コラムblog
粗大ゴミ回収は自治体によってルールが異なります。
しかし基本的には事前に受付を行い、手数料を支払って回収してもらう形です。
この方法に対し、面倒だと感じている人も多いようです。
結果、粗大ごみ回収で詐欺が増えています。
捨てるのが面倒だと思っている人に付け込んだ粗大ごみ回収詐欺について、具体的な手法や対応策を解説します。
目次
粗大ゴミ回収で詐欺が増えています。
こう聞いても、ピンとこない人も多いのではないでしょうか。
粗大ゴミ回収でどのような詐欺が行われているのかさえ分からない人も多いことでしょう。
粗大ゴミ回収の具体的な詐欺についていくつかご紹介します。
粗大ゴミ回収を無料で行うと喧伝しているトラックが巡回しているのを見かけたこともあるのではないでしょうか。
無料で引き取るとアピールしているので、「無料なら」と粗大ゴミ回収を依頼するかもしれません。
しかし、以下のような不当に料金を請求してくるパターンがあります。
- 品目を見て手数料がかかる
- 荷台に乗せてからキャンセルするならキャンセル料が必要になると告げてくる
このような業者は初めから無料で粗大ゴミを回収するつもりなどありません。
「あわよくば」を狙っているので、依頼したところで無料で回収などしてもらえません。
急に自宅まで押しかけてきて、粗大ゴミを引き取ると告げてくる業者もいます。
昨今は粗大ゴミの処分が面倒です。
わざわざ家まで来てくれたからという思いも手伝い、家に上げてしまいます。
すると、粗大ゴミに目もくれず、家の中で価値のありそうなものを物色し、「処分しておきます」と半ば強引に奪おうとするのです。
そもそも初めから金品の奪取が目的の詐欺業者です。
粗大ゴミ回収を口実に家に上がり、価値のある金目のものを持っていくことを目的にしています。
ですから、家に上げるのは危険です。
ポストに「無料で粗大ゴミ回収します」といったチラシが入っていたことがあるのではないでしょうか。
お金のかかる粗大ゴミを無料で回収してくれるとなればありがたいと思うものです。
チラシに記載されている電話番号に連絡し、粗大ゴミの回収を依頼します。
すると、手数料が必要だと告げてきたり、本来処分する予定のない物を持って行こうとします。
先で紹介した手法をチラシという形で実践している詐欺業者です。
全てが詐欺業者ではありませんが、利用には注意が必要です。
世の中には、様々な詐欺があります。
そして、詐欺も時代の流れと共に巧妙化しています。
粗大ゴミ回収に関しても、一度目は本当に無料で回収してくれますが、二回目に法外な値段を請求してくる詐欺業者もいます。
初回からいきなり法外な費用を請求しては警戒されてしまうだけです。
しかし、一度無料で処分し、実績を得ることで信用させます。
そして、リピートの連絡が来ると、無料ではなく費用を取ります。
依頼者側としても、一度目は本当に無料で引き取ってもらったので信じてしまうのです。
結果、法外な費用を支払ってしまうというケースもあります。
粗大ゴミ回収の詐欺は巧妙化しています。
軽い気持ちで頼ったら詐欺に遭った、というケースも十分に考えられます。
そこで、粗大ゴミ回収の詐欺に遭わないための方法も覚えておきましょう。
大前提として、粗大ゴミを無料で回収することなどできません。
粗大ゴミの処分は、自治体にお金を支払って回収してもらうのが一般的になっています。
つまり、無料で回収することはできません。
かつては無料で回収できたからこそ、粗大ゴミの回収にお金を支払うことに納得いかない人もいます。
「無料」を謳っている業者に頼りたくなる気持ちもよく分かります。
しかし、基本的に粗大ゴミの処分にはお金がかかります。
お金がかかることを無料で引き受けることなど有り得ません。
ですから、「無料」を謳っている業者は警戒した方が良いでしょう。
粗大ゴミ回収を行っている業者は多々ありますが、いずれも「所在地」を確認してみましょう。
例えばトラックで回収している業者や訪問してきた業者に、本社所在地を聞いてみましょう。
そもそも、粗大ゴミ回収を事業として行うのであれば一般廃棄物収集運搬業許可が必要です。
そして一般廃棄物収集運搬業許可を取得するためには、事業所等の届出が必要です。
一般廃棄物収集運搬業許可がなければ違法、つまり詐欺業者である可能性が高いです。
ですから、まずは所在地を確認してみましょう。
事業として粗大ゴミ回収を行うためには、一般廃棄物収集運搬業許可が必要です。
しかし、「資格はある」とだけアピールしている業者もいます。
詐欺業者の中には、比較的簡単に取得できる古物商を取得しているケースがあります。
古物商の場合、リサイクル目的での買取が可能です。
しかし、回収作業そのものはできません。
それでも「資格はある」と、古物商の範囲外の粗大ゴミ回収収集を行っているケースがあります。
資格を保有しているとアピールしている業者には、「何の資格なのか」を訪ねてみましょう。
粗大ゴミ回収の詐欺に遭わないためには、正しい粗大ゴミ回収の方法を覚えておくことです。
正しい方法は以下の二種類だと考えてよいでしょう。
自治体には、細かいルールが定められています。
自治体の公式ホームページには粗大ゴミ回収の正しい方法が記載されています。
面倒に思うかもしれませんが、正規の方法であれば詐欺に遭うことはありません。
詐欺を働く業者もいますが、依頼者に寄り添った真っ当な業者もいます。
以下のような業者であれば信用度も高まります。
- 一般廃棄物収集運搬業許可を取得している
- 公式ホームページがしっかりとした出来
健全かつ実績のある業者であれば詐欺に遭う可能性は低いです。
よく調べてから依頼しましょう。
フリマアプリやネットオークションを活用すれば自分で処分することもできます。
手間がかかりますし、必ず買い手が見つかるとも限りません。
しかし、売ることができれば、お金を手にして処分ができます。
粗大ゴミ回収の詐欺は、以下のように手口が多種多様です。
- 無料と謳う
- 急に自宅まで押しかけてくる
- チラシ投函
- 一度だけ信頼させる
基本的に、粗大ゴミは無料では処分できないと覚えておきましょう。
また、一般廃棄物収集運搬業許可の有無、公式ホームページ等も確認することで、より信頼できるか判断できます。
詐欺ばかりがクローズアップされますが、健全な業者も多々あります。
粗大ごみ回収を依頼するのであれば業者の見極め方を覚え、健全な業者に任せましょう。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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