堺市は、大阪府の中南部に位置する政令指定都市です。
世界最大の墳墓である「仁徳天皇陵古墳」があることを思い出す人も多いかもしれません。
中世には、海外交易の拠点として自由・自治都市を形成し、日本の経済・文化の中心地として繁栄してきました。
また、茶道を極めた千利休、歌人・与謝野晶子、将棋の坂田三吉など、ゆかりの有名人も多い土地です。
現在は、大阪府2番目の面積・人口を擁する政令指定都市として栄えています。
約83万人の人口を有する堺市では、粗大ごみの処分方法はどのようになっているのでしょうか。
目次
粗大ごみNG集
粗大ごみを捨てたことがありますか?
大きなごみは、日常生活の中でそれほど頻繁に出るものではありません。
そのため、出す際に収集スタッフを困らせることも多いようです。
ごみ処理券は居住自治体のものを
粗大ごみを出す際、居住自治体の発行するごみ処理券を添付しなくてはなりません。
しかし、別の地区の処理券が貼られていることも多いそうです。
会社の近くのコンビニなどで買ったシールや、引っ越し前に買っていたものを使ったりしてはいけません。
地区の違う処理券が貼られていると回収してもらえません。
処理券は居住地区のものを使いましょう。
ごみのサイズは正確に
申し込み時、捨てたいごみのサイズを正確に伝えない人がいるようです。
料金が安いからと小さめに申告し、持って行ってもらえるか出してみて、だめだったら処理券を貼り増して再度出すのです。
スタッフにしてみれば、二度手間になってしまいます。
ごみのサイズは最初から正確に測り、正しい料金分の処理券を貼りましょう。
ビーズクッションの捨て方は?
「人をダメにする」と人気のビーズクッション。
30cm以上の大きなものは粗大ごみに出さなくてはならない自治体がほとんどです。
しかし、素材からか、可燃ごみの日に袋に入れて出される例が後を絶たないそうです。
このようにして出されたビーズクッションは、収集車の中で敗れ、細かいビーズが散って大変な手間をかけることになります。
また、破れてしまったクッションを出す場合は、レジ袋など小さめの袋に小分けにするか、厚めのごみ袋に半分程度を入れて空気を抜いてから出しましょう。
大阪府堺市における「粗大ごみ」とは?
では、堺市の粗大ごみについて見ていきましょう。
まず、堺市では、どのようなごみを「粗大ごみ」と規定しているのでしょうか。
堺市の粗大ごみとは?
最大辺または径の長さがおおむね30cmを超える耐久消費財を「粗大ごみ」としています。
どんなものを捨てられる? 料金は?
堺市では、どんな品目を粗大ごみとして出せるのでしょうか。
また、その場合の料金はどのくらいなのでしょう。
いくつか例を見てみましょう。
- ソファ:1人用400円、2人用800円
- ギターなど金属・プラ製の楽器:400円
- 手動式車椅子:400円
- 電動アシスト自転車:1200円
- たんす:最大辺が1m未満のもの1200円、1m以上のもの2000円
- 布団:400円(上下4枚まで)
- 卓上型ミシン:400円
- ホットカーペット:3畳未満400円、3畳以上800円
- ベッド(マットレスは除く):ベビー用400円、シングル400円、セミダブル1200円、ダブル1200円
- 椅子型マッサージ機:1600円
ほぼ400円〜2000円ほどの料金で処分できます。
素材や形式、大きさなどによって料金が異なる場合があるので、申し込みの際に必ず確認しましょう。
堺市の粗大ごみの出し方は?〜電話での申し込み方法
では、大阪府堺市の粗大ごみの出し方について見ていきましょう。
いずれの場合も、出したい粗大ごみの品目と大きさをきちんと確認しておきましょう。
電話をかける
粗大ごみ受付センターに電話をしましょう。
- 固定電話からは0120-00-8400
- 携帯電話からは06-6485-5048
年末年始を除き、月曜日〜金曜日の午前9時から午後5時まで受け付けています。
祝日も受け付けてもらえます。
住所、氏名、電話番号、出したいものの品目、数、大きさを伝えます。
収集日、受付番号、手数料を確認します。
曜日の指定はできません。
粗大ごみ処理券を購入する
コンビニエンスストアや農協など、「粗大ごみ処理券取扱所」を掲示している堺市内のお店で、必要な料金分の処理券を購入します。
処理券には、回収日や受付番号など必要事項を記入しておきましょう。
回収日に出す
出したい粗大ごみの見やすいところに処理券を貼り、収集日当日の午前9時までに指定の場所へ出します。
堺市の粗大ごみの出し方は?〜インターネットでの申し込み方法
大阪府堺市では、インターネットでも粗大ごみ回収を受け付けています。
メンテナンス時を除き、パソコンやスマートフォンから24時間申し込むことができます。
サイトにアクセスする
パソコンやスマートフォンから、堺市粗大ごみインターネット受付サイトへアクセスします。
パソコン用と携帯電話、スマホ、タブレット用が表示されるので、使用機器によってどちらかにアクセスしましょう。
最初のページに注意事項が記載されているので、よく読んで「注意事項に同意する」にチェックを入れます。
「申込開始」ボタンをクリックします。
申し込みを進める
排出されるごみが、家庭系か事業系か尋ねられるので、「家庭からのごみ」をクリックしましょう。
利用者登録を行う
「初めて利用される方(利用者同時登録)」「初めて利用される方利用者登録なし」「利用者登録をお済みの方はこちら」のどれか、当てはまるボタンをクリックします。
利用者登録をしなくても利用できますが、登録をしておけば、次回以降もログインが簡単にできます。
いずれの場合も、メールアドレスを入力して、申し込み用のURLを受け取ります。
登録を進める
まず、品目を入力します。
回収場所、品目を選択しましょう。
次に、利用者情報入力画面に移るので、必要事項を入力します。
入力できたら「申込内容確認へ」をクリックします。
「申込内容確認」ページが表示されるので、出したい品目や利用者情報などを確認しましょう。
「申込」ボタンをクリックすると、申し込みが完了します。
なお、ここまでの申し込みは「仮申込」です。
粗大ごみ受付センターで確認されたあと、正式な申し込みとなり、受付完了のお知らせが登録したメールアドレスに届きます。
粗大ごみ処理券を購入する
コンビニエンスストアや農協など、「粗大ごみ処理券取扱所」を掲示している堺市内のお店で、必要な料金分の処理券を購入します。
処理券には、回収日や受付番号など必要事項を記入します。
回収日に出す
粗大ごみの見やすいところに処理券を貼り、収集日当日の午前9時までに指定の場所へ出しましょう。
堺市の粗大ごみの出し方は?〜クリーンセンター清掃工場への持ち込み
大阪府堺市では、クリーンセンター清掃工場へ、粗大ごみを直接持ち込むこともできます。
持ち込みに必要な書類を揃える
持ち込む際に必要な書類をあらかじめ揃えておきましょう。
- 自動車運転免許など、持ち込む人の住所・氏名が確認できる書類
- 住所などが確認できる書類
また、状況により以下の書類が必要となります。
- 自宅から出たごみの場合は自動車運転免許証
- 自宅以外から出たごみの場合は、納税関係書類など、その住所などが記載された書類
- 親族のごみを持ち込む場合は、自動車運転免許証など、その親族の住所・氏名が確認できる書類
- 親族の遺品整理などで出たごみの場合は、死亡届など、故人の住所、氏名が確認できる書類
ごみを持ち込む
粗大ごみを清掃工場へ持ち込みます。
持ち込みできる施設と時間は以下となります。
- クリーンセンター臨海工場
堺市堺区築港八幡町1番地70
午前8時30分〜午後4時30分- クリーンセンター東工場
堺市東区石原町1丁102番地
午前11時30分〜午後4時30分
どちらの施設も、年始・施設点検日を除き、月曜日〜日曜日まで、祝日も持ち込むことができます。
持ち込む際、搬入物検査が行われます。
検査ができるように、車両荷室の開閉や飛散防止シートを取り外す必要があります。
また、ごみを入れている容器などの開閉を求められることもあるので、従いましょう。
もし持ち込みできないごみがある場合は、そのごみは出すことができません。
持ち込みの際の料金は?
持ち込みの際、処理手数料を支払う必要があります。
ごみの総重量が100kgまでの場合、手数料は1100円で、100kgを超える場合は10kgごとに110円が加算されます。
ただし、長さの最大や厚さ、径が50cmを超えるものや、金属・ガラス・陶磁器類等を含むものを処分する場合は100kgまで1700円、100kgを超える場合は10kgごとに170円が加算されます。
処理手数料は、粗大ごみの搬入後、料金計量窓口で現金にて支払います。
まとめ
大阪府堺市で粗大ごみを出すには、電話申し込み、インターネット申し込み、クリーンセンターへ直接持ち込む3つの方法があります。
電話で申し込む場合は、品数や大きさを伝える必要があるため、必ず事前にごみの大きさを測っておきましょう。
いずれの方法を利用する場合もルールを守り、気持ちよく処分しましょう。