TPOや流行・季節に合わせた洋服や鞄類、靴・アクセサリー・さまざまなコスメなど、女性の部屋はどうしても持ち物が増えてしまいがちです。使い勝手が良いように片付けたくても、部屋自体が狭かったりうまく片付けられなかったりして、最終的に汚部屋化するケースもよく耳にします。
女子の部屋を綺麗に片付けるためには、コツを覚えて順序よく作業することが大切です。女子の部屋が汚部屋化しやすい原因と、具体的な片付けの手順を詳しく解説します。
目次
女子の部屋を片付ける8つのコツ
基本的に、女性は日常生活で必要な品物が多いですが、それに加えて趣味グッズや仕事道具などが増えると、片付けが追いつかず汚部屋化しがちです。最初は整理していたはずなのに、持ち物の多さから管理しきれなくなり、そのうち片付け自体を諦めて汚部屋化してしまう人もいます。
女子の部屋の汚部屋化は、コツを抑えて片付ければ回避可能です。女子の部屋を片付けるとき、押さえておくべき8つのコツをご紹介します。
不要なものは処分する
すでに読み終わった雑誌や、包装紙・通販のダンボール類など、明らかに不要なものは思い切って処分しましょう。不要品をそのままにしていても、部屋が散らかり続けるだけでいつまでも片付きません。
処分を後回しにしていた不要品を処分するだけでも、収納スペースが空いて片付けやすくなることもあります。現在もこれからも使用予定のない不要品は処分し、必要なものだけを残すように片付けてください。
収納場所を決める
持ち物全ての収納場所を決め、正しい場所に正しい持ち物を戻す癖をつけることも大切です。収納場所を決めず、空いた場所へ適当に収納してしまうと、いざ必要な物を探すときに時間がかかったり、探すために部屋を散らかしたりする可能性があります。
収納場所が決まっていれば、取り出すのも戻すのもスムーズになり、探し物をする手間も時間も必要ありません。収納場所を決めると、持ち物の量やいる・いらないが把握しやすくなるメリットもあります。
片付けの期限を決めて、後回しにしない
片付けるときは、先に終わらせるまでの期限を決めておき、後回しにせず作業することも大切です。片付け自体が苦手だったり億劫だったりすると、作業を始めるまでに時間がかかり、始めてからもなかなか進められません。
「夏休みが終わるまで」「年末の大掃除まで」など、具体的な片付けの最終期限を決めてから始めると、終わる日が決まっているので自然と始めるタイミングが決まり、後回しにすることなく作業を進められます。頭の中で決めただけでは不安な時は、カレンダーに印をつけてスケジュールを可視化するのがおすすめです。
迷ったら、一時保留ボックスへ
部屋を片付けている途中、持ち物を捨てるか残すが迷ったら、一時保留ボックスを作って一旦しまっておきましょう。一時保留ボックスとは、その名の通り「捨てるか残すかの判断を保留するための箱」です。
持ち物の取捨選択を迷い続けると、片付け作業が進まなくなるので一旦保留し、大まかに片付けた後、落ち着いた状態でボックスの中を確認します。その場の勢いで捨ててしまうと、あとで後悔したり買い直したりしなければならないので、片付け前に一時保留ボックスを作っておき、迷った持ち物をいれて保管してください。
売ることにこだわらず、もったいない精神を捨てる
いらないと判断したものが綺麗な状態であっても、リサイクルショップやインターネットで売ることにこだわるのは、汚部屋から脱出するための片付けでは厳禁です。
例えば、もう着ない(着れない)洋服が綺麗な状態で保管されていた場合、捨てるのはもったいないと思いリサイクル販売を検討する人は少なくありません。しかし、売ることにこだわっているといつまでも手元に残るので、片付けが進まなくなってしまいます。
物を大切にする姿勢自体は良い心掛けですが、汚部屋からの脱出を目標とする片付けでは、もったいない精神は必要ありません。
収納グッズを増やさない
片付けを始めると、「収納グッズを増やせばいいのでは」と考える人も多いですが、収納グッズは片付けが終わるまで増やさないでください。持ち物をしまう収納グッズ自体も品物なので、片付いていない部屋で使用しても持ち物が増えるだけです。
安易に収納グッズを増やした結果、収納グッズが部屋を圧迫してしまい、片付けを失敗することもあります。まずは片付けで持ち物を減らし、残した品物を収納するために収納グッズが必要だと感じたら購入しましょう。
思い出の品は最後まで触らない
思い出や思い入れがある品物は最後まで触らず、他の片付けが済んでから手をつけましょう。例えば、昔の写真やテーマパークのグッズ、過去にもらったプレゼントなどは、一度手をつけると思い出を振り返ってしまい、片付けが進まなくなります。
逆に、急いでいるからと勢いで捨ててしまった場合、後から「捨てなければよかった」と思っても取り戻すのは不可能です。思い出の品は片付けの最後に回し、部屋がある程度片付いてからゆっくり確認したほうが、落ち着いて取捨選択できるので後悔しません。
片付けのゴールをイメージする
片付けのゴールを最初にイメージしておくと、片付け作業中に何をするべきかが見えやすくなり、理想的な部屋に近づけられます。先にゴールをイメージしておくのは、理想とする部屋と現実を比較し、違っている点を見極めて片付けるためです。
例えば、部屋に置いてある本棚に本が綺麗に並べられているイメージがあり、現在本以外のものが多く詰め込まれているなら、不必要なものを取り出して本だけを入れていきます。ゴールのイメージが具体的であるほどやるべきことが見えやすくなるので、できるだけ詳細なイメージを持つようにしましょう。
女子の部屋が汚部屋化する原因
女性の部屋が汚部屋化しやすいのは、ズボラやめんどくさがりといった、単純な性格の問題だけとは限りません。女子ならではの所持品の多さや、日常生活における疲れ・ストレス・食生活など、さまざまな原因が混在している可能性があります。
汚部屋化する原因を見極め、現在の自分に見合った片付け方を探ってみましょう。女性の部屋が汚部屋化する時、よく見られる原因を具体的にご紹介します。
忙しく、疲れていて片付ける気力がわかない
仕事や学業などで忙しく、心身ともに疲れが溜まっている女性は、片付ける気力がわかず汚部屋化しやすい傾向が見られます。元気な時はこまめに片付けられる人でも、体が疲れているとなかなか腰が上げられず、片付けを後回しにしてしまうケースは珍しくありません。
無理をして片付け始めても、疲れと気力のなさから作業は長続きせず、思ったように片付かない部屋に気力は削がれる一方です。「もう少し元気になってから片付けよう」と思っているうちに、出しっ放しの物や放置されたゴミが増え、ますます気力がわかなくなるという悪循環に陥ります。
お菓子やジュース…食べ物系の散らかりも多い
お菓子の空袋や食べ残し、ジュースの空き容器といった食べ物系の散らかりが多いのも、女子の汚部屋でよく見られる特徴です。男性にもお菓子やジュースを好む人はいますが、女性の場合は口寂しい時にちょっとつまんだり、小腹塞ぎに小分けされたお菓子を食べるケースが多く、少し残ったお菓子の袋をクリップで止めて放置することもあります。
小分けされたお菓子の袋は小さなゴミとなって散乱しやすく、食べ残しやお菓子のクズも散らかりがちです。捨てそびれたお菓子の袋やお菓子のクズを放置すると、ゴキブリなどの害虫を引き寄せる原因にもなりかねません。
収納から物があふれやすい
部屋の収納に持ち物が収まりきらず、床やソファ・ベッドにまであふれやすいのも、女子の汚部屋によくある光景です。女性は男性に比べると生活必需品が多く、一人暮らしの部屋は収納スペース自体が狭く、持ち物を収めきれないケースも少なくありません。
例えば、ワンルームのクローゼットが狭くて洋服が収まりきらなかったり、複数のカバンをしまう場所がなく、椅子や机に立てかけていることもあります。持ち物を減らせば片付けやすくなりますが、季節やTPOに合わせた洋服はどうしても揃えなければならず、結局収納から物があふれてしまい片付けが上手くいきません。
ファッション小物が多い
ピアスやネックレス・ブレスレット・バレッタなどのファッション小物の多さも、女性の汚部屋化の原因に挙げられます。ファッション小物は、洋服や外出先に合わせて使用するため、どうしても種類を揃えなければならず、気がつくと増えてしまう持ち物です。
こまめに出し入れできれば良いですが、急いでいると机や洗面所に置きっ放しになり、うっかり踏んで壊したり室内で無くしたりすることもあります。散らかった部屋では見つけにくいので、探すのを諦めて新しいファッション小物を購入して増やしてしまうのも、汚部屋女子によくある光景です。
買い物がストレスの発散になりやすい
女性は買い物でストレス発散する人も多く、衝動買い・爆買いで部屋を散らかすこともあります。特に、インターネット通販をよく利用する女性の場合、購入した品物に加えて包装紙や緩衝材・ダンボールも増えるため、部屋が散らかる可能性はかなり高いです。
こまめに捨てられれば良いですが、ダンボールは資源ゴミなので出す日が決まっている地域も多く、溜め込んでいるうちに捨てそびれて汚部屋を加速させることもあります。ストレス発散のために買い物をしたものの、部屋が散らかったままなのでイライラが続き、結局ストレス溜めてさらに買い物をする、という女性も少なくありません。
片付けの第一歩は全部出すこと
汚部屋から脱出するためには、とにかく片付けることが大切です。しかし、無計画のまま手当たり次第に片付け始めても、途中で作業を止めてしまったり、逆に散らかってやる気を無くしたりしてしまいます。
理想的な片付けの第一歩は、狭い場所から小さな成果を出すことです。綺麗に片付いた一画を目にすれば、達成感を感じてやる気が続き、大きな区画の片付けも苦になりません。片付けの第一歩ではどのようなことをするべきなのか、順を追って解説します。
一人暮らしの片付けはまず玄関から
一人暮らしの部屋の片付けは、玄関から始めるのが理想的です。ワンルームの玄関は狭く、収納がない場合もあるため、履いていない靴やまとめられた紙ゴミ類・ダイレクトメールが散乱しているケースも少なくありません。
まずは明らかなゴミを拾ってまとめ、履いていない靴を収納にしまったり、綺麗に並べるだけでも見違えるように綺麗になります。狭い場所の片付けは短い時間で達成感が得られるので、まずは玄関から片付けを始めましょう。
キッチンや洗面台下から始めるのもおすすめ
キッチンや洗面台の下にある収納スペースの掃除から始めるのも、片付けのコツを掴むのにおすすめです。一人暮らしの部屋のキッチンや洗面台の収納は、狭いスペースに雑多な物が詰め込まれているため、片付けのコツを身につける良い練習になります。
まずは収納スペースから物を全部出し、いる物といらない物に分けてください。空にした収納スペースを拭き上げたあと、いる物だけを戻し、いらない物をゴミにまとめたら片付け終了です。
収納から物を全て出し、いる物だけを収納していらない物を捨てるのが片付けのコツなので、大きな場所の片付けの前にキッチンや洗面台の収納で練習し、コツを掴んでみましょう。
必要・不要、保留の3つに分類する
片付けで大切なのは、現在の持ち物を必要・不要・保留の3つに分類して考え、それぞれに合わせて処理することです。必要と不要だけだと判断に迷いますが、保留という逃げ道があるだけで分類しやすくなります。
保留した物は、後から必要か不要か考えたり、他の処分方法などを考えたりできるので、まずは持ち物を3つに分類してみましょう。具体的な分類方法を、以下で詳しく解説します。
今、必要なもの以外は捨てる
もっとも単純なのは、今現在使っているものや必要なものだけを残し、その他は全て捨てる方法です。現在の持ち物のうち、頻繁に使用しているもの以外が処分されるため、片付けにも勢いがつき室内がかなりスッキリします。
ただし、持ち物を今の基準で必要か不要かで判断するため、捨てたものが後から必要になった場合、困ったり後悔したりする可能性も0ではありません。捨てた場合のメリットとデメリットを比較し、納得してから分類するのがおすすめの方法です。
収納に入らなければ捨てる
必要・不必要だけの思い切った判断が難しい人は、収納に入るか入らないかを判断基準に加え、3つの分類を緩めに行ってみましょう。まず持ち物を必要・不要・保留の3つに分け、必要は絶対残し、不要・保留の物は収納スペースに入る分だけ残します。
3つの分類に加え、収納に入るか入らないかも判断基準にしておけば、処分するのが苦手な人でも片付けが苦になりません。もったいない精神が強い人や処分に拒否感がある人は、収納スペースの空きも判断基準に入れてください。
判断基準は自分の軸
持ち物を必要・不要・保留に分ける時は、自分の考えや感覚を判断基準の軸にして行います。例えば、流行りだからという理由で購入したものの着る頻度が少ない洋服や、プレゼントされたが好みではないアクセサリーなどは、取っておいても今後も身につけない可能性が高いです。
もったいなさや申し訳なさを優先してしまうと、片付けもなかなか進められません。持ち物を分類をする時は自分の軸(考え)を判断基準にして、可能な限り持ち物を減らしましょう。
フリマアプリをうまく活用
明らかに不要だが捨てるのがもったいないと感じる人は、フリマアプリの活用を検討してください。出品からお客様とのやり取り・発送と手間暇はかかりますが、未使用品で捨てるのがもったいないような品物を処分せずに済むので、多少気持ちは軽くなります。
ただし、フリマは個人で行う取引なので、万が一トラブルが起こっても自己責任で処理しなければなりません。また、フリマに出しても必ず売れるとは限らないので、「ちょっと試してみよう」くらいの気持ちで行うことが大切です。
保留という選択肢を持つ
持ち物を選別するとき、保留という選択肢を持つことで、片付けに対するハードルはグッと下げられます。保留した持ち物は、言い換えるなら必要・不要の判断を後回しにした状態での保存です。
必要な物よりも重要度は下がりますが、不必要かどうかを急いで判断しなくて済むのでプレッシャーが軽減され、気持ちが落ち着いてからゆっくり考えられるというメリットがあります。特に、思い出のある持ち物は選別しづらいので、保留という選択肢でゆとりを持たせてください。
8割収納を実践する
持ち物の分類が済んだら、収納スペースの8割を目安に持ち物をしまっていきます。満杯ではなく8割を目安にするのは見た目をスッキリさせ、使い勝手を良くするためです。
容量いっぱいまで収納してしまうと、取り出すのも片付けるのも手間が掛かり、最終的に使い勝手が悪くなってしまいます。8割収納を実践すれば、適度な隙間ができるので物を出し入れしやすく、空間があるので見た目も悪くなりません。8割収納の実践後は、空間を維持できるだけの物量をキープしましょう。
片付けのコツは頑張りすぎないこと!片付け業者の力を借りる手も
自室の片付けは自分でやるのが一番安心ですが、忙し過ぎたり心身共に疲れきったりしていると、片付ける気力すら起こらずなかなか作業が進みません。そんな時に頼りになるのが、片付け専門業者です。
自分で片付けることにこだわると、無理を重ねて片付けが続かなくなるので、どうしても片付けられない時は片付け専門業者の力を借りましょう。片付け専門業者に相談した方が良いケースをご紹介します。
時間的、精神的な余裕が無い
仕事や学業が忙しく、時間的にも精神的にも余裕が無い人は、片付け業者への依頼を検討しましょう。汚部屋の片付けは、コツと根気がいる作業なので、時間と心に余裕が無いと思ったように片付けられません。
焦って無理やり片付けた結果、必要なものを捨ててしまったり、片付けが途中で止まりさらにひどい状態になったりします。片付け専門業者なら、汚部屋の片付け経験も知識も豊富なので、短時間での清掃・整理整頓が可能です。
部屋がゴミ屋敷レベルに汚い
室内がゴミと持ち物だらけで、ゴミ屋敷レベルに汚い場合も、片付け専門業者への依頼を検討してください。ゴミと持ち物が積み重なっている室内の清掃は、片付けに慣れている人であっても骨が折れる作業です。不用品や廃棄物が出る可能性もあり、個人で片付けるといつ終わるのか、そもそも片付けられるのかもわかりません。
ゴミ屋敷の片付け経験が豊富な片付け業者なら、本当に不要なゴミを短時間でまとめて運び出し、ハウスクリーニングまで行ってくれます。廃棄物収集も行う業者を選ぶと、処分品もまとめて回収してもらえるので、最後までお任せできてさらに安心です。
まとめ
女性は持ち物が多いため、定期的に片付けないと室内が汚部屋化しやすく、一度散らかると片付けるのにかなり時間がかかります。現在の持ち物を収納スペースから取り出し、必要・不要・保留の3つに分類して整理すれば綺麗に片付けられますが、心身ともに疲れているとなかなか作業に取りかかれません。
どうしても自力で片付けられない時は、片付け専門業者の力を借りるのも良い方法です。専門業者に依頼すれば、短時間で片付けと整理整頓されるため、心身の負担も軽減できます。現在の部屋の状況を見極めて、無理の無い範囲で片付けを始めてみましょう。
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