ボタンひとつで洗浄してくれる、便利な食洗器。
食器洗いの手間を短縮できるので、一度使ったら手放せない生活家電のひとつですよね。
そんな食洗器ですが、毎日使っていくうちに当然汚れも溜まっていきます。
「食洗器を購入してまだ一度も掃除をしたことがない」という方は要注意です!
目次
食洗器が汚れる原因とは
食洗器は食器を洗浄する家電なので、常にキレイなものだと思っている方もいらっしゃるかと思います。
ですが、食洗器はお皿の汚れを洗い流しているので、掃除を怠るとどんどん汚れていきます。
食洗器が汚れるおもな原因は、次の5つです。
・食べ物の残りかす ・水アカ汚れ ・油汚れ ・石鹸かす ・ぬめり |
お皿に残った食べ物の残りや油汚れは、食洗器が汚れる大きな原因となります。
蓄積するとなかなか落ちにくくなるので、とても厄介です。
また、洗浄の際の使用した水や洗剤が落ちきらず、ぬめりが付着することもあります。
食洗器の掃除をしないとどうなる?
食洗器のお手入れを怠ると、庫内の汚れはどんどん増えます。
汚れた食洗器で洗った食器は、見た目はキレイになったとしても、実は汚れが落ちていないなんてことがあるかもしれません。
食洗器に付着した汚れを放置したままにすると、黒カビの原因になり、衛生面にも問題ができてきてしまいます。
また、庫内に食べ物の残りかすが溜まると、食洗器が壊れてしまう恐れもあるのです。
食洗器は高価なものなので、できるだけ長い間使い続けたいものですよね。
食洗器を稼働させても、洗浄できるのは汚れた食器のみです。
食洗器自体を洗うことはできないので、食器を洗うためにも、食洗器を清潔に保つためにも、定期的に掃除をすることは重要になります。
食洗器の掃除は「クエン酸」が便利!
食洗器の掃除は難しそうなイメージを持つ人も少なくないかと思います。
しかし、コツさえ掴めば、掃除が苦手な人でも簡単に食洗器をキレイにすることが可能です。
食洗器の掃除をする際は、どんな洗剤を使えばよいのか悩んでしまいますが、「クエン酸」を用意しておけば食洗器を掃除することが可能です。
食洗器の掃除になぜクエン酸が良いの?
食洗器に付着しているぬめりや水アカなど、ほとんどの汚れがアルカリ性です。
クエン酸は酸性成分なので、アルカリ性の汚れが落としやすいことから、食洗器の掃除に役立ちます。
また、クエン酸はレモンなどの柑橘類に含まれる自然由来の成分で、消臭効果や防菌効果もあり、食洗器を清潔に保つためにも適しています。
クエン酸は、100円ショップでも購入できますし、ドラッグストアやホームセンターでも手頃な価格で販売しているので、お財布に優しいという点もメリットと言えますね。
クエン酸を使った食洗器の掃除方法
食洗器を掃除する手順をご紹介いたします。
1.食洗器の庫内に溜まったゴミを取り出す 2.洗剤投入口にクエン酸を大さじ3程度入れる 3.「通常コース」で運転する |
クエン酸を洗剤代わりに入れて、通常運転するだけで食洗器の掃除が完了します。
もし、食洗器にお手入れコースがあれば、そちらを選びましょう。
一度運転して、まだ汚れが残っているようであれば、もう一度運転すると落ちやすいです。
洗浄だけで落ちない頑固な汚れは、使い古した歯ブラシやスポンジでこすりましょう。
クエン酸を使った掃除は、月に1回ペースで行うのが望ましいです。
クエン酸で食洗器を掃除する際の注意点
食洗器の掃除に便利なクエン酸ですが、お手入れをする際はいくつか注意すべきことがあります。
クエン酸で食洗器を掃除する際の注意点①サビ
クエン酸は酸性の成分なので、金属部分がサビの原因となる可能性があります。
食洗器によっては金属が多く使用されているものもあるので、注意が必要です。
とはいえ、クエン酸は天然由来の安全なものなので、一度使ったからと言ってさびる心配はありません。
掃除した後、庫内にクエン酸が残ることのないよう、もう一度通常運転し、クエン酸をしっかり洗い流しましょう。
クエン酸で食洗器を掃除する際の注意点②有害物質の発生
食洗器をよりキレイにするには、クエン酸のほか洗浄力の強い洗剤も同時に使った方が洗浄効果も倍増するようにも思えます。
しかし、クエン酸は酸性の物質なので、塩素系の漂白剤と混ざり合うと、有毒ガスが発生してしまうので注意が必要です。
塩素系漂白剤はもちろん、基本的に他の洗剤と混ぜて使うことはせずに、クエン酸単体で掃除をするようにしましょう。
クエン酸で食洗器を掃除する際の注意点③食洗器の取扱説明書を読む
食洗器によっては、クエン酸を使った掃除方法が適切でない場合もあります。
メーカーごとに、食洗器専用の洗剤を指定している場合もあるので、クエン酸を使用する前は、掃除に使っても問題ないか確認することが大切です。
何も調べずにクエン酸を使った場合、食洗器が故障する原因になる場合もあります。
お使いの食洗器の取扱説明書をよく読んで、クエン酸でお手入れ可能か確認しておきましょう。
食洗器は、毎日のお手入れが重要!
クエン酸を使った掃除は1ヶ月に1度の頻度で十分です。
しかし、食洗器の清潔に保つためにも、毎日のお手入れが重要になります。
夕食後、食洗器を使い終わったら、庫内に残った食べかすを処理して、できるだけ汚れを残さないようにしましょう。
また、庫内に水分が残ったままだと、水アカやカビの原因となってしまいます。
食洗器を清潔な状態に保つためには、使用後に、庫内の水分をしっかり拭き取っておくことが重要です。
吸水性の良い布やタオルで庫内を拭いて、水気を残さないようにするだけでカビの繁殖を防ぐことができます。
タオルで拭き掃除をする習慣をつけると、汚れが蓄積しにくくなるので、掃除がラクになるメリットもありますよ。
こういった毎日のお手入れと定期的な掃除を習慣化することで、食洗器を長く使い続けることに繋がります。
まとめ
食洗器の掃除をせず、庫内が汚れたままだと、食器が綺麗に洗えないだけでなく、食洗器の寿命も短くなってしまいます。
食洗器の掃除は、「1ヶ月に1度」が目安ですが、毎日のお手入れも継続して、常にキレイな状態を心がけましょう。
定期的にしっかりお手入れして、大切な食洗器を長く使い続けましょう。