部屋の掃除代行サービスを使ってみたい。
この記事では、そんな時にあらかじめ知って全てのおきたい情報を、わかりやすくまとめています。
目次
掃除代行業者を選ぶ時、3つの注意点
掃除代行サービスは、業者選びが9割と言っても過言ではありません。
そして業者選びは、最も難しい関門でもあります。
そこでまず掃除代行サービス業者の選定で失敗しないために、押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
相場より安すぎる掃除代行サービス業者は危険
掃除代行サービスに部屋の片付けを依頼するにあたって、一番気になるのが料金でしょう。
一般的な室内の掃除なら、自分でもできてしまいます。
なおさら費用を抑えたい気持ちが働くのも当然です。
掃除代行サービスに依頼する場合の料金相場は、1時間あたりおよそ2,000円〜4,000円と言われています。
もしこの金額よりもあまりに安い場合は、飛びつきたくなる気持ちをグッと堪えて、以下を確認するのがよいでしょう。
- ○○円〜の表記の場合は、上限でどのくらいの金額になるのか
- 作業後の追加料金はかかるか
追加料金が加算されたら相場より高くなる可能性がある場合や、担当者の回答を不誠実と感じられる場合は、他の業者を当たる方が賢明でしょう。
こう言った意味で掃除代行サービスの見積もりは、3〜4者程度からとり、比較検討するのがおすすめです。
スタッフの対応が悪い時は断る勇気を持つ
掃除代行サービスを利用するにあたっては、業者との信頼関係が重要です。
家の中に招き入れるにあたり、慎重な判断が求められます。
掃除代行サービス業者に問い合わせても、なかなか回答が得られなかったり、明らかに知識不足でプランに関するこちらの疑問を解消するだけでの要素を満たさなかったり、また営業担当者の押しが強く、検討の余地もなく決断を迫られることもあるでしょう。
「この掃除代行サービス業者なら、間違いない仕事をしてくれそうだ」と感じられない場合は、遠慮なく他の掃除代行サービス会社を当たりましょう。
部屋が汚れすぎていて料金が高くなる
掃除代行サービス業者では、一般的な掃除作業に対応しています。
しかしそれを超える汚部屋やゴミ屋敷の対応は、難しいケースがほとんどでしょう。
あくまでも清掃作業や部屋の片付けを代行するのが、掃除代行サービス業者です。
また掃除代行サービスでは、清掃作業の範囲が細かく定められています。
これを超えた規模の汚れやゴミなどがある場合、追加料金がかかったり。1日で対応しきれず数日にまたがってしまったり。
最悪なケースでは、引き受けてもらえなかったりする可能性もあります。
掃除代行サービス業者でできることとできないことを把握しておくことが、思わぬトラブルを回避するために重要です。
掃除代行サービスの作業内容
掃除代行サービスに片付けを依頼すると、掃除のプロフェッショナルが特殊技術やツールを駆使して、部屋の清掃作業を代行します。
掃除代行と家事代行との大きな違いは、家事代行が家事の一環としての掃除作業レベルであるのに対して、掃除代行では依頼した箇所を完璧に仕上げる点です。
掃除代行サービスに依頼できる掃除箇所には、以下のようなものがあります。
- エアコン
- レンジフード
- 換気扇
- キッチン全体
- 浴室
- トイレ
- 洗面所
- 洗濯機
- 床や壁
- ベランダ
- 窓
このほかにも家事代行サービス業者やそれぞれのプランによって、清掃の対象箇所が異なります。
定期的な大掃除の他、引越し前後の室内清掃、遺品整理など、自分のニーズに合わせて掃除を希望する箇所のサービスを実施できる業者やプランを選びましょう。
掃除代行サービス業者を探す時のチェックポイント8選
掃除代行サービスを依頼する業者を比較検討する際に、チェックしたい項目をまとめたものが以下です。
- 追加料金も含めた、最終的な費用(目安)
- 掃除対象箇所と内容
- 清掃作業に要する時間
- オプションサービスとその料金
- 損害保険加入の有無
- 清掃作業の実績
- キャンセル時に発生する違約金等の仕組み
- 女性スタッフ希望の対応可否
特に料金については、念入りに確認しましょう。
出張料や駐車場代などの有無や作業内容によって、見積もり時の金額とは別に追加料金が請求されるケースもあります。
想定外の金額を請求されれば、トラブルの原因になりかねません。
上記以外にも疑問点があれば逐一問い合わせましょう。
依頼主の不安が完全に解消できるまで、懇切丁寧に対応する掃除代行サービスを選んでください。
掃除代行サービスの大まかな流れ
部屋の掃除代行業者は数多くありますが、掃除代行サービス実施までの流れはほぼ皆以下のようになっています。
- 料金の見積り依頼する
- 掃除代行業者のスタッフが掃除する部屋を内見、掃除する箇所について打ち合わせる
- 見積り金額が確定する
- 見積もり金額等に納得すれば、正式に依頼する
作業当日
- 掃除作業開始前の作業内容確認
- 掃除代行業者のスタッフが清掃作業を実施する
- 作業完了の点検
- 料金の支払い(料金前払いのケースもあり)
ただ料金支払いのタイミングについては、各家事行サービス業者によって異なります。
現金払いの他、クレジットカード払いなどにも対応するかも含めて、見積もりの際に確認しましょう。
見積もり時に見せておくべき箇所
掃除代行業者に依頼したい箇所は、必ず見積もりの段階で見せておきましょう。
どの程度、どんな種類の汚れが付着しているのかを正確に把握しないと、掃除代行業者もどんな道具やスキルをもって、どのくらいの時間で清掃や片付け可能かを試算できません。
正しく清掃箇所の状況を把握できないと見積もり金額も正しく算出できず、追加料金が発生する原因になりかねません。
清掃作業当日の打ち合わせ
掃除代行サービスを利用する当日には、その日の作業内容の打ち合わせを行います。
この時特に掃除して欲しい場所や依頼したい作業内容、注意してほしい事項などを伝えておきましょう。
スムーズに清掃作業が進み、希望に近い仕上がりになります。
掃除代行サービスのメリット・デメリット
掃除代行サービスを依頼する最大のメリットは、プロによる清掃作業で住宅設備を衛生的な環境に整えられることです。
日頃から掃除していても、家庭用洗剤を使った清掃作業では、落ちきれない汚れや清掃の行き届かない箇所が出てきます。
こういた箇所に汚れが溜まり、部屋全体がくすんで見える他、換気扇やエアコンといった電子機器は故障の原因に繋がることも。
もちろん忙しい毎日で室内の掃除まで手が回らない人にとっても、清掃代行サービスは強い味方です。
室内の清掃作業はプロの清掃作業業者に任せれば、あなたはあなたにしかできない重要な仕事に専念できるでしょう。
その反面掃除代行業者に依頼する場合、業者のスキルによって思うような仕上がりにならない可能性も考えられます。
また料金がかかるのも、デメリットの一つです。
こういったデメリットを回避してメリットを最大化するために、掃除代行業者の選定にあたっては、以下が重要です。
- 複数の家事代行サービス業者から見積もりをとる
- 追加料金を含め、料金体系を念入りに確認する
- 清掃作業のビフォー・アフターを確認する
掃除代行サービスの料金をできるだけ安く抑える方法3選
掃除代行サービスをできるだけ安価に抑えたい場合は、どうしたらよいでしょうか。
ここでは掃除代行サービスの料金をできるだけ安くするための3つの方法を紹介します。
下掃除する
掃除代行サービスを依頼する前に、ある程度自分でできる範囲の掃除を進めておくことで、掃除代行サービスにかかる料金を抑えられます。
しかし掃除代行サービスの担当者が掃除してくれるのに、なぜ自分で掃除しなければならないのかと疑問に思うかもしれません。
掃除代行サービスは作業工程が増え、時間や人員の投入が必要になるにつれて料金も高くなる傾向にあります。
そのため清掃作業を依頼したい箇所を、あらかじめ無理のない範囲で清掃して汚れのレベルを下げておいたり、廃棄依頼するゴミの量を減らしたりしましょう。
こういった小さな一手間を惜しまないことで、料金を抑えながら掃除代行サービスを利用できます。
掃除代行サービスを依頼すれば、自分では落としきれなかった汚れをきれいにすることも可能です。
料金を抑えて掃除代行サービスを依頼したい場合は、”自分でフォローしきれない部分の掃除を掃除代行サービスに補い、手伝ってもらう”といったスタンスでいるとよいでしょう。
掃除依頼する箇所を絞り込む
掃除代行サービスでは、室内のほとんどの箇所の掃除を依頼することができます。
しかし依頼する箇所が増えれば増えるほど、料金も高くなるのがデメリットです。
料金を抑えて掃除代行サービスを依頼したい場合は、掃除の難易度が高い部分や、人目に付きやすい部分を重点的に依頼すると良いでしょう。
例えば、キッチンの換気扇は、ひどい油汚れがこびりつき、家庭用の洗剤では十分に汚れを落としきれない可能性があります。
にもかかわらずキッチンの中でかなり目立つ部分です。
そのため換気扇をきれいにしておけば、キッチンの換気が良くなるだけでなく、キッチン全体が衛生的に整った印象に見せることも可能です。
またエアコンの清掃も、掃除代行サービスにぜひ依頼したい箇所と言えます。
エアコンの定期的な清掃は、健康とエアコンの機能を高いレベルで維持する意味で欠かせないものです。
エアコンの中はホコリやチリが溜まりやすく、カビの温床になりやすい傾向があります。
季節の変わり目毎の徹底した清掃は欠かせません。
さらにエアコンの中にほこりやチリが溜まった状態を放置すれば、エアコン自体の機能に支障をもたらす恐れもあります。
決して安価ではないエアコンを長く安全に使うためには、こまめな清掃が必要です。
もちろん自分自身でエアコンの掃除をすることも可能です。
ただプロに依頼したほうが、特殊な機械を用いてより行き届いた清掃を実施できます。
またその時々で室内の汚れがひどい箇所や、季節別の重点的な掃除が必要な箇所をピックアップして掃除代行業者に依頼し、残りの箇所は自分で掃除するというような活用法も効果的です。
複数の掃除代行業者から見積もりをとる
複数の掃除代行業者から見積もりをとることは、自分のニーズに合った優良な掃除代行業者を見極めるためのみならず、料金をできるだけ抑えて依頼するためにも大切です。
家事代行サービスには、およその料金相場はあるものの、業者ごとに詳細なサービス内容やサービス対象範囲が異なります。
またタイミングによってはキャンペーンなどで、期間限定料金のサービスを提供していることもあるでしょう。
一旦見積もりをとったからといって、その掃除代行業者に依頼しなければならないということは一切ありません。
掃除代行業者側としても、依頼者が複数社から見積もりをとって検討していることは承知しています。
見積もり依頼に対する回答の迅速さやスタッフの対応の良し悪しを見る意味でも、複数の掃除代行業者から見積もりをとり、比較検討してから業者を決定しましょう。
掃除代行業者に断られたらどうする?
稀にではあるものの、掃除代行業者に依頼を断られてしまうケースもあります。
片付ける物の多い遺品整理や、極端な汚部屋やゴミ屋敷のように荷物が多すぎる場合に多く見受けられるケースです。
掃除代行業者は掃除のスペシャリストですが、大量すぎる不用品の処分や、ゴミ屋敷のように清掃に当たって特殊技術を要するケースには対応しきれません。
こういった場合は遺品整理業者や、汚部屋やゴミ屋敷を専門に取り扱うゴミ屋敷掃除の専門業者を検討すると良いでしょう。
まとめ
掃除代行は毎日忙しくて掃除ができない場合や、汚部屋の掃除を依頼するだけのサービスではありません。
定期的にプロに掃除を依頼することで、住宅設備を常に衛生的に維持することが可能です。これによって、設備の寿命を伸ばす効果も期待できます。
しかし掃除代行サービスにおいては、業者選びが非常に重要です。
誠実で親身に対応する業者を選定して、掃除代行サービスを暮らしの質向上に役立ててみるのはいかがでしょうか。