近年、日本国内で増えている空き家問題の中でも注視すべきことが空き家のゴミ屋敷問題です。
ゴミ屋敷と化した空き家は地域の景観を損なうだけでなく、様々な問題を引き起こすきっかけになります。
ここでは、空き家がゴミ屋敷になる理由や放置することで起こり得るリスク、ゴミ屋敷の解決法について解説します。
空き家の所有者の方は、一度所有する空き家の現状を確認して対策しておきましょう。
目次
空き家がゴミ屋敷になる家が増えている背景
ゴミ屋敷状態の空き家は今何故増えているのでしょうか?
現在日本で空き家がゴミ屋敷になっている背景には、
- 住人の高齢化と希薄な人間関係
- 第三者による不法投棄
の2つのパターンが少なからず考えられます。
これらのパターンが発生する原因について、それぞれ見ていきましょう。
住人の高齢化と希薄な人間関係
住宅が空き家になる主な理由は、その家の住人が高齢化や病気などによる理由で亡くなったことによるものが多いです。
高齢化が進む日本では、全国に空き家が増えていることが問題になっています。
人間は歳を取るにつれ、体力や認知力の衰えにより、高齢となった住人は家の片付けが困難になっていきます。
また、「勿体ない」という思いから、もう使わない物であっても取っておくという高齢者の価値観もゴミ屋敷化を招く原因の一端でしょう。
住人自身が整理できないほど家の中に物が増えた状態で亡くなり、そしてそれを片付けてくれる家族がいない等の理由で、ゴミ屋敷状態の空き家が生まれます。
第三者の不法投棄によるゴミ屋敷化
空き家は住んでいる人がいないにも関わらず、何故ゴミ屋敷化するのでしょう?
それは、そこが空き家であることを知っている第三者が不法投棄をすることによって起こるのです。
最初は敷地内へのティッシュや空き缶などの小さな物の放置から始まり、そのうちゴミが当たり前のように放置されるようになります。
そうして処分に回収費用が掛かるような自転車や家電などの大きな粗大ゴミを置いていくような心無い人の行動が連鎖するようになり、不法投棄によるゴミが雪だるま式に増えていきます。
こうして管理者の目が行き届いていない空き家はゴミ屋敷化するようになるのです。
ゴミ屋敷になった空き家を放置するリスクとは
空き家がゴミ屋敷になっても誰も住んでいないし誰にも迷惑を掛けていないから問題ないのでは?と考える人もいるかもしれません。
しかし、ゴミ屋敷化した空き家を放置することで思わぬリスクを負うことになるのです。
倒壊による損害賠償請求
ゴミ屋敷を放置するということは、そこに害虫や害獣が集まり棲み処となる可能性があるということです。
その害虫や害獣が空き家の倒壊を招きます。
例えばシロアリが木材を食べることで起こる腐食や、ネズミやハクビシンの糞や死骸の放置による腐食が起これば、ゴミ屋敷となっている家の重さに耐えられずに空き家が倒壊します。
もし空き家の倒壊が原因で周囲に被害が出た場合、その責任は空き家の所有者にあります。
このようなケースでの損害賠償額は数千万円と高額になる可能性も考えられるため、大きなリスクと言えるでしょう。
火災による損害賠償請求
ゴミ屋敷となった家の中には燃えやすい可燃性の不要品が沢山詰まっている状態です。
空き家で無人だから家の中が火元になる可能性は少ないかもしれませんが、外部からの火元が原因で大火事になる可能性は十分あります。
歩行者のタバコの火の不始末や、花火による引火、また空き家を狙って火をつける放火犯もいるでしょう。
もし近隣に燃え移るなどの被害が出た場合、普通は失火と認められれば損害賠償を負うことはありませんが、空き家の所有者に重大な過失が認められた場合は責任を問われることになります。
その重大な過失に「ゴミ屋敷を放置していたこと」が該当するかもしれないのです。
固定資産税の優遇措置が適用されなくなる
自治体の空き家調査によって空き家がゴミ屋敷状態で危険であることが発覚すれば、特定空家に指定される場合があります。
特定空家とは「空家等対策特別措置法」により、管理が不十分で倒壊の危険や衛生問題を引き起こす可能性がある空き家、または周りの景観を大きく損なうような空き家のことを指します。
特定空家に指定されると、固定資産税の優遇措置を受けることができません。
更に自治体の命令に応じなかった場合は、最大50万円以下の過料が科せられます。
参照:国土交通省 空家等対策の推進に関する特別措置法関連情報
ゴミ屋敷化した空き家を片付ける方法
空き家の所有者がその空き家の近くに住んでいるのであれば、自力で少しづつ時間をかけて片付けていくことができるかもしれません。
しかし、大半の空き家所有者は遠くに住んでいたり毎日忙しかったりと、自力で空き家のゴミ屋敷を片付けることは現実的ではありません。
では、空き家の中のゴミや不要品をどうしたら片付けられるのでしょうか?
ここでは2つの解決策を提案します。
ゴミ屋敷のまま空き家を売却する
手放してもいい物件であれば、ゴミ屋敷状態の空き家をそのまま売却する方法があります。
不動産会社の中にはゴミ屋敷であっても買い取ってくれる会社があるので、ネットなどで調べてみましょう。
ただし、ゴミ屋敷状態の空き家は買取価格の相場が市場価格の6~7割程度と言われています。
そこから更にゴミ処理費用として費用が引かれるので、大体市場価格の5割程度になるでしょう。
ゴミ屋敷専門の片付け業者に依頼する
個人でゴミ屋敷を片付けるとなると、労力と時間が掛かるため実行できる人は限られるでしょう。
ゴミ屋敷専門の片付け業者であれば1日でゴミ屋敷をキレイに片付けてくれます。
出てきたゴミや不要品もトラックでまとめて処分してもらえるので、ゴミ出し問題も併せて解決することができます。
プロに任せれば面倒な手順は一切不要で、業者によってはゴミ屋敷がキレイになった後に消毒作業もしてくれるところもあるので、清潔さを取り戻すことも可能です。
空き家の売却を考えている場合でも、自身で業者に依頼して片付けてもらってから売却する方がゴミ屋敷のまま売るよりも買取価格が高くなります。
空き家の片付けはゴミ屋敷バスター七福神がおすすめ
ゴミ屋敷化した空き家を売却するにしても、保存するにしても、まずはゴミ屋敷専門の片付け業者に依頼することが最善です。
ゴミ屋敷バスター七福神は全国でサービスを展開するゴミ屋敷片付け業者なので、汚部屋に困っている子育て世代の力になります。
以下は七福神がゴミ屋敷を片付けしている様子です。
一軒家のゴミ屋敷を片付けます|大阪市平野区編【前編】
ゴミ屋敷バスター七福神の汚部屋清掃の基本料金
ゴミ屋敷バスター七福神の基本料金は以下になります。
特急料金、深夜料金、女性スタッフのリクエスト料金は一切掛かりませんので、お客様のご都合の良い日時をご要望ください。
間取り | 御料金・費用(税込) |
---|---|
1R/1K | 33,000円〜 |
1DK | 55,000円〜 |
1LDK | 88,000円〜 |
2DK | 121,000円〜 |
2LDK | 154,000円〜 |
3DK | 187,000円〜 |
3LDK | 209,000円〜 |
4DK | 242,000円〜 |
4LDK | 264,000円〜 |
また、相談やお見積もりは無料で行っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
ゴミ屋敷化した空き家は売却か保存か、どちらも業者に片付けてもらうのが得策
近年ではゴミ屋敷化した空き家が増えていることが深刻な問題になっています。
こうした空き家は、倒壊や火災、治安の悪化が起こりやすく、その影響は近隣住民に甚大な被害を及ぼすかもしれません。
何か問題が起こった時に責任を問われるのは空き家の所有者です。
そのため、ゴミ屋敷化した空き家を所有しているという方は、事件や事故が起こる前に、なるべく早くゴミ屋敷化した空き家の対処をしましょう。