「ゴミ屋敷を片付けなきゃ」と頭では分かっていても、何から始めればいいのか分からず、そのまま放置してしまっている方は多いです。
結論、ゴミ屋敷の片付け方法は自力で片付けるか業者に依頼するかの2択です。
今回は、自力と業者どちらを選べばいいのか、ゴミ屋敷を自力で片付ける際に必要な前準備などについてまとめています。
ゴミ屋敷をそのまま放置していても何もいいことはありません。どんどんゴミが溜まって片付けが困難になりますし、最悪の場合、大家や管理会社から立ち退き通告を受けてしまうことも。
今がゴミ屋敷の片付けに一番適した時期です。
「ゴミ屋敷をなんとか片付けなきゃ」と悩んでいる方はぜひ記事を最後までチェックしてみてください。ゴミ屋敷を片付けるまでの流れが明確になりますよ。
目次
ゴミ屋敷の片付け方法は2通り
ゴミ屋敷の片付け方法は、自力で片付けるか業者に依頼するかの2通りです。それぞれどういった流れで片付けが進むのか、詳しく見てみましょう。
自力で片付ける
ゴミ屋敷を自力で片付ける最大のメリットは、業者に依頼する場合と比べて費用を抑えられる点です。費用を抑えられる代わりに、自力での片付けは非常に手間がかかります。
まずはゴミ屋敷の片付けに必要な、以下の道具を用意しなければなりません。
● 大量のゴミ袋
● 軍手、マスク、汚れてもいい服
● 殺虫剤
● 洗剤や雑巾、バケツなどの掃除用具
またゴミの量が多く、ゴミ捨て場に捨てられない場合は、自力でトラックを手配しなければなりません。
ゴミを全て運び出した後に家の中のクリーニングを行い、片付けは完了です。
ゴミ屋敷を自力で片付ける際の詳細な手順については、以下の記事でもまとめています。
ゴミ屋敷片付けは、自分でできる?失敗しない片付けの手順を解説
業者に依頼をする
ゴミ屋敷清掃業者に依頼をすれば、最短即日でゴミ屋敷を片付けてもらえます。数名で手分けして作業を行うため、ゴミの量が多くても問題ありません。
またゴミを搬出した後のクリーニングまで行ってくれる業者や、貴金属や家具などを買い取ってくれる業者もあります。
ただし自力で片付けを行う場合と比べて費用がかかるというデメリットがあります。よってできれば自力で、自力が難しいようであれば業者に依頼をするのがおすすめです。
しかし直ちにゴミ屋敷を片付けたいのであれば、業者への依頼を検討すべきです。
ウチの「ゴミ屋敷」片付けは自力?業者?3つの判断基準
ゴミ屋敷を片付ける方法は、自力で片付けるか業者に依頼をするかの2つです。
どちらを選べばいいのかは、ゴミの量、粗大ゴミの量、本人の状況の3つで判断しましょう。それぞれ詳しく解説します。
ゴミの量
ソファーの横やテーブルの上にゴミが積み重なっていても、床にはゴミがほとんどない状況であれば、自力でもゴミ屋敷は片付けられます。
一方で床がゴミで埋まっていたり、床のゴミが堆積して腰のあたりまできていたりする場合は業者に片付けを依頼しましょう。
特にゴミが堆積している場合、ゴミの重さやゴミの上で生活をする人間の重さでゴミが圧縮されています。よってゴミの量も重さも見た目以上です。
コンビニ弁当の空などであれば、重さはそこまで大きくなりません。しかし特に紙の場合は重量が大きくなるので要注意です。
また一人暮らしで自宅が一般的な一人暮らしの間取り(1LDKまで)よりも広い場合は、床が見えている状況でも業者に依頼した方が良いでしょう。
粗大ゴミの量
粗大ゴミは運搬が大変です。冷蔵庫や洗濯機、タンスなどを捨てる場合、一人ではそもそも運搬できないかもしれません。
またギリギリ運べる重さであっても、エレベーターや廊下といった共用部を傷つけずに指定の場所まで粗大ゴミを運ぶのは難しいでしょう。万が一共用部を傷つけてしまえば、修繕費用を請求されてしまうかもしれません。
テレビや椅子のような比較的軽くて小さい粗大ゴミしかないのであれば、自力でもゴミ屋敷を片付けられます。しかしそうでなければ、業者に片付けを依頼すべきです。
本人の状況
ゴミの状況のみならず、本人の状況も、ゴミ屋敷を自力で片付けるか業者に片付けを依頼するかの判断基準になります。
例えば毎日残業で忙しくて休日は家でぐったりしている方や、家が寝るためだけの場所になっている方は、自力でゴミ屋敷を片付けることは難しいでしょう。
そういった方の多くは、これまでに何度もゴミ屋敷を片付けようと考えたことがあるはずです。厳しいかもしれませんが、そういった状況の方が「今回だけは」自力でのゴミ屋敷片付けがうまくいくとは考えづらいです。
片付けを始めたものの途中で気力が切れてしまうかもしれません。そうなればまた忙しい日々の中でせっかく片付けた家が元の状態に戻ってしまいます。
ゴミ屋敷を片付ける気力や時間を確保できそうにないのであれば、業者に片付けを依頼した方が良いでしょう。
ゴミ屋敷を自力で片付ける際に欠かせない3つの前準備
ゴミ屋敷を自力で片付けるのは、不可能ではありませんが大変です。
それでも「自力で片付けよう」と考えている方に向けて、ゴミ屋敷を自力で片付ける際に欠かせない、以下3つの前準備について解説します。
● 掃除用具を事前に揃える
● ゴミ処分のためのトラックを手配する
● 事前に殺虫剤を使って害虫を駆除する
それぞれ詳しく見てみましょう。
掃除用具を事前に揃える
まずはゴミ屋敷の片付けに必要な掃除用具を揃えましょう。
掃除用具の準備をせずに、その時の勢いで片付けを始めてしまうと、途中で行き詰まり、結局そのままになってしまいます。
ゴミを外に搬出するだけであれば、ゴミ袋しか必要ありません。しかしゴミ屋敷の片付けでは、害虫を駆除したり、ゴミを搬出した後にクリーニングを行ったりする必要があります。
記事冒頭でも紹介しましたが、ゴミ屋敷の片付けに必要なものは以下の通りです。
● 大量のゴミ袋
● 軍手、マスク、汚れてもいい服
● 殺虫剤
● 洗剤や雑巾、バケツなどの掃除用具
自力でゴミ屋敷を片付けるのであれば、事前に上記の掃除用具を揃えましょう。
ゴミ処分のためのトラックを手配する
掃除用具を揃えたら、次はトラックの手配です。
ゴミ屋敷のゴミを一度に処分するとなると、アパートやマンション指定のゴミ置き場には入りきらないかもしれません。はみ出して外に置いてはいけませんし、万が一入ったとしても近隣住民の迷惑になります。
よって、ゴミ屋敷を片付ける場合は、自力でトラックを手配しなければなりません。
地域によっては、軽トラなどを使ってゴミ処理センターに自分でゴミを運ぶと、回収してもらえます。しかし軽トラを借りたり、自力でトラックを手配したりするのであれば、業者に頼んだ方が良いでしょう。
ゴミの量が少なく、トラックが不要な場合は、事前にゴミの収集日を確認しておき、収集日に合わせてゴミ屋敷の片付けを行いましょう。
事前に殺虫剤を使って害虫を駆除する
ゴミの片付けを始める前に、殺虫剤を使って害虫をできるだけ駆除しておきましょう。
ゴミ屋敷の片付けを始めると、家の中にいた害虫が一斉に移動を始めます。廊下やベランダを通ってそのまま隣の家に入ってしまうので、できるだけ事前に駆除をしておくべきです。
害虫は、ゴミを片付けている最中にも必ず出てきます。特に多いのがゴキブリです。害虫が出てくるたびに駆除をするので、時間を取られます。
ただしゴミの量が多いと、殺虫剤の成分が隅々まで行き渡りません。よって事前に殺虫剤を使っても、あまり効果はないでしょう。ゴミがそのくらい溜まっているのであれば、自力で何とかするのではなく、業者に依頼するべきです。
またゴミが多くて危険なので、火気がないものを使用してください。
ゴミ屋敷をこのまま片付けないとどうなる?
ゴミ屋敷を片付けようと思っても「面倒だから」とそのまま放置してしまう方は多いです。
ゴミ屋敷を片付けないと、どうなってしまうのでしょうか?考えられる3つのパターンについて見てみましょう。
片付けるときの労力や費用がどんどん積み上がる
今ゴミ屋敷を片付けないのは、問題を先送りにしているだけです。片付けを先送りにしても、いずれはゴミ屋敷を片付けることになります。
特に賃貸でゴミ屋敷の片付けを先送りにしていると「立ち退き」という最悪の結果になりかねません。
そして片付けを先送りにすればするほど、片付けにかかる労力や費用が大きくなっていきます。業者の料金は、ゴミの量によって決まりますからね。
もし現時点で、自力でもゴミ屋敷を片付けられそうなのであれば、今のうちに片付けを行いましょう。
またすでに自力で片付けることが難しい場合も、少しでも費用を抑えるために、今のうちに業者に連絡をするべきです。
害虫や悪臭の苦情が来る
ゴミ屋敷を片付けずに放置していると、害虫が出たり、悪臭がするようになったりします。
特に夏は害虫も出やすく、悪臭も発生しやすいです。またアパートの低層階や一軒家で、近くに雑木林などがある場合は、ゴキブリのみならずムカデやネズミなど様々な害虫が出てきます。
アパートやマンションに住んでいる場合、害虫や悪臭は、近隣住民に影響を及ぼします。
「この部屋の廊下を通ると異臭がする」「最近害虫がよく出るのだが、どうも隣の部屋が怪しい」といった形で、大家や管理会社に苦情を入れられてしまうのです。
苦情を入れられると、最悪の場合強制退去につながります。よって早急に対処しなければなりません。
ゴミ屋敷が大家や管理会社にバレてしまった際の対処法については、以下の記事でまとめています。
ゴミ屋敷がバレた!管理会社や大家さんに対する、最善最短の対応策とは
火災や健康被害などの実害が出る
ゴミ屋敷を片付けずに長期間放置していると、火災や健康など、実害が出てしまいます。
ゴミの多くは可燃ゴミです。よって少し火の気があるだけで簡単に燃え広がってしまいます。火事は自分や近隣住民の命に関わることなので、絶対に起こしたくありませんよね。
またゴミ屋敷では害虫やハウスダストなどが発生しやすいです。よって虫刺されやアレルギー、喘息といった健康被害が出る可能性もあります。
業者に依頼すればゴミ屋敷の片付けに関する悩みは一瞬で解決!
ゴミ屋敷を片付けずに放置しておくとまずいことはお分かりいただけたはずです。
しかしいざゴミ屋敷を片付けるとなると、面倒でなかなか手が進みませんよね。そんな時は、業者に依頼をして、ゴミ屋敷に関する悩みを一気に解決してしまいましょう。
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼すると費用はいくらかかる?
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する際の費用は、ゴミの量や間取りによって異なります。
七福神(弊社)の実例を元に、料金について見てみましょう。
一人暮らし用賃貸の場合
一人暮らしの間取りとして多い、1R/1K、1DK、1LDKの自宅のゴミ屋敷片付けにかかる料金目安は以下の通りです。
間取り | 料金 |
---|---|
1R/1K | 33,000円〜 |
1DK | 55,000円〜 |
1LDK | 88,000円〜 |
※最低限の料金目安です。
※料金は税込です。
一軒家の場合
一軒家の間取りとして多い、3LDK、4DK、4LDKの自宅のゴミ屋敷片付けにかかる料金目安は以下の通りです。
間取り | 料金 |
---|---|
3LDK | 209,000円〜 |
4DK | 242,000円〜 |
4LDK | 264,000円〜 |
※最低限の料金目安です。
※料金は税込です。
まとめ
自力と業者どちらを選べばいいのか、ゴミ屋敷を自力で片付ける際に必要な前準備などについてまとめました。
ゴミの量が少なかったり、気力がある場合は自力で片付けましょう。しかしそうでない場合は、業者にゴミ屋敷の片付けを依頼するべきです。
業者へのご依頼の際は、七福神にお任せください。無料見積もりも実施しています(後から追加費用がかかることはありません)。