「朝は忙しいから、前日の夜にゴミ出ししても大丈夫かな……?」
「収集日の朝8時半までに出すルールなら、前日の夜に出しても平気?」など、夜のゴミ出しについて気になっていませんか?
しかし、前日の夜のゴミ出しには注意が必要です。禁止されている地域で行ってしまうと、予期せぬトラブルに巻き込まれる可能性も否定できません。
そこで今回は、前日のゴミ出しが可能なケースや一般的に夜間のゴミ出しはNGとされる理由、絶対的にやってはいけない捨て方や夜勤の方でもむりなくゴミを捨てられる方法などを解説します。この記事を参考にして、ストレスを抱えず快適にゴミ出しできるようになりましょう。
<この記事で分かること>
- 夜間のゴミ出しが認められる例外的なケース
- 前日の夜にゴミを出すことの意外なリスクと法令違反
- ゴミ出しに関するよくある質問とNG行動
- 前日の夜でなければゴミを出せない人の解決策
目次
前日の夜でもゴミ出しできるケース
大半の自治体では家庭ゴミの収集を朝に行っているため、当日の朝でなければゴミを出せない地域が多いです。「ゴミは当日の朝8時半まで」のように締め切りのみ設定されている自治体では、スタート時間は明記されていなくても基本的に前夜からのゴミ出しは推奨されていません。
しかし、地域のルールやライフスタイルの多様化などを受けて、夜のゴミ出しが可能なケースも存在します。具体的に見ていきましょう。
福岡では夜のゴミ出しも認められている
福岡市では家庭ゴミの収集を夜間に行っているため、収集日の日没から夜12時までの間にゴミを出すよう定められています。このため、日中忙しい人や夜勤で朝に時間が取れない人でも夜にゴミを捨てることが可能です。
福岡市では、渋滞回避の目的で1950年代から深夜にゴミを収集するスタイルを継続しています。福岡市のように家庭ゴミを夜に戸別収集する自治体は全国的に見ても珍しく、政令市全域で行っているのは福岡市だけだと言われています(参照:読売新聞オンライン「政令市で唯一、福岡市の「夜のごみ収集」ピンチ…深夜のコンビニ休憩に「サボり」通報増加中」2024年7月21日)。
24時間ゴミ出し可能なマンション
マンションによっては、24時間ゴミ出しが可能なところもあります。共用施設として設置された専用のゴミ置き場に好きなタイミングでゴミを出せるので、収集日前日の夜に捨てても問題ありません。
24時間ゴミ出し可能なマンションでは、ゴミ置き場の密閉性が高く、においや害虫の発生を抑える工夫が施されているのが一般的です。このようなマンションのゴミ置き場は防犯性も高く、外部からの侵入者やカラスなどによる荒らし被害も防止できます。
朝の忙しい時間帯に慌てることなく、自身の都合に合わせて夜でも自由にゴミを出せるため、24時間ゴミ出し可能なマンションは夜勤のある人にも人気があります。
密閉型のゴミ置き場がある
ゴミ置き場が密閉型の場合には、夜にもゴミ出し可能と言えます。たとえば、ゴミ集積場に巨大な蓋付きゴミ箱のような形状のボックスが設置されている場合は、前日の夜にゴミを出してもトラブルになりにくいです。カラス被害を受けにくく、しっかり密閉されていればゴミのにおいが漏れ出しづらいため、近隣住民に迷惑をかけずに済みます。
しかし、たとえ密閉型を使っていたとしても、ゴミ出しの時間帯は地域のルールに従うのが大前提です。決まった曜日しかゴミ収集車は来ないので、自分ばかりがズルをして早めにゴミを出していると、他の人が迷惑を被ることにもなりかねません。
一軒家がそれぞれ自分のゴミ箱で戸別収集をするケースでは、自己責任として密閉型ゴミ箱で前夜にゴミを出すことも可能です。しかし、ご近所とゴミ置き場を共用する場合には、トラブルを避けるためにも前の日のゴミ出しは最小限とするほうが無難と言えます。
各階にゴミ置き場があり、収集場所までは清掃員が運ぶマンション
「各階ゴミ置き場付き」のマンションではフロアごとにゴミ置き場が設置されており、清掃員が収集場所までゴミを運んでくれます。このようなスタイルは高級マンションなどに見られることが多く、比較的自由なタイミングでゴミを出せます。
居住者が生活リズムに合わせて自分の階のゴミ置き場に排出できるのがメリットで、収集日前日の夜にゴミを出しても問題ありません。ただし、マンションによっては分別方法や指定ゴミ袋の使用など独自のルールが定められている可能性があるため、実際にゴミを出すときには管理規約を確認する必要があります。
自治体が夜のゴミ出しをNGとしている理由
多くの自治体では家庭ゴミの収集は収集日当日の朝に行うように定められており、前日の夜からのゴミ出しは推奨されていません。これは住民の生活環境と安全を守りながら、円滑なゴミ収集体制を維持するために必要なルールと言えます。
夜にゴミを出すと、具体的にはどのような危険があるのでしょうか? くわしく見ていきましょう。
放火や騒音のリスクがあるから
夜間のゴミ出しは、放火や騒音が起こる危険性を高めてしまいます。夜間は人目が少ないため、放置されたゴミが放火魔のターゲットになりやすいのです。とくに乾燥の強い冬や、燃えるゴミが多いときなどは火を付けられたときに燃え広がるリスクが増大します。
また、夜は物音が響きやすいため、ゴミを出すときの物音で近隣住民に迷惑をかけるおそれがあります。近隣住民が「安眠を妨げられた」として、激しく非難してくる可能性も否定できません。相手との関係が悪くなるだけでなく、不眠症を患ったとされて損害賠償を請求される可能性もあるため夜間のゴミ出しは避けましょう。
動物に荒らされるリスクがあるから
夜間にゴミを出しておくと、カラスや野良猫などの動物に荒らされるリスクが高くなります。ゴミ袋を破かれると中身が散乱してゴミ集積場や歩道を汚したり、悪臭が漏れたりするので注意しましょう。
夜は、カラスや野良猫の活動時間帯です。カラスは基本的には昼行性であるものの、夜でも活動可能な鳥です。また、猫は「薄明薄暮性」と呼ばれる習性を持ち、早朝や夕暮れ時のような薄暗い時間帯に活動的になります。
とくに、路上開放型やネットを張ってあるだけのゴミ集積場は、動物被害に遭うリスクが高いです。可燃ゴミ以外の曜日でも、スナック菓子の袋に中身や匂いが残っていると動物に狙われることがあるため油断はできません。
夜に出したゴミから悪臭がでるから
夜間のゴミ出しがNGな理由のひとつとして、長時間ゴミを放置すると悪臭が発生しやすくなることが挙げられます。とくに夏場など高温多湿な時期は、生ゴミに含まれる有機物がムシムシした夜に急速に腐敗して、強いにおいを放つようになります。
悪臭は近隣住民に苦痛を与えたり、害虫を呼び寄せて衛生被害を起こしたりと様々な実害をもたらします。収集されるまでの時間が長くなればなるほど腐敗して悪臭が強くなってしまうので、悪臭を防ぐためにはできるだけ収集日当日の朝にゴミを出すことが重要です。
不法投棄の誘発につながる
夜間のゴミ出しは、不法投棄を誘発することがあります。ルールを無視して夜にゴミ袋が出されていると、通行人が「ついでに自分のゴミも、ここに捨てて行こう」などと気軽に考えて、飲みかけのペットボトルやタバコの吸い殻などを捨てることがあるからです。
「不法投棄」というと、山林などに大型不用品が投棄されているのをイメージする人が多いかもしれません。しかし、住民以外の人がゴミ捨て場を勝手に利用するのは、廃棄物処理法定められた不法投棄にあたります。
無造作に不法投棄されたゴミは、分別もされずに剥き出しの状態で放置されているため、ゴミ収集車に回収してもらえないことが多いです。放置されたゴミで集積場が雑然とすると、通行人や地域外の人がさらにゴミを勝手に捨てるようになり、不法投棄が常態化してしまいます。夜にゴミを出さず、ゴミ集積場を清潔に保つことが不法投棄の防止策になります。
個人情報抜き取りやストーカー被害にあうリスクも
夜間にゴミを出すと、意図せず個人情報漏洩やストーカー被害のような犯罪に巻き込まれる可能性が高まります。夜間は人通りが少ないため、不審者がゴミを漁っても人目に付きにくいからです。
ゴミ袋の中に氏名や住所、連絡先などが記載された郵便物や書類が混じっていると、抜き取られて悪用されるおそれがあります。また、一人暮らしの女性が夜間にゴミ出しをすると、ゴミを漁られるだけでなく待ち伏せられたり後をつけられたりして事件に発展するおそれもあります。防犯意識を高めて明るい時間帯にゴミを出すことが、身を守るために重要です。
夜のゴミ出しは法律違反になることがある!
前日の夜のゴミ出しは、法律的にも問題になる可能性があるため注意しましょう。夜のゴミ出しがどのような法律に抵触するのか、具体的に解説します。
廃棄物処理法
廃棄物処理法は一般廃棄物や産業廃棄物の適正な処理を定める法律であり、各自治体はこの法律に基づいてゴミの分別方法や排出場所、排出時間などを条例で定めています。
廃棄物処理法の第16条には「何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない」と明記されており、第6条の二-4では「市町村が行う一般廃棄物の収集、運搬及び処分に協力しなければならない」とされています。地域のゴミ出しルールや分別ルールを無視して夜にゴミ出しすることは、廃棄物処理法違反にあたる行為です。
廃棄物処理法に違反すると、5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金を科すことが規定されています。現実的には、朝にゴミを捨てたからと言ってただちに多額の罰金を請求されるわけではありませんが、法律や条例を根拠に咎められる可能性があるので注意が必要です。
軽犯罪法
軽犯罪法は比較的軽微な秩序違反を取り締まる法律で、前日の夜にゴミを出すと軽犯罪法に違反する可能性があります。軽犯罪法第1条二十七には、「公共の利益に反してみだりにごみ、鳥獣の死体その他の汚物又は廃物を棄てた者」を拘留又は科料に処すると定められているからです。
悪質なポイ捨てやルール違反のゴミ出しをすると、軽犯罪法違反が成立する可能性があります。拘留は1日以上30日未満の刑事施設への収容、科料は1000円以上1万円未満の罰金です。どちらも刑法で定められた刑事罰であり、前科が付いてしまうので軽視できません。
なお、夜のゴミ出しの違法性について、くわしく知りたい人は下記コラムもご覧ください。
ゴミ出しでよくある質問
ゴミ出しに関するよくある質問に対して、Q&A方式でお答えします。
アパートに前日の夜ゴミ出しする人がいます。どこに通報すればいいですか?
他の居住者が前日の夜にゴミ出しをしている場合、まずは管理会社や大家さんに相談しましょう。ゴミ出しのルールは自治体の条例だけでなく、アパートの管理規約で定められているケースが多いからです。
管理会社や大家さんにとって、アパートは保有資産です。物件の価値を落とさないために、問題行為をする住人への注意喚起を行ってくれる可能性があります。
もし、管理会社などに相談しても改善されない場合には、自治体の清掃事務所や環境課への相談を検討しましょう。状況を説明すれば、適切な対応についてアドバイスしてもらえる可能性があります。なお、自治体はあくまでルールを決める立場であるため、各住民のゴミ出し指導まで個別で行うケースは稀です。
生ゴミのゴミ出しが間に合わなかったらどうすればいいですか?
生ゴミのゴミ出しに間に合わなかったら、次回の収集日まで自宅で適切に保管するのが原則です。次回の収集日まで、ゴミ収集場に置きっぱなしにするのはやめましょう。置きっぱなしにすると悪臭や害虫被害が出て、近隣トラブルになる可能性が高いです。
また、「隣のゴミ収集場はまだ回収されていないから」という理由でよそのゴミ収集場に持ち込むのは厳禁です。ルールを無視して自分のゴミ収集場以外で捨てると、不法投棄になってしまいます。
次回まで保管するときは、生ゴミの水分をできるだけ切って密閉できる容器や袋に入れることをおすすめします。消臭剤や乾燥剤などを活用すると、悪臭や腐敗を和らげることができます。
ゴミ出し時間を過ぎても回収してもらえる?
ゴミ出しの時間を過ぎると、回収してもらえない可能性が高いです。しかし、「朝8時半までに出す」などと定められた自治体でも、実際にゴミ収集車が来るのは8時半過ぎなので少しくらい遅れても回収してもらえる場合があります。
ゴミ収集車は効率よく収集するために厳密なタイムスケジュールが組まれており、原則的には締め切り時間を過ぎたゴミは回収対象外です。地域全体の作業遅延を避けるため、ゴミ収集車を引き留めて回収してもらうことはできません。
ゴミの出し忘れに気付いたら、すぐにゴミ収集場に行ってみましょう。他の人のゴミが収集されていなければ、間に合ったと考えても差し支えありません。しかし、ゴミがすでになくなっていた場合や判断に迷う場合には、あきらめて次回の回収日まで保管しましょう。
指定時間のゴミ出しが難しくても絶対やってはいけない2つのこと
朝の時間がない人や夜勤の人などは、指定時間にゴミを出せないこともあるかもしれません。しかし、そのような場合でも絶対にやってはいけないことが2つあります。ゴミ出しのNG行為について、根拠とともにくわしく解説します。
コンビニやスーパーに捨てる
家庭から出たゴミを、コンビニやスーパーのゴミ箱に捨てるのは絶対にやめましょう。「ちょっとくらい良いじゃないか」と思うかもしれませんが、店舗のゴミ箱に家庭ゴミを捨てるのは廃棄物処理法違反です。
コンビニやスーパーのゴミ箱は利用客が買った商品の空容器などを捨てるための物であり、家庭ゴミを処理するための物ではありません。ゴミ箱の中身は産業廃棄物や事業系一般廃棄物として処分されるので、一般家庭のゴミとは法的な区分が異なります。
店舗のゴミ箱に捨てると法的な問題があるだけでなく、店舗への営業妨害とみなされるおそれがあります。もしも家庭ゴミの処理に困っても、コンビニやスーパーのゴミ箱には捨てないでください。
ルールを無視してゴミ出しをする
指定された時間や場所、分別方法などのルールを無視してゴミ出しをするのは絶対にやめましょう。ルール違反は廃棄物処理法に規定される不法投棄に該当し、5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金の対象となります。
自治体のゴミ出しルールは、地域の衛生環境を保って効率的にゴミを処理するために定められています。ルールを無視してゴミを出すと、収集作業の遅延やゴミ処理場の混乱にもつながりかねません。
現実的には、軽度なルール違反で即座に逮捕されたり罪に問われたりするケースはほとんどみられません。しかし、常習犯や悪質な場合には、廃棄物処理法や軽犯罪法に基づいて罰則が科せられる可能性があるので注意しましょう。
【夜勤さん必見】前日の夜しかゴミ出しできないときの対処法
「ゴミ出しのルールを守らなければ」「朝に出さなければ」と分かってはいても、実際には夜でなければゴミ出しができないという人もいます。たとえば、夜勤が多い看護師や警備員、運輸関係の従事者や製造業の交代勤務者などの中には、「前日の夜でなければゴミを出せない」と困っている人が多いようです。
前日の夜でなければ出せないという人でも、ゴミ出しをあきらめる必要はありません。ここからは、無理なくゴミを出す工夫や方法について紹介します。自分のライフスタイルや状況に合わせて、適した対処法を探してみましょう。
スーパーなどの回収ボックスを活用する
プラスチックゴミや資源ゴミは、近所のスーパーなどに設置された回収ボックスに出すのがおすすめです。店舗設置のゴミ箱とは違い、回収ボックスはリサイクル資源の回収のために一般家庭から出たペットボトルや食品トレー、牛乳パックなどの資源ゴミを回収しているからです。
回収ボックスの利用可能時間は営業時間内のみだったり、24時間回収可能だったりと店舗ごとに様々です。とくに、24時間回収できるボックスは、夜勤がある人にも便利です。
ただし、回収品目や資源の出し方などにルールが定められているため、事前に店頭やスーパーのホームページで確認しましょう。なお、生ゴミや可燃ゴミ、不燃ゴミなどは回収対象外です。
自治体のゴミ処理施設に持ち込めるか確認する
自治体のゴミ処理施設に、個人で直接ゴミを持ち込めるか確認しましょう。自治体によっては、決められた曜日や時間帯にゴミ処理施設で一般家庭のゴミを受け付けているケースがあります。持ち込み処分なら、朝が無理でも自分の都合の良い日にゴミを出せるので便利です。
たとえば、神奈川県相模原市では、市内で発生した家庭ゴミを10kgあたり240円で清掃工場に持ち込み可能です。ただし、持ち込めるゴミの種類や量、受付時間や事前の予約の有無などはゴミ処理施設ごとに異なるため、事前に自治体のホームページや窓口で確認しましょう。
近所の人に頼む
頻繁に頼むのは難しいかもしれませんが、近所に信頼できる人がいる場合には朝のゴミ出しを頼んでみるのもひとつの方法です。たとえばアパートの隣人が自分と同様に夜勤で働いているようなケースでは、シフト次第で相手のゴミを代わりに出してあげたり、自分も頼んだりと融通し合えば「お互い様」の精神が働きやすくなります。
もちろん、相手の都合や負担にならないように、日頃から良好なコミュニケーションを築いておくことが欠かせません。一方的に頼みすぎると人間関係が悪くなる可能性もあり、におい対策やプライバシーへの配慮も大切です。相手に感謝の言葉をこまめに伝え、お礼の気持ちを忘れないようにしましょう。
朝ゴミ出しできる日までためておく
どうしても朝のゴミ出しができない場合は、次にゴミを出せる日まで自宅で適切にゴミを溜めておくのが現実的です。近隣住民とのトラブルを避けるためにも、ルール違反を犯して無理にゴミ出しをするよりしっかり保管するほうが安全と言えます。
資源ゴミや不燃ゴミは悪臭などもないので、置き場所さえ決めておけば楽に保管できるでしょう。生ゴミはかさを減らして水分を抜き、防臭・防虫対策を徹底することが不可欠です。
また、そもそもの生活習慣として、生ゴミをあまり出さないように食べ残しや食材の買いすぎを防ぐ、皮ごと調理できる食材を選ぶなどの工夫をしておくと生ゴミの管理が楽になります。
会社でゴミを捨てられないか相談してみる
勤務先の会社に理解があるようであれば、ゴミを捨てられないか相談してみるのもひとつの方法と言えます。ゴミの種類や量によっては受け入れてもらえない可能性が高いですが、常識の範囲内で融通を利かせてくれる場合もあります。
また、自分と同じような勤務条件で働いている人は、あなたと同様にゴミ出しに悩んでいる可能性が高いです。そのため、同僚や先輩にどうやってゴミを出しているか質問してみるのもおすすめです。良いアイデアを聞けたり、互いのシフトを調整し合ってゴミ出しの曜日を空けたりできるかもしれません。
24時間ゴミ出しできるマンションへ引っ越す
根本的な解決を望むのであれば、24時間いつでもゴミ出し可能なマンションへの引越を検討するのがおすすめです。とくに、ちょうど引越しを考えている人に適した選択肢と言えます。
夜間のゴミ出しが認められているマンションであれば、夜勤明けや都合の良い時間にいつでもゴミを捨てられます。引越の費用や手間がかかりますが、ゴミ出しのストレスから解放されるので長期的に見るとメリットは大きいです。
生ごみのにおい対策をする
生ゴミをすぐに捨てられない場合には、におい対策が非常に重要です。生ゴミは時間が経つにつれて腐敗して不快な悪臭を放ち、害虫を呼び寄せてしまうからです。生ゴミの水分をしっかりと切ってかさを減らし、新聞紙で包んだり、消臭剤付きの密閉式ゴミ袋で保管したりするのが基本的なにおい対策となります。
さらに、生ゴミ処理機を導入すると生ゴミの乾燥や堆肥化が可能になります。防臭効果も高く、衛生的に生ゴミを処分できるようになるのでおすすめです。初期費用はかかりますが、購入費を補助してくれる自治体もあるのでお住まいの地域に助成金制度がないか調べてみましょう。
【一人暮らしの方必見】臭いの発生を防ぐ!生ごみの処分方法9選
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収集日にゴミを出したくても、仕事や生活の都合でどうしてもできない場合もあるでしょう。また、片付かないゴミや、生ゴミによる悪臭・害虫などでストレスを抱える方も少なくありません。
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まとめ
福岡市のように夜間収集を行う地域や、24時間ゴミ出し可能なマンション、密閉型のゴミ置き場がある場合など、前日の夜でもゴミ出しが可能なケースは存在します。しかし、多くの自治体では、収集日当日の朝でなければゴミを出すことができません。
夜間のゴミ出しは放火や騒音、動物による散乱、悪臭、不法投棄の誘発、個人情報漏洩といったリスクも伴うため、ゴミは夜が明けてから捨てるのが原則です。ルールを無視したゴミ出しは廃棄物処理法や軽犯罪法に触れる可能性もあります。
夜勤などでどうしても朝にゴミ出しができない場合は、スーパーの回収ボックスの利用や自治体への持ち込み、生ゴミ処理機の活用などによる長期保管などの対策を検討しましょう。未分別のゴミや粗大ゴミをまとめて捨てたい方は、不用品回収業者にお気軽にご相談ください。