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不用品回収・買取

不用品回収業者は危険?トラブル事例と悪徳業者の見分け方をプロが解説

危険な不用品回収業者の見分け方

不用品回収業者の利用は、大量の不用品の処分で困った時に大変便利な一方、悪徳業者に引っかからないよう注意しなければなりません。せっかく不用品処分を依頼しても、悪徳業者に引っかかると思ったように処分して貰えなかったり、法外な値段を請求されたりといったトラブルに見舞われます。

不用品回収業者への依頼を検討する時は、心も部屋もスッキリするよう、信頼できる業者を選ぶことが大切です。危険な不用品回収業者に頼んだことで起こったトラブルの事例と、悪徳業者を見分けるポイントを詳しく解説します。

悪質な不用品回収業者とのトラブルが急増中

悪質な不用品回収業者とのトラブルが急増中

「不用になった〇〇などございましたら回収します」という謳い文句で不用品を引き取ってくれる回収業者は、すぐにでも処分したい人には大変便利である一方、トラブルも急増しており注意が必要です。不用品回収は歴史も古く、戦後間も無くの頃から生活に密着していたことから、アナウンスを耳にするとつい頼ってしまいたくなります。

しかし、よく考えずに勢いで不用品回収業者を利用すると、金銭トラブルや詐欺・窃盗などのトラブルが起こる可能性があり、安易に声を掛けるのはおすすめできません。独立行政法人「国民生活センター」が公表した資料によると、不用品回収業者のトラブル相談件数は2018年の1,354件を皮切りに上昇傾向を見せ、2022年には実に2,231件と2倍近くも増えています。

このような結果を踏まえると、不用品回収業者をただ便利だと思うのはトラブルの元であり、利用する前に悪質業者を見分ける目を持たなければなりません

実際にあった危険な不用品回収のトラブル事例

実際にあった危険な不用品回収のトラブル事例

悪質な不用品回収業者の起こしたトラブルは、実際にあった人でないとその被害の大きさにピンとこず、危険と聞いても「大丈夫だろう」と軽く考えられがちです。しかし、実際に起こったトラブルは金銭的にも精神的にも大打撃で、「頼まなければよかった」「他の業者を探せばよかった」と後悔する人も少なくありません。

では、悪質な不用品回収業者に当たってしまった場合、どのような被害を受けてしまうのでしょうか。実際にあった、危険な不用品回収業者のトラブル事例を、以下で詳しくご紹介します。

最初の見積もりの5倍以上の金額を請求された

見積もり以上の金額を請求されるのは、危険な不用品回収業者のトラブルでもっともポピュラー且つ、利用者も泣き寝入りしやすい事例です。数千円上乗せされるだけでもショックですが、ひどい場合は見積もりの5倍以上の金額を請求されることもあり、すでに積込作業まで終了していると断ることもできません。

このようなケースで多いのは、見積もり段階で悪質業者がわざと盛り込まなかった、不用品回収の作業費の上乗せ請求です。契約前によく確認すれば、見積書に作業費・人件費などの項目がないことに気づけますが、大半の人は全て込みの費用だと思うため、この手のトラブルが起こりやすいと考えられます。

9800円で積み放題といったのに、追加料金を請求された

追加料金発生トラブルのうち、「9800円でトラック積み放題」といったプランを依頼するケースで良く耳にするのは、「騙された」「詐欺だ」という報告です。

例えば、電話で相談した時には「9800円で全部大丈夫」と言われても、当日になって積み込んだら「人件費思った以上にかかった」「〇〇の引き取りは別料金だから」などの理由で、5万円以上請求されたという人も珍しくありません。

正式な契約の前に確認できればトラブルも防げますが、処分に急いでいると慌てて飛びつく人も多く、後から「よく確認すれば良かった」と思っても後の祭りです。

予約した日時にドタキャンされた。引越し前日なのに…

事前に予約したにも関わらず、予定日時になっても不用品回収業者が現れず、引越し前日なのに慌てる羽目になった、という人もいます。悪質な不用品回収業者の場合、他の人と予約日時がバッティングするケースもよく見られ、故意に行かないと決めたら連絡先を消去する、という対応まで行う徹底ぶりです。

所在地もはっきりせずホームページすらないため、どれだけ連絡を取ろうとしても一切繋がらず、残された不用品の処分で途方にくれる羽目になります。実は、筆者もドタキャン被害を受けたことがあり、連絡は取れたものの「営業さんから話を聞いていない」と突っぱねられ、結局諦めるしかありませんでした。

引き取ってもらった不用品が不法投棄されていた

悪質な不用品回収業者のトラブルの中で、最悪の場合依頼した客側が加害者にされてしまうのが、回収された不用品が不法投棄されていたケースです。一般的な不用品回収業者は、集めた不用品を仕分けてリサイクルに出したり、適切な処理をして処分したりしています。

悪質な不用品回収業者は、手に余った不用品を不法投棄することも多く、もし持ち主が判明すれば責められるのは依頼した客側です。「回収してもらった」と言ったところで、回収業者と連絡が取れなければ立証することもできず、不法投棄で罰せられる可能性は否定できません。

不用品引き取りのはずが貴金属を買い取られてしまった

買取も行なっている不用品回収業者へ依頼した結果、本来手放す予定はなかった貴金属を買い取られてしまった、というトラブルもよくあります。買取も行う不用品回収業者は珍しくありませんが、それはあくまで客側が依頼した品物のみであり、無理やり買い取ることはほぼ皆無です。

しかし、悪質な不用品回収業者は客の持ち物をさりげなくチェックして目をつけ、「貴金属などもあれば見せていただけますか?」などと言い含めて買い取ってしまいます。不用品の持ち出しで慌ただしい中だと、客も雰囲気に呑まれてつい対応しがちで、口がうまい営業につい乗せられてしまえばあっという間に買取完了です。

買取もできる回収業者の全てに該当する訳ではありませんが、このようなトラブルはつきものだと肝に命じておき、騙されないぞという気持ちで業者の質を見極めましょう。

悪質な不用品回収業者による詐欺が増加中!!被害に遭わない為のポイントについて

悪質な不用品回収業者の見分け方!

危険な不用品回収業者を見分ける5つの方法

悪質な不用品回収業者の被害に合わないためには、事前にしっかり情報を集めて、良質な業者を見分けなければなりません。「そんなに簡単に見分けられるの?」と思われがちですが、実は悪質な不用品回収業者には共通した特徴があり、それさえ分かっていれば見分けるのは簡単です。

悪質な不用品回収業者の特徴を知り、実際に不用品回収業者探しをする時の指針にしましょう。悪質な不用品回収業者を見分ける時、必ずチェックするべき特徴を以下で詳しくご紹介します。

近所をトラックで巡回している

「ご自宅の不用品を回収します」などとアナウンスしながら、近所をトラックで巡回している業者は、ほぼ悪質だと考えて間違いありません。筆者もこのタイプの業者にお願いした結果、来ると言った時間に無断キャンセルされてしまい、長い時間自宅待機する羽目になりました。

トラックで巡回している不用品回収業者は、言い換えるなら移動できる店舗みたいなもので、無断キャンセルしても違法行為をしても店舗という実態がないため、逃げ切られてしまえば訴えるのはほぼ不可能です。依頼すると即決・速攻で話をまとめられてしまい、作業が終わってから高額請求されることも珍しくありません。

会社の住所・連絡先が確認できない

会社の住所や連絡先が確認できないのも、悪質な不用品回収業者でよく見られる特徴です。住所や連絡先を知られていると、何かトラブルがあった時に連絡されてしまう可能性があり、逃げるのが難しくなってしまいます。

つまり、会社の住所や連絡先が確認できないということは、「悪質な運営をしていますよ」という証拠であり、信用に足らない業者だと判断しても問題ありません。連絡先があったとしても、すぐに切り捨てできそうなフリーメールアドレスやLine・携帯番号のみだった場合は信用せず、所在地や固定の電話番号があるかなどを確認しましょう

正式な見積書や名刺は出せないという

「正式な見積書は出せません」「名刺はないので渡せません」という業者も、悪質だと考えて依頼を控えてください。正式な見積書とは、きちんと様式を整えて印刷された用紙に、作業内容・金額・会社名と連絡先などが記入されたもので、通常は見積もりした人の名前が記入され印鑑も押されています。

名刺は、対応してくれた人の所属や身分を証明するためのものなので、これを渡せないというのは、自分で怪しい業者だと言っているのも同然です。たとえ「後でご用意します」と言われてもその場で契約するのは避けて、後日改めて契約する旨を伝えてください。

詳細は言わず「無料」を強調している

不用品回収業者選びで特に信用してはいけないのが、詳細を言わず「無料」を強調したセールストークをする業者です。「どんな品物でも引き取り無料」と言われれば、客のほとんどは「引き取りに関する全ての事柄が無料」と思ってもおかしくありません。

それこそが悪質な業者の狙いであり、不用品をトラックに積み込み終わったタイミングで、作業料金・運搬費・人件費などを高額請求します。見積書があればまだ確認可能ですが、悪質な回収業者は見積書も名刺も渡さないため、事前確認どころか後から訴えることもできません。

突然訪問してくる不用品回収業者は危険

突然自宅に訪問してきて「不用品回収いたします」という業者も、信用に足らず安易に契約するのは危険です。訪問営業の多くは、即決・即断を求めてくるケースが見られ、入り込まれてしまえばどんどん言葉を重ね、客を断りにくい状況に追い込みます。

特に、買取も行なっている悪質な業者の場合、高齢者や気の弱い人に貴金属の買取を持ちかけ、安価で取引させる可能性が高いです。事前情報を集められないというのも、客側にとっては大きなデメリットとなるので、突然訪問してくる不用品回収業者は、基本的に断る方向で対応しましょう。

不用品回収業者との危険なトラブルを避けるコツ

危険を回避!不用品回収業者の利用前に覚えるべき知識

不用品回収業者との危険なトラブルは、「あるかもしれない」という前提の元で行動し、意識的に遠ざけなければ回避するのは難しいのが現状です。しかし、逆に考えればやるべき行動をしっかりやっておくだけで、トラブルに合う確率を格段に下げられます。

悪質な業者を的確に見分けるコツを理解し、トラブルなく不用品回収をお願いできる業者を探しましょう。不用品回収業者との危険なトラブルを避けるため、知っておくべき具体的なコツを以下で解説します。

業者リサーチで危険な業者を遠ざける

危険性のある悪質な不用品回収業者は、事前に入念なリサーチを行うだけでも、かなりの数を見分けて遠ざけることが可能です。例えば、インターネットで業者の名前を入力してもホームページが出てこないようなら、その業者を外すだけでもかなり効果があります

ホームページがあった場合でも、会社の所在地がなかったり、連絡先が携帯番号・捨てメアドに限られていたりした場合、業者としての信用度は低いと判断して問題ありません

ホームページチェックでは、ホームページの作り自体の確認もかなり有効です。優良な業者の場合、トップページに「ゴミ屋敷片付け」「ハウスクリーニング」「買取」といったサービス内容が表示され、クリックすればそのページで詳細を確認できるような、充実した作りになっています。

これに対し、悪質な業者のホームページで良く採用されているのは、LPと言われるタイプのホームページです。LPとは、簡単にいうと一枚の長い紙のような作りをしていて、スクロールして読むだけなので内容も充実していません。

このように、ホームページをチェックするだけでもかなり違いがあるので、事前の徹底した業者リサーチで、危険なトラブルが起こりそうな業者をふるいにかけよう。

突然の訪問には玄関のドアを開けない

不用品回収業者が突然訪問にきた時は、できるだけインターホンのモニターで事前に確認し、絶対に玄関のドアを開けて対応してはいけません。悪質不用品回収業者の飛び込み営業は、うがった見方をすれば金目の物があるか、気弱そうな人が住んでいるかなどの下調べとほぼ同意です。

実際に、筆者の自宅にきた飛び込み営業も、「今日は不用品の回収に回っています」と言いながら買取のチラシを見せ、無料回収のトラックは一切姿を見せませんでした。筆者は偶然玄関先にいたので避けられませんでしたが、悪質な不用品回収業者に限らず、基本的に訪問者は必ずモニターを見る癖をつけて、怪しいと感じたら出ないほうが無難です。

公的サイトで資格や許可を確認する

不用品回収業者との危険なトラブルを回避するためには、公式サイトで資格や許可を確認することも忘れてはいけません。良質な不用品回収業者は、公式サイトで必ず会社情報を公開しており、様々な資格や許可を提示しています。

例えば、買取も行なっている不用品回収業者の場合、次のような許可の取得は必須条件です。

  • 一般廃棄物収集運搬許可証
  • 古物商許可証

上記の許可証が無い場合、買取も不用品回収も全て違法行為になるため、公式サイトがあっても危険は回避できません。

グーグル口コミでリアルな評判を確認する

グーグルに寄せられたリアルな口コミの評判は、消費者側の視点から寄せられている意見なので、トラブル回避だけではなく安心感を得るためにも有効です。業者側から自社につけられた悪い口コミを削除できないため、騙されることもありません。

良い業者の場合、利用者から寄せられた悪い口コミに対し、返信したり改善に勤めたりしていることも多く、この点も確認するとよりシビアに見極められます。ただし、口コミはあくまで他人の意見であり、その人の全く同じ作業員が来てくれるとは限りません。

口コミで見た評判だけを鵜呑みにせず、必ず公式サイトや連絡先などをチェックして、安心の裏付けを忘れないようにしましょう。

不用品回収業者から危険な目にあったときの対処法​​

不用品回収業者から危険な目にあったときの対処法

どれだけ吟味したとしても、基本情報が巧妙に隠されていたりうまく誤魔化されたりしていると、悪質な不用品回収業者に引っかかり危険な目に合う可能性も0ではありません。

万が一危険なトラブルに遭遇してしまったら、相手の言いなりにならず冷静に対処することが大切です。これから業者探しをする人は勿論のこと、すでに不安を抱えている人も、自分にできる方法を知り落ち着いて行動しましょう。不用品回収業者から危険な目にあった時、やっておくべき対処法を以下でご紹介します。

消費生活センターへ連絡する

消費者センターは、商品やサービスを購入・利用して悪質な対応をされた、全ての人が誰でも利用できる窓口です。悪質な不用品回収業者から受けた被害も該当するので、すぐに消費者センターへ連絡して詳細を報告してください

消費者センターの窓口へ連絡すれば、専門知識を持つスタッフが現状を詳しく聞き取り、現時点でできる正しい対処法の相談に乗ってくれます。連絡する前に、時系列でトラブルまでの流れをまとめたり、悪質な不用品回収業者との会話や動画などの証拠も揃えておくと、より具体的な指示がもらえるので安心です。

恐怖を感じたら警察に相談する

悪質な不用品回収業者とトラブルになり、何かしらの恐怖を感じている場合は、警察に相談して状況改善を図ります。例えば、最初の見積もりより高い料金を提示されて支払いを渋った場合、悪質な不用品回収業者の多くは「契約違反だから訴える」「支払わないなら荷物を自分で下ろせ」など、威圧的に脅すのが常套手段です。

このような行為は恐喝に当たるため、警察に相談すれば対応してもらえます。できれば、恐喝されている状況をスマホなどで録音しておくと、信憑性が増して対応も早いです。

ゴミ屋敷バスター七福神は安心の不用品回収をお約束します

ゴミ屋敷バスター七福神

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一般廃棄物収集運搬許可証・古物商許可証も受けており、安心の不用品回収をお約束いたします。些細な疑問にも丁寧にお答えいたしますので、まずは無料相談窓口からお気軽にお問い合わせください。

まとめ

まとめ

悪質な不用品回収業者に依頼してしまうと、引き取ってもらったはずの不用品を不法投棄されたり、見積もりよりも高額な請求をされたりといった、危険なトラブルに合いやすくなります。悪質な不用品回収業者が買取も行なっていた場合、言葉巧みに貴金属や高額な品物を無理矢理買い取られる可能性も考えられ、被害者が泣き寝入りしたケースも少なくありません。

不用品回収業者によるトラブルの危険は、事前に会社の住所や電話番号、一般廃棄物収集運搬許可証・古物商許可証の有無を確認すれば、高確率で回避できます。もし被害に合ってしまったら、現状を消費者センターや警察に連絡して、適切な対処で状況改善に努めましょう。

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この記事の監修者

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 竹本 泰志

年間20,000件以上のゴミ屋敷片付け・遺品整理の実績「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国規模で展開する株式会社クオーレの代表取締役。
複数の職を経て、2011年、25歳の頃に仲間と共に株式会社クオーレを設立。 不用品回収業としてスタートし、遺品整理やゴミ屋敷片付けを中心に手掛けるように。
現在は愛知の他、岐阜・静岡・神奈川・埼玉・千葉・栃木・東京・静岡・大阪・和歌山にも支店や支社を構え、 精力的に事業を拡大している。

新家 喜夫(ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長)

監修者 新家 喜夫ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長)

遺品整理やゴミ屋敷片付けが必要な方のために活動し、数々のメディア取材を受けてきた。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長を務め、著書も出版している。
著書:ゴミ屋敷からの脱却 勇気を持って一歩を踏み出そう
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