高齢化や単身世帯の増加により、近年「孤独死」の発生件数は年々増えています。特に、身寄りのない方が亡くなった場合、発見から火葬、遺品の整理や部屋の原状回復に至るまで、誰がどのように対応するのか分からず、不安を抱く方も少なくありません。
孤独死の現場では、警察や行政、大家、専門業者など複数の機関が関わり、手続きや費用の負担も複雑です。さらに、発見が遅れることで清掃や修繕の費用が高額になるケースもあります。
本記事では、身寄りのない人が孤独死した場合の流れと費用相場、生前にできる備えまでプロの視点で解説します。自分自身や身近な人のもしもに備えるための知識として、ぜひ参考にしてください。
目次
身寄りのない人が孤独死したらどうなる?

身寄りのない人が孤独死した場合、一般的な葬儀や相続の手続きとは異なり、警察や自治体が主体となって対応します。発見から検視、火葬、契約関係の整理まで、すべてが法的な手順に沿って進められます。
①発見〜警察による検視と身元確認
身寄りのない人が孤独死した場合、最初に発見するのは多くが近隣住民や大家、管理会社です。通報を受けた警察が現場に到着すると、まず遺体の発見状況を確認し、事件性がないかどうかを調べます。これが「検視」と呼ばれる手続きです。検視では遺体の外傷や腐敗の進行状況、周囲の状況などを詳細に記録し、不審な点があれば司法解剖が行われます。
事件性がないと判断された場合は、次に身元確認が進められます。現場に残された身分証明書や郵便物、携帯電話、指紋、歯型、DNAなどを照合し、本人の特定を行う流れです。
身元が判明しても親族と連絡が取れない場合、警察は住民票や戸籍を調べて行政に引き継ぎ、遺体は自治体の管理下に移されることになります。
②遺体の引き取りと火葬(行旅死亡人としての対応)
警察の検視や身元確認を経ても、親族や保証人など連絡のつく関係者が見つからない場合、その遺体は「行旅死亡人」として扱われます。これは「行旅病人及行旅死亡人取扱法」という法律に基づき、身寄りのないまま亡くなった人の遺体を自治体が保護・火葬する仕組みです。
市区町村は、行旅死亡人となった方の情報を、官報や役所の掲示板に掲載して公示します。これは、親族や知人が名乗り出る可能性に備えた措置で、掲示期間は原則7日以上です。期間内に引き取り手が現れない場合、自治体が費用を負担して火葬を実施します。
火葬後の遺骨は、公営の納骨堂や共同墓地に安置され、一定期間を経ても引き取りがない場合には、合同供養墓に納められます。
③葬儀と埋葬(葬祭扶助制度について)
身寄りのない人が亡くなった場合でも、最低限の葬儀や火葬は行われます。その費用を負担する仕組みの一つが「葬祭扶助」制度です。これは、生活保護受給者や経済的に困窮して葬儀費用を負担できない人のために、自治体が必要最小限の葬儀費用を公費で負担する制度です。
支給金額の上限は自治体によって異なりますが、一般的に成人で20万6,000円以内、12歳未満の子どもの場合は16万4,800円以内と定められています。この範囲内で、遺体の搬送・火葬・納骨など最低限の葬送が行われます。形式は通夜や告別式を伴わない「直葬」が基本です。
④相続財産管理人の選任と財産・契約関係の処理
身寄りのない人が亡くなり、相続人がいない、あるいは全員が相続放棄をした場合には、残された財産や契約関係を整理するために「相続財産管理人」が選任されます。一般的に、選任される人は中立的な立場の弁護士です。
相続財産管理人が行うのは、故人の預貯金・不動産などの調査と、債務や未払い費用の清算です。家賃・光熱費・公共料金などの支払い、さらには契約の解除や残置物の処分も含めて、一連の手続きを代行します。
申立ての際には、相続財産管理人の報酬や公告費用として20〜50万円前後の予納金が必要です。公告期間を経ても相続人が現れない場合、残った財産は最終的に国の財産として国庫に帰属すると定められています。
孤独死で身寄りなしの場合、部屋と遺品はどう処理される?

身寄りのない人が孤独死した際は、警察・行政の確認後、法手続きに沿って特殊清掃業者が清掃・消臭を実施します。遺品は専門業者が分別・撤去を進め、最終的に再賃貸できる状態へ整えるのが基本の流れです。
部屋の原状回復は?
身寄りのない人が孤独死した場合、警察や行政の確認が終わったあと、物件オーナーや管理会社が清掃と修繕の手配を行うのが一般的です。多くの場合、室内には体液や臭気が残っており、通常の清掃では対応できません。そのため、特殊清掃の専門業者が現場に入り、衛生と安全を回復させる作業を進めます。
特殊清掃とは、床や壁に染み込んだ体液や血液を徹底的に除去し、脱臭機を使った強力な消臭処理も行う清掃です。汚染が深刻な場合は、フローリングやクロス、畳などを交換します。
孤独死の現場は、衛生上のリスクや近隣への臭気被害を防ぐためにも、迅速かつ専門的な対応が不可欠です。特殊清掃業者は、消臭・消毒・リフォーム前の清掃までを一括で行い、部屋を安全で快適な状態に戻す重要な役割を担っています。
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残された家財道具(残置物)の処分
故人が賃貸住宅で暮らしていた場合、部屋に残された家具や家電、衣類などの家財は相続財産として扱われます。孤独死した人に相続人がいるときは、遺族が整理や引き取りを行います。一方、身寄りがない場合には、物件オーナーや管理会社が行政と連携しながら処分を進めるのが基本です。必要に応じて、市区町村が福祉的な立場から支援を行うケースもあります。
孤独死した部屋には、生活用品や大型家具が多く残っている場合がほとんどです。その際は、遺品整理士や不用品回収の専門業者が分別・搬出・リサイクルを実施します。これらの業者は法令に基づいて適正に処理を行い、現金や通帳、印鑑などの貴重品が見つかった際には、警察または行政に届け出て保管・引き渡しまでを対応します。
こうした残置物の撤去がすべて完了すると、部屋は清潔で安全な環境に戻され、リフォームや再賃貸へと進められる状態になるのです。
孤独死で身寄りなしの場合の、清掃や遺品整理の費用は誰が払う?

孤独死が起きたとき、清掃や遺品整理にかかる費用を誰が負担するのかは、わかりにくい点です。突然の出来事で判断に迷う人も多く「相続人がいない場合はどうなるのか」「保証人に請求がいくのか」といった不安の声も少なくありません。ここでは、費用の支払いがどのような仕組みで行われるのかを、相続財産・保証人・大家の順に解説します。
第一原則:故人の「相続財産」から支払われる
孤独死で身寄りがない場合でも、遺品整理や原状回復などにかかる費用は、まず故人の遺産から支払うのが原則です。亡くなった時点で残っている預貯金や現金、貴金属、不動産の売却益などを清算し、そこから必要な費用をまかないます。
主な支出としては、以下の項目が含まれます。
- 特殊清掃、消臭、消毒費
- 遺品整理、残置物撤去費
- 滞納家賃、公共料金、葬儀関連費など
相続人がいる場合は、遺産の範囲内でこれらを整理するため、第三者が直接負担する義務はありません。一方、相続人がいない場合は、家庭裁判所が弁護士などを「相続財産管理人」として選任し、故人の財産を調査して債務を清算します。
相続財産で足りない場合:連帯保証人が支払義務を負う
故人の遺産で清掃費や原状回復費をまかなえない場合、契約上の連帯保証人が費用を負担することになります。連帯保証人は、賃貸契約の中で「賃借人の債務をすべて連帯して履行する」立場にあるため、未払いの家賃や清掃費、修繕費などを大家から請求される可能性があるのです。
請求は、契約書に記載された保証条項や特約内容に基づいて行われます。例えば、「孤独死や事故死など、入居者の死亡により発生した費用は保証人が負担する」と明記されていれば、特殊清掃や消臭、遺品処分費用も保証人が支払い対象となります。
最終的な負担者:賃貸物件のオーナー(大家)が負うケースも
相続人も連帯保証人もいない、または支払い能力がない場合、最終的な費用負担は物件のオーナー(大家)が引き受けることになります。行政支援である葬祭扶助などの公費は葬儀費用にしか使えないため、部屋の原状回復や特殊清掃には適用されません。
そのため、オーナーが自費で特殊清掃や消臭、リフォーム、残置物の処分を行うケースが一般的です。費用は、現場の汚染がひどい場合には、数十万円単位になることもあります。
こうしたリスクを補うために、近年では「家主費用特約」や「孤独死保険」に加入するオーナーが増えています。これらの保険では、特殊清掃費や原状回復費、再募集の広告費、家賃損失補償など、広くカバーされる場合があり、万一の事態にも備えられる仕組みとなっているのです。
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【生前の対策】身寄りのない人が孤独死に備えて準備できること

身寄りのない人が孤独死に備えるには、生前のうちに「誰が」「どのように」自分の死後を支えてくれるのかを明確にしておくことが大切です。死後の手続きや遺品整理について整理しておくと、周囲への迷惑を最小限に抑え、安心して生活できます。ここでは、孤独死のリスクを減らすために今から準備できる4つの具体的な方法を紹介します。
1. 死後事務委任契約や見守りサービスを活用する
死後事務委任契約とは、本人の死後に発生する各種手続きを、信頼できる第三者に正式に任せる契約です。弁護士・司法書士・行政書士などの専門家と結ぶことで、身寄りがない人が亡くなったときでも確実に手続きを進めてもらえます。契約は公正証書で作成するのが一般的で、死後の対応を法的に明確にしておけるのが大きな安心材料です。
また、見守りサービスを併用することで、生前の安否確認から死後対応まで一貫したサポートを受けられます。見守りには訪問型・センサー型・通報型などの種類があり、体調異変の早期発見や孤独死の防止に効果的です。特に高齢の単身者や持病を抱える人は、「死後事務委任契約」と「見守りサービス」を併用することで、万一の事態にも備えられます。
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2. エンディングノートで希望や手続きをまとめておく
身寄りのない人にとって、エンディングノートは自分の意思を伝えるための大切な手段です。法的な効力はありませんが、生前に希望や情報を整理しておくことで、死後の対応をスムーズに進められます。行政や関係者が迷わず行動できるようにしておくことが、安心につながります。
ノートには、葬儀の形式や納骨先、連絡してほしい人、遺影に使いたい写真などの希望を具体的に記しておくといいでしょう。また、銀行口座・保険・年金・財産・負債の情報を明確にまとめておけば、死後事務を担当する人が迅速に手続きを行えます。
内容は一度書いて終わりではなく、定期的に見直して更新することが大切です。書式に決まりはないため、市販の専用ノートのほか、パソコンやアプリなど自分に合った方法で作成できます。
3. 近隣住民や地域とのコミュニケーションを保つ
孤独死を防ぐうえで欠かせないのが、地域とのつながりを持ち続けることです。日常的な挨拶やちょっとした会話が、体調の変化や異変に気づくきっかけになります。顔見知りの関係があるだけで、倒れた際や災害時にも早期発見・早期対応につながりやすくなるのです。
また、地域包括支援センターや民生委員、自治会などの地域見守りネットワークを活用することも効果的です。定期的な訪問や安否確認、見守りボランティアの活動などを通じて、孤立しにくい環境を整えられます。
さらに、郵便局や新聞販売店などが行う安否確認サービスを利用するのも一つの方法です。社会とのつながりを少しでも維持することが、孤独死の予防と精神的な安心感や生きがいの回復にもつながります。
4. 生前整理で持ち物や家を整理する
生前整理とは、生きているうちに自分の持ち物や財産、契約関係を整理しておくことです。身寄りのない人にとっては、死後の手続きを円滑にし、遺品整理の負担を軽くするための大切な準備といえます。不用品を減らして住まいを整えることは、転倒や事故の防止にも効果的です。
まずは、衣類や家具、書類など身の回りの物を少しずつ整理し、残しておきたい物と手放す物を区別します。財産リストや不動産権利書、通帳などの重要書類をまとめておくと、後の手続きがスムーズです。
自分で整理が難しい場合は、生前整理や遺品整理の専門業者に依頼する方法もあります。専門スタッフが必要な物と処分品を丁寧に仕分け、廃棄やリユースにも対応してくれます。時間をかけて丁寧に整理を進めると、心の整理にもつながり、残りの人生をより穏やかに過ごせるようになるでしょう。
孤独死前の生前整理から特殊清掃まで「ゴミ屋敷バスター七福神」にご相談を

孤独死のリスクを減らすには、生前のうちから住環境を整え、万が一の事態にも備えておくことが大切です。ゴミ屋敷バスター七福神では、生前整理・不用品回収から、孤独死後の特殊清掃・遺品整理までをワンストップで対応しています。行政や管理会社との連携実績も豊富で、発見後の手続きから原状回復までを迅速かつ丁寧に行える体制を整えています。
生前整理・不用品回収で「孤独死の予防」にも対応
物が多く通路がふさがれた住環境は、転倒や火災などの事故を招きやすく、孤独死の要因にもなります。こうしたリスクを防ぐためには、生前整理や不用品回収による生活環境の改善が欠かせません。
ゴミ屋敷バスター七福神では、生前整理・不用品回収・買取・供養まですべて自社で一括対応しています。施設入居前や相続準備、自宅の整理など、あらゆる場面に応じたサポートが可能です。経験豊富なスタッフが、安全かつ丁寧に片付けを進め、不用品の処分から貴重品の仕分けまでを一貫して行います。
孤独死後は「特殊清掃・遺品整理・消臭作業」を専門チームが担当
ゴミ屋敷バスター七福神では、孤独死・事件・事故現場などの一般的な清掃では対応できない現場にも、専門チームが24時間体制で対応しています。現場には体液や血液、害虫、強烈な臭気が残りやすく、これらを完全に除去するために専用の薬剤や高性能機材を使用しなければなりません。
作業スタッフは全員が防護服・マスク・手袋を着用し、感染症や臭気被害を防ぐために法令と衛生基準に沿った手順で処理を行います。床や壁、エアコン内部まで徹底的に清掃を行い、汚染部分の撤去や除菌を経て、再び人が安心して住める環境を取り戻します。
行政・警察・管理会社との連携実績多数でスムーズな原状回復
ゴミ屋敷バスター七福神は、行政・警察・不動産管理会社との連携実績が豊富で、孤独死現場の特殊清掃や遺品整理を円滑に進められる体制を整えています。孤独死が発生した際は、まず警察による検視と遺留品確認が行われますが、これが終わらなければ清掃作業を開始できません。ゴミ屋敷バスター七福神では、こうした行政手続きや警察対応の流れを熟知しているため、検視終了の連絡を受け次第、すぐに現場へ入れます。
作業はすべて法的ルールや行政指導に沿って実施され、報告や書類提出もスムーズに進行します。清掃から遺品整理、再利用可能な状態への修復までを自社チームで一貫対応できるのもゴミ屋敷バスター七福神の強みです。
生前のうちにご相談可能な「生前整理」プラン
施設入居や相続の準備など、生前のうちから整理を進めたい方のための専用プランもご用意しています。経験豊富なスタッフが立ち会いのもと、長年使っていない家具・家電・衣類・雑貨などを丁寧に分別し、必要な物と不用な物を一緒に確認しながら仕分けを行います。
不用品の処分・買取・リサイクルまでをすべて自社で完結できるため、複数業者に依頼する手間がかかりません。大型家具や家電の搬出もすべてスタッフが安全に対応し、通帳・印鑑・保険証・年金関係などの重要書類の整理にも対応しています。見積もりから作業まで最短即日対応が可能で、「今のうちに身の回りを整えておきたい」という方に最適な安心プランです。
行政や大家さんからのご依頼実績も多数
ゴミ屋敷バスター七福神は、行政や不動産管理会社などからの正式な依頼実績を数多く持つ専門業者です。孤独死現場の特殊清掃や遺品整理、原状回復までをワンストップで対応できる体制が評価され、信頼を積み重ねてきました。
<事例1:千葉県富里市/ゴミ屋敷の片付け>
部屋中に段ボールや生活ゴミが山積みになった状態から、仕分けと断捨離を並行して実施しました。作業中には探し物や重複していた物品も見つかり、ご依頼者と確認しながら丁寧に整理。「さすがプロの方は慣れていて作業が早く、あっという間に部屋が整いました」と高い評価をいただきました。
<事例2:東京都北区/特殊清掃>
一人暮らしのご家族が亡くなられ、時間が経過していた現場でのご依頼です。臭気が強く、通常の清掃では対応できないため、専用薬剤と脱臭機による徹底的な清掃を実施しました。「こういった清掃をしてくれるところがあって本当に助かりました。匂いが気にならなくなり安心できました」と感謝の声をいただいています。
身寄りのない人の孤独死に関するよくある質問

ここでは、身寄りのない人の孤独死に関するよくある質問をご紹介します。
Q1:身寄りのない人が亡くなったとき、発見者は何をすればいいですか?
身寄りのない人が倒れている、または亡くなっているのを見つけた場合、最初に行うべきは110番通報です。死因や身元が不明な段階では「変死の可能性」があるため、警察が現場に立ち入り、検視を行う必要があります。
もし、意識や呼吸があるかどうか判断できない場合は、119番通報して救急車を呼ぶのが正しい対応です。救急隊が到着して死亡が確認されると、警察へ引き継がれ、死因や身元の確認手続きが進められます。
Q2:孤独死の発見が遅れると、どのようなリスクがありますか?
孤独死の発見が遅れると、室内環境の悪化が急速に進みます。季節や気温にもよりますが、数日から数週間で遺体は腐敗し、体液や臭気が床や壁、建材の内部まで浸透します。この段階になると通常の清掃では対応できず、特殊清掃や消臭・除菌、場合によっては大規模なリフォームが必要です。
汚染の範囲が広い場合は、清掃費用が数十万円から100万円を超えるケースも珍しくありません。さらに、強烈な腐敗臭はハエやウジ、ゴキブリなどの害虫を呼び寄せ、建物全体や近隣住民にまで被害が及ぶ可能性もあります。
Q3:孤独死した部屋の家賃や光熱費は、誰が支払うのですか?
孤独死が発生した場合でも、亡くなるまでに発生していた家賃や光熱費などの未払い分は、原則として故人の相続財産から支払われます。相続財産には、預貯金や現金、生命保険の受取金、不動産の売却益などが含まれ、これらを清算して債務を整理する仕組みです。
しかし、故人の財産が不足している場合には、賃貸契約上の連帯保証人が支払い義務を負うことになります。保証人がいない、あるいは支払い能力がない場合には、最終的に大家が費用を負担するケースも少なくありません。最近ではこうしたリスクに備え、孤独死保険や保証会社を活用して損失を補える体制にする大家も増えています。
Q4:故人がペットを飼っていた場合、そのペットはどうなりますか?
飼い主が孤独死した場合、ペットもまた取り残されます。法律上、ペットは「動物=所有物」として扱われるため、相続人がいれば飼育の引き継ぎ義務を負います。しかし、身寄りのない人の場合は、ペットの相続人が存在しません。そのため、引き取り手が見つからず、最終的には保健所や動物愛護センターによる一時保護が行われます。
問題は、孤独死の発見が遅れた場合です。ペットは食事や水を取れずに衰弱し、命を落とすことも少なくありません。実際、飼い主の遺体のそばで餓死していたペットが見つかるケースもあります。こうした悲劇を防ぐには、生前に「ペットの引き取り先」や「緊急連絡先」を明確にしておくことが重要です。
Q5:生前整理はいつ始めるのがよいですか?
生前整理は、体力や判断力、気力に余裕があるうちに始めるのが理想です。多くの人は高齢になってから意識しますが、体力が落ちてからでは作業が進まず、判断力の低下によって大切な物まで処分してしまうリスクもあります。
一般的には、定年退職や子どもの独立など、生活環境が大きく変化する60代前後が始めどきとされています。ただし、年齢で区切るよりも、「今のうちに身の回りを整えたい」と思ったときが最適なタイミングです。50代から少しずつ始める人も増えており、引っ越しやリフォーム、健康診断の結果などがきっかけになることもあります。
まとめ

身寄りのない人が孤独死した場合でも、行政や専門業者が連携して法的な手順に基づき対応が行われます。しかし、発見の遅れによって清掃や修繕の費用が高額化するケースも多く、保証人や大家が負担する事態に発展することもあります。
こうしたトラブルを避けるためには、生前からの準備が欠かせません。エンディングノートの作成や地域とのつながり、見守りサービスなどを活用すれば、孤独死のリスクを大幅に減らせます。
ゴミ屋敷バスター七福神では、生前整理・不用品回収・遺品整理・特殊清掃までをワンストップで対応可能です。行政や大家との連携実績も豊富で、発見後の対応から原状回復まで安心してお任せいただけます。ご相談は24時間365日受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。