、公式サイトからは提携業者のホームページへアクセスが可能です。売却ができる業者や不用品を無料で譲れるサービスなどが紹介されているので、これらを利用すれば安全に手放せます。

大阪市のように民間業者と連携してリユースを進める自治体は少ないかもしれません。しかし、気づかない間にこのようなサービスが展開されている可能性もあるので、自治体の公式サイトや粗大ゴミの出し方を解説しているページなどを確認してみてください。

七福神は安全な粗大ゴミ回収業者です

サイトアイコン

七福神では、粗大ゴミを含むさまざまな不用品の回収を行っています。買取可能な不用品については回収時に費用から差し引くため、見積もり時よりもコストが安く抑えられる可能性もあります。

公式サイトではサービス料金とあわせてさまざまな粗大ゴミ回収・不用品買取の実績を多数掲載しているので、粗大ゴミ回収業者選定の際の参考にして頂ければ幸いです。 なお、ご相談・お見積りは無料で行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

粗大ゴミ回収詐欺の被害に遭わないためについてのまとめ

粗大ゴミ回収詐欺の被害に遭わないためについてのまとめ

粗大ゴミ回収の詐欺は、以下のように手口が多種多様です。

  • 無料と謳う
  • 急に自宅まで押しかけてくる
  • チラシ投函
  • 一度だけ信頼させる

基本的に、粗大ゴミは無料では処分できないと覚えておきましょう
また、一般廃棄物収集運搬業許可の有無、公式ホームページ等も確認することで、より信頼できるか判断できます。

詐欺ばかりがクローズアップされますが、健全な業者も多々あります。
粗大ごみ回収を依頼するのであれば業者の見極め方を覚え、健全な業者に任せましょう。

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この記事の監修者

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 竹本 泰志

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。

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