コラムblog
断捨離という考え方が広まっています。
いわば「思い切って物を捨ててしまおう」という考えです。
断捨離は掃除の一環と考えることもできます。
不用品が増えると、部屋は煩雑します。
そしてある時を境に一気に汚部屋となってしまうこともあります。
断捨離によって物を捨ててしまえば、汚部屋リスクも軽減します。
目次
断捨離は汚部屋解消の有効な手段です。
しかし、なぜ汚部屋になってしまうのか、まずはその原因を自覚することが大切です。
なぜなら、断捨離して綺麗な部屋になっても、原因を把握していなければ結局は再び汚部屋となってしまう可能性が高いからです。
買い物が好きなのでいろいろな物を購入してしまう人、あるいは物が捨てられない人もいることでしょう。
いずれにせよ、汚部屋となる原因は部屋の広さと物量のバランスが合っていない点にあります。
例えばすべての物が収納できる大きな部屋であれば、汚部屋になるリスクは低いです。
同じ量の物を購入したとしても、広い部屋より狭い部屋の方が収納に困ります。
結果、どこに置けばよいのか分からないものが増え、そのまま放置することで汚部屋へと発展してしまうのです。
部屋の広さは変えることができませんので、汚部屋を解消するためには物を減らすしかありません。
昨今、環境問題が叫ばれていることから、多くの自治体でゴミ出しのルールが細分化されています。
燃える・燃えないだけではなく、再資源化が可能なゴミなのか、それさえできないゴミなのかに加え、焼却処分以外にも選択肢があるゴミに関しては、再利用を行う自治体が増えています。
結果、ゴミ出しのルールが複雑になりました。
ゴミを捨てたいとは思っても、いつ捨てればよいゴミなのかが分からなかったり、捨てる際の注意点が難しく後回しを続けた結果、汚部屋となってしまうケースもあります。
忙しい日々に追われている場合も汚部屋になってしまう可能性があります。
仕事に追われていると、仕事以外のことを後回しにせざるを得ません。
結果、ゴミを含めて家の中のことに気が回らず、気付けばゴミ捨てを忘れて物が溢れ、汚部屋になってしまうこともあります。
割れ窓理論をご存知でしょうか。
割れている窓ガラスを放置していると、さらに割られてしまう窓ガラスが増え、やがては街全体が荒廃するという理論です。
これは部屋にも当てはまります。
綺麗な状態を保っている部屋は、汚くすることに抵抗感が出るものです。
しかし汚い部屋では抵抗感が薄れます。
つまり、汚い部屋であることから汚くすることに抵抗がなく、汚部屋化を促進してしまうのです。
綺麗な部屋であればゴミはすぐに捨てようと思うことでしょう。
しかし汚い部屋であれば、後で捨てる、とりあえずそのままにといった具合に、汚い状態で放置しても平気な状態となってしまいます。
断捨離は汚部屋の清掃や整理整頓に効果的です。
さらに汚部屋対策だけではなく、様々なメリットがあります。
物を捨てていくことで、ストレス解消に繋がります。
物を捨てたり壊したりは、ストレス解消行為となります。
思い切って物を捨てれば捨てるほど、ストレス解消になります。
つまり、断捨離を行うことで汚部屋が綺麗になるだけではなく、精神面の健康も手に入ります。
汚部屋の中から探し物を見つけるとなれば、大きな労力が必要です。
しかし断捨離によって部屋が整理整頓された綺麗な状態となることで、探し物に割く時間を大幅に軽減できます。
また、探し物そのものが見つかる可能性もあります。
家の中にあるはずだとは思いつつ、探してもなかなか見つからなかった物が、綺麗になった部屋から出てくることもあります。
断捨離で捨てると決めた物を、リサイクルショップやフリマアプリ、オークションサイトで販売することで、利益を得られる可能性もあります。
特にフリマアプリやオークションサイトならスマホさえあれば手軽に出品が可能です。
買取手が見つからない可能性もありますが、売却できるかという娯楽性があります。
リサイクルという観点からも決して悪い選択ではないので、状態の良い物はゴミとして捨てるのではなく、出品して現金にするのも手です。
汚部屋の原因は様々ですが、断捨離によって汚部屋の解消や予防が期待できます。
しかし断捨離にも、ポイントがあります。
やみくもに断捨離を行うのではなく、これから紹介するポイントを踏まえての断捨離を実践しましょう。
とにかく視界に飛び込んできた物を断捨離するか決めていくのではなく、まずは大まかに目的を決めましょう。
例えば「10個捨てる」「10分間断捨離をする」といったもので良いので、目的を決めることで、目的のための断捨離が実践できます。
目的を決めずに断捨離を行うと、捨てるか残すかの二択を延々と繰り広げるだけで、やがては億劫になってしまいがちです。
手あたり次第断捨離を始めるのではなく、断捨離する場所を決めましょう。
例えばリビングと決めれば、その日はリビングだけでも良いでしょう。
キッチンだけ、自分の部屋だけ、玄関だけといった具合に、特定の場所を決めた断捨離の方が集中力を高めて断捨離でき、効果を実感しやすいです。
例えばキッチンの断捨離を行うことで、キッチンだけは綺麗になります。
そこで炊事が行えるようになります。
実用性が高まることで、断捨離のメリットを実感し、次の断捨離のモチベーションも高まることでしょう。
断捨離を行うと、捨てると即決できるものもあれば、必要だから残しておくと即決できるもの、判断に迷うものに分類できます。
その際、判断に迷うものは捨てましょう。
いつか使うかもしれないとの思い、思い出がある等様々な理由が考えられますが、そもそも本当に必要な物であれば、残しておくものだと即決できるはずです。
つまり、残すと即決できない迷っている物は、実は不要な物である可能性が高いので、捨ててしまいましょう。
捨てると決めた物は、なるべく早く処分しましょう。
捨てると決めたものを遺しておくとゴミとして蓄積されてしまいます。
また、時間が経つことで考えが変わる可能性もあります。
特に汚部屋解消のための断捨離であれば、物をいつまでも残しておくと汚部屋解消ができません。
汚部屋になってしまうと何から手を付けてよいのか分からなくなってしまいます。
だからこそ、汚部屋にならないよう、常日頃から整理整頓を心掛けることが大切です。
また、汚部屋にしないための対策としてだけではなく、汚部屋になってしまったときの清掃方法として断捨離は是非とも活用したいところです。
一方で、手あたり次第断捨離を行うのではなく、ポイントを抑えた断捨離が大切です。
今回紹介したポイントを基に、効果的な断捨離で汚部屋の予防や対策を行ってみてはいかがでしょうか。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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