皆さんはどんなときに物を捨てたくなりますか?
物を捨てたくなる心理状態はさまざまですが、もしかしたらうつ病なのかと疑う人もいるかもしれません。
「物が溜まっているから不快に感じる……」
「家にある物をとにかく捨ててしまいたい……」
以上のような悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
うつは物を溜め込む傾向にあるため、もしかしたら逆に物を捨てたくなるのはうつと関係があるかもしれません。
それでは、物を捨てたくなるのはうつの疑いがあるのか説明します。
目次
物を捨てたくなるのは「うつ」の疑いあり?
物を捨てたくなるのはうつの疑いがあるのか気になる人も多いのではないでしょうか。
明確な関連性が分かれば、うつを治療することで過剰に物を捨てなくなるかもしれません。
それでは、物を捨てたくなるのはうつの疑いがあるのか説明します。
物を捨てたくなる気持ちとうつ病に明確な関連性はない
結論から言えば、物を捨てたくなる気持ちとうつ病に明確な関連性はありません。
というのも、うつは気分障害なのに対し、とにかく物を捨てたくなる気持ちが強いのは強迫性障害の可能性があります。
一見するとうつと強迫性障害は似たものだと思う人も多いかもしれませんが、強迫性障害は不安障害の一つであり、気分障害のうつとは一切関連性はないと言えるでしょう。
いずれにしても、不安を感じる点ではうつと同じですが、行動に起こせるか起こせないかの違いがあります。
うつは無気力になる心の病
うつ病は、無気力を引き起こす心の病です。気力がわかず、日常生活が困難になることがあります。人によっては、普段楽しんでいたことに対しても興味を失うことがあり、仕事や家事をこなすのも難しく感じます。
うつ病の症状は、睡眠や食欲に影響を与えることもあります。心身のバランスが崩れ、体調にも悪影響が出ることがあります。もし自分や周囲の人がこのような状態にある場合、早期の対応が大切です。
専門的な治療を受けることで、回復が可能です。うつ病は治療によって改善できます。なので、適切な支援を求めることが重要です。
うつは物を溜め込む
うつは基本的に気分障害の一つであり、どちらかというと気分の落ち込みによって物を捨てる気分にならないのが特徴の一つです。
一日中気分が落ち込んでいたり、どんなことをしても楽しくない上に気分が晴れなかったりといった精神症状が現れる可能性があります。
また、食欲が湧かなかったり眠れなかったり疲れやすかったりといった身体症状が現れやすくなるため、日常生活に支障をきたすレベルになっている場合はうつ状態になっているかもしれません。
この場合、物を捨てる気分にならないので、日々の生活が過ぎていくだけになると次第に部屋中にゴミなどの物が溜まるようになります。
物を捨てたくなるのにできないのは「うつ」の疑いも
物を捨てたくてもできないのは、「うつ」の可能性もあります。うつ病の症状には、やる気が出ない、物事を先延ばしにする、そして物を捨てるのが困難になることがあります。
物を捨てられない理由は、物に対する執着や、物を捨てることで不安を感じることがあるためです。このような症状は、うつ病が関係している場合もあるため、注意が必要です。
もし物を捨てるのが極端に難しく、生活に支障をきたしている場合は、専門医に相談することが重要です。早期の対応が回復への第一歩です。
ゴミ屋敷や汚部屋がうつの原因になることも
ゴミ屋敷や汚部屋がうつの原因になることもあります。物が散乱し、整理整頓ができていない環境は、精神的な負担を増やすことがあります。視覚的な混乱がストレスを引き起こし、心の余裕を奪うことがあるからです。
さらに、掃除や片付けの手間を考えると、精神的に疲れてしまうこともあります。このような状況が続くと、無力感や焦燥感が強まり、うつ病の症状を引き起こすことがあります。
部屋を整えることは、心の整理にも繋がります。片付けを少しずつ行うことで、気分が軽くなることもあります。快適な環境を整えることは、心の健康にも良い影響を与えるでしょう。
物を捨てたくなるときの5つの心理状態
物を捨てたくなるときの心理状態は、以下の通りです。
- 最近全く使わなくなった
- イライラやストレスから開放されたい
- 心機一転を図り新たな自分になりたい
- 過去を忘れたい
- 部屋のものを全部捨てたい
それでは、物を捨てたくなるときの5つの心理状態について説明します。
最近全く使わなくなった
当時は欲しくて購入した物でも、価値観の変化によって全く使わなくなることもあるでしょう。いつまでも全く使わなくなった物を持っていても仕方がないので、早々に捨ててしまおうという心理状態になります。
今まで新しい物を購入したときには気分が上がっていたのに、最近は新しい物を購入しても何も感じなくなったときは物に対する価値観が変化しているかもしれません。この場合、不必要な物を持つのは非効率的ということから、全く使わなくなった物はどんどん捨ててしまう傾向にあります。
イライラやストレスから開放されたい
片づけや掃除をして物を捨てることで、満足感や爽快感を感じた人も多いのではないでしょうか。
物を捨てる行為は部屋が綺麗になる上に、その分のスペースが空くので有効活用できるようになるなど、満足感や爽快感を得られるメリットがあります。
イライラやストレスを抱えている状態では、物が溜まっている部屋を見たときに部屋を片付ける決心がしやすく、積極的に物を捨てる心理状態になりやすいです。
物を捨てて部屋が片付くことで解放感が感じられるため、効率良くイライラやストレスが発散できるようになるでしょう。
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心機一転を図り新たな自分になりたい
部屋の物を片付けることによって気分が一新されるため、心機一転を図って新たな自分になるために物を捨てる心理状態になります。
以前使用していたものでも今現在は使用していない物に対して捨てる意志があるなら、それは心機一転を図りたい心理状態の表れだと言えるでしょう。
引越しを機に断捨離をする人のように、物を捨てる行為は心機一転を図って新たな自分になる大きなきっかけになります。
過去を忘れたい
すべての物には手にした瞬間から所有者との思い出を刻んでいるものなので、過去の思い出や苦しくて思い出したくないこと、別れた恋人との思い出などが詰まっているでしょう。
しかし、特定の物を見るたびにそれらの思い出を思い出していては、過去に捉われているままの状態で前に進むことができません。
辛いときや過去の影響、昔の恋人との思い出などを断ち切りたいときは、それらの物を思い切って捨てるのがおすすめです。物がなくなれば過去の思い出や感情に振り回されることもなくなります。
部屋のものを全部捨てたい
何らかの理由で部屋の物をすべて捨てたいと思う人もいるでしょう。
この場合、必要最低限の持ち物さえあればいい、もしくは何もほしくないという心理状態になっています。
物に対する価値観の変化によって必要最低限の物さえあれば生活できるから、後は必要ないと思ってどんどん物を捨てていくケースがあります。
ただ、何もほしくないという心理状態のときは諦めや無機力によるものなので、うつ状態につながる可能性があるでしょう。
物を捨てたくなる気持ちが沸き上がるときに疑うべき病気
物を捨てたくなる気持ちが湧き上がるときに疑うべき病気が5つあります。
この5つの病気によって物が捨てたくてしょうがないという気持ちにさせている可能性があります。
それでは、どんな病気なのか説明します。
断捨離依存症
断捨離依存症とは、本来不必要な物を可能な限り捨てて生活の質を向上させるのが目的だったものが、物を捨てることだけが目的になってしまう状態のことです。
断捨離が悪いのではなく、あまりにも断捨離がエスカレートしてしまうと、本来なら必要であるはずの物まで捨ててしまうようになります。
そこに物があるだけで我慢できずに捨ててしまうので、部屋の中には何もない状態になっている可能性が高いです。
厳密には病気ではありませんが、断捨離を続けているうちに物を捨てることが快感になってきたら要注意です。
断捨離依存症にならないようにするためにも、本当に必要な物を捨てないようにしたり、少しずつ断捨離を進めたりするように心がけましょう。
強迫性障害
強迫性障害とは不安障害の一つで、強い不安やこだわりによって日常生活に支障が出る病気のことです。
たとえば外出する場合、少し歩いてからふと「家の鍵はちゃんとかけたのか」と思ったことがある人も多いのではないでしょうか。あまりにも気になると家に戻って鍵をかけたか確認することもあるでしょう。
これが1回や2回ならまだしも、何回も鍵をかけたか確認するために家に戻るのを繰り返している場合は強迫性障害の可能性があります。
過度な不安で同じ行動を何度も繰り返して日常生活に支障をきたしているレベルなら強迫性障害を疑った方が良いかもしれません。
特に自分の意思とは関係なく物を捨てたくてしょうがないときは、もしかしたら何らかの強い不安を感じていることから物を捨てたくなっている可能性があります。
溜め込み症
溜め込み症は、物を捨てることができず、必要ないものまで手元に残し続ける病気です。これには、捨てることに強い抵抗を感じ、物に執着してしまう心理的な要因が関係しています。
物が溢れて生活が困難になることも多く、周囲とのトラブルや精神的な負担も増大します。もし物を捨てることに異常な不安を感じる、またはその結果として生活が乱れていると感じるならば、溜め込み症の可能性を疑ってみるべきです。適切な治療やサポートを受けることで、症状の改善が期待できます。
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買い物依存症
物を捨てたくなる気持ちが強くなったとき、それが買い物依存症の兆候かもしれません。買い物依存症とは、買い物をすることで一時的な満足感を得ようとし、物を手に入れた後に後悔や空虚感を感じることが繰り返される状態です。
無意識のうちに買い物が生活の中心となり、生活に支障をきたすこともあります。物を捨てることで解決できると思ってしまうことが多いですが、実際には心の問題が原因の場合がほとんどです。買い物依存症が疑われる場合は、専門のカウンセリングを受けることが大切です。
ADHD(注意欠如・多動性障害)
物を捨てたくなる衝動が頻繁に起こる場合、ADHD(注意欠如・多動性障害)の可能性を疑うことが重要です。ADHDは、注意力の欠如や過剰な衝動が特徴の神経発達障害です。
この障害があると、物を整理するのが難しくなったり、必要なものを無意識に捨ててしまうことがあります。例えば、片付けるつもりがなくても無意識に物を処分してしまったり、何度も物を整理し直すなどの行動が見られることがあります。
これが続くと、日常生活に支障をきたすことがありますので、気になる場合は専門家に相談することをおすすめします。
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物を捨てたくなる時のスピリチュアルな2つの意味
物を捨てたくなるときの心理状態は、スピリチュアルなメッセージが隠されています。
単純に物を捨てることで部屋が綺麗になるだけでなく、スピリチュアルな観点から見て特徴的な意味があります。
それでは、物を捨てたくなるときのスピリチュアルな2つの意味について説明します。
人生の転機が近づいている
物を捨てたくなる気持ちは、現状を変えたいという気持ちの表れから来る行動だと言えます。
古い物を捨てて新しい物を入れる観点から、転職や結婚といった将来のことを考えるきっかけになるので人生の転機が近づいてきていると言えるでしょう。
今まで掃除する機会がなかったり、あまり掃除する気分になれなかったりしているのに、急に突然掃除する気分になったことがある人も多いかもしれません。
そんなときは、人生の転機が近づいている可能性があるので直感に従って思う存分掃除をしてみましょう。
運気が上がる
スピリチュアルの観点で見ると、古い物ほど邪気が溜まると言われています。
基本的に古い物ほど早々に捨てた方が望ましいですが、時間がない、忙しいなどの理由でなかなか捨てる機会がない人も多いでしょう。
しかし、急に古い物を捨てたいと思うようになった場合、邪気が溜まっているものを捨てるメッセージを直感的に感じ取ったと言えます。
古い物を捨てて部屋の風通しが良くなることによって運気の流れも良くなり、運気が上がりやすくなるでしょう。
極端に物を捨てたくなった時の対処法
物を整理する際に、時には感情的に過剰に物を捨てたくなることがあります。例えば、生活空間をスッキリさせたい気持ちが強くなり、必要なものまで捨ててしまうこともあるかもしれません。
しかし、急激な片付けは後悔につながることも多いです。そこで、物を捨てたくなる気持ちに対処する方法を紹介します。
片付けの目的を明確にする
物を捨てたくなる気持ちに対処するには、まず「片付けの目的」を明確にすることが重要です。目的が曖昧なまま片付けを始めてしまうと、感情に任せて物を処分しすぎることがあります。
例えば、「部屋を広く見せるため」や「生活空間を快適にするため」といった具体的な目的を設定しましょう。そうすることで、どのような物を残し、どれを処分するかを判断しやすくなります。
目的を定めることで、片付けの方向性が決まり、冷静に物を捨てることができるようになります。例えば、衣類を整理する際には「このシーズンに着るかどうか」を基準に判断し、思い入れのあるものだけを残すことができます。
物を捨てる頻度を決める
物を捨てる頻度を決めることも、極端に物を捨てたくなる気持ちを抑えるために効果的です。急に大量の物を処分するのではなく、少しずつ整理していく方法を取ることで、感情的に物を手放すことを避けられます。
例えば、週に一度、1時間程度を片付けの時間にあてて、必要ない物を少しずつ整理していく方法があります。このように、定期的に整理する習慣をつけることで、急激に物を捨てたくなる感情をコントロールできます。
また、頻度を決めることで、無理なく片付けを進めることができ、物を捨てる際の後悔を減らすことができます。
重要書類は後回しにする
物を捨てる際、重要な書類や思い出の品を一緒に処分してしまうのは避けるべきです。こうしたものを一度に捨ててしまうと、後で必要になった時に困ることになります。特に、重要書類はすぐに整理しようとせず、後回しにすることをおすすめします。
まずは、その他の物を整理し、心の余裕を持ってから重要書類に取りかかるとよいでしょう。必要な書類と不必要な書類を分類し、捨てるべきものと保管するべきものを冷静に判断することが大切です。また、思い出の品に関しても、捨てる前にじっくり考える時間を取ることで、感情に流されずに処分できます。
物を捨てたくなる時はゴミ屋敷バスターズ七福神に依頼がおすすめ
もしも突然物を捨てたくなったときは、ゴミ屋敷バスターズ七福神に依頼するのがおすすめです。
ゴミ屋敷バスターズ七福神は顧客の状況に応じたさまざまなプランが選べる片付け業者であり、さまざまなサービスを提供しています。
それでは、ゴミ屋敷バスターズ七福神が提供するサービス内容やメリットについて説明します。
ゴミ屋敷バスターズ七福神のサービス内容
ゴミ屋敷バスター七福神ではゴミ屋敷の片付けや汚部屋掃除はもちろんのこと、プロによる機材と特殊な洗剤を使用した本格的なハウスクリーニングサービスも提供しています。断捨離やお引越しに伴う大量の不用品回収もお任せください。
創業から14年以上、スタッフは一人一人のお客様の悩みと真摯に向き合い、心地よいお部屋を蘇らせるお手伝いをしてきました。片付けた後のお客様のお顔は私たちにとって最高のやりがいです。
ゴミ屋敷バスターズ七福神に依頼するメリット
ゴミ屋敷バスターズ七福神に依頼するメリットは、以下の通りです。
- 顧客一人一人の要望に沿ったプランを提供する
- 即日対応
- 追加料金が一切かからない
- 対応エリアの範囲が広い
- 料金体系が明確
- 女性スタッフが在籍
ゴミ屋敷バスターズ七福神は24時間年中無休で、顧客一人一人に合ったプランを提供しているため、どんなときでも清掃依頼ができるのが大きなメリットです。
深夜に作業を依頼しても通常料金で対応する上に、それ以外の追加料金は一切発生しません。事前の見積もり料金もかからないため、まずはどのくらいの料金がかかるのか見積もってもらうだけでも良いでしょう。
関東や関西、東海圏と対応エリアが広く、エリアによって料金が違うということもありません。
また、男性スタッフに部屋を見られたくないという人のために女性スタッフも在籍しているので、安心して依頼できます。
まとめ
基本的に物を捨てたくなる気持ちとうつ病に明確な関連性はありません。
うつ状態は気分障害の一種であり、ゴミを捨てるやる気が起きなくなるので逆に物を溜め込みやすくなります。
物を捨てたくなるのは心機一転を図ったり過去を忘れたかったりとさまざまな理由がありますが、場合によっては強迫性障害によるケースもあります。 もしも部屋に溜まった物を片付けたいなら、ゴミ屋敷バスターズ七福神に依頼してみてはいかがでしょうか。