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電気式生ごみ処理機とは?種類やメリット・助成制度を紹介

電気式生ごみ処理機 ブログ01

生活するうえで、どうしても出てきてしまうのが、生ごみです。

生ごみは臭いのもとになるうえ、長時間放置すると腐敗してしまうため、衛生面での心配もあります。

 

そんな生ごみを衛生的に処理できて、なおかつ地球環境の保全にも役立てられるのが「電気式生ごみ処理機」です。

今回は、電気式生ごみ処理機がどんなもので、どんなメリットがあるのかについて、詳しく説明していきます。

電気式生ごみ処理機とは?

 

電気式生ごみ処理機とは、生ごみを投入して、乾燥させたり、分解させたりすることで、生ごみを減量できる家電製品です。

生ごみには、水分が多く含まれており、そのぶん輸送や焼却に多くのコストがかかります。

 

電気式生ごみ処理機を使えば、生ごみの水分を蒸発させたり、分解を促進させたりすることで、生ごみの容量を5分の1から10分の1程度に減らせます。

減量された生ごみは、そのままごみに出すほか、堆肥として再利用することも可能です。

 

電気式生ごみ処理機の種類と特徴

電気式生ごみ処理機 ブログ02

電気式生ごみ処理機には、主に以下3タイプがあります。

 

 

乾燥式

バイオ式

ハイブリッド式

処理の方法

熱と風による乾燥

微生物による分解

Ÿ   熱と風による乾燥

Ÿ   微生物による分解

主な設置場所

屋内

屋外

屋内

電気代

やや高い

安い

安い

動作音

大きい

小さい

小さい

臭い

出やすい

出やすい

ほとんどない

 

「乾燥式」は、内蔵されたヒーターの熱と風によって、生ごみの水分を蒸発させるタイプ。

「バイオ式」は、微生物の働きによって、生ごみを炭酸ガスと水に分解させるタイプです。

「ハイブリッド式」は、乾燥式とバイオ式、両方の方法を使って、生ごみを減量できます。

 

乾燥式とハイブリッド式は屋内に置くタイプ、バイオ式は屋外に置くタイプが多くなっています。

 

電気式生ごみ処理機の3つのメリット

 

電気式生ごみ処理機には、生ごみの量を減らせること以外にも、主に以下3つのメリットがあります。

 

  • 衛生的に生ごみを保管できる
  • 生ごみをリサイクルできる
  • 購入することで助成金がもらえる

 

ここでは、それぞれのメリットについて、説明していきましょう。

 

電気式生ごみ処理機のメリット①衛生的に生ごみを保管できる

電気式生ごみ処理機 ブログ03

家庭で出た生ごみは、自治体で決められたごみの日になるまで、自宅に保管しておくことになります。

ごみの日までは、シンクの三角コーナーに入れておくという人が多いのではないでしょうか。

 

生ごみの入った三角コーナーは雑菌の温床となり、嫌な臭いも発生しやすくなります。

また、夏場は生ごみが腐敗することで、コバエが発生することもあります。

 

しかし、電気式生ごみ処理機を使えば、こうした心配はありません。

生ごみの臭いの原因となる微生物は、水分の多い場所で発生します。

 

電気式生ごみ処理機を使えば、すぐに生ごみを処理できて、水分も蒸発させてくれるので、衛生的にキッチンを使用できます。

ただし、使用時には臭いがするので、注意しましょう。

 

電気式生ごみ処理機のメリット②生ごみをリサイクルできる

電気式生ごみ処理機 ブログ04

電気式生ごみ処理機を使った後の生ごみは、堆肥としても使用できます。

つまり、生ごみをリサイクルして、有効活用できるのです。

 

自宅で家庭菜園などをしている人は、積極的に使用するといいでしょう。

 

電気式生ごみ処理機のメリット③購入することで助成金がもらえる

電気式生ごみ処理機 ブログ05

ごみの量が減れば、それだけ焼却する物の量も減るぶん、焼却時に発生する二酸化炭素の発生も抑えられ、地球環境の保全に役立ちます。

こうした背景もあって、自治体によっては、電気式生ごみ処理機を購入した人に対し、購入費用の一部を助成する制度があります。

 

ただし、助成制度のない自治体もあるので、事前にチェックしておきましょう。

「自治体名 電気式生ごみ処理機 助成」などのキーワードで検索すれば、自分の住んでいる地区の自治体に助成制度があるかどうかを調べられます。

 

具体的な助成内容については、後ほど「電気式生ごみ処理機の助成制度がある自治体も」のパートで紹介します。

 

電気式生ごみ処理機の3つのデメリット

 

電気式生ごみ処理機には、主に以下3つのデメリットもあります。

 

  • 電気代がかかる
  • 動作音が出る
  • 動作時に臭いがする

 

ここでは、それぞれのデメリットについて、説明していきます。

 

電気式生ごみ処理機のデメリット①電気代がかかる

電気式生ごみ処理機 ブログ06

電気式生ごみ処理機は、電力を使用して動くため、電気代がかかります。

微生物によって分解するバイオ式のほうが、温風で水分を蒸発させる乾燥式よりも、電気代は安く済みます。

 

電気式生ごみ処理機のデメリット②動作音が出る

 

電気式生ごみ処理機 ブログ07

電気式生ごみ処理機の使用時には、動作音がします。

バイオ式やハイブリッド式は、乾燥式に比べて音が静かなので、音に敏感な方はこれらを選ぶといいでしょう。

 

電気式生ごみ処理機のデメリット③動作時に臭いがする

 

電気式生ごみ処理機 ブログ08

乾燥式とバイオ式は、動作時に臭いが出やすくなっています。

ハイブリッド式は脱臭装置が優れており、臭いがほとんどないため、臭いが気になる方にはこちらが向いているでしょう。

 

電気式生ごみ処理機の価格相場

電気式生ごみ処理機 ブログ09

電気式生ごみ処理機の価格は、機種によっても異なりますが、安いもので2万円弱、高いものでは10万円超となっています。

Amazonや楽天など、ネットショップでも販売されているので、チェックしてみるといいでしょう。

 

電気式生ごみ処理機の助成制度がある自治体も

 

先ほども説明したとおり、生ごみの減量や地球環境の保全のため、電気式生ごみ処理機の購入に助成金を出している自治体もあります。

一例として、東京都品川区では、以下の内容の助成制度があります。

電気式生ごみ処理機 ブログ10

画像引用:品川区「家庭用電気式生ごみ処理機購入助成制度(9月25日から受付を再開しました)

 

品川区では、購入済み、または購入予定の電気式生ごみ処理機の価格の3分の1が助成されます。

ただし、助成金の上限は2万円です。

 

品川区では、一時、この助成制度の受付が停止されており、2020年9月25日から受付が再開されました。

購入のタイミングによっては、受付が停止となっているケースもあるので、購入前に自治体の最新情報をチェックしておくようにしましょう。

 

まとめ

電気式生ごみ処理機 ブログ11

電気式生ごみ処理機は、生ごみを投入して、乾燥させたり、分解させたりすることで、生ごみを減量したり、堆肥にしたりできる優れものです。

衛生的に生ごみを保管できるほか、ごみの量を減らしたり、リサイクルしたりすることで、地球環境の保全にも役立ちます。

 

さらに、自治体によっては、購入費用の一部を助成してもらえます。

生ごみを衛生的に保管したい方や、地球環境の保全に貢献したいという方は、お住まいの自治体の助成制度をチェックしたうえで、購入を検討してみてはどうでしょうか。

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この記事の監修者

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 竹本 泰志

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。

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