一軒家の遺品整理の費用相場・料金相場とは? 業者に依頼するときの注意点

一軒家の遺品整理の費用相場・料金相場とは? 業者に依頼するときの注意点

親族が亡くなってしまった際、残された人たちで行わなければならない遺品整理。

「懐かしの写真を整理する」くらいであれば自力でも何とかなります。しかし実際には、半世紀以上に渡って溜め込まれた膨大な生活用品や家具を処分しなければならないケースもあり、大変です。間取りが多い一軒家であれば尚更です。

遺品整理を業者に依頼しようと考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、一軒家の遺品整理にかかる費用の相場や費用を安く抑えるコツ、一軒家の遺品整理を業者に依頼する際の注意点について解説します。

親族が亡くなってしまい遺品整理をしなければならない方、遺品整理について前もって情報を仕入れておきたい方はぜひ記事を最後までチェックしてみてください。

一軒家の遺品整理の費用・料金相場は一般的に30〜70万円程度

一軒家の遺品整理の費用・料金相場は一般的に30〜70万円程度

七福神(弊社)にご依頼をいただいた遺品整理にかかった費用の相場(一軒家)は、30〜70万円になることが多いです。

しかし一軒家の遺品整理費用が36,000円で済んだ事例もあれば、100万円以上かかった事例もあるため「費用は家庭ごとに異なる」というのが正直なところです。つまり費用相場はそれほどあてになりません。

最初は安い金額を提示していても、オプションや追加費用でどんどん高くなるケースも多々あります。

ここではまず、36,000円で済んだ事例と100万円以上かかった事例でどういった違いがあるのか、詳しく見てみましょう。

※遺品整理をお急ぎの場合は、七福神の無料Web見積もりをお試しください。部屋の様子を撮影した写真を送るだけで、最短即日で遺品整理にかかる費用が分かります。またWeb見積もりの利用者限定で、10%OFFの割引を実施しています(例:30万円の費用を27万円に割引)。

一軒家の遺品整理費用が100万円以上かかった事例

一軒家の遺品整理費用が100万円以上かかった事例
作業時間4日間
作業人数6人

愛知県犬山市の一軒家にて遺品整理を行った際の事例です。

家の権利書やご位牌、貯金通帳、現金、趣味で集められていた切手など、仕分けをするものが非常に多かったため、多くの時間と作業人数が必要となり、このような費用になりました。

このように仕分けをするものが多い場合は、費用が比較的高くなる傾向にあります。

しかし、遺品整理業者によっては、必要なものと不要なものの「仕分け」をしてくれいないケースもあります。

大切なものや、残しておきたいものがある場合は、「仕分け」をしてくれる遺品整理業者に依頼することをおすすめします。

一軒家の遺品整理費用が36,000円で済んだ事例

一軒家の遺品整理費用が36,000円で済んだ事例
作業時間1時間
作業人数2人

奈良県橿原市の一軒家にて遺品整理を行った際の事例です。ご主人の一回忌を終えたとのことで、ご依頼をいただきました。

以前から少しずつ整理されていたそうで、引取り品も軽トラック1台分に収まったため、費用を安く抑えることができました。

>>一軒家の遺品整理費用が36,000円で済んだ事例の詳細はこちら

一軒家の遺品整理費用をできるだけ安く抑える3つのコツ

一軒家の遺品整理費用をできるだけ安く抑える3つのコツ

一軒家の遺品整理費用は、36,000円で済むこともあれば100万円以上かかることもあります。

業者に依頼する際の費用は、できるだけ安く抑えたいですよね。

一軒家の遺品整理費用は、事前の片付けや買取サービス、相見積もりなどで安く抑えられます。それぞれ詳しく見てみましょう。

片付けられるものは事前に片付けておく

一軒家の遺品整理費用が36,000円で済んだ事例では、ご依頼主が1年間かけて遺品を整理されていました。よって引取り品の量が軽トラック1台分で済み、費用も抑えられました。

上記の例のように、片付けられるものは事前に片付けておくと、一軒家の遺品整理費用を安く抑えられます。

具体的には、仕分けが必要なもの(貴重品や思い出の品など)を事前に仕分けておき、あとは家具などを回収するだけの状態にしておくと、費用が安く抑えられます。

ただし事前に片付けをする時間が十分に確保できないかもしれません。よって事前の片付けは「できる範囲」で構いません。

まずはできる範囲で片付けをしましょう。そしてこれから紹介する2つの方法で一軒家の遺品整理費用をさらに安く抑えましょう。

買取サービスを利用する

遺品整理業者によっては、買取サービスを実施しています。

買取サービスでは、遺品整理で出てきた貴金属、家具、家電などを査定し、買取を行うことで、遺品整理にかかる費用を削減できます。

特に一軒家の場合は、買取できるものが多いです。

買取サービスを実施している遺品整理業者と、実施していない遺品整理業者があるので、事前に業者のホームページを確認してみましょう。

せっかく遺品を回収してもらうのであれば、1つでも買取をしてもらって、費用を抑えられた方がお得です。

相見積もりを取って少しでも安い業者を選ぶ

遺品整理業者を選ぶ際は、相見積もりを取りましょう。そうすることで、より費用のかからない業者を選べます。

特に親族が亡くなった直後は、精神的な面から、正常な判断をすることが難しくなります。まだ悲しみから立ち直れていない状況で「遺品整理 安い」などとインターネットで検索を行い、見積もりも取らずに業者に依頼をしてしまうと、損をしかねません。

まずは無料で見積もりを実施している業者に見積もりを依頼しましょう。またできれば1社のみならず、複数社に相見積もりを取って、どの業者に依頼をするか検討しましょう。

すぐに遺品整理をする必要がない場合は、しばらく時間をおいて落ち着いてから依頼を検討するのも1つの手です。

賃貸の場合は、早く遺品整理をして退去しなければなりません。しかし一軒家の場合は、自分のペースで遺品整理を進められるはずです。

ただし安ければ良いというわけではない

一軒家の遺品整理業者選びでは、ついつい費用ばかりに目がいきがちです。しかし遺品整理業者は、安ければ良いというわけではありません。

もちろん費用が安いに越したことはありません。しかしそれ以外にも、重要視するべき点はあります。

具体的には、以下のサービス内容も、一軒家の遺品整理業者選びの基準に入れるべきです。

  • 遺品の仕分けの有無
  • 遺品の買取の有無
  • ハウスクリーニングの有無
  • 特殊清掃の有無

特殊清掃について

できれば上記全てのサービスに対応している遺品整理業者を選ぶべきです。特に遺品の仕分けの有無、遺品の買取の有無、ハウスクリーニングの有無は重要視したい項目です。

一軒家の遺品整理を業者に依頼する際の注意点5つ

一軒家の遺品整理を業者に依頼する際の注意点5つ

一軒家の遺品整理を業者に依頼する際は、以下5つの点に注意しましょう。

  1. 見積もり費用がかからない業者を選ぶ
  2. 悪徳業者でないクリーンな業者を選ぶ
  3. 遺品整理に関する専門知識や資格を持つスタッフが在籍する業者を選ぶ
  4. 損害補償に加入している業者を選ぶ
  5. 遺品整理+αのサービスが充実している業者を選ぶ

それぞれ詳しく解説します。

見積もり費用がかからない業者を選ぶ

遺品整理業者には、見積もり費用がかからない業者と見積もり費用がかかる業者があります。

大半の遺品整理業者では、見積もり費用はかかりません。しかし中には見積もり費用を請求する悪徳業者もいます。

見積もりをした後に依頼を断った際、見積もり費用を請求されることがあるので注意してください。

遺品整理業者のホームページを見た際「見積もり無料」の記載がない場合は要注意です。

「記載がなくても費用はかからないだろう」と思うかもしれません。しかし記載がないのであれば、事前に見積もりに費用がかかるのかどうか確認するべきです。またそもそもホームページに「見積もり無料」と記載されている遺品整理業者を選ぶべきです。

悪徳業者でないクリーンな業者を選ぶ

残念ですが、遺品整理業者の中には、悪徳業者もいます。前の項目で解説したように見積もり後に突然費用を請求したり、サービスが手抜きであったりする業者です。

一軒家の遺品整理では、賃貸の遺品整理と比べてかかる費用も大きくなります。よって悪徳業者に依頼をしてしまうと、損する額も大きくなります。

遺品整理業者に一軒家の遺品整理を依頼する際は、クリーンな業者を選びましょう。具体的には、見積もり依頼をする前に、業者の口コミ・評判について調べてみてください。

口コミ・評判について調べると、業者のホームページには書かれていないリアルな情報が得られます。

いくつか遺品整理業者の目星をつけて、「業者名 口コミ」のような形でインターネット検索してみる方法がおすすめです。

遺品整理に関する専門知識や資格を持つスタッフが在籍する業者を選ぶ

遺品整理に関する専門知識や豊富な経験を持つ業者に遺品整理を依頼した方が、良いサービスが受けられます。

また、テレビや雑誌などのメディアへの出演経験が豊富な遺品整理業者もおすすめです。

メディア実績について調べれば、その業者がどのくらい信頼できるのかを確認できます。

メディアへの出演経験が豊富な遺品整理業者の方が、名前などの情報がインターネット上で公開されている分、見積もり時やキャンセル時の高額請求トラブルに巻き込まれるリスクは低くなります。信頼を損なわないように仕事をするからです。

また、メディアに取り上げられるということは、それなりの豊富な実績があって取り上げられていますので、業者選びの重要なポイントになるでしょう。

損害補償に加入している業者を選ぶ

遺品整理の過程で何かトラブルが起こることは稀です。しかし、念のために損害補償に加入している遺品整理業者を選びましょう。

損害補償に加入している遺品整理業者を選んでも、特別費用が高くなることはありません。

損害補償に加入していると、万が一残しておきたい遺品が破損してしまうなどのトラブルが起きた際にもスムーズに保証を受けられます。

一方で損害補償に加入していない遺品整理業者だと、万が一何らかのトラブルが起きた場合も保証が受けられず、訴訟等に発展するケースもあります。

ただでさえ親族が亡くなって心が痛んでいるときに、そういった面倒ごとには巻き込まれたくありませんよね。

遺品整理+αのサービスが充実している業者を選ぶ

遺品整理業者のサービス内容は、遺品整理だけではありません。遺品の買取や特殊清掃など、遺品整理+αのサービスが充実している業者を選びましょう。

また+αのサービスを受ける際に追加料金がかからない遺品整理業者を選ぶべきです。

特に一軒家では、遺品整理後のクリーニングが大変です。よって部屋、庭、倉庫などのホコリや汚れを掃除してくれるハウスクリーニングサービスを提供している遺品整理業者を選びましょう。

遺品整理業者のホームページには、どういった手順で遺品整理を行うのか、遺品整理以外にどういったサービスを受けられるのかなどが記載されています。事前にしっかり確認しましょう。

七福神は一軒家の遺品整理の実績が豊富

七福神(弊社)では、遺品整理や生前整理のサービスを提供しています。

一軒家の遺品整理実績が豊富で、費用相場は記事冒頭で紹介した通り(30〜70万円)、見積もり費用や追加料金は一切かかりません。終活カウンセラーの資格を持ったスタッフも在籍しています。

以下より、七福神の遺品整理・生前整理実績をご覧いただけます。どういったサービスを受けられるのか、費用はどのくらいかかるのかの目安を掴めますよ。

>>七福神の遺品整理・生前整理実績一覧はこちら

また七福神の遺品整理の様子は、以下の動画でもご確認いただけます。

まとめ

一軒家の遺品整理にかかる費用の相場や費用を安く抑えるコツ

一軒家の遺品整理にかかる費用の相場や費用を安く抑えるコツ、一軒家の遺品整理を業者に依頼する際の注意点について解説しました。

一軒家の遺品整理を業者に依頼する際の費用相場は、仕分けしなければならない遺品の量や家の広さなどによって異なります。

まずは遺品整理業者をいくつかピックアップして、無料見積もりの依頼をしてみましょう。また、一軒家の遺品整理費用を少しでも安く抑えるために、本記事で紹介した内容をぜひ実践してみてください。

この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家

氏名:新家 喜夫

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。