ゴミ屋敷はバレる前に何とかしたいもの。
しかし「いつか片付けよう」「やっぱり今度にしよう」と先延ばしにするうちに、管理会社や大家に自室がゴミ屋敷であることがバレてしまうかもしれません。
絶対にバレたくないと思っていたゴミ屋敷がバレたら、頭の中がパニックになってしまいます。
そこで今回は、ゴミ屋敷がバレてしまう3つの理由と、ゴミ屋敷がバレたらどうなるのか、ゴミ屋敷がバレた後の対処法についてご紹介します。
現在自宅がゴミ屋敷になっていて、既に管理会社や大家にバレてしまった方や、いつバレるか心配しながら過ごしている方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
ゴミ屋敷がバレた後/バレる前に取るべき行動が明白になりますよ。
目次
ゴミ屋敷はどうやってバレる?
ゴミ屋敷は、近隣住民、点検の業者、大家や管理会社など、第三者が自室付近を通ったり自室の中に入ったりすることでバレてしまいます。
ゴミ屋敷がバレた後に何か対策を講じるより、バレる前に何とかしておきたいですよね。
ゴミ屋敷がバレる原因について、それぞれ詳しく見てみましょう。
近隣住民からの通報
「隣人が夜遅くに騒いでいる」のような、騒音による近隣住民からの通報は、よく聞く話です。
それと同じように、自宅がゴミ屋敷である場合も、近隣住民から通報される可能性は十分にあり得ます。具体的には、以下の理由による通報です。
- ベランダがゴミ袋で埋め尽くされているが大丈夫なのか
- 隣の部屋から異臭がする
- 最近ゴキブリなどの害虫が大量発生しているが、どうも隣の部屋が怪しい
特に一軒家ではなくアパートやマンションの場合は、隣人との距離が近いため、隣人がゴミ屋敷による異常に気付きやすいです。
またアパートの1階や2階に住んでいて、外から部屋の中が見えてしまった場合も、近隣住民に自室がゴミ屋敷だとバレてしまう可能性はあります。
点検で第三者が部屋に入る
アパートやマンションに住んでいると、定期的に設備のメンテナンスや点検があります。
メンテナンスや点検の種類は、エレベーターや自動ドアなど共用部のものから、消防設備点検のように部屋の中で行われるものまで様々です。
消防設備点検は年に1度実施され、原則立会いの上で点検を受ける必要があります。立会いを行わなくても罰則等はないのですが、安全のためにも立会うべきです。
こういった点検で第三者が部屋の中に入った際に、まず業者に対して自室がゴミ屋敷であることがバレてしまいます。その後第三者が大家や管理会社にそのことを報告するかどうかは分かりません。しかし可能性としては、十分考えられます。
またAmazonなどの配送業者や水道やエアコン、Wi-Fiなどの業者も、玄関から部屋を見たり、部屋の中に立ち入ることがあります。
大家や管理会社の見回り
近隣住民や業者からの通報ではなく、大家や管理会社に直接ゴミ屋敷がバレてしまうこともあります。
大家や管理会社の従業員(特に大家)は、定期的に建物内を見回ったり、建物に立ち寄ったりします。
その際に、ここまでで説明したような異臭、害虫、ベランダや室内の様子が見える、といった理由で大家や管理会社にバレてしまうのです。
カーテンを締め切っておけば室内は見られません。しかしそれはそれで「あの部屋、人は住んでいるけどカーテンは常にしまっているな」「怪しい人が住んでいるんじゃないかな」と疑いの目を向けられるでしょう。
そうなれば、ゴミ屋敷がバレてしまうのは時間の問題です。
ゴミ屋敷がバレてしまう3つの原因を紹介しました。既にゴミ屋敷を大家や管理会社に知られている方は、紹介した3ついずれかの原因でバレてしまったのではないでしょうか。
まだバレずに持ち堪えている方も、これら3つの原因のいずれかによって、そう遠くないうちにゴミ屋敷であることがバレてしまうでしょう。
ゴミ屋敷がバレるとどうなる?
ゴミ屋敷がバレると、何一ついいことはありません。
早急に片付けるように言われるだけならまだしも、最悪の場合は強制退去を命じられてしまいます。退去時にはゴミを片付けなければなりませんし、部屋の原状回復費用もかさみます。
ゴミ屋敷がバレると起こることについて、詳しく見てみましょう。
早急に片付けるように言われる
ゴミ屋敷がバレると、最初に「早急に片付けてください」と言われます。いきなり退去を命じられることはまずないと考えて良いでしょう。
ゴミ屋敷が大家や管理会社にバレた際は、この「早急に片付けてください」と言われている間にゴミ屋敷を片付けてしまうことが大切です。大家や管理会社からの連絡を無視して、いつまでもゴミ屋敷を片付けずにいると、事態は悪化します。
大家や管理会社は、賃貸物件を貸してそこから家賃収入を得ることを目的としています。ゴミ屋敷の住人はそこに住み続けるとしても、近隣住民がゴミ屋敷に耐えかねて引っ越してしまうかもしれません。
よって大家や管理会社は、できるだけ早くゴミ屋敷を何とかしたいのです。
強制退去を命じられる
ゴミ屋敷について指摘を受けた後も何の対応も取らずにいると、強制退去を命じられます。
「法律的に強制退去は可能なの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
実は大家や管理会社は「賃貸借契約解除通知書」の通知を出すことで、ゴミ屋敷の住人に退去を求めることができます。賃貸借契約解除通知書の通知を出すための条件は2つあります。
- 条件①正当事由
- 条件②信頼関係破壊の法理
正当事由とは、借地借家法第28条に記載されている内容で、簡単に言うと「退去してもらうに値する理由」です。
信頼関係破壊の法理とは、賃料が長期に渡って未納であったり、ゴミ屋敷を原因とする害虫の発生を長期に渡って放置しているなど、信頼関係は破壊されたと判断される状況のことです。
「早急に片付けてください」の通告を無視し続けると、上記2つに当てはまることとなり、強制退去をしなければなりません。
退去時の原状回復費用がかさむ
ゴミ屋敷が大家や管理会社にバレて、強制退去を命じられた場合は、退去時の原状回復費用も大きな負担になります。
当然ゴミを放置したまま引っ越すことはできないため、ゴミは片付けることになります。またゴミを捨てた後も、床や壁についた液体やそのシミ、カビなどの汚れを掃除しなければなりません。
大抵の場合は敷金で掃除費用をまかなえるため、そこまで本格的に退去前に掃除をする必要はありません。しかしゴミ屋敷の場合だと、汚れが多く費用がかさんでしまいます。
強制退去を命じられて、退去のためにゴミ屋敷の片付けを行うのであれば、「早急に片付けてください」と言われた時点で片付けを行うべきです。
どちらもやることは変わりませんが、前者の場合はそのまま片付いた家に住み続けられて、後者の場合は引越しをしなければなりません。
ゴミ屋敷が大家・管理会社にバレた際に取るべき3つの行動
ゴミ屋敷が大家や管理会社にバレた際は、できるだけ穏便に事を済ませたいものです。
「強制退去」を命じられないためには、具体的にどういった行動を取れば良いのでしょうか。
3つの行動について詳しく見てみましょう。
大家・管理会社に謝罪する
ゴミ屋敷がバレたら、まずは大家や管理会社に謝罪をし、こちらに申し訳ないという気持ちがあることを伝えましょう。
謝罪をしなければ、こちらにゴミ屋敷を片付ける意思があるのかどうかが伝わりません。強制退去を言い渡される前にとにかく謝罪をすることが重要です。
大家の場合は同じ建物に住んでおり直接会う機会も確保できるでしょう。よって対面での謝罪をおすすめします。一方管理会社の場合は、できれば電話、電話が難しい場合は書面にて謝罪を行いましょう。
謝罪の際は、ゴミ屋敷を片付ける意思があること、自宅がゴミ屋敷であることで近隣住民に迷惑をかけて申し訳なく思っていることなどを伝えましょう。
そうすればひとまず近日中に強制退去を命じられる可能性は排除できます。
大家・管理会社に今後の片付け予定を伝える
ゴミ屋敷がバレた後、大家や管理会社に謝罪をしたら、それと同時に今後の片付け予定について伝えましょう。
ゴミ屋敷がバレたことは仕方がありません。しかしいくら謝罪をしたところで「本当に片付けてくれるのかな?」と大家や管理会社には不安が残ります。
そして住人側にも予定があるため、即日ゴミ屋敷を片付けられるわけではありませんよね。特にゴミ屋敷の場合は、準備が必要だったり1日だけでは終わらなかったりします。
「◯月中にはゴミ屋敷の片付けを終わらせるので、もうしばらくお待ちください」「業者を〇〇日に呼んでいるのでもうしばらくお待ちください」といった形で今後の片付け予定を伝えましょう。
ゴミ屋敷がバレたことは仕方がありません。バレた後に大家や管理会社に対して誠意ある対応ができるかどうかが重要です。
できるだけ早く片付ける
大家や管理会社に謝罪をして片付け予定まで伝えたら、できるだけ早くゴミ屋敷を片付けましょう。
バレた後、予定を後ろ倒しすることは絶対にあってはいけませんが、前倒しする分には問題ありません。ゴミ屋敷の片付けに対する関心が高まっている今日この日から、何らかの行動を起こすべきです。
ゴミ屋敷を片付ける方法は、自力で片付ける、家族や友人に協力してもらう、業者に依頼するの3つです。それぞれ詳しく見てみましょう。
自力で片付ける
ゴミ屋敷が大家や管理会社にバレた場合でも、家族や友人にはバレたくないと考える方は多いでしょう。
家族や友人には自宅がゴミ屋敷であることをバレたくない方は、まずは自力で片付けてみましょう。
ただし自宅が広かったり、ワンルームでも床が見えないほどゴミが堆積している場合は、自分一人でゴミ屋敷を片付けるのは難しいです。
ゴミ屋敷を自力で片付ける手順については、以下の記事で詳しくまとめています。
ゴミ屋敷片付けは、自分でできる?失敗しない片付けの手順を解説
家族や友人に協力してもらって片付ける
自分一人でゴミ屋敷を片付けることが難しい場合は、家族や友人の協力を仰ぐのも1つの手です。ただしこの方法は「家族や友人にゴミ屋敷であることがバレたくない」と考えている方には向きません。
家族や友人の協力があると、単純に人手が増えます。合計3人で片付けを行う場合は3倍、合計5人で片付けを行う場合は5倍と、協力者が増えるにつれて片付けのスピードも早くなります。
業者に依頼して片付けてもらう
ゴミ屋敷を片付ける最も確実な方法は、業者に依頼することです。
業者に依頼をすれば、最短即日でゴミ屋敷を片付けてもらえます。またゴミを片付けた後の床や壁、水回りの汚れの掃除まで行ってくれる業者も多いです。
片付けの段取りを組んだり、道具を用意したりする必要もありません。また自力でゴミ屋敷を片付けたくないけれど、家族や友人にはバレたくない方にもおすすめです。
住人に必要なアクションは、見積もりの依頼(無料)のみ。確かに自力で片付けるよりも費用はかかりますが、確実にゴミ屋敷とおさらばできる方法です。
ゴミ屋敷の片付けなら七福神!
七福神は、20,837件以上のゴミ屋敷清掃に関する相談をいただいているゴミ屋敷清掃業者です。テレビや雑誌でも多数取り上げていただいております。
最短即日でゴミ屋敷を清掃いたしますので、すでに大家や管理会社にゴミ屋敷がバレた方でも安心です。
見積もりは無料ですし、追加請求も一切ありません。女性スタッフも在籍しているので女性の方でも安心です。
まとめ
ゴミ屋敷がバレてしまう3つの理由と、ゴミ屋敷がバレたらどうなるのか、ゴミ屋敷がバレた後の対処法について解説しました。
ゴミ屋敷は大家や管理人にバレる前に何とかするべきです。しかしバレたものは仕方がありません。
ゴミ屋敷がバレた後に取るべき行動は以下の3つです。
- 大家や管理人への謝罪
- 大家や管理人に片付けの予定を伝える
- 片付ける
自力でゴミ屋敷を片付けるのが難しい方や、家族や友人に自宅がゴミ屋敷だとバレたくない方は、ゴミ屋敷清掃業者の七福神にお任せください。