コラムblog
賃貸の住宅では、収納がない部屋であることは少なくありません。
特に一人暮らし向けの物件では、クローゼットや押入れがないことに悩んでいる人も少なくないでしょう。
せっかく気に入って選んだ部屋なのに、いざ引っ越してみると意外と収納スペースがなく片付けが進まないと悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
収納がない部屋では、どのように物を片付けたらいいのでしょうか。
収納が充実すれば片付けしやすくなるだけでなく、毎日の暮らしがよりおしゃれで楽しいものになりえます。
今回は収納がない部屋でも工夫を加えて、部屋をよりステキに見せる片付け方を紹介します。
どれも実践しやすいアイデアですので、ぜひ暮らしに取り入れてみてください。
目次
面積が狭くて収納がない部屋も、片付け方次第で広くおしゃれに見せることが可能です。
ここでは、具体的に8つの収納術・片付け方のアイデアを紹介します。
狭く収納がない部屋は、目の錯覚効果をうまく活用して広々した部屋に見せてしまいましょう。
目の錯覚を利用した2つのポイントを紹介します。
狭く収納がない部屋なら、室内の色を統一しましょう。
初めてのひとり暮らしなら特に家具選びに悩んでしまい、自分好みの部屋にしたくなるものでしょう。
ただし収納がない狭い部屋の場合、気に入った家具だけを買い集める際には一度考えた方が良いでしょう。
では、どうやって家具を選べばよいのでしょうか。
ポイントは、色とテイストを統一させることです。
これから新しく購入する収納用品や家具は、壁や建具といった部屋自体の色に合わせて選びましょう。
こうすることで部屋全体に統一感が出ます。
部屋全体の統一感が、収納がない狭い部屋でも広々しているように見せてくれます。
色味はなるべく、白やベージュなど明るめの色にした方が広く見えるようになります。
逆に黒や濃いブラウンは、部屋に圧迫感を与え、狭く見えてしまうことがあります。
色の効果と目の錯覚を最大限に活用して、収納がない狭い部屋も、広々した部屋のように見せてしまいましょう。
視界に入る家具類の背丈を低くすると視界が広くなったように錯覚し、部屋まで広く感じます。
部屋に入って最初に視線が集まる箇所や長く時間を過ごす場所、そこから見える範囲は特に整理整頓しておきたい箇所です。
こういった目に付きやすい所を片付けると、部屋はすっきりとした印象になります。
例えば、ソファに座ったときに視界に入る箇所やテレビの周りには物を置かないようにするだけで、部屋が広々としているように感じられるでしょう。
また背の高い本棚など、壁を隠すインテリアも避けるのが無難です。
背の高い家具は低い家具に比べて圧迫感を感じさせ、部屋をより狭くみせることがあります。
一方の背が低い家具なら目線が低くなる他、天井が高く遠く見えます。
空間の余白を感じられることで、狭くて収納がない部屋でも、広く感じられるでしょう。
収納がない部屋なら、収納家具以外の家具でも収納機能があるものを選ぶのが上手な片付け方の秘訣です。
収納がないからといって、家具自体の数を増やしたり、壁も見えないような状態にする片付け方は避けた方が良いでしょう。
壁が見えない状態では圧迫感を生み、部屋が狭く見えることもあります。
最近は収納機能を備えた家具も増えています。
家具を選ぶ際は機能性も重視しながら数点に抑えましょう。
部屋全体の配色バランス、そして収納力を優先させるのもポイントです。
また収納家具を選ぶ時は、何をどのくらい収納するのか計画を立ててから購入すると失敗がない賢い収納法です。
自分にぴったりの収納が欲しいと思うと、DIYを思い浮かべる人も多いでしょう。
DIYなら収納のサイズや見た目まで、自分の思い通りの収納を作成できます。
ただDIYは、実は初心者にはハードルが高いのが難点です。
強度が不十分で、使っているうちに壊れてしまうこともあるでしょう。
しかし最近では、突っ張り棒を組み合わせて自分仕様の収納を作成するツールがあります。
突っ張り棒なら壁を傷めないので、賃貸住宅でも安心して収納スペースを増設でき便利です。
バリエーションも豊富なので、ぜひ好みにあった物を探してみてください。
収納がない部屋の片付け方を紹介しているこの記事ですが、あえて片付けないという片付け方も紹介しましょう。
例えば、無機質なアイアンのハンガーラックを活用した方法があります。
よく着用する洋服をハンガーラックにかければ、ショップ風のインテリアになります。
つい脱ぎぱなしにしてしまう洋服をさっとハンガーにかけておくだけで、インテリアの一部に早変わりします。
部屋のどこにも収納がない部屋の片付け方は、隙間に注目してみましょう。
例えばベッド下は、衣装ケースに洋服を入れて収納したり、本を収納するのも良いでしょう。
キッチンシンクの隙間も、キャスターつきの隙間収納家具を使うとスッキリします。
収納がない部屋でも、よく目を凝らせばどこかにはある隙間をフル活用するのがポイントです。
どんなに収納がない部屋でも、壁は必ずあります。
壁を収納スペースに変える片付け方も紹介しましょう。
最近は、壁に穴を開けないで取り付けられるフックや、壁に立てかけるだけで使える有孔ボードもあります。
壁を傷つけないので、賃貸住宅でも安心して活用できます。
無造作に配置するだけで、収納スペースを増やしつつカフェやショップの雰囲気を出すことが可能です。
帽子やジーンズなどを無造作にかけて、あなただけのオリジナルのスペースを作ってみてはいかがでしょうか。
収納場所がないけれど、どうしても処分できない物や、使用頻度は低いけれど捨てると困る物もありますね。
そんな時は、自宅の外に収納スペースを確保するのはいかがでしょうか。
物が多くて収納しきれない場合や大型の荷物は外部サービスを活用して預けてしまいましょう。
使用頻度が少ないものなら、レンタルで済ませるという手もあります。
トランクルームのサービスでは、まず自分の収納したい家財に必要なスペースを契約します。
家で収納しきれない家財を預けたら、必要な時に取りに行くスタイルです。
24時間、自分の都合の良い時間に出し入れできるので、とても便利です。
部屋の広さに囚われることなく、家財を所持できるのも嬉しいポイントです。
トランクルームのサービスには、収納力に優れた屋外のコンテナ型の他、屋内型施設などもあります。
預けたい荷物の量や使い方に合わせて、さまざまなタイプを選べるのも便利です。
クリーニングショップの中には、クリーニングで預けた衣類をそのまま預かるサービスを実施しているショップもあります。
シーズンオフの衣類やこたつ布団など、かさばるものを預けておくのに便利です。
実施していない店舗もありますので、利用を検討する際は事前に店舗にサービスの有無や詳細を確認してください。
使用頻度は少ないものの、ないと困るものはありますね。
例えば来客時の布団やアウトドア用品などがあげられます。
収納するだけでも場所を取るので、収納のない部屋では処分を考えなくてはいけないこともあるでしょう。
そんな時にぜひ活用したいのが、レンタルサービスです。
出番が少ない家財なら必要な時だけレンタルで済ませば、収納スペースを用意する必要もありません。
収納がない部屋なら、毎日使うものや大切なものだけを置いて、日常的には必要で無いものはレンタルしてみることもできます。
こんな片付け方もぜひ取り入れてみてください。
収納がない部屋を片付ける時の強い味方が、便利なグッズです。
今回は特に人気が高く使い勝手のよい3選を紹介します。
上手に組み合わせてアレンジするのも楽しいですよ。
収納がない部屋でも、省スペースでも、簡単に収納スペースが増やせる突っ張り棒は、便利でとても使いやすいアイテムです。
種類も多く、自転車をつけられるほど重さに耐えられるものや、キッチンで使えるものなど、種類も豊富です。
素材もアイアン素材の無機質なものや、カラーバリエーションも豊かです。
横向きに突っ張って使用するものだけでなく、縦向きに突っ張って使用するタイプもあります。
また2×4材を使用して壁面収納を増やせる商品もあります。
ちょっとした空きスペースに、おしゃれで便利な収納をプラスしてみてはいかがですか。
かごやバスケットを並べたり重ねたりすれば、インテリアとしても見栄えがよくなります。
そのまま床に物を置くのは忍びないけれど、特に使用頻度の高いものは、収納家具のところまで収納に行くのは不便です。
しかし収納BOXやバスケットを使えば片付けが簡単です。
実はキッチンワゴンも、価格やサイズ感が手頃な収納家具のひとつです。
キャスター付きのキッチンワゴンなら好きな場所に動かせるます。
狭い部屋との相性は抜群。もう少し収納スペースが欲しい、というニーズを満たすアイテムです。
収納がない部屋の片付け方のポイントは、収納計画を綿密に立てて実行していくことです。
生活していく中で、どうしても部屋は汚れていきます。
しかし目につきやすい箇所を優先的に片付けておいたり、物を増やしすぎないように買い物する量をコントロールしたりといった工夫も、狭い部屋で快適に生活するために重要です。
テーブルの上は天板の面積が広く、物置になりがちです。
だからこそテーブルの上に物がない状態に整えると、収納がない狭い部屋もスッキリして見えます。
先の項で、背の低い家具で目の錯覚を利用する方法を紹介しました。
テーブルの上のような面積の広い箇所も、目の錯覚を起こしやすい重要なポイントです。
テーブルの上には物を置きっぱなしにしないと決めましょう。
定期的に物を整理することで、思い立った時だけでなく、収納のない狭い部屋もスッキリきれいに保つことができます。
収納のない部屋の片付け方では特に、少しずつ片付け続けて物を散らかさない習慣を作ることが大切です。
何かのついでに一つずつ片付ければ、収納のない狭い部屋でも散らかるのを避けられます。
またもし使っていないものがあれば、処分することも検討しましょう。
ものが少なければ、収納がなくても片付けはスムーズです。
インターネットや雑誌には心を奪う素敵なものが溢れています。
クリックひとつで簡単に購入できることもあり、物を増やすのはあまりにも簡単です。
だからといって、物が増えるたびにその都度収納を増やすのは大変です。
狭い収納がない部屋なら尚更、パンクしてしまうでしょう。
物自体の数が増えすぎないようにコントロールするのが効率的な片付け方と言えます。
片付け方が上手な人は、物を無闇に増やさない人でもあります。
何かを新しく買い足す前に、それをどこに収納するのかも決めておきましょう。
また同時に、本当にそこに収納できるかどうかのチェックも重要です。
もし収まりきらなければ、そのスペースにある使っていない物の処分も検討します。
まだ使える物を処分するのはもったいないと迷うなら、そのスペースに当たる家賃の割合を計算してみましょう。
保管のためにもコストがかかります。
それを考慮してなお、重要な物かどうか考えることが、上手な片付け方の第一歩です。
収納のない部屋でも、コツを押さえれば誰でも片づけ方上手になれます。
収納がない部屋だからこそ、工夫の余地がたくさんあるとも言えるでしょう。
自分なりのアイデアを駆使して、ぜひ自分だけのステキな部屋を作り上げてください。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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