お役立ちコラム

ゴミ屋敷片付け

汚部屋の実家はどうしたら片付く?実家が散らかっていく原因ときれいにするための説得方法について解説

実家の片付けにうんざりしたらどうする?片付けの手順や方法を解説

「実家が物で溢れていて火災や地震が来た時が心配」

「実家が汚いので帰省することを躊躇してしまう」

「汚部屋と化した実家を何とか片付けたいが親が応じてくれない」

久しぶりに実家に帰省したら家の中が汚部屋になっていた、という話を耳にしたこともあるのではないでしょうか。

帰省のたびに実家の掃除をして帰って、またしばらくして帰省してみたら以前よりもっと散らかっていた…この繰り返しになると、さすがに帰省することが嫌になってきます。

しかし、親に家の中を片付ける様に説得することは簡単なことではありません。

ここでは、何故実家が汚部屋化するのか、どうやったら親を説得することができるのか、その方法について解説します。

実家が散らかっていく理由

実家の片付けにうんざりしている人は多い

高齢化した親が住む実家が散らかっていることは珍しいことではありません。

子どもからすれば家の中が散らかったままでいいと考える人は少ないのですが、住んでいる親本人は意外とそうは思っていないことがあるのです。

なぜ実家が散らかるのか、散らかったままにしていて平気なのか、その理由について考えてみましょう。

親の高齢化による体力の低下

人間歳を取ってくれば体力が段々と衰えていきます。

持久力が落ちれば歩き回りながらの掃除を継続することは難しくなりますし、筋力が落ちれば元あった場所に物を戻す作業も億劫になってきます。

例えば掃除機を使った後、収納場所に戻すよりも外に出しっぱなしにしておいた方が、次の掃除の時に収納場所から取り出す手間が省けるので楽になる、このようなことが家じゅうのあちこちで起こるのです。

認知機能低下によるしまい忘れ

実家の片付けはどこから始めるべき?手順・方法を紹介

認知機能とは、視る、聴く、嗅ぐ、触る、味わう五感を通じて入ってきた外部情報から、

  • 物事や自分が置かれている状況の認識
  • 言語を正しく操る
  • 計算、学習
  • 記憶
  • 問題解決のための熟考

これらの知的機能を総称した概念です。

認知機能が低下することで、家の中では以下のような問題が発生します。

認知機能低下の項目認知機能低下に伴う問題
長期記憶・短期記憶の低下物を何処にしまったのかを忘れて探し回り、あちこち開けっ放し、出しっぱなしになる
遂行力の低下計画する力が衰えるため掃除の効率が下がる。 順序だてて考えることが難しいため、料理をしていても道具が出しっぱなし、使いっぱなしになる
判断力の低下この物が要る物か不要な物かを考えること自体が億劫になるため、考えること自体を放棄して意味もなく所有し続けることになる

参照:太陽生命 5つの「認知機能」とその特徴

物を捨てられない

汚部屋になる一番の原因に物の多さが挙げられます。

物に対する価値観は世代によって違いがありますが、親世代の価値観だと、このように考える人が今も多くいます。

  • まだ使えるのに捨てるなんてもったいない
  • 今は使わないけどいつか使うことがあるかもしれない

もったいないと感じることから物が捨てられずに溜まる一方で、最終的に汚部屋へと発展してくのです。

セルフネグレクトの可能性

実家の片付けには何日かかる?

セルフネグレクトは「自己放任」とも言われており、病気やショックな出来事があったことが原因でセルフケアができなくなり、住環境の悪化を招く状態のことを言います。

親が掃除をしなかったり、家の中が汚れても何も思わなくなったと感じるようであれば、親のセルフネグレクトを疑った方がいいかもしれません。

高齢者がセルフネグレクトに陥る要因としては、配偶者との死別によるストレスや認知症が挙げられます。

【併せて読みたい記事】

ゴミ屋敷についての研究で分かった、背景にあるセルフネグレクト

実家を汚部屋のまま放置することで起こるリスク

実家の母が片付けられない人の場合はどうすればいい?

物が多くて汚い実家で暮らし続けることは、高齢者であるが故の問題が出てきます。

親本人は汚部屋のことを気にしていないかもしれませんが、汚部屋のままで過ごすリスクがあることは親にも共有しておくべきです。

転倒による怪我

家の中に物が多いということは床の上や生活動線上にも物が置きっぱなし汚れっぱなし、ということが考えられるでしょう。

足元にある物を避けようと跨ぐにしても、筋力低下で足が上がらない高齢者では足が上がりきらず躓いて転倒する可能性があります。

骨がもろい高齢者が転倒したとなると簡単に骨折しますし、打ちどころが悪ければ立ち上がることができなくなり救助を呼べない事態になることも想定されます。

発見が遅れれば重体になることだってあり得るのです。

病気のきっかけになる

ゴミやホコリ、カビなどが蔓延しているような不衛生な空間で生活していては、体調を崩すことは必然と言えます。

  • ホコリやカビ、ダニの死骸を吸い込むことで気管支喘息やアレルギーが発症する
  • ゴキブリやハエが繁殖することで感染症の恐れがある

この二つだけでも健康を害する理由としては十分でしょう。

貴重品の場所が分からない

例えば親が緊急入院することになったとします。

その際に親の身分証や印鑑、契約書などの親の貴重品が必要になるでしょう。

しかし、物で溢れたホコリまみれの家の中からそれらを探し出すことは困難です。

急ぎで必要となると、親族総出で探さなければいけない事態になるかもしれません。

親に実家の片付けを説得するためのポイント5選

実家の片付けにうんざりしてしまう理由3選

子どもから見れば親が汚部屋に住み続けることは心配だと思います。

その気持ちを親に分かってもらいたいけれど話を聞き入れてもらえない、こうした押し問答を繰り返して疲弊している人は少なくありません。

汚部屋を片付けるように親を説得するにはポイントがありますので、そのポイントをしっかりと押さえて対話をするようにしてください。

親の現状に寄り添うこと

汚部屋で生活している親だって、本当はきれいな部屋で過ごしたいかもしれません。

しかし、そうすることができない親なりの事情もあるのかもと想像してください。

まずは今親が気にしていることや心配事など、親の現状に耳を傾けてみましょう。

最近楽しいことあった?から会話を始めるのもいいでしょう、親に沢山話をさせて徐々に家の中のことについて誘導するようにして、家の中の現状について聞いてみましょう。

こちらが意見するのではなく、傾聴の姿勢でお話することがポイントです。

家を片付けることで得られるメリットを伝える

「家じゅうに物が溢れていて掃除もしないで不衛生な生活をしていたら、具合が悪くなるし転んで怪我するかもよ!」

なんて親に行ってみようものなら、余計こちらの意見を聞き入れてもらえません。

人が何か言われて怒る時は本当のことを言われた時、事実を突きつけられた時です。

親を怒らせてしまったら今後も話は平行線になるでしょう。

なので、親への伝え方は「部屋の中を片付けたらこんな良いことがあるよ」と言って説得しましょう。

例えば、

  • 廊下に物が置いてあったらそのうち歩行器で通れなくなるよ → ×
  • 廊下にある物を片付けたら歩行器で歩いたときも楽々だよ → ○

など、伝え方次第で相手への印象は変わります。

ただし、ポジティブな言い換えをしても何度もしつこく聞くことは相手をイラつかせるので控えましょう。

ゴミ・不要なものだと決めつけないこと

実家の片付けにうんざりしてしまう理由や実家を片付ける手順を解説

他人から見たらゴミや不用品であっても、親からしたら思い出があったりお気に入りであったりする物なのかもしれません。

それを他人から不要なものだと決めつけられたら親はどう思うでしょう?

自身の経験や想い、価値観を否定されたようで悲しい気持ちになるのではないでしょうか。

その物がなぜ手放せないのか、捨てられないのか、親の思いを聞いてからどうするかを考えてみましょう。

寄付やリサイクルなどの再利用を提案

人は得をするよりも損する事の方が嫌な生き物だと言われています。

これを「損失回避の法則」というのですが、家の中にあるものをただで手放すことは親からしてみれば損でしかないのです。

なので、損だと感じさせないポイントは「この物にはまだ価値がある」「この物は誰かが必要としている」ことを知ってもらうことが最善です。

例えば未使用や未開封のものであれば、寄付として然るべきところに渡せばいずれ困っている誰かの力になれます。

使用済みの物であってもフリマアプリで出品すれば欲しい人が出てくるかもしれません。

人の役に立てることは誰であっても嬉しいと感じるものです。

その気持ちに気付かせてあげることが汚部屋脱出の近道となるでしょう。

親の死を連想させる言葉はNG

実家の片付けを業者に依頼したら費用はいくら?100万円?

親に汚部屋を片付けてもらう際には、「死」を連想させる話題は避けましょう。

親にとって死に関する話題は、特に身近な人から持ち出されると過剰にショックを受けたり、自分の終わりについて想像して感情的になるかもしれません。

「亡くなった後のことを考えて…」といった言葉は、親に強い抵抗感を与える恐れがあります。

親を説得する際には、「これからも健康で長生きしてほしい」というポジティブな思いを伝えるようにしましょう。

実家の片付けは自力よりも汚部屋・ゴミ屋敷専門業者に依頼するほうがいい理由

娘が実家の片付けをしたり兄弟で分担する羽目になる例も

親を説得できたら早速片付け作業に入りたいところですが、親子で片付け始めたとしても膨大な作業量なので、長い目で見て計画的に作業しないとゴールは見えてきません。

自分たちだけでは無理だ、すぐにでも家の中をキレイにしたいと思ったら、プロの力を借りましょう。

ゴミ屋敷バスター七福神は、親御さんの気持ちを汲みながら作業いたします。

遺品整理のプロでもある七福神なら家の中にあるアイテムは要るものか不要な物かを依頼者に確認を取ってから処分するので、親御さんにとって大切なものを処分することはありません。

ゴミ屋敷バスターの実家の片付けBefore and after

うんざりするほど散らかっている実家の片付けビフォーアフター

ゴミ屋敷バスター七福神の実家片付けの作業実績(ビフォー&アフター)を3件紹介します。

業者に依頼をするとどうなるのかの参考になるはずですので検討している方はチェックしてみてください。

和歌山県和歌山市

Before

和歌山市M様の実家の片付けビフォー

After

和歌山市M様の実家の片付けを業者に依頼した後の作業実績
項目情報
費用280,000円(税込)
作業人数3人
作業時間3時間
建物一軒家

大阪府大阪市中央区

Before

大阪市中央区N様の実家の片付けビフォー

After

大阪市中央区N様の実家の片付け10人で2時間の作業実績
項目情報
費用275,000円(税込)
作業人数10人
作業時間2時間
建物一軒家

愛知県尾張旭市

Before

愛知県尾張旭市T様の実家の片付けビフォー

After

愛知県尾張旭市T様の実家の片付け3人で3時間の作業実績
項目情報
費用165,000円(税込)
作業人数3人
作業時間3時間
建物一軒家

親孝行したいなら汚部屋の片付けを始めよう!プロに任せて確実にきれいにしよう

実家の片付けにうんざりした方はゴミ屋敷片付け業者の利用もおすすめ

親にとって思い出が詰まった家の中、その気持ちを無碍にしてはいけません。

親の安心安全な生活のために、親の気持ちを汲みつつ家の中を片付けるよう説得しましょう。

育ててくれた恩を返すチャンスでもあるので、思い切って汚部屋の片付けに取り組んでみてください。

ゴミ屋敷の片付け,
不用品の処分
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お応えします!

この記事を読んで少しでもゴミ屋敷や汚部屋を掃除したい、
要らない不用品を整理したいなど片付け・清掃を検討された場合は
是非、まずはお気軽にゴミ屋敷バスター七福神へご相談ください!

この記事の監修者

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 竹本 泰志

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。

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