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ゴミ屋敷が火事になりやすい3つの原因!実際のケースや対処法も


ゴミ屋敷の弊害として代表的なものには、悪臭や害虫の発生などがあります。

しかし最も注意すべきなのは、火事になりやすいということです。

 

可燃物が大量に積もったゴミ屋敷では、いったん火が付けば、あっという間に家中に燃え広がってしまいます。

これは、ゴミ屋敷の住人はもちろん、近隣住民にとっても見過ごせない問題です。

 

今回は、ゴミ屋敷が火事になりやすい原因や実際に起きたケース、近隣にゴミ屋敷がある場合の対処法などについて説明していきます。

ゴミ屋敷 家事 ブログ01

ゴミ屋敷が火事になる3つの原因

 

ゴミ屋敷が火事になる原因は、主に以下3つあります。

 

  • 火の不始末によるもの
  • 放火によるもの
  • トラッキング現象によるもの

 

ここではそれぞれの原因について、1つずつ紹介していきます。

 

ゴミ屋敷が火事になる原因①火の不始末によるもの

 

火事の原因の多くは、火の不始末によるものです。

特に多いのが、たばこの火の不始末です。

 

令和元年版の消防白書によれば、平成30年中の火事の出火原因では、たばこが一番多くなっています。

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画像出典:令和元年版 消防白書

 

通常の住宅であれば、たばこの火の不始末があっても、すぐに消し止められるかもしれません。

しかしゴミ屋敷では、1つのゴミに引火すれば、他のゴミにも燃え移って、大規模な火事になってしまう可能性があります。

 

ゴミ屋敷が火事になる原因②放火によるもの

 

火事の原因としては、放火も多くなっています。

平成30年に起きた火事の原因では、放火は4番目、放火の疑いがあるものは5番目に来ているのです。

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画像出典:令和元年版 消防白書

 

ゴミ屋敷は、ゴミがたくさんあって燃えやすいという理由から、放火犯に狙われやすくなっています。

また、悪臭や害虫の発生による恨みから、放火されてしまう可能性もゼロではありません。

 

ゴミ屋敷が火事になる原因③トラッキング現象によるもの

 

火事は、「トラッキング現象」によって起きることもあります。

トラッキング現象とは、挿しっぱなしのコンセントとプラグの間にホコリが溜まり、空気中の湿気を吸収したホコリに電流が流れることで、漏電して発火する現象です。

 

ゴミ屋敷では、大量のゴミの下で、プラグがコンセントに挿しっぱなしになっているケースが多くなっています。

掃除もされていないので、ホコリの量も多くなっています。

 

そのため、トラッキング現象によって火事が起きても、不思議ではありません。

 

ゴミ屋敷で火事が起きた場合の2つの弊害

 

ゴミ屋敷で火事が起きた場合、以下2つの弊害があります。

 

  • 障害物が多いため逃げ遅れやすい
  • 近隣住宅に延焼する可能性がある

 

ここでは、これら2つの弊害について説明していきます。

 

ゴミ屋敷で火事が起きた場合の弊害①障害物が多いため逃げ遅れやすい

 

通常の住宅なら、火事が起きた場合でも、障害物がないため、すぐに外まで出られるかもしれません。

しかし、足の踏み場もなく、廊下や階段までゴミが積まれているゴミ屋敷の場合では、スムーズに玄関まで進めません。

 

さらに、こうした障害物には火が燃え移っている状態なので、外に逃げるのはなおさら難しいと言えるでしょう。

 

ゴミ屋敷で火事が起きた場合の弊害②近隣住宅に延焼する可能性がある

 

先ほども説明したとおり、ゴミ屋敷で火が出た場合、可燃物が大量にあるぶん、大規模な火事になってしまいがちです。

この場合、近隣住宅まで延焼してしまう可能性が高くなります。

 

ゴミ屋敷で火事が起きた過去の実例を紹介

 

過去には実際に、ゴミ屋敷で大規模な火事が起きたケースもあります。

ここでは、その実例について紹介していきましょう。

 

ケース①愛知県豊田市で起きたゴミ屋敷の火事

 

2015年8月25日、愛知県豊田市にあるゴミ屋敷で火事が発生しました。

 

火事を起こした住宅は、その10年前からゴミ屋敷の状態でした。

この住宅は、それまで5回もボヤ騒ぎを起こしており、行政代執行(条例に基づき、自治体が強制的にゴミを撤去する処分)も2回行われていました。

 

しかし、片付けても住人がゴミを集めてくるため、すぐ元に戻ってしまうような状態でした。

 

そして、とうとう火事が起きてしまい、ゴミ屋敷は全焼してしまいました。

この火事の延焼により、ゴミ屋敷の西隣の住宅も全焼、東隣の住宅も半焼しています。

 

ケース②福島県郡山地方で起きたゴミ屋敷の火事

 

2016年10月11日、福島県の郡山地方にあるゴミ屋敷で、建物1棟が全焼する火事が発生しました。

このゴミ屋敷でも、同年の3月に行政代執行が行われていました。

 

しかし、その後も住人によってゴミが集められ、ゴミ屋敷に逆戻りしたところで、火事が発生してしまったのです。

ゴミ屋敷の住人は、この火事により、死亡が確認されています。

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近隣にゴミ屋敷がある場合の3つの対処法

 

ここまで説明してきたように、ゴミ屋敷の火事は、けっして珍しいことではありません。

近隣にゴミ屋敷がある場合、火事による延焼や、延焼した場合の損害を避けるため、対策しておきましょう。

 

ここでは、ゴミ屋敷の近隣住民の対処法について説明していきます。

 

近隣にゴミ屋敷がある場合の対処法①自治体に通報する

 

自治体によっては、ゴミ屋敷解消のための条例を設けているところもあります。

自治体に通報すれば、ゴミ屋敷を調査したうえで、住人に対して片付けをするよう、注意や勧告、命令を下してくれるのです。

 

ゴミ屋敷の住人が命令に従わなかった場合、代執行処分が下され、強制的にゴミが撤去されます。

まずは、自分の住んでいる地区の自治体に、こうした条例がないか、調べてみましょう。

 

近隣にゴミ屋敷がある場合の対処法②火災保険に加入する

 

ゴミ屋敷が火事を起こし、自宅に延焼した場合、ゴミ屋敷の住人に対して損害賠償を請求できます。

しかし、ゴミ屋敷の住人に支払うだけのお金がない場合、賠償を受けるのは、ほぼ不可能です。

 

そのため、延焼した場合に備えて、火災保険に加入を検討しましょう。

火災保険に加入しておけば、火事の延焼被害に遭っても、保険会社から損害額を補償してもらえます。

 

近隣にゴミ屋敷がある場合の対処法③引っ越しをする

 

賃貸住宅の場合は、引っ越してしまうのも一つの対処法です。

引っ越しにはお金や手間がかかりますが、近隣のゴミ屋敷が火事を起こせば、命を失う危険もあります。

 

ゴミ屋敷の近くに住むことは、リスクでしかありません。

安全に暮らすためには、引っ越してしまった方が確実です。

 

まとめ

 

ゴミ屋敷では、以下3つの理由から、火事が起きやすくなっています。

 

  • 火の不始末があった場合、家中に燃え広がりやすい
  • 放火犯に狙われやすい
  • トラッキング現象が起きやすい

 

過去にも、実際にゴミ屋敷で火事が起きています。

近隣にゴミ屋敷がある場合は、延焼による被害を受ける可能性も十分あり得ます。

 

ゴミ屋敷の近くに住んでいる方は、今回紹介した方法で、早めの対処をとるようにしましょう。

 

【参考URL】

https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/r1/items/part1_section1.pdf

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