ゴミ屋敷にエアコンを設置したり、壊れたエアコンの修理をお願いしたりする場合は、作業する範囲だけピンポイントで片付ければ、問題なく工事してもらえます。ただし、エアコン工事は搬入から作業場作り・安全確保と気をつければならないので、基礎知識がないと上手に片付けられません。
エアコン工事の下準備としてやっておくべきことを知り、スムーズな工事になるよう場所を整えましょう。ゴミ屋敷でエアコン掃除をするとき、集中して片付ける場所やエアコン工事業者が嫌がる現場の特徴、間に合いそうにない時の対処法を詳しく解説します。
目次
ゴミ屋敷でもエアコン取付・取外しはできるの？
たとえゴミ屋敷であっても、作業する場所さえ整っていれば、エアコンの取り付けや取り外し・故障修理などは可能です。エアコン工事業者が気にしているのは、「どれだけスピーディーに工事ができるか」「どれだけ的確な作業ができるか」なので、搬入から工事場所までの足場さえ確保できていれば問題視されません。
逆に、片付いていても作業場所付近に大型家具があったり、高価な品物が置いてあったりすると、気遣うポイントが増えて業者も気疲れします。したがって、ゴミ屋敷であっても業者が気にするポイントを抑えた片付けさえすれば、エアコンの取り付け・取り外し工事も問題ありません。
ゴミ屋敷・汚部屋にエアコン取り付け業者が家に来るとどうなる？
ゴミ屋敷でもエアコン工事は請け負ってもらえますが、だからと言って全く片付けないのはありえない選択肢です。ゴミや不用品が山積みになった室内は、エアコン工事業者の神経をすり減らすだけではなく、片付いていないまま業者を呼んだ依頼者にも精神的なショックを与えます。
では、ゴミ屋敷や汚部屋を訪れたエアコン工事業者は、片付いていない部屋での工事にどのような感想を持っているのでしょうか。ゴミ屋敷や汚部屋で工事するエアコン工事業者の、リアルな感想を以下でご紹介します。
1．エアコン工事に時間がかかる
片付いていないゴミ屋敷・汚部屋のエアコン工事に訪れた業者は、「工事に時間かかるかも」という感想を持つケースがほとんどです。エアコンを取り付けたり取り外したりするためには、どうしてもエアコン本体や室外機を運んだり、作業のための工具類を広げたりしなければなりません。
片付いていないゴミ屋敷や汚部屋の場合、機材の持ち運びに時間が掛かり、工事全体の予定時間をオーバーしてしまいます。季節の変わり目は、エアコンの買い替えや修理などの繁忙期なので、工事に手間取りやすいゴミ屋敷のエアコン工事は、手早く数をこなしたい業者にとって死活問題です。
2．ケガの危険がある
ゴミ屋敷や汚部屋のエアコン工事には、どうしてもケガをする可能性が高く、エアコン工事業者の頭を悩ませます。ゴミ屋敷や汚部屋の多くは、捨てそびれたゴミや不用品が高く積まれていて、ちょっと触ると崩れたり、足を取られたりして転ぶ可能性が高いです。
もし、機材を抱えた業者が不用品につまずいて転びケガをした場合、状態が悪ければ仕事を休まなければならず、金銭的にも作業スケジュール的にも大打撃を与えます。業者自身がどれだけ気をつけていても、作業中に不用品が落ちてくるようなアクシデントは対応が難しく、常にケガをしないようヒヤヒヤしながら作業しなければなりません。
3．エアコン工事業者にゴミ屋敷を見られる
ゴミ屋敷や汚部屋のエアコン工事は、作業するエアコン工事業者だけではなく、依頼した住人もゴミ屋敷を見られることで大きなショックを受けます。エアコン工事業者もプロなので、たとえお客様の室内がどのような状態であっても、直接的に感想や意見を言うことはありません。
しかし、エアコン工事業者の中には作業終了後に報告書を書くところもあり、依頼場所がゴミ屋敷であったことを記録される可能性があります。表立って言いふらされる心配こそありませんが、業者に見られたり記録を残されたりする恥ずかしさを考えるなら、エアコン工事前の片付けは必須です。
ゴミ屋敷のエアコン工事業者が来るときはココだけ片付ける
エアコン工事業者を呼ぶ前にはゴミ屋敷を片付けるべきですが、作業する場所はある程度決まっているため、無理に敷地・家屋全体を片付ける必要はありません。エアコン工事業者は、自分の通り道や作業場所さえ確保できれば問題ないので、事前に該当する場所のみを片付ければ大丈夫です。
「ここが綺麗ならOK」と言う場所を確認し、手際よく片付けて作業場所を作りましょう。ゴミ屋敷にエアコン工事業者が来るとき、ココだけ片付ければ大丈夫と言える具体的な場所をご紹介します。
エアコン工事の部屋や設置場所だけを片付ける
エアコン工事を依頼して業者を迎え入れる場合、最初に片付けるべき場所はエアコン工事をする部屋や、設置予定場所の周囲です。部屋と周囲に別れているのは、室内の散らかり具合で片付ける時間が異なるため、可能なら室内全体、時間がないなら設置場所の周囲だけと分けて考え、状況に応じて臨機応変に対応してください。
例えば、時間に余裕があったりなんとかなりそうな散らかり具合だったりするなら、室内全体を片付けた方がより広い場所が確保できます。時間がない場合は、エアコン直下付近から半径2mを目安に片付ければ、工事に必要な最低限のスペースが空くので作業可能です。
エアコンを導入する動線を片付け
業者の動きを妨げたり遅らせたりしないよう、動線の片付けも忘れてはいけません。エアコン工事をする場合、業者は搬入・搬出をしたり必要な物を外に取りに行ったりなど、結構頻繁に移動を繰り返します。
動線が片付いていないと、業者の動きを直接的に邪魔してしまうため、工事の進行が遅れ気味になり予定時間内に終わりません。工事の遅れは、業者のスケジュールも狂わせてしまうので、玄関からエアコン工事場所までの動線は必ず片付けておきましょう。
室外機を置くベランダだけ片付ける
ゴミ屋敷でエアコン工事を行う場合、かなりの確率で忘れがちなのが室外機を置いているベランダの片付けです。修理をするにしても取り付け・取り外しをするにしても、屋外にある室外機は必ずチェックされます。
もし、ベランダがゴミ置場状態で片付いていなかった場合、作業場を整える時間が必要になり、予定時刻を過ぎても工事が終わりません。室外機は重く、落とすと故障したり業者がケガをしたりするので、時間があれば室外機から外の動線まで、時間がなくても室外機周辺の片付けだけは必須です。
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ゴミ屋敷にエアコン工事業者を呼ぶのが恥ずかしい時の対処法
たとえ業者本人から何も言われなくても、ゴミ屋敷や汚部屋状態でエアコン工事業者を迎え入れるとなると、さすがに恥ずかしさを隠しきれません。かといって、エアコンがなければ真夏や真冬を安心して過ごせず、多くの場合はゴミ屋敷を恥ずかしいと感じながらも、苦渋の選択でエアコン工事業者を呼んでいます。
現在ゴミ屋敷に住んでいて、恥ずかしさからエアコン工事業者を呼べずに悩んでいる人は、これからご紹介する方法を検討してみてください。ゴミ屋敷にエアコン工事業者を呼ぶのが恥ずかしい時、今すぐできる対処法を以下で解説します。
1．自分でゴミ屋敷を片付ける
一番シンプルで試しやすい対処法は、可能な限り自分でゴミ屋敷を片付けることです。家屋や敷地全体を片付けられなくても、エアコン工事業者の目に入りそうな場所を片付けておけば、少なくとも現在よりは綺麗な状態でエアコン工事業者を呼べます。例えば、次のようなことを実践するだけでも室内はスッキリして、見た目も変化も段違いです。
- 捨てそびれたゴミを回収日に出す
- 大きな不用品を粗大ゴミにだす
- 断捨離して持ち物を減らす
自分で片付ければ好きなタイミングで動きやすく、諸費用も最小限に抑えられます。ただし、大きな不用品の運び出しでケガをしたり、ある程度片付くまで時間がかかったりといったデメリットも考慮しなければなりません。
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2．ゴミ屋敷片付け専門業者に任せる
自力で片付けるのが難しい場合は、ゴミ屋敷片付け専門業者にお任せするのも良い方法です。ゴミ屋敷の片付け専門業者は、片付けるポイントや効率的な掃除方法を知っているので、短時間で驚くほどゴミ屋敷を綺麗にしてくれます。
重かったり大きかったりする不用品も運び出してくれるため、ケガの心配や持ち運びの苦労がありません。ある程度の料金は掛かるものの、精神的・肉体的な疲労度と比較すると、はるかにメリットが多い方法です。
エアコン工事業者がゴミ屋敷よりも嫌な部屋
一定のスペースさえあれば、エアコン工事業者はゴミ屋敷での作業も嫌がりませんが、実は一定の条件下にある部屋での作業は、たとえゴミ屋敷でなくても嫌がられます。せっかくゴミ屋敷を片付けても、業者が嫌がるような片付け方をしてしまうと、作業を邪魔してしまいなかなか工事が進みません。
業者が嫌がる部屋の特徴を確認し、できる限り理想的な作業ペースを整えましょう。エアコン工事にきた業者が、ゴミ屋敷よりも嫌がる部屋の特徴をご紹介します。
エアコン設置場所の下に大型家具が置いてある
エアコンを設置する場所の下に置かれた大型家具は、エアコンを設置する場合も外す場合も作業の邪魔になる天敵です。エアコン工事を安全に行うためには、エアコンのほぼ真下になる位置に脚立などで足場を作り、エアコンを落とさないよう慎重に扱わなければなりません。
エアコン設置場所の下に大型家具があると、脚立もおけず設置場所からも離れ気味になるため、作業自体がうまくいかないだけではなく、エアコンを落としてケガをする可能性もあります。たとえゴミ屋敷や汚部屋でなくても、エアコンの下にある大型家具は移動させ、安全に作業できる状態を整えるのが正解です。
エアコン設置場所の下に大型家電が置いてある
エアコン工事業者は、エアコン設置場所の下に大型家電が置いてある状態も嫌がります。具体的な例をあげると、次のような家電です。
- 大型テレビ
- オーディオセット
- 乾燥機
このほか、パソコン類や無線機器といった精密機械がエアコン設置場所の下にあると、壊さないようかなり気を使わなければなりません。作業前に業者が移動させることもありますが、できれば持ち主が事前に移動させた方が、問題も起こりにくくお互いに安心できます。
搬出入経路に障害物がある
搬出入経路に障害物があるのも、エアコン工事業者にとっては嫌な状態です。どんなに小型のエアコンでも、持ち上げて運ぶ時には足元が見えにくくなるため、障害物があると機材を抱えたまま転びかねません。
仮に足元が見えていても、機材を抱えていると障害物を避けにくく、エアコン本体や家屋を傷つけるといったリスクもあります。導線を片付けるときは、機材を抱えた状態のエアコン工事業者を想定し、ぶつかったり、つまづきそうな物は全て排除してください。
エアコンの近くにピアノ・絵画・美術品など高価な物が置いてある
エアコン設置予定の近くに、ピアノや絵画・ツボといった高価な物が設置されている現場も、エアコン工事業者が嫌がる部屋の特徴です。例えば、工事中にうっかり手を滑らせて工具を落とした場合、近くピアノや絵画・ツボなどが設置されていると、落とした工具で傷つける可能性があります。
もちろん、そうならないよう十分気をつけて作業しますが、緊張する環境での作業はどうしても遅くなりがちで、業者に与えるストレスも相当なものです。基本的に、業者は依頼者の持ち物に触らないよう気をつけますが、高価な物は特に触れるわけにはいかないので、依頼者側であらかじめ移動させることが大切です。
エアコン工事業者が気にしないこと
エアコン工事業者は、作業に影響を出しやすい環境を嫌がる傾向にありますが、作業に影響がないことはほとんど気にしません。つまり、たとえ十分に片付いていない部屋であっても、安全で速やかに作業できる環境であれば良く、多少の散らかり具合なら問題なく作業を進めます。
自分なりに片付けても心配な場合は、どのような状態なら気にしないのかを知って、片付けの区切りの目安にしてみましょう。ゴミ屋敷にエアコン工事業者がきたとき、目にしても気にしないことの具体例を解説します。
エアコン工事とは関係のない場所の汚れ
エアコン工事業者は、エアコンの取り外しや設置工事をする場所以外に汚れがあっても、作業に直接関係しないので気にしません。エアコン工事に関係する場所は、外から室内までの動線と設置場所、及び室外機の設置場所のみです。
したがって、それ以外の場所に汚れがゴミがあったとしても、ほぼ目にすることはないか見ても気になりません。片付けが間に合わなくて汚れが目立つ場所があっても、エアコン工事と関係のない場所なら大丈夫です。
ペットやタバコなどの臭い
ペットやタバコの臭いなども、エアコン工事業者が気にしないことの一つに挙げられます。臭いは目に見えないので、空気中を漂っていても工事の邪魔にはなりません。多少の不快感を与える可能性はありますが、エアコン工事業者は作業の効率が最優先なので、手早く済ませることを優先するケースがほとんどです。
ただし、臭いに敏感な人だと体調を崩す可能性もあるので、できれば工事の依頼をする時に、ペットやタバコの臭いも問題ない人に来てもらえるよう頼んでみましょう。
床の汚れ
設置場所の周辺を含めた床の汚れも、エアコン工事には支障がないので、エアコン工事業者は気にせず作業を進めます。エアコン工事は、床面にシートを敷いて梱包からエアコンを取り出し、設置場所まで持ち上げて取り付けたり、取り外してシート上に置いたりするのが一般的です。
たとえ床に汚れがあっても、シートを敷くため機材が汚れることはなく、作業に影響する心配もありません。触れると移るような汚れなら拭いた方が良いですが、シミになっているような床の汚れは機材にも影響はないため、エアコン工事業者は気にすることなく作業します。
エアコン工事前のゴミ屋敷片付け業者の選び方
エアコン工事前の片付けをゴミ屋敷片付け業者に依頼する場合、気をつけなければならないのが業者の選び方です。「近そうだから」「安そうだから」といった、シンプル過ぎる理由だけで選んでしまうと、思ったように片付けてもらえなかったり、金額が高くなったりなどして不満が残ります。
選び方のポイントをマスターし、自分の希望にぴったりなゴミ屋敷片付け業者を探しましょう。エアコン工事前の片付けを依頼する時に役立つ、ゴミ屋敷片付け業者の特徴と選び方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1．最短、即日対応できる片付け業者
「エアコン工事の予約日まで時間がない」「とにかくすぐに片付けて欲しい」という人は、最短・即日対応可能な片付け業者を選びましょう。ゴミ屋敷片付け業者の多くは、申し込み時に予約状況を確認し、空いている日を提示して予約を受けるため、予定が埋まっていると近々の申し込みに対応してもらえません。
最短・即日対応できる片付け業者は、最初から受け入れ態勢を整えているので、「今日にでもお願いしたい」という要望にも対応してもらえます。「できるだけ早く片付けたい」という人は、最短・即日対応を明言している片付け業者を探してみましょう。
2．柔軟な片付けプランを組んでくれる業者
「動線だけ片付けたい」「工事予定の部屋だけ綺麗にしたい」など、ピンポイントな片付け依頼を検討している人にぴったりなのは、柔軟な片付けプランを組んでいる業者です。例えば、自分で片付けをしていたものの、ベランダの室外機周りの動線の掃除が間に合いそうになかったとします。
このようなとき、柔軟な片付けプランを組んでいる業者に依頼すれば、「室外機周りだけ」「動線だけ」といったスポット片付けを請け負ってくれるので、自分の片付けに集中できて安心です。片付けプランは各業者で異なるため、ホームページや相談窓口などで現在の状況を伝えつつ、スポット依頼が可能な業者を選んでください。
3．詳細な見積もり料金を提示してくれる業者
「エアコン工事の事前片付けを業者に頼みたいけど、いくらかかるか不安」という人には、詳細な見積もり料金を提示してくれる片付け業者が最適です。初めて片付け業者を利用する人は、「いくらかかるだろう」「こんなこと頼んだら高くなるかな」と心配が尽きません。
詳細な見積もり料金を提示してくれる業者なら、どんな作業にいくらかかるかが一目瞭然な上、信頼度も高くなり安心して利用できます。悪徳業者に当たった場合、最初に提示された料金より高い金額を請求されるケースもあるので、金銭面の不安を回避したい人には、詳細な見積もり料金を事前に提示してくれる業者がおすすめです。
エアコン工事前のゴミ屋敷片付けはゴミ屋敷バスター七福神へ
「エアコン工事前なのに、ゴミ屋敷がなかなか片付かない」「急いで片付けたいが自分だけでは間に合わない」とお困りの方は、ゴミ屋敷バスター七福神へご依頼ください。七福神は、豊富な経験と様々なプランで皆様のお悩みを解決する、ゴミ屋敷片付け業者です。
即日対応も可能なので、急ぎのご依頼も迅速にプランニングし、最短でゴミ屋敷を綺麗にします。お見積りの段階で詳細なプランと金額を提示いたしますので、初めてのご利用でも安心です。まずは無料の相談窓口から、ぜひお気軽にご連絡ください。
まとめ
ゴミ屋敷でのエアコン工事は、最低限でも動線と作業場所を確保し、速やかに工事ができる環境を事前に整えなければなりません。できれば家屋全体を片付けるのが望ましいが、作業に関係ない場所の散らかりや汚れ・臭いは工事に影響がないので、動線と作業場所のみのピンポイント掃除さえ行えば、エアコン工事業者も気にせず作業してくれます。
それでも片付けが間に合わない場合は、ゴミ屋敷片付け専門業者に依頼して、手早く片付けをしてもらうと安心です。各業者ごとに用意しているプランや料金が異なるので、どのような片付けをお願いしたいのかを見極め、自分の要望を満たしてくれる片付け業者を選びましょう。
