「たとえ1匹でもゴキブリは見たくない」という人にとって、ゴキブリが出なくなる方法は、是非とも知りたい情報です。自分なりにあれこれ試した筈なのに、それでもゴキブリが出てしまったり気配を感じたりすると、「何が間違ってたの?」「どうして出てくるの?」と不安と恐怖を覚えてしまいます。
徹底的にゴキブリを排除するためには、複数のゴキブリ対策を知って現状と照らし合わせ、1番適している方法を行うことが大切です。1匹でもゴキブリを見たくない人必見の、ゴキブリが出なくなる方法・徹底対策をご紹介します。
目次
引越し前にもおすすめ!くん煙剤でゴキブリ駆除
1匹でもゴキブリを見ない・出ない部屋の第一歩に有効なのは、くん煙剤を使用したゴキブリ対策です。特に引っ越し前の部屋への使用は、家電製品やペットなどへの悪影響も考慮しなくて済むので、これから引っ越すという人には最適な対策と言えます。
ただし、ゴキブリ駆除のくん煙剤を的確に効かせるためには、効果的で安全な使用方法を知っておかなければなりません。これから引っ越しをする人におすすめの、くん煙剤によるゴキブリ駆除方法を解説します。
全部屋での同時に使用する
くん煙剤でゴキブリ駆除・侵入予防をする場合は、一部屋だけではなく全部屋同時に使用しましょう。くん煙剤のほとんどは、1つで対応できる広さが設定されており、一部屋だけで使用しても家屋全体に薬剤の効果は回りません。
くん煙剤を嫌ったゴキブリは使用していない部屋に逃げ込むため、ゴキブリが出る可能性を残してしまいます。全部屋で同時にくん煙剤を使用すれば、逃げ場がないのでゴキブリの駆除率が高まり、家屋全体から追い出すことが可能です。
駆除したら次は2~3週間後に再度使用
くん煙剤によるゴキブリ駆除は、1回で終わらせず2〜3週間後を目安にもう一度行いましょう。ゴキブリの卵はランショウ(卵鞘)と呼ばれており、薬剤が効かないほど硬い殻に覆われています。
もし、ゴキブリがくん煙剤使用の直前にランショウを産み付けていた場合、2〜3週間後には孵化する可能性が高く、放置すると再びゴキブリで悩まなければなりません。1回目のくん煙剤から2〜3週間後に再度くん煙を使用すれば、生まれてまもないゴキブリも駆除できます。
使用後は隅々まで掃除
くん煙剤による駆除が終了したら、仕上げに隅々まで掃除して室内を整えてください。くん煙剤は、ゴキブリだけではなく蚊やハエ、その他の害虫にも効果があるため、思った以上に死骸が落ちているケースも少なくありません。
たとえ家具・家電をカバーしていても、床や壁には薬剤が掛かっており、小さなお子さんやペットへの影響も懸念されます。くん煙剤を使用したあとは、換気をしつつ室内を隅々まで丁寧に掃除し、害虫も薬剤の影響もない快適な部屋へと整えましょう。
換気はできれば1時間で最短でも30分以上、拭き掃除は濡れ雑巾・もしくは掃除用ウェットシートで行い、フローリングワイパーなどで家具の隙間も綺麗に拭き取ってください。
毒餌でゴキブリの巣ごと駆除
何かしらの理由でくん煙剤を使用できない場合は、ゴキブリを巣ごと駆除できるタイプの毒餌での対策がおすすめです。ゴキブリは、仲間の死骸や糞も餌にする習性があり、死骸や糞の成分はそのまま食べたゴキブリに吸収されます。
巣ごと駆除するタイプの毒餌は、食べたゴキブリの体内に効果が止まっているので、巣に帰ったゴキブリの糞や死骸を食べた仲間にも、時間差で毒餌の効果が現れる仕組みです。巣ごとゴキブリを駆除できれば、室内に隠れているゴキブリまでいなくなり、最終的にゴキブリは室内に出なくなります。
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ゴキブリがいなくなるスプレーの噴射
スプレータイプのゴキブリ駆除剤のうち、待ち伏せ効果のあるスプレーを使用すると、より手軽にゴキブリ駆除とゴキブリ侵入予防が可能です。例えば、ゴキブリを退治しようとして見失った場合でも、逃げ込んだ場所とその周囲に噴射しておけば、ゴキブリが出現する確率を格段に下げられます。
ゴキブリをまだ見ていない場合も、ゴキブリの通り道や見かけた場所にあらかじめスプレーしておくと、薬剤の効果が一定時間残りゴキブリを寄せ付けません。スプレーの薬液は、基本的に人体には無害な成分で作られていますが、噴射した場所が軽く湿る程度には噴射しなければならないので、小さなお子さんやペットがいるご家庭は、念のためのよく注意して使用してください。
ゴキブリ捕獲器を設置
初めてゴキブリ退治を行う人は、比較的安価で簡単に使用できる、ゴキブリ捕獲器を設置しましょう。ゴキブリ捕獲器は、粘着シートの中央にゴキブリ誘引剤を置き、ゴキブリをおびき出して捕まえる方法です。餌の臭いに引き寄せられたゴキブリは、強力な粘着シートで動きを封じられるので、一度捕獲器に捕まったら脱出できません。
根絶的なゴキブリ駆除なら毒餌の方が効果的ですが、完全に駆除できるまではゴキブリの活動を止められないので、毒餌と併用するとより確実です。使用後は捕獲器ごと燃えるゴミに捨てれば良く、「ゴキブリの死骸の処理がイヤ」という人も、直接触れたり見たりすることなく処理できます。
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【超重要】ゴキブリを外から侵入させない
ゴキブリが出なくなる家にするためには、駆除だけではなく侵入させないための対策も重要項目です。ゴキブリ駆除だけに注力しても、侵入経路がそのままでは外部のゴキブリが入ってきてしまい、駆除と侵入のイタチごっこになってしまいます。
ゴキブリ駆除の後に侵入経路への対策もしておくと、ゴキブリが出なくなる確率が格段に上がりより安心です。ゴキブリが出なくなる方法で重要視するべき、侵入させないための具体的な対策を以下で詳しくご紹介します。
窓からの侵入を防ぐ
ゴキブリ駆除を行ったら、窓からの侵入を防ぐための対策も忘れてはいけません。例えば、古い家屋で窓枠にわずかな隙間ができていたり、網戸に歪みが出てしっかり閉じられなかったりすると、その隙間を潜ってゴキブリが入ってきてしまいます。
壁の窓枠の隙間をパテで埋めるほか、隙間テープを貼る・定期的に待ち伏せスプレーを吹き掛ける、などの対策をしておけば、ゴキブリを寄せ付けにくく駆除もしやすいです。賃貸に住んでいてパテ埋めや隙間テープを使用したい人は、事前に大家さんや管理会社の許可を得てから行ってください。
キッチンの排水口周辺の侵入経路を断つ
ゴキブリの侵入経路対策において、キッチンの排水口周辺への対策は必須項目です。ゴキブリは、湿気が多くて餌になる場所を好むため、キッチンの排水口は餌場としても侵入経路としても見逃せません。
一度経路ができてしまえば、仲間のゴキブリも室内に侵入してきてしまい、常にゴキブリの駆除に追われる羽目になってしまいます。キッチンの排水口そのものはもちろんですが、シンクの隙間や排水溝へつながるホースの隙間など、「こんな場所まで?」と思うような場所も確実にチェックしましょう。
エアコンのドレンホースにも対策
エアコンのドレンホースとは、エアコン内の湿気を外へ逃がすためのホースのことです。直径2cmにも満たない細いホースですが、ゴキブリの体は薄いので簡単に室内に入り込んでしまいます。
最悪の場合、侵入したゴキブリがエアコン内部に巣を作ることもあり、「ゴキブリが突然エアコンから飛び出す」という可能性も0ではありません。ドレンホースの排水口に、害虫侵入防止用のキャップを取り付け対策しておけば、ゴキブリは室内に侵入できずエアコン内部で繁殖する危険も回避できます。
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玄関・ベランダからの侵入を防ぐ
ゴキブリの侵入経路を考えたとき、意外に見落としがちなのが玄関やベランダからの侵入です。日常的によく開け閉めする場所だからこそ、ゴキブリが隙をついて侵入しやすいので、確実に入れないよう対策しなければなりません。
例えば、玄関ドアの内側に郵便受けがついている場合は、受け口を塞ぐだけでもゴキブリが侵入しにくくなります。ベランダの場合、窓と同様に入口の隙間をパテで埋めるのは勿論ですが、ベランダに溜め込んだダンボールや不用品を処分して綺麗に整えれば、ゴキブリが寄り付きにくくなり侵入防止効果も高いです。
換気扇からの侵入対策も
換気扇からゴキブリが侵入する可能性も、意外と見落としがちなので忘れてはいけません。日常的に使用される換気扇の多くは、ゴキブリが好む油分やホコリが付着しやすく、放置しておくとゴキブリが集まり侵入を許してしまいます。
定期的に掃除するのは勿論ですが、室内の換気扇・もしくは外の排気口にフィルターを取り付ければ、ゴキブリの侵入はほぼ不可能です。換気扇と排気口は各家庭で形が違うので、事前にチェックして隙間なくぴったり取り付けられるフィルターを準備してください。
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毎日やればゴキブリが出ない部屋に
ゴキブリは、直接的な駆除や侵入対策をすれば、ほぼ室内で見かけることはありません。しかし、ゴキブリを寄せ付けやすい状況が揃っている部屋には、わずかな隙をついてゴキブリが侵入する可能性が残っており、根本的な解決には程遠い状態です。
毎日のルーティンにゴキブリ対策のための工夫を加えて、よりゴキブリが寄り付きにくくなる室内を維持しましょう。毎日やればゴキブリが出なくなる、具体的な方法を詳しくご紹介します。
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食べ終わった食品や食器をすぐ片付ける
食事をしていて余った食品や食べ終わった後の食器は、食後にすぐ片付けて食卓や食器を綺麗にしましょう。食べきれなかった料理や使用済みの食器に残った汚れは、多くのゴキブリを寄せ付ける原因の一つです。
「後で片付けよう」「まとめて洗おう」などと放置してしまえば、ゴキブリは餌場と認識し部屋に住み着いてしまいます。食品の残りや食器をすぐに片付け、キッチンに残った生ゴミも処理してキッチンを拭きあげれば、餌も水分もなくなるのでゴキブリが寄り付きません。
家具や家電の隙間も定期的に掃除
家具や家電の隙間を定期的に掃除するのも、ゴキブリが出ない部屋にするためにやっておくべき対処法です。家具や家電の多くは、壁際に配置されて滅多に動かすことがないため、薄暗く湿気やホコリが溜まっています。
そのような環境は、ゴキブリにとって絶好の隠れ家になってしまい、どれだけ駆除しても新たなゴキブリが侵入しかねません。毎日は難しくても、半月に一回は家具・家電の隙間を掃除しておくと、ゴキブリが出にくく止まりにくい部屋になります。
脱いだ服や濡れたタオルもすぐに洗濯
脱いだ服や濡れたタオルは、できるだけ溜め込まずすぐに洗濯する癖を身につけましょう。「食べ物ではないのに?」に思われがちですが、1度でも着用した服には皮脂汚れがついており、溜め込んでいるとゴキブリが寄り付く可能性が高いです。
濡れたタオルも同様で、湿気を含んだ使用済みタオルを放置すれば雑菌の繁殖を促し、水分と餌を求めてゴキブリが集まってしまいます。一人暮らしで「少しでも節約したい」と思う人は、せめて洗濯かごではなく洗濯機の中に入れて置き、長くても2日に1回は洗濯して汚れ物を溜め込まないようにしましょう。
観葉植物を置かない
室内に観葉植物を一切置かないのも、室内にゴキブリが出なくなる方法としてかなり有効です。観葉植物の周囲は、水気・餌・隠れる場所と三拍子が揃っており、室内に置いているとゴキブリを引き寄せてしまいます。
ベランダに置いてある観葉植物はさらに危険で、飛来したゴキブリが住み着いて巣を作り、わずかな隙間から侵入することも珍しくありません。1匹でもゴキブリを出ないようにしたいなら、ベランダにも室内にも観葉植物を置かない方が賢明です。
ダンボールはすぐに捨てる
ダンボールは溜め込まずすぐに捨てる癖をつけると、ゴキブリを寄せ付けにくく繁殖を防げます。ゴキブリは、餌としても産卵・生息場所としてもダンボールを好みやすく、溜め込んでいると必ずと言っていいほどゴキブリが集まりがちです。
特に、ベランダや庭に放置されたダンボールは大繁殖の原因になり、どれだけ駆除や予防をしてもゴキブリを引き寄せてしまいます。近々で使う予定がある枚数だけ残し、いらないダンボールを溜め込むことなくすぐに捨てれば、ゴキブリを寄せ付け巣を作られる心配もありません。
ダンボールにゴキブリの卵が!駆除方法から寄せ付けない保管方法
ゴミ屋敷や汚部屋は即片付ける
ゴミ屋敷や汚部屋に住んでいる人は、即片付けるだけでゴキブリの悩みを解決できます。ゴキブリが好むのは、ホコリやゴミ・湿気が溜まって薄暗く、すぐに逃げ込めるような隙間が多い場所です。
ゴミ屋敷や汚部屋は、まさにゴキブリが好む条件が整っているため、どれだけ駆除対策をしても状況は改善されません。溜まった不用品・ゴミ・ペットボトル等はもちろんのこと、持ち物を見直して断捨離すれば、室内がスッキリして風通しもよくなり、住み着いていたゴキブリも自然にいなくなります。
ゴミ屋敷の片付けはゴミ屋敷バスター七福神へ
「ゴミも持ち物も多過ぎてゴキブリ駆除が追いつかない」「ゴキブリを退治しようと思ってもすぐに集まってしまう」とお悩みの方は、ぜひゴミ屋敷バスター七福神へご連絡ください。七福神は、手もつけられないようなゴミ屋敷から大量の不用品が溜め込まれた汚部屋まで、徹底的に掃除する片付け専門業者です。
ゴミと物に溢れてゴキブリ駆除・予防が難しい室内も綺麗に整え、ゴキブリ駆除・侵入防止対策しやすい部屋へと生まれ変わらせます。せっかくのゴキブリ対策も、ゴミ屋敷や汚部屋では効果がかなり薄くなり、いつまでたっても悩み続けなければなりません。まずは七福神へご連絡いただき、ゴキブリが出なくなる部屋づくりを開始しましょう。
ゴキブリ対策に効果的な季節
思い立ったらすぐに始めたいゴキブリ対策ですが、実はゴキブリは一年中同じように活動するわけではなく、季節によって行動が異なります。したがって、思い立った時期に適切なゴキブリ対策をしなければ、理想的な効果を得られず不満が残りやすいです。
ゴキブリ対策をより効果的に行うために、秋と春の2シーズン、それぞれの時期に合わせて最適な方法で駆除しましょう。ゴキブリ対策に効果的な季節と、具体的な対策を以下で詳しく解説します。
秋のゴキブリの様子と対策
秋のゴキブリは、夏の成長期を終えて生活範囲も広がり、動きもより素早く逃げられやすいです。したがって、この時期に本格的な駆除・侵入予防をしなければ、室内でゴキブリと遭遇する確率が高くなってしまいます。
秋に徹底したゴキブリ駆除と侵入予防をしておくと、冬になってもゴキブリに遭遇しにくくなるほか、住み着いて大繁殖する心配もありません。溜め込んだゴミやダンボール類・不用品を処分してから、くん煙剤や隙間塞ぎなどのゴキブリ対策を行いましょう。
春のゴキブリの様子と対策
ゴキブリにとって、春は冬越しした卵が孵化する時期であり、気温が上がって活発に動き出す時期でもあります。ここで小さなゴキブリを見逃すと、夏に成長したゴキブリが卵を産み付けてしまい、秋のゴキブリ駆除対策を活かしきれません。
春にもう一度ゴキブリ駆除対策をしておけば、小さなゴキブリも全て駆除可能なだけではなく、成虫になったゴキブリが卵を産む危険性も排除できます。秋に一度やったからといって安心せず、ゴキブリのサイクルに合わせた駆除を行えば、1年を通してゴキブリを見ることはほぼありません。
でかいゴキブリが家に出る本当の理由は?原因別の撃退法と二度と見ないための予防策
まとめ
ゴキブリが出なくなる部屋にするためには、くん煙剤や待ち伏せスプレー・巣まで退治できる駆除剤で、徹底的な対策をすることが大切です。これに加えて、キッチン周りや窓の周囲・エアコンのドレンホース・玄関や窓のといった場所の侵入防止策をしておけば、外部から入ろうとするゴキブリもシャットできます。
ただし、せっかくの対策も室内が散らかっていたり、ゴミが散乱しているゴミ屋敷・汚部屋状態では、思ったよりも効果が期待できません。まずはしっかり室内を片付けてスッキリさせ、ゴキブリの繁殖・成長サイクルも考慮しながら、ゴキブリ駆除・侵入予防策を的確に行いましょう。