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遺品整理・大型家具は処分だけでなく買取りもお願いできます

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遺品整理というと、衣類や食器など日常生活で使用する小さなものを整理していくイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
もちろん、そういった物を整理することも遺品整理の重要な作業ですが、それだけではありません。当然ながら遺品のなかには、ソファーやベッドなど家具など大型の物も含まれており、遺品整理の際には処分をしなければなりません。
しかし、大型なものが多いゆえに処分に困る遺族も多くいます。
遺品として出てきた大型の家具などは、どのように処分をすればよいのでしょうか。

 

家具

家庭ごみとして処分できない大型の家具

家族を亡くした遺族は葬儀や法要など、様々なことを行わなければならず、手続きなども多く行わなければいけません。遺族は悲しみにくれるなかでも、そういった作業追われるものです。
そんななかでも、遺品整理には大変な労力が必要です。 たとえば故人と遺族が同居していた場合ですと、自宅内にある衣類などを整理するだけで構わないかもしれません。家具などは遺族がそのまま使っていくものだからです。

しかし、今は一人暮らしの高齢者などが増えている時代。もし、故人が一人暮らしをしていたのであれば、大きな家具も全て整理しなければならないケースもあります。
これは遺品整理において、遺族を悩ませるひとつの要因ともなっています。
家具はタンスや食器棚など、大型のものが多くなります。そのために運搬も大変で、かといって家庭ごみとして処分することもできません。
では、遺品としての家具の処分方法にはどのような方法があるのでしょうか。

大型家具の処分方法

大型家具が遺品として出てきた場合、方法は大きく分けて3つあります。

・粗大ごみとして処分する
・不用品回収を利用する
・リサイクルショップなどで買い取ってもらう

粗大ごみとして処分する

まず最も多い方法が、粗大ごみとして処分するという方法です。
やはり大型のものはスペースをとってしまいますし、遺族が使うこともあまりないため、ごみとして処分されることが多いのです。
粗大ごみとして処分する場合にも2つの方法があります。

・役所で処分してもらう
・業者に処分してもらう

この2つの方法には、それぞれメリットとデメリットが存在します。

a.役所で処分してもらう

一般的なごみであれば無料で回収されますが、大型のもの=粗大ごみとなれば当然、費用が発生してしまいます。
役所で処分してもらう場合は、比較的安価で処分してもらうことができますが、役所の場合は自宅内からの搬出などは請け負ってくれませんので、どんなに大型の家具でも自力で搬出しなければいけません。
また、土日に対応してもらえるところも多くはなく、土日しか休みが取れないという人には利用しにくくなります。

b.業者に処分してもらう

業者に依頼した場合は、搬出も行ってもらえますし、業者によっては土日でも対応してもらえます。
しかし、そのぶん料金が役所よりも高くなっています。

不用品回収を利用する

次に大型の家具を処分する方法として挙げられるのが、不用品として回収してもらう方法です。不用品回収は粗大ごみとして処分する方法と似ています。
不用品回収はあくまでも回収してもらうものなので、業者に依頼をすることが主な方法となります。

費用は粗大ごみとして処分するよりも少し安い程度であり、それほど大きな違いはありません。
しかし、なかには宅配業者が不用品回収を行っている場合もあり、費用が一切かからないというサービスもあります。
大型の家具を処分する際に費用を抑えたいという時には、こういったサービスを行っている業者を探すとよいでしょう。

また、家具は日常的に使うものとは言え、故人が使っていた物であるため、ごみとして処分することに抵抗があるという人もいるでしょう。
そういった場合にはお寺などに依頼して、供養をしてもらった後にお焚き上げなどをしてもらうと、遺族の気持ちの負担も軽減されます。

リサイクルショップなどで買い取ってもらう

ここまで大型の家具が遺品として出てきた場合の処分方法を見ていきましたが、もう一つ方法があります。それが買取ってもらうという方法です。

以前から自分の持ち物で不要になった物はリサイクルショップやフリーマーケットで販売する、という方法が取られていました。
最近では物を売買できるインターネットサービスが開始され、不要になった物を販売することは一般的に普及しています。

このような、“物を大切にする”気持ちは、遺品整理でも取り入れたいところです。
リサイクルショップのなかには、大型の家具でも買い取ってくれるところもあるので、そういった店を探して買い取りしてもらいましょう。
家具の搬出や運搬を遺族自身で行わなければならない場合もありますが、もちろん搬出や運搬もサービスとして行ってくれる店もあります。
また、店によっては買取りできない家具もあるので、買い取りを検討している家具が買取り対象になっているかを確認しておくことも大切です。

高価買取りしてもらえる家具にはどんな物がある?

家具を買取りしてもらう方法も遺品整理においては有効ですが、買取りしてもらう場合には買取り価格の相場を知っておく必要があります。
家具のなかには非常に高価な物もありますが、知識を持たない業者であれば安価で買取ってしまうかもしれませんし、高価な家具を遺族が知らなければ、粗大ごみとして処分してしまう恐れもあるのです。

では、どのような家具が高価買取りされるのでしょうか。

・ブランド家具の場合
・ノーブランド家具の場合

ブランド家具の場合

洋服やバッグなどにブランド品があるように、家具にもブランド品があります。それらの家具は非常に高価です。
また、高価ゆえに中古品であっても欲しいという人もいるため、買取り額も高価になります。

しかし、ブランド家具であっても高価買取されないことがあります。たとえば、壊れていて本来の働きをしなかったり、損傷が激しい場合などです。
小さな子どもが家具にシールを貼り付けてしまうということもあります。もしシールがうまく剥げずに、傷として残ってしまうようなことがあれば、高価買取されなくなります。

ノーブランド家具の場合

最近はノーブランドで低価格の家具も流通していますが、これらも高価買取されません。
もともとの定価が安いため、消費者はノーブランド商品であれば、新品を定価で購入しようと考えるもの。
そのため、中古品のノーブランドの家具は高価買取されないことが多いのです。

とはいえ、ノーブランドの家具が全て高価買取されないというわけではありません。なかには高価買取される可能性があるものもあります。
例を挙げると、日本に代々伝わる桐タンスのような、伝統的な家具はノーブランド(銘柄なし)でも高価買取されやすいようです。桐のタンスは手間暇かけて作られたものなので、価値が高くなります。

たんす
さらに、使っている素材が高価なものである場合も、家具そのものの価値が上がる要素のひとつとなるので、高価買取される可能性があるでしょう。
最近では古いものを“おしゃれ”として取り入れる若者も多く、古い家具はアンティーク品として高価買取されることがあります。

これらの基準は店によって違いますし、査定する人によっても変わります。
少し負担は大きくなるかもしれませんが、数件の店に査定を依頼して最も高い金額の店に買い取ってもらうとよいでしょう。

買取りの悪徳業者が横行している

遺品整理業者は3つの方法に対応

ここ数年、遺品整理業者に遺品整理を代行してもらう人が増えています。
遺族は遺品の処分方法の最終判断だけを行えばよくなるため、負担は最小限に抑えられます。
また、業者の持つプロの技や知識などを活用して作業が行われるので、遺族だけでは数日かかる作業も短時間で済ませることができます。
遺品のなかに大型の家具が含まれているケースだと、さらに遺品整理業者の力が必要になるかもしれません。

まず遺品整理業者の多くは大型の物や大量の物を運ぶために運搬車を所有しています。そのため、大型の家具であっても搬出から運搬まで行ってもらえるのです。
さらに、粗大ごみや産業廃棄物の処分方法に関する専門知識もしっかりと持っており、適切な方法で処分してもらえるというのも、遺品整理業者に依頼をするメリットでしょう。

遺品整理業者によっては家具などの遺品の買い取りまでを行ってくれる業者もあります。
つまり、遺品整理業者に依頼をすることで、大型の家具の処分方法である「粗大ごみとしての処分」や「不用品としての回収」「リサイクル品として買い取ってもらう」という3つの方法全てに対応してもらうことができるということです。

しかしながら、遺品整理業者の需要が高まっているため、多くの業者が営業を開始しており、そのなかに悪徳業者が紛れていても気づかずに依頼してしまう危険性も高くなっています。

悪徳業者の不当買取り


遺品整理業者の中で悪徳業者と呼ばれる業者が行うこととして、まず高額請求が挙げられます。
依頼する遺族はもちろん見積もりを事前に取ります。しかし、いざ遺品整理をしてもらって料金の支払いとなった時に、見積金額以上の料金を請求されるのです。 業者側としては追加作業によって金額が上がったという説明をするので、仕方なく支払ってしまう遺族もいますが、実際には支払う必要はありません。

また、遺品整理は遺品を運搬することが多くありますが、遺品を運搬する際には原則として遺族の了承を得てから運搬します。
なかには遺族の了承を得ていない遺品を運搬して摘発された業者もあるほど。これにも遺族は注意しなくてはいけません。

一方で、買い取りしてもらう場合にも悪徳業者の被害に遭う可能性があります。
悪徳業者に買い取りを依頼してしまった場合、相場よりも安い価格で買い取られるということがあります。
本来であれば高値で買い取ってもらえるであろうブランド家具でも、安く価格で買い取ろうとする悪徳業者が存在しているのです。

このような買い取りにおける被害を防ぐためにも、家具の価値や相場を知っておく必要があるでしょう。
遺品整理業者に依頼をする場合は、業者をしっかりと見定めたうえで依頼しなければなりませんが、買い取りまで依頼する場合には特に注意してほしいところです。

悪徳業者の被害に遭わないためには・・・

もちろん遺品整理だけを遺品整理業者に依頼して、家具の買い取りは買い取り業者に依頼するという方法もありますが、各業者に連絡をして見積もりや査定をしてもらわなければならないため、そのぶん労力を要するというデメリットはあります。
そこで全ての作業を遺品整理業者に依頼する場合、遺族は遺品整理業者だけに依頼をすれば済みます。また、一括であれば低価格で作業をしてもらえる可能性もあります。

現代は様々なサービスが増え、利用者は非常に楽をすることができるようになりましたが、その反面、サービスの使い分けに気を遣わなければならなくなりました。
きちんとした方法を見定めて、遺族も故人も喜ぶ遺品整理を行ってください。

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