「今すぐできる」「効果がある」と言われる断捨離は、人生を一気に好転させたいと考えている人にとって、もっとも手軽で試しやすいスピリチュアル的な行動です。断捨離という言葉の発祥はヨガですが、仏様の「自分の持ち物だという執着を手放しストレスから解放される」というお言葉にも通じており、スピリチュアルの視点から支持されるのも納得できます。
では、実際に断捨離を行うとどのような好転反応が見られるのでしょうか。この記事では、断捨離で人生が一気に好転する理由や、実際に起こる好転反応の事例を詳しく解説します。
目次
断捨離で人生が一気に好転する理由
「今の運気を一気に好転させたいなら断捨離がいい」と耳にした時、物を手放すだけなら簡単だと思う反面、「そんなことで好転するの?」と疑問に思う人もいます。断捨離という行為は、第三者の視点からでは単なる大掃除にも見えるので、スピリチュアル的な要素を感じにくいのも疑問を持つ原因です。
しかし、その単なる大掃除こそが風水では重要視されており、効果を実感し驚くケースも珍しくありません。断捨離をするとなぜ人生が一気に好転するのか、その理由を詳しく解説します。
ものが減ると心に余裕が生まれるから
断捨離を行うと一気に運気が好転するのは、持ち物を減らすことで心に余裕が生まれ、日常的な焦りや不安から解放されやすくなるからです。運気が停滞、もしくは下降状態に陥っている時、人はこの状況をどうにかしたいと焦り、肉体的にも精神的にも忙しくストレスがたまりがちです。
溜まったストレスは、さらなるイライラや焦りなどのマイナス思考を呼び込んでしまい、せっかくの良縁や幸運にも気づけません。断捨離で持ち物が減ると、ストレスから解放されて固まった心が緩み、余裕が生まれて幸運の兆しを見逃さず掴めるようになります。
今の自分に本当に必要なものが分かるから
断捨離を行うと、今の自分に本当に必要としているものを定めやすくなり、内面的にも現実世界でも取捨選択に惑わされません。断捨離とは、自分の心と向き合いながら、持ち物の一つ一つを確認して決断する作業の連続です。
「この洋服は自分の好みではないから捨てよう」「このカバンはお気に入りだから残そう」など、捨てる理由・残す理由をはっきりさせながら決断を続けるうち、自分が本当に必要としているものがわかってきます。この判断基準が思考をシンプルにするため、優柔不断な心の揺れから解放され、心身のゆとりが運気上昇に繋がるのです。
「空白の法則」で幸運が入ってきやすくなるから
「空白の法則」とは、いらないものを手放してできた隙間に、幸運(良い運気)が入り込んでくるという流れのことです。心も室内も、ギチギチに何かを詰め込まれた状態では、せっかく幸運が来ても受け入れる隙間がないのでスルーされてしまいます。
断捨離をして余白(余裕)ができた心の室内は、幸運を呼び込み人生好転のきっかけを掴みやすい状態です。空白の法則で整えた部屋を維持できれば、常に余白があるので幸運が入り込みやすく、一度きっかけを掴んだら一気に運を好転させてくれます。
ものが少ないと行動力が上がるから
行動力が上がり運気が上昇するのも、断捨離で人生が好転する理由の一つです。物が溢れた室内は視覚的にもストレスを感じてうんざりし、やらなくちゃと思っていても家事がおろそかになり、出かけることすら億劫になるケースも珍しくありません。
断捨離で持ち物が減れば、視覚的ストレスが減って行動力が上がり、家事はもちろんのこと仕事や遊びなど、さまざまなシーンで積極的になれます。チャンスを逃さずすぐに反応できる行動力は、良い運気を逃さない上でも重要なポイントです。
【風水】では不用なもの=悪い気を溜め込むから
断捨離は不用品を大量に処分する行為ですが、風水的視点では不用品には悪い気が溜まると考えられており、断捨離で不用品=溜め込まれた悪い気を捨てることで運気が好転します。風水における不用品とは、使える・使えないだけではなく、使う・使わないで判断したものも含まなければなりません。
例えば、まだ綺麗でも長年着用していない洋服は、使えるけれどもずっと使っていない物なので、悪い気を溜め込み良い運気の流れをシャットしがちです。「使えるけど使用していない物」を持っている人は意外に多く、断捨離で思い切った不用品を処分した結果、運気が好転したというケースは少なくありません。
スピリチュアル視点からみる断捨離で起こる好転反応
スピリチュアル視点から断捨離で起こる好転反応を見ると、最初は人の心の動きを左右するものが多く、現実世界で感じ取れないぶんイライラする人も見られます。しかし、スピリチュアルとはもともと目に見えない世界を意味するので、好転反応も自分の内面から始まって現実の世界に広がる感じだと考えましょう。
具体的には、次のような例がスピリチュアル視点から起こる好転反応です。
- 嫌な言動・行動をする人が気にならなくなった
- 自分の好き・嫌いがはっきりした
- 頭の中がはっきりし始めた
- 他人の意見に流されにくくなった
- 物事に対する積極性が持てるようになった
断捨離を行なった時、上記のような心の動きを感じたなら、スピリチュアル的な視点における好転反応はすでに始まっています。
断捨離で運気に変化が表れるまでの期間
人生を好転させるために断捨離を行う場合、気になるのが変化が現れるまでの期間です。特に、現在切羽詰まっていてすぐにでも運気を好転させたい人は、思ったような効果がいつ訪れるのかが一番気になります。
実は、断捨離による好転反応を感じる時期は人それぞれで、同じように断捨離していても変化が現れるまでの期間は一定していません。実際に断捨離した人はどのくらいで変化が現れたのか、具体的な例をご紹介しましょう。
即日も!運気の変化にかかる期間は人それぞれ
断捨離を行なった人のうち、運気の変化を感じた人の最短期間は、断捨離した日や翌日すぐにといったほぼ即日という例が多いです。スピリチュアル効果は内面から現れるので、具体的には次のような変化を感じたという声がよく聞かれます。
- 室内がスッキリして焦りが亡くなった
- 趣味に没頭できるようになった
- 次は何をしよう、というワクワク感を感じられた
- 外出先で欲しかった品物が割引値段で買えた
- 仕事で上司に褒められた
すごい人になると、断捨離した翌日に直感力が冴えて、なんとなく出かけた先でスクラッチくじを引いたら1万円当たった、というケースもあるほどです。望むような結果がいつ出るかはわかりませんが、内面の変化は自分で気づきやすいので、訪れたポジティブ思考を見逃さずにいれば、現実世界で好転反応が現れる期間も早まる可能性があります。
断捨離で運気に劇的な変化が表れない場合も
即日で変化が現れる人がいる一方、どれだけ断捨離を頑張っても思ったような変化を感じられない、という人もいるのもまた事実です。場合によっては、断捨離してから1年以上経って効果が現れるケースも見られ、「いつ頃変化がある」とはっきり断言できません。
最悪の場合、数年経っても劇的な変化が表れないこともあるのですが、自分の考え方や言動・行動に変化があるなら、効果は出ていると考え前向きにとらえてください。劇的な変化が感じられない場合、断捨離のやり方を間違っている可能性もあるので、気になる人はもう一度やり直してみるのがおすすめです。
運気が上がる断捨離のやり方
基本的に、断捨離は「使えない物を捨てる」「使っていない物を捨てる」という点さえ押さえていればOKですが、手当たり次第に捨てたり残したりするのはよくありません。断捨離とは、持ち物と一緒に自分の心も整理する作業なので、ポイントを押さえて捨てることが大切です。
正しい方法で断捨離すれば、心も室内もスッキリ整理できて、スピリチュアル的にも現実的にも運気が好転し始めます。運気が上がる断捨離のやり方を、順を追って詳しく解説しますので、断捨離を始める前にチェックしてみてください。
①物を取り出して並べる
運気を好転させる断捨離は、持ち物を取り出して床面に並べ、向き合う作業から始めましょう。この時に気をつけるべきポイントは、断捨離するポイントを区切って段階的にものを取り出すことです。
例えば、1ヵ所目は洗面所の収納棚、2ヵ所目はクローゼットの中だけというように、断捨離する場所を細かく区切ると作業しやすく、並べるための場所も取りません。できればビニールシートなどを床面に広げ、持ち物全体が見やすくなるよう並べてください。
②必要・不用・保留に分ける
持ち物を並べたら、1つ1つを手にとって確認し、必要・不用・保留の3つに分けます。持ち物を3つに分類するのは、残すもの・捨てるもの・決断ができないので一旦とっておくものを可視化するためです。必要な物は処分しないので、分類後は元の場所へ綺麗に戻します。
不用な物は処分対象なので、素材を確認して適切な指定ゴミ袋に入れてください。保留にした物は、現在捨てるか残すかを判断できない状態なので、無理に残したり捨てたりすると後で後悔する可能性が高いです。保留品は一旦まとめて納戸にしまっておき、日を改めて残すか捨てるかを判断しましょう。
③必要な物の使う頻度を考える
必要な物かどうかの判断は、使用頻度を考えて行います。例えば、使いかけのボンドや文房具類・化粧品があった場合、普段から使用している物は使用頻度が高いので必要な物です。
同じ使いかけでも、ほとんど使用しておらず今後も使用しないとわかっているなら、無理に残す必要はありません。高額な商品は捨てるのに躊躇しがちですが、過去1年前から最近までの使用頻度を基準にして考え、使用頻度が低いと感じたら思い切って断捨離してください。
④不用品はどんどん捨てる
明らかに不用品だと判断できるものは、持ち物を並べる段階でどんどん処分しましょう。もし、壊れた家具や家電などが室内にあるなら、大物を捨てるだけでもかなり部屋がスッキリします。
大きな不用品が無くなった室内は見た目が変わるので、片付けに対する意欲も向上しモチベーションの維持にも最適です。ゴミの出し方は自治体ごとに異なるので、住んでいる地域のルールに合わせて指定ゴミ袋を用意し、適切な収集日・時間帯にゴミ収集場所へ出しましょう。
断捨離での不用品はゴミ屋敷バスター七福神へ
断捨離で出た不用品の処理でお困りの方は、ゴミ屋敷バスター七福神へご相談ください。七福神は、ゴミ屋敷レベルの一軒家から日常生活で手が回らない場所のピンポイント清掃まで、お客様のあらゆるご要望に寄り添う片付け専門業者です。
持ち物の仕分けや分別をスタッフと一緒にすることも可能で、お客様の断捨離をしっかりサポートいたします。どんな汚部屋の断捨離でも、大切なコレクション類や貴重品を見逃しません。女性スタッフも在籍しておりますので、一人暮らしの女性のお客様も安心してご利用いただけます。
断捨離で手放す大型家具はもちろんのこと、布団や家電製品なども一気に回収いたしますので、重い処分品の扱いで悩む心配はありません。些細な疑問から断捨離に関する詳しいご相談まで、ぜひお気軽にご連絡ください。
運気を上げる断捨離のコツ
持ち物の思い切った処分で運気を好転させる断捨離ですが、より効果的に運気上げにはある程度のコツが必要です。断捨離の根底にあるのはスピリチュアル視点の考え方なので、一回で捨てる個数や・タイミング・心構えなど、いくつかのポイントを押さえなければなりません。
せっかく断捨離を行うなら、より運気が上がる方法で片付けて幸運の流れを意識してみましょう。運気をあげる断捨離の具体的なコツを、以下で詳しくご紹介します。
まとまった個数や範囲で断捨離する
断捨離を行う時は、一回で捨てる個数を制限したり、最初から小さく範囲を区切ったりなど、最後までリズムよく進められるルールを決めてください。例えば、一回の断捨離で10個ずついらないものを捨てると決めたら、リズムを崩さず毎回10個ずつ不用品を断捨離していく、というような感じです。
範囲で区切る場合も、引き出し一段・クローゼットの洋服のみなど、断捨離する場所を小さく限定すれば無理がありません。途中でやめてしまうのが一番良くないので、自分にとって続けやすいルールを決め、小さな達成感を得ながら進めましょう。
春分の日を意識する
断捨離は、春分の日をゴール日と意識して行うと、目標が定まり続けやすくなります。日本における春分の日は春のお彼岸にかかっていて、あの世とこの世が最接近するタイミングです。スピリチュアルの観点では、春分の日にスターゲートと呼ばれる神秘の扉が開くと考えられており、宇宙規模で見た新年の始まりの日でもあります。
つまり、春分の日は日本のお正月のような位置づけになるため、その前日までに断捨離という大掃除を終えてお正月(春分の日)を迎えれば、より良い運気を迎え入れることが可能です。
不用品にも感謝の気持ちをもって捨てる
断捨離で処分する不用品は、これまで共に生活してきたことに感謝する気持ち持って捨ててください。日本には、あらゆる物に魂が宿るという考えが根付いており、だからこそ物を処分することに罪悪感を感じる人が少なくありません。
しかし、不用品や壊れたものを溜め込むと悪い気(悪鬼)を引き寄せてしまうので、不用品に宿った魂に感謝の気持ちを込めて、お礼を伝えながら処分するのです。手を合わせて「ありがとうございました」というだけでも気持ちが落ち着きますが、気になる人は不用品に粗塩やお神酒をふり、手を合わせてから処分するとより安心です。
捨てると運気が上がる物
断捨離は、不用品を重点的に捨てるというルールを守っていれば、基本的に運気は好転すると考えられます。しかし、この基本ルールはあくまで運気全体の好転に作用するので、特定の運気をより向上させたいなら、その対象になる持ち物を捨てなければなりません。
どのような品物がどの運気に該当するのかを知り、ピンポイントでの運気好転も行なってみましょう。捨てると運気が上がる物を、各運気別にご紹介します。
金運が上がる断捨離リスト7選
金運を重点的に上げたい人は、お金にまつわる品物をメインに断捨離すると、金運の好転効果が高くなります。以下の表で具体的な例と理由を確認し、当てはまるものがあったら積極的に処分してください。
金運を上げるために捨てるべき物 | 理由 |
古くなりくたびれた財布 | 古くてくたびれた財布は、お金を引き寄せるパワーが弱くなり、集まった金運も逃げられやすくなる。 |
必要ないレシートや領収書 | 溜め込まれたレシートや領収書は、金運の流れを阻害し、悪い運気もため込みやすくなってしまう。 |
使用していないポイントカード | 使用していないポイントカードが溜まると気持ちが焦ってしまい、金運の停滞に繋がる。 |
古い通帳 | 古い通帳は悪い運気を引き寄せやすく、良い運気が入り込む隙間がなくなり、運気好転の邪魔をする。 |
故障して使えない家電 | 使えない家電の放置は、好転運気の呼び込みを邪魔する上に悪い運気を停滞させ、金運上昇の流れを遮ってしまう。 |
使っていない貴金属類 | 貴金属は基本的に富の象徴だが、しまい込んだまま放置していると悪い運気を溜めこみやすく、運気の上昇を邪魔する。 |
壊れている貯金箱 | 壊れた貯金箱は、お金を貯める機能も取り出す機能も壊れているため、良い運気も呼び込めず止まれない。 |
恋愛運が上がる断捨離リスト7選
恋愛運を上げるための断捨離では、終わってしまった過去のご縁を象徴する品物を重点的に処分し、新たな恋愛運を受け取る準備を整えます。断捨離を通して自分の心と向き合い、引きずっている過去の気持ちと一緒に関連する品物を処分しましょう。恋愛運を上げるために捨てるべき品物のリスト7選と、捨てるべき理由は以下の通りです。
恋愛運を上げるために捨てるべき物 | 理由 |
着ていない洋服 | 着ていない洋服は過去の悪い運気を引きずっていて、新しい出会いを機会を奪ってしまう。 |
古くなりくたびれた下着 | 着用すると自己肯定感が低くなり、恋愛に対する積極的な気持ちや良縁を掴む姿勢が持ちにくくなる。 |
古いコスメや化粧水 | 古いコスメや化粧水を使うと、本来の魅力が低下して運気が下がるだけではなく、肌荒れなどのトラブルを招きやすい。 |
割れたり欠けたりした食器 | 食器の割れや欠けは、ご縁の割れや欠けに通じ、良縁に恵まれにくく出会いがあっても途切れがちになる。 |
壊れたり狂ったりした時計 | 壊れたり狂ったりした時計は、正しい時間を刻めないため、過去の停滞は前に進めない象徴と考えられる。 |
別れた恋人との思い出の品 | 別れた恋人からもらったプレゼントや、思い出にまつわる品物があると、過去の恋愛を引きずりやすくなる。 |
別れた恋人に関連したデジタルデータ | 別れた恋人のSNSアカウントやメールアドレス・写真などが残っていると、別れた時のネガティブなエネルギーを引き継ぎやすい。 |
健康運が上がる断捨離リスト6選
断捨離による運気の好転で、特に健康運を上げたい場合は、病気やメンタル低下に繋がりそうな品物をより多く処分します。心身ともに元気でなければ本当の健康とは言えないので、少しでも当てはまるものがあったら迷わず処分してください。健康運を上げるために捨てるべき品物の具体例と、捨てる理由は以下の通りです。
健康運を上げるために捨てるべき物 | 理由 |
使用期限切れの薬 | 薬は病や怪我の治癒に役立つものだが、期限が切れている薬は健康を損なわせるため、悪い気が宿りやすいと考えられる。 |
枯れた植物 | 枯れてしまった植物やドライフラワーは、風水的に死を迎えたものと捉えられるため、悪い運気を引き寄せてしまう。 |
使用していないマグネットグッズ | マグネット自体が磁気を帯びていて、気の流れに影響を及ぼしやすい。特に、冷蔵庫に貼られて放置したマグネットは、庫内の食べ物の気を悪くし、健康運を下げる。 |
古くなったソファ | 古くなったソファは、劣化するとホコリが出て湿気がたまり、悪運がたまる可能性がある。 |
古くなった寝具 | 寝具は、使っている人の睡眠に影響を出すので、古い寝具を使い続けると睡眠の質が低下し、心身の健康を損なう可能性がある。 |
ホコリだらけのぬいぐるみ | ホコリの溜まったぬいぐるみは、湿気や害虫を寄せやすく、病気の原因になったり悪い気を溜め込んだりする。 |
捨てると運気が上がるもの20選|恋愛運・金運・仕事運もUPする理由
捨てなきゃよかった!断捨離で本当に後悔してしまうパターン
断捨離では、明らかな不用品や古いもの・壊れたものを積極的に処分することが推奨されますが、だからと言って手当たり次第に捨ててしまうと、断捨離後に後悔する可能性があります。一度ゴミに出してしまうと、二度と手にすることはできなくなるので、後悔が捨てたものへの執着に変わった場合、自らネガティブなエネルギーを引き寄せ兼ねません。
断捨離による運気の好転を成功させるためには、後悔しないよう気をつけて作業することが大切です。どのような断捨離が後悔を招きやすいのか、具体的なパターンをご紹介します。
思い出の写真や品物を捨てて取り返しがつかないことに…
断捨離の勢いに任せ、思い出の写真や品物をうっかり捨ててしまい、ゴミが回収されてから気がついて後悔する人は意外に多いです。特に、アルバムで管理せず封筒や箱に入れて管理していると、間違ってゴミに出してしまい、取り返しがつかなくなるパターンがよく見られます。
地域限定グッズやレアリティグッズも、ダンボールにまとめて保管しているとわかりにくく、捨てる筈だったダンボール箱と間違えて箱ごと捨てた、というケースも少なくありません。勢いがつくほど取り返しがつかない失敗をしやすいので、中身をよく確認し丁寧に分別してから捨てるのが望ましいです。
家族や他人の所有物を捨てて、家庭が不仲に
家族や同居人など、自分以外の人の所有物を勝手に捨ててしまい家庭内トラブルに発展するパターンも、断捨離後に後悔するケースの一つに挙げられます。たとえ同じ屋根の下に住んでいても、個人的な持ち物の所有権は所有者にあり、勝手な処分は許されません。
断捨離したいからと言って許可なく他人の持ち物を捨ててしまうと、最悪の場合離婚や絶縁といった、大きな問題にまで発展してしまいます。家全体で断捨離したい場合でも、はっきりと自分の物だとわかるもの以外は勝手に捨てず、家族間で話し合い許可を得てから捨てる姿勢が大切です。
高額取引の希少品を断捨離してしまった
高額取引の希少品をうっかり断捨離してしまう例も、後悔を招きネガティブな気持ちになるパターンでよく目にします。例えば、数量限定販売の洋服や靴、現在作られていないカバンや趣味グッズなどは、現存数が少ないことで価値が高まり高額取引の対象です。
ネットオークションや買取での断捨離なら、お金が入る分まだ心の整理もつけやすいですが、ゴミに出した場合は得るものが何もなく、後悔どころの騒ぎではありません。しかも、断捨離で希少品という財産を失っているので、断捨離の失敗と金運の喪失という二重の苦痛を味わうことになります。
やっぱり不便。慌てて買いなおすことに
断捨離の分別で使用頻度や使う可能性を見誤った結果、やっぱり不便だと感じ慌てて同じものを買い直すパターンも、捨てなければよかったと後悔するケースです。「なくてもなんとかなるだろう」と思いやすいものほど買い直すことが多く、金額が高くなるにつれ後悔も深まります。
特に、来客用の茶器セットや大型のスーツケースなどは、予定外の出来事で急に必要になってしまうと、どうしても買い直さざるを得ません。使用頻度的には断捨離対象でも、あとで使う可能性まで考えないと後悔を招くので、断捨離作業に勢いがあるときほど、持ち物とじっくり向き合う姿勢を持ちましょう。
災害用品を捨ててしまってピンチに!
災害用品を断捨離してしまったことで、実際に災害が起こった時に対応できず、支援を受けられるまで苦労し後悔した人もいます。日本は地震大国で、近年の気象の変動も影響し、いつどのような災害に見舞われるかわかりません。
万が一に備えて購入していた災害用品を、滅多に使用しないからといって断捨離してしまうと、助けがくるまで生き延びられるかわからず、不安を抱えたままピンチの状態が続いてしまいます。災害用品の断捨離は、消費・使用期限をチェックして中身を買い換える程度に留めないと、丸ごと処分してしまうのは危険です。
勢いで断捨離すると運気が下がるもの5選
断捨離は、今の持ち物を処分して運気を上げる方法ですが、勢いで処分すると逆に運気を下げることもあります。運気が下がるということは、現在の運気を支えている可能性が高いので、断捨離の基礎である「古いもの」「いらないもの」という選別基準だけでは確認ポイントが足りません。
断捨離すると運気が下がる物を知り、間違って捨てないよう気をつけながら作業しましょう。勢いで断捨離すると、運気が下がる品物5選を以下でご紹介します。
いい思い出が詰まったもの
自分にとっていい思い出が詰まった持ち物は、断捨離の判断基準に当てはまっていても安易に手放してはいけません。いい思い出が詰まった持ち物は、冷たくなった心を暖めてくれるようなエネルギーがあり、ふと目にしたり手に取った持ち主を、良い運気で包み込んでくれます。
このような品々は、無理矢理処分すると良い運気が離れてしまうため、勢いで断捨離してしまうのはよくありません。じっくり考えた上でそれでも手放す場合は、お寺や神社に預けてご供養したり、粗塩で清めてから処分しましょう。
先祖代々伝わる家宝
先祖代々に伝わっている家宝も、断捨離の勢いで捨ててはいけないものの一つです。家宝とは、自分の一族に良運を与えてきた品物で、「幸せになって欲しい」「危険を遠ざけて欲しい」など、一族を見守る優しさや願いに溢れています。
家宝と呼ばれる品々は、お仏壇や骨董品・着物・髪飾りなど多岐に渡り、古いという理由から勢いで断捨離してしまうケースも多いです。しかし、家宝を手放すということは先祖の気持ちをないがしろにする行為にあたり、運気が下がるだけではなく不幸も呼び込み兼ねません。
お守りやお札
お守りやお札は、持ち主の幸運や発展を願うエネルギーを持っているため、断捨離の勢いで処分するのはNG行為です。お守り代わりのアクセサリーやパワーストーンも同様で、断捨離してしまうと良い運気の流れや悪運払いの力が離れて運気が下がります。
ただし、神社仏閣で手に入れたお札やお守りは、1年を目安に変えるのが望ましいので、古いお守りやお札は神社仏閣に納めてお焚き上げしてもらいましょう。お守りの役目を持つアクセサリーやパワーストーンも、神社仏閣のお守りやお札と同じパワーを宿しているので、できるだけ手放さないか、手放す場合はご供養してから処分してください。
家族やパートナーの持ち物
家族やパートナーの持ち物を勝手に断捨離すると、運気が上がるどころか新たな不運を呼び込み、今以上に運気が下がってしまいます。たとえ同じ家屋内にある物でも、持ち主まで同じではありません。
家族やパートナーの持ち物を勝手に断捨離するのは、相手に対して失礼な行為にあたり、人間関係を含めて様々な不協和音を呼び込んでしまいます。家屋全体の断捨離をしたい場合は、同居している家族やパートナーの意向を確認しつつ、許可を得られた物のみ断捨離するのが正しいやり方です。
断捨離して大失敗!!後悔しないために押さえておきたいポイント
断捨離で人生が好転する順番
人生を好転させる方法として注目される断捨離ですが、その効果は段階を踏んで徐々に現れることがほとんどで、一気に好転するわけではありません。植物を種から育てて花を咲かせるように、小さな変化に気づき喜びを積み重ねるうちに、ある日一気に好転するという感じです。
では、断捨離をしてから人生が好転するまで、どのような変化があるのでしょうか。断捨離を始めてから人生が好転するまでの順番を、以下で詳しく解説します。
自分の行動の変化
断捨離による好転反応として、最初に実感できるのが自分の行動の変化です。例えば、断捨離を行なったことで心に余裕が生まれた時、まずイライラ感や焦りといった、ストレスの減少・消失が好転反応として現れます。
精神面での好転反応は、やがて積極性や前向きさといった心の変化を起こし、それが自分の行動にも反映される、という流れです。自分の生活パターンや、言動・表情などが良い方向に変わったら、現実世界での好転反応の第一段階が始まったと考えてください。
身の回りの変化
断捨離で自分の行動に好転反応が現れたら、次に起こるのが身の回りの変化です。自分の行動に起こった変化が、周囲の人との関わり合いや置かれている環境にも影響を起こし、身の回りで良い出来事が起こり始めます。具体的な例としては、以下のような変化です。
- 自分の意見を言えるようになり、周囲の人の意見を押し付けられにくくなった。
- 仕事で積極性が認められ、大きな仕事を任されるようになった。
- 笑顔が増えたことで話しかけられる機会が増えた。
- 苦手な人からの接触が減った。
- 余計な物を購入しなくなり貯金が増えた。
最初は些細な変化なので気づきにくいですが、身の回りの小さな変化に気付ければ断捨離の効果を実感できて、より大きな好転を呼び込みやすくなります。
全体的な運気の変化
身の回りで起こり始めた変化に気づき、断捨離の効果を再発見できたら、最終的に起こるのが全体的な運気の変化です。この段階までくれば、断捨離を始めたときに思い浮かべた未来が実現する可能性も高く、「思い切って断捨離してよかった」と思う人も少なくありません。
仮に、思ったような変化が起こっていなかったとしても、別の幸運が訪れているなら効果は継続中です。断捨離を始めたばかりの初心を忘れず、良い運気を呼び込めるような、気持ちの良い生活環境を維持しましょう。
断捨離で運気がアップした体験談
断捨離が運気の好転に有効だと耳にしても、実際のどのようなことが起こったかわからないと、なかなか実行する気持ちにはなれません。切羽詰まった状態の人ほど効果が気になるので、「できれば実例を知りたい」と思う人もいます。
そこでここでは、断捨離で運気がアップしたという体験談をご紹介しましょう。これから断捨離をする人はもちろんのこと、すでに断捨離したが思ったような効果がないと焦っている人も、ぜひ参考にしてみてください。
【金運】100万円も貯金ができた
最初にご紹介するのは、金運を好転させるために断捨離をした、20代男性Aさんの体験談です。大学を卒業したAさんは、就職を機に一人暮らしを始めたものの、慣れない仕事と家事の両立が難しく、心身ともに疲れ果てていました。家は散らかり放題で帰って寝るだけ、疲れが取れず仕事でも集中力に欠けるため、生活を支える程度のお金が精一杯で貯金は0に近い状態です。
ある日、会社の休憩中に断捨離の話を耳にし、半信半疑ではあったものの「効果がなくても部屋は綺麗なるから」と思い、断捨離をしてみました。最初は溜まったゴミを集めるだけでしたが、広いスペースができたことでなんとなく気分が良くなり、できる時に少しずついらないと思った物を捨てていきます。
1ヵ月ほどで綺麗になった室内は、リラックスできて仕事の書類も探しやすく、家事も苦になりません。しっかり眠れて集中力が戻ったAさんは、仕事でも評価されたり褒められたりすることが多くなり、気がつけば収入が増えて100万円もの貯金を達成しました。
【対人関係】夫婦の関係が良好になった
次は、ギクシャクした夫婦関係を改善するために断捨離した、30代女性Bさんの体験談です。3歳年上の夫と結婚したBさんは、共働きをしながら3LDKのマンションで2人暮らしをしていました。
3室のうち1部屋はご主人の仕事部屋、1部屋は夫婦の寝室で、残りの1部屋は物置小屋状態です。Bさんだけの独立した部屋はなく、私物や趣味のグッズは全部屋のわずかなスペースに分散して置くしかありません。
ある日仕事から帰ってくると、寝室に置かれていたBさんの私物が物置部屋に詰め込まれ、元あった場所に新品の家電製品が設置されていました。驚きと怒りでご主人を問い詰めると、「欲しかった家電が安かったから買ったけど、仕事部屋には置けないからBの物を移動させて置いた」と当たり前のように言います。
ただでさえリラックスできる場所がなかったBさんは怒り心頭、怒られたご主人も何が悪かったのか理解できずイライラし、夫婦間の空気は悪くなってしまいました。居心地の悪い生活がしばらく続いていたある日、友人から断捨離の話を聞いたBさんは、「気休めだけど」と思いながらも物置小屋の整理を始めます。
ご主人の物はできるだけ触らず、自分の持ち物だけを選別して断捨離したところ、室内の半分程度のスペースができてBさんは大喜びです。早速分散していた持ち物を集め、秘密基地のような場所でくつろぐBさんの姿に、ご主人も反省して自分の持ち物を断捨離し、Bさんのスペースを広くしてくれました。現在は、夫婦で仲良く持ち物の見直しを行い、室内も夫婦間も風通しよく生活しています。
【仕事運】昇進して管理職になった
最後は、なかなか昇進できず断捨離したら管理職になった、30代男性Cさんの体験談です。大学卒業後、システムエンジニアとして働いていたCさんは、入社当時から様々なプロジェクトに携わっていました。
しかし、人の良いCさんは仕事を押し付けられることが多く、結果を出しても業績を上司に横取りされてなかなか昇進できません。そんな毎日を送っていたところ、ネットサーフィンで断捨離の記事をたまたま目にしたCさんは、「せめて正当な評価を得られたら」と思い断捨離を始めました。
まとまった掃除時間は捻出できませんでしたが、毎日10個いらないものを捨てると決めて実行したところ、3ヵ月後には自宅がスッキリして空気の違いを感じます。シンプルな室内でリラックスできる日々は、諦めグセが付いていたCさんの心を前向きにさせ、押し付けられていた仕事も少しずつ断れるようになりました。
部署内でCさんを便利屋扱いしていた人たちの態度も変わり、業績を横取りしていた上司は遠方の支社へ左遷されます。業績が正当に評価されるようになったCさんは、昇進して管理職につくことができました。
まとめ
古いものやいらないものを断捨離すると、心身のストレスが減少して物事の本質を見極められるようになり、良い運気の流れを呼び込んで人生が一気に好転します。断捨離の効果が現れる時期は人それぞれですが、まずは自分の考え方や感じ方といった内面から変化を始め、その好転反応が周囲へ広がっていくので、焦らずじっくり構えてください。
ただし、勢いで断捨離すると運気が下がるケースもあるため、手放す物は吟味して決めなければなりません。「自分では判断できない」「できるだけ早く断捨離したい」という人は、片付け専門業者の力も借りて、人生が好転する運気を呼び込みましょう。