ゴミ屋敷の主は、なぜ捨てないのか。その心理や改善の方法とは

ゴミ屋敷の住人は、ゴミで床が全く見えない状況でも、平気で暮らしています。

ゴミ屋敷に住んだ経験がない大半の方は「なぜ捨てないの?」「なぜこんなに散らかるまで放っておくの?」「ゴミ屋敷でそうやって生活しているの?」と疑問に思うことでしょう。

そこで今回は、ゴミ屋敷の主がものを捨てない6つの理由や、ゴミ屋敷の住人の暮らし、ゴミ屋敷の主に片付けを促す方法について解説します。

単純にゴミ屋敷の住人の心理に興味を持った方、親族や友人、隣人にゴミ屋敷で生活をしている方がいて困っている方はぜひ最後までチェックしてみてください。

ゴミ屋敷の主はなぜ捨てない?考えられる6つの特徴

ゴミ屋敷の主はなぜ捨てない?考えられる6つの特徴

ゴミ屋敷の主に「なぜ捨てないの?」と尋ねても、帰ってくる答えは1つではありません。

そもそも部屋が散らかっている自覚すらなかったり、「片付けなきゃ」と思っているものの仕事の疲れやADHDなどの発達障害で片付けをすることが難しかったり、ゴミ屋敷を片付けられない理由は人によって様々です。

ゴミ屋敷の主がゴミをなぜ捨てないのか、考えられる6つの特徴を1つずつ詳しく見てみましょう。

もったいない/いつか使うと思っている

「もったいない」は日本にしかない言葉です。日本の、特に戦前・戦後の貧しい時代を生き抜いてきた方の多くには「もったいない精神」が根付いています。

両親や祖父母から「昔は〇〇が壊れても修理して使っていたよ」「昔は〇〇がご馳走だったよ」といったエピソードを聞いた経験がある方も多いでしょう。

ゴミ屋敷の主が高齢者の場合は、この「もったいない」「いつか使う」といった考えが、ゴミ屋敷の原因かもしれません。

本来であれば捨てても良いものを「いつか使うかもしれないから」と家に溜め込んでいき、部屋がゴミで埋まっていくのです。当然「いつか使うかもしれないから」と溜め込んでいたものは、埋もれてしまって家のどこにあるのか分かりません。

テレビのゴミ屋敷特集でも、記者が高齢者の主に「なぜ捨てないんですか?」と尋ねると「まだ使えるだろ!」と怒りながら答えるシーンがよく放送されていました。

過労で片付けに手が回らない

日中は会社で働いている現役世代の家がゴミ屋敷化してしまう原因として多いのが「過労」です。

昨今、非正規労働やワーキングプアといった問題が取り沙汰されています。一人暮らしで夜遅くまで働き、帰ってきたらコンビニで買ったご飯を食べて就寝、翌朝すぐに出勤といった生活を送っている方の中には、過労で片付けに手が回らない方がいます。

「自分の部屋がゴミ屋敷化している」「早く何とかしなきゃ」といった自覚はあるのですが、過労で無気力状態となり、なかなか片付けに手が回りません。やっとの休日も、遅くまで寝ているかダラダラしているかで、片付けができる状況ではありません。

早朝にゴミ出しをしている余裕はなく、コンビニで購入したご飯のゴミやAmazonなどの通販で届いた段ボール箱などがどんどん部屋に溜まっていき、ゴミ屋敷化してしまいます。

ADHDなどの発達障害がある

ADHD(注意欠陥・多動性症候群)は、発達障害の一種です。

ADHDの方には「片付けが苦手」「衝動的にものを購入してしまう」といった特性があります。これら2つの特性が悪い方向に重なると、どんどんものを買って部屋に放置してしまうようになり、次第に部屋がゴミ屋敷化していきます。

ゴミ屋敷の主が、自身がADHDであることを自覚していない場合は、なぜゴミ屋敷化するのかが分からずに辛い思いをします。

「小学生の頃、引き出しの中やランドセルの中のプリントが押しつぶされるほどものを乱雑に詰め込んでいた」「実家の子供部屋もゴミ屋敷のようになっていた」のように何か思い当たる節がある際は、第三者が病院の受診を進めてあげることも解決策の1つです。

収集癖がある

あるキャラクターのフィギュアを集めたり、スニーカーを集めたり、収集癖を持つ方は多いです。

収集の対象が大きなものだったり、外にある一見ゴミのようなものを持ち帰って収集してしまったりする場合は、家がゴミ屋敷化してしまう可能性があります。

先ほどADHD(注意欠陥・多動性症候群)をゴミ屋敷の主がものを捨てない理由として挙げました。収集癖は、ADHDと同じ発達障害であるASD(自閉症スペクトラム症)の方が持つ特性の1つです(ASDでなくても収集癖を持つ方はいます)。

ASDの方は、特定のものに強いこだわりを持つことで知られています。例えば「これを集めたい」と思ったら、余程のことがない限りその意思は揺らぎません。

ゴミが特定のものに偏っていないか、一度確認してみてください。偏っているようであれば、ASDから来る収集癖が原因かもしれません。

部屋が散らかっている自覚がない

ゴミ屋敷で育った方の中には、部屋がゴミで溢れているのが普通で、その状況に全く違和感を感じない方がいます。

そういった方は、自分の家が客観的にはゴミ屋敷であったとしても、誰かに指摘されない限り自覚することはありません。

また誰かに指摘をされても「本当にゴミ屋敷かな?」と疑問を抱き、自宅がゴミ屋敷であることを認めないケースもあります。

そういった場合は、まずは周りの指摘によって、自宅がゴミ屋敷であることを自覚させてあげることが大切です。

自覚はあるがなぜか手が付けられない

自宅がゴミ屋敷である自覚がない方がいる一方で、自覚はあるがなぜか手を付けられずに悩む方もいます。

最初は面倒さや怠けからゴミを少しずつ溜め込んでいってしまい、次第に「ここまで増えたらもう片付けられない」とどうしようもなくなるのです。

そういった方に対しては、第三者が「ゴミ屋敷をなぜ片付けられないのか」を特定してあげることが大切です。具体的には、今回紹介した以下5つの理由のいずれかに当てはまるケースが多いです。

  • もったいない/いつか使うと思っている
  • 過労で片付けに手が回らない
  • ADHDなどの発達障害がある
  • 収集癖がある
  • 部屋が散らかっている自覚がない

ゴミ屋敷の主の生活や仕事などから原因を予測しましょう。

ゴミ屋敷の住人はどうやって生活しているのか?

ゴミ屋敷の住人はどうやって生活しているのか?

ゴミ屋敷と一言で言っても、生活するスペースだけは確保されていたり、生活するスペースすらもゴミで埋まっていたりと、度合いは様々です。

ゴミ屋敷の住人はどうやって生活を送っているのか、見てみましょう。

生活するスペースだけはある

最低限生活できるスペースだけは床がゴミで埋まっておらず、それ以外の場所はゴミで埋まっている状態です。

ゴミは満遍なく溜まっていくのではなく、1箇所ずつ溜まっていきます。例えば最初にソファー横にコンビニのゴミや新聞・広告が溜まっていき、ゴミが置けなくなったところで他の場所にゴミが溜まり始めるといった形です。

この状態では、トイレへの道、押入れまでの動線など、最低限生活をする上で必要なことはできます。

部屋が複数ある場合、1つの部屋は完全にゴミで埋まっているものの、普段使っている部屋にはあまりゴミがないといった状態も見られます(ゴミで埋まっている部屋のドアが開けられなくなると、他の部屋にゴミが溜まり始めます)。

ゴミ屋敷としてはまだ初期段階であるため、この段階で手を打つことが大切です。本人のやる気によっては、業者に頼らず自力でゴミを片付けられる可能性もあります。

ゴミの中で暮らしている

「生活するスペースだけはある」状態がしばらく続くと、生活スペースもゴミで埋まり始めます。この状態になると、数十センチ積もったゴミの上で寝て起きて、生活をすることになります。

天井が迫ってきて立って移動できない場合には、床を這うようにして移動することもあるようです。

自重やゴミの重さでどんどんゴミが圧縮されるため、見た目以上にゴミの重量が増えてしまい、自力で片付けることはほぼ不可能です。

害虫の発生や異臭はもちろんのこと、火事の危険性も高まるため、一刻も早く状況を改善しなければなりません。

以下の記事では、年代別にゴミ屋敷で暮らす人の生活についてまとめています。併せてご覧ください。

ゴミ屋敷ではどうやって生活している? ゴミ屋敷での暮らしとは

なぜかゴミを捨てない人に片付けを促すには?改善の方法まとめ

なぜかゴミを捨てないためにゴミ屋敷になってしまう人に片付けを促すにはどうすればいいのでしょうか?

隣人など他人の家がゴミ屋敷になっている場合、子供や親など家族の家がゴミ屋敷になっている場合に分けて、改善の方法を紹介します。

大家や管理会社に連絡する

隣人など他人の家がゴミ屋敷になっており、それが原因で害虫や異臭などの被害を被っている場合は、大家や管理会社に連絡しましょう。

間違っても本人に直接ゴミ屋敷を片付けるように言うべきではありません。揉めることが予想されますし、最悪の場合何らかの事件に発展してしまうかもしれません。

他人に指摘されて片付けるくらいであれば、最初からゴミ屋敷にはなっていないはずです。

大家や管理会社に連絡をすれば、ゴミ屋敷の主に連絡をとってくれたり、役所に相談してくれたりと何らかの対応をしてもらえます。

実際に害虫や異臭の被害がどうしようもなくなってからでは遅いので、できるだけ早めに大家や管理会社に連絡しておくことが大切です。

片付けを一緒に手伝う

家族や友人など、身近な人の家がゴミ屋敷になっている場合は、片付けを一緒に手伝う旨を伝えましょう。

ゴミ屋敷の程度にもよりますが、ゴミ屋敷の住人一人では対応できなくても、数人いれば片付けられるかもしれません。また自分ではゴミ屋敷だと認識していない場合でも、第三者の声がきっかけで自宅がゴミ屋敷だと認識することは十分あり得ます。

ただしゴミ屋敷の片付けには、ゴミを袋に詰めて持ち運びする体力と、害虫や水回りなど不衛生な場所を掃除する気力が必要です。よって家族レベルで親しい間柄でなければ、片付けを手伝ってあげることは難しいでしょう。

またゴミで床一面が埋まっているレベルだと、ゴミを捨てるためにトラックを手配する必要があり、自力ではどうしようもありません。

ゴミ屋敷片付け業者を紹介する

家族や友人など、身近な人の家がゴミ屋敷になっている場合は、ゴミ片付け業者を紹介するのも1つの手です。

ゴミ片付け業者に依頼をすれば、ゴミ屋敷に関する悩みは1日で全て解決できます。自力でトラックを手配したり、何日もかけてゴミを搬出したりする必要はありません。

無理に自分たちだけでゴミ屋敷を片付けようとすると、害虫が隣の家に移動してしまって迷惑をかけたり、ものを落としてしまって怪我をしたりといったリスクがあります。

床が見えるレベルであれば、家族や友人の協力次第では何とかできるかもしれません。しかし床が見えないレベルのゴミ屋敷を片付ける際、ゴミ屋敷片付け業者に依頼すべきです。

七福神はゴミ屋敷の片付けの実績が豊富

七福神は、これまでに20,837件以上のゴミ屋敷清掃に関する相談をいただいています。

仕事が大変で片付ける暇がなくゴミ屋敷になってしまった方、収集癖が原因でゴミ屋敷になってしまった方など様々な方のゴミ屋敷を清掃いたしました。

以下、七福神にご依頼をいただいた方のゴミ屋敷を清掃する様子です。

家族や親しい友人の自宅がゴミ屋敷になっている場合は、ぜひ七福神をご紹介ください。最短即日でゴミ屋敷の悩みを解決いたします。

まとめ

ゴミ屋敷の主は、なぜ捨てないのか。その心理や改善の方法とは

ゴミ屋敷の主がものを捨てない6つの理由や、ゴミ屋敷の住人の暮らし、ゴミ屋敷の主に片付けを促す方法について解説しました。

ゴミ屋敷の主がものを捨てない理由は複数あります。家族や友人ができることは、一緒に片付けを手伝うことか片付け業者を紹介することです。また隣人ができることは大家や管理会社に連絡することです。

ゴミ屋敷の主は、なかなか自力で現状を変えられません。周りの人がゴミ屋敷を片付けるきっかけを作ってあげることが大切です。

あなたにおすすめの新着記事