ゴミ屋敷が子供に及ぼす影響とは?改善の方法についても解説

ゴミ屋敷と言えば、一人暮らしの高齢者の家を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかしゴミ屋敷は高齢者だけの問題ではなく、若者や子育て世帯の問題でもあります。
子育て世帯の家がゴミ屋敷になってしまった場合、親のみならず、子供にも悪影響を及ぼします。

そこで今回は、子供がいる家庭がゴミ屋敷になってしまう3つの原因や、ゴミ屋敷で育った子供への4つの悪影響、子供時代をゴミ屋敷で過ごした人の体験談などについてまとめました。
子育て世帯で家がゴミ屋敷化してしまった方や、周りにそういった方がいる方はぜひ記事を最後までチェックしてみてください。

子供がいる家庭がゴミ屋敷になってしまう3つの原因

子供がいる家庭がゴミ屋敷になってしまう3つの原因

子供がいる家庭がゴミ屋敷になってしまう原因は、以下の3つです。

  • ひとり親・共働きで片付けをする時間や気力がないから
  • 保護者がうつ病やセルフネグレクトといった精神疾患を抱えているから
  • 保護者がゴミ屋敷で育ったから

それぞれ詳しく見てみましょう。

ひとり親・共働きで片付けをする時間や気力がないから

最近は、ワーキングプアやシングルマザー(ファザー)の貧困が問題になっています。

こういった状況に陥ると、日々生活するためのお金を稼ぐのに必死で、子供の世話や自宅の片付けにまで手が回りません。よって自宅に少しずつゴミが溜まっていき、自宅がゴミ屋敷化してしまいます。

まずコンビニなどで購入した食べ物の容器などが溜まり始め、忙しさからゴミ出しのタイミングを逃し、徐々に部屋がゴミで埋め尽くされていきます。

毎日きちんと片付けを行っていれば、ひとり親や共働きでも部屋が散らかることはありません。しかし一度溜め込んでしまうと、休日にまとめて片付けをする気力が起きず、どんどん部屋が散らかっていきます。

保護者がうつ病やセルフネグレクトといった精神疾患を抱えているから

保護者がうつ病やセルフネグレクトといった精神疾患を抱えている場合、子供の有無にかかわらず、自宅がゴミ屋敷化してしまいます。
セルフネグレクトとは、自分自身の生活環境や栄養状態が悪化しているのに、それを改善しようとせずに放置してしまう状態のことです。

うつ病になるとものを片付ける気力がなくなり、家がゴミ屋敷化してしまいます。セルフネグレクトの方も同様に、ものが散らかっていると認識していても、ものを片付ける気力が湧きません。

うつ病やセルフネグレクトが疑われる場合は、自力でゴミ屋敷を片付けることは不可能です。ゴミの片付けは業者に依頼をして、症状を改善するために病院の受診をおすすめします。

保護者が子供時代にゴミ屋敷で育ったから

子供時代をゴミ屋敷で過ごすと、部屋が散らかっている状態を「普通」と捉えてしまいます。

一般的な方であれば少し散らかっているだけで「片付けなきゃ」と思うのですが、ゴミ屋敷に慣れているとそうは思いません。

よってゴミ屋敷で育った子供は、大人になって自分が子供を育てる立場になったとしても、再び家がゴミ屋敷化してしまう可能性が高いです。

「夫婦両方が子供時代をゴミ屋敷で過ごした」ということは稀です。よってどちらかが、率先して片付けを行ったり、「部屋が散らかっているから一緒に片付けよう」と声をかけたりすることが大切です。

ゴミ屋敷で育った子供はどうなる?4つの悪影響

ゴミ屋敷で育った子供はどうなる?4つの悪影響

ゴミ屋敷は子供に悪い影響を及ぼします。しかし良い影響は1つも及ぼしません。具体的には、健康、友人関係、学業などあらゆる面で悪影響を及ぼします。

ここでは、ゴミ屋敷が子供に及ぼす4つの悪影響について紹介します。

喘息などの病気になるリスクが上がる

子供がゴミ屋敷で長い間生活をしていると、喘息などの病気になるリスクが上がります。これは、アレルギーやハウスダスト、ダニなどが原因です。

喘息になると、中長距離を走ったり友達とワイワイはしゃいだりするだけで息が苦しくなります。また吸入器を使って、毎日薬を吸入しなければなりません。

友達とワイワイはしゃいでいる中で急に体調が悪くなり、一人抜け出して吸入をする、子供にこんな辛い思いはしてほしくありませんよね。

子供が喘息になってしまうリスクを減らすには、自宅はできるだけ清潔に保っておきましょう。ゴミ屋敷は一般的な家庭と比べてもハウスダストなどが多く発生します。

アレルギーについて 国立成育医療研究センターWEBサイト

学校でいじめの対象になる

ゴミ屋敷で育った子供は、学校でいじめの対象になる可能性が上がります。

これは、ゴミ屋敷で暮らすことで服などについた匂いや、しわくちゃでボロボロの服を着ていること、常にいくつもの虫刺されがあることなどが原因です。

また子供が友達を自宅に呼んだときにゴミ屋敷であることがバレてしまい、いじめに繋がることもあります。

「ゴミ屋敷にわざわざ友達を呼ばないのでは?」と思うかもしれません。しかし幼い頃からゴミ屋敷で過ごしている子供は、自宅をゴミ屋敷だと認識しておらず、躊躇なく友達を家に呼んでしまうのです。

住んでいる家の広さや大きさ、新しさは、お金もかかることなのでどうしようもありません。しかしゴミ屋敷は、行動すれば確実に片付けられます。子供に辛い思いをさせないためにも、ゴミ屋敷は片付けるべきです。

勉強に集中できない

自宅がゴミ屋敷だと、子供が勉強に集中できません。まず部屋や机の上がゴミで散らかっているので、使いたい教科書が簡単には見つかりません。

また床全面がゴミで埋まっている状態だと、そもそも机を使うことすら難しくなっているかもしれません。

その場合子供は、ゴミをかき分けて勉強をしたり、ゴミに埋もれながら勉強をすることとなります。

当然勉強に集中することができず、成績の低下につながります。また学校への提出物を紛失してしまったり、教科書がなかなか見つからなかったりするかもしれません。

「学校で勉強をしていれば自宅では何もしなくていい」は間違いです。ゴミ屋敷を片付けて、自宅でも快適に学習できる環境を整えてあげましょう。

散らかった家に違和感を感じない大人に育つ

子供時代をゴミ屋敷で過ごしていると、ゴミ屋敷に一切違和感を覚えない大人に育ちます。

一般的には「散らかっている」「ゴミ屋敷でしょ」と思われるレベルでも、ゴミ屋敷と思わないのです。よって大人になって自立してからも、再び自宅がゴミ屋敷化してしまう可能性が高いです。

一方で、実家がゴミ屋敷であったことを反面教師にして、綺麗好きになるケースもあります。しかしそういったケースは稀です。

子供が自立してから再びゴミ屋敷に住んでしまうと、親と同じ苦労を味あわせてしまいます。「子供には私と同じ思いはして欲しくない」と思うのであれば、いますぐゴミ屋敷を片付けるべきです。

子供時代をゴミ屋敷で過ごした人の体験談

子供時代をゴミ屋敷で過ごした人の体験談

ゴミ屋敷が健康、友人関係、学業などあらゆる面で子供に悪影響を及ぼすことは間違いありません。
ここでは、子供時代をゴミ屋敷で過ごした2名の方の体験談を見てみましょう。

佐々木勇さん(仮名、36歳)会社員

母子家庭だったのですが、母親が精神的に不安定で、うちは近所では有名なゴミ屋敷でした。母親は自分の食事も取れないいわゆる「セルフネグレクト」で、当然私の食事も用意してもらえませんでした。小さい時に空腹を紛らわすためにタバコの吸い殻を食べて救急車で運ばれたこともあります。学校の弁当など当然用意してもらえず、惣菜屋で買ったものを弁当風に詰めて行ったのですが、結局は友達にバレてしまい泣いてしまったこともあります。
現在は親元を離れて「普通の生活」を送っているのですが、いまだに悪夢を見ます。いい夢はこれまでに一度も見たことがありません。

(東洋経済オンライン 「ごみ屋敷」で育児放棄された男性が達した境地より筆者作成)

彩矢さん(仮名・20代)

裏が雑木林の古い一軒家に住んでいました。なのでゴキブリやムカデ、蛇やネズミが家の中に頻繁に出る環境で育ちました。普通の家であれば害虫が出たら退治すればいいのですが、床がゴミで埋もれているため、害虫がゴミの中に逃げ込んでしまい退治できないんですよね。給油設備が壊れたもののゴミ屋敷が原因で修理業者を呼べず、中学時代は3〜4日に1回近所の銭湯に通っていました。髪がベタついたりフケが出たりするのですが、それを友人にバレないように誤魔化すのが大変でしたね。この環境を抜け出すために必死で勉強をし、大学受験を機にゴミ屋敷からは抜け出せました。

(東洋経済オンライン ムカデが這う「ゴミ屋敷」で育った20代女性の苦悩より筆者作成)

ゴミ屋敷を片付け・改善する3つの方法

ゴミ屋敷を片付け・改善する3つの方法

ゴミ屋敷を片付け・改善する方法は、自力で片付ける、周りを頼る、業者に依頼するの3つです。ゴミの状態や家庭環境などによって、どの手段を取るべきかは異なります。

ゴミ屋敷を片付け・改善する3つの方法について、詳しく見てみましょう。

自力で片付ける

ゴミ屋敷を片付け・改善する1つ目の方法は「自力で片付ける」です。
この方法は、以下全てに該当する方におすすめです。

  • 部屋は散らかっているものの、床は半分以上見えている方
  • ゴミを自力で片付ける気力がある方
  • 粗大ゴミが少ない方

ゴミを自力で片付けられるのであれば、そうするに越したことはありません。ただしゴミは他のゴミや人間の重さで圧縮されるため、量も重さも思った以上であるという点は、覚悟しておいてください。

またゴミを片付け終えた後は、床にこびりついた液体や、害虫の死骸などを自力で掃除する必要があります。

それでも「自力でゴミを片付けられそうだ」と感じる方は、以下の記事をご覧ください。ゴミ屋敷を自力で片付ける手順を詳しく解説しています。

ゴミ屋敷片付けは、自分でできる?失敗しない片付けの手順を解説

周りを頼る

ゴミ屋敷を片付け・改善する2つ目の方法は「周りを頼る」です。
この方法は、以下全てに該当する方におすすめです。

  • 自宅がゴミ屋敷であることを打ち明けられる親や友人がいる方
  • 親や友人に自宅を見られても恥ずかしくない方
  • 数名で片付けられるレベルのゴミしかない方

ゴミ屋敷を片付ける際は、人手が多いに越したことはありません。ゴミ屋敷の片付けは基本、「ゴミを袋に詰めて運び出す」の繰り返しです。よって人が多ければ多いほど片付けが早く進みます。

しかし家族や友人にゴミ屋敷を見られたくない方も多いのではないでしょうか。できれば誰にも知られずにゴミ屋敷を片付けたいですよね。

そういった方には「周りを頼る」はおすすめできません。

業者に依頼する

ゴミ屋敷を片付け・改善する3つ目の方法は「業者に依頼する」です。
この方法は、以下全てに該当する方におすすめです。

  • できるだけ早くゴミ屋敷を片付けたい
  • 親や友人にゴミ屋敷に住んでいるとバレたくない
  • 自力だとゴミ屋敷を片付けられそうにない

業者に依頼をすれば、最短即日で簡単にゴミ屋敷を片付けられます。スタッフ数名で手分けして作業を行うため、作業は1日で終わることが大半です。

ゴミ置き場には置けない量のゴミがある方でも、トラックを手配してゴミを運ぶため問題ありません。

「業者に依頼したい」と思いつつもなかなか重い腰を上げられない方は多いです。しかし一度依頼をしてしまえば、「ゴミ屋敷」に関する悩みとは簡単におさらばできます。

ただしゴミ屋敷清掃業者は玉石混合なので、実績のある業者を選ぶことが大切です。

ゴミ屋敷清掃なら七福神!

七福神は、関東8県、関西6県、東海4県、東北1県をカバーするゴミ屋敷清掃業者です。

これまでに20,837件以上のゴミ屋敷清掃に関する相談をいただいており、マンションから一軒家まで実績が豊富です。

七福神のゴミ屋敷清掃実績はこちら

まとめ

子供がいる家庭がゴミ屋敷になってしまう3つの原因

子供がいる家庭がゴミ屋敷になってしまう3つの原因や、ゴミ屋敷で育った子供への4つの悪影響、子供時代をゴミ屋敷で過ごした人の体験談などについて解説しました。
ゴミ屋敷で過ごしている子供は、ゴミを片付けたいと思ってもどうすることもできません。よって保護者や周りの方が行動を起こす必要があります。

いじめや健康被害などの実害がでる前に、ゴミ屋敷をなんとかしましょう。
自力でゴミ屋敷を片付けることが難しい方は、七福神にお任せください。無料見積もりも実施しています(後から追加費用がかかることはありません)。

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