コラムblog
皆さんは、自宅を片付ける際にどのようにして食器を処分していますか?
プラスチックや陶器といった割れ物など、食器を捨てるのは意外と大変ですよね。
正しい食器の処分方法について、よく分からないという人も多いでしょう。
そこで今回は、食器の種類や捨て方、意外と知らない処分方法などについて解説していきます。
本記事を読むことで得られる具体的なメリットは、主に下記の3つです。
本記事を参考に、食器の正しい処分方法を知りましょう。
目次
食器やグラスは、使われている素材ごとに捨て方や処分方法が違います。
食器やグラスの素材に使われているのは、主に下記の5種類です。
ここからは、上記の素材ごとにどういった捨て方をすれば良いのか解説していきます。
木製の食器・グラスは、燃えるごみとして処分しましょう。
また、大皿などのサイズが大きい食器類も、同じ燃えるごみとして捨ててもらって問題ありません。
一般的に使われることの多い陶器製の食器・グラスは、すべて燃えないごみとして扱われます。
陶器製の食器・グラスは割れ物のため、ごみ収集業者がケガをしないように、必ず新聞紙などで食器・グラスを包んでから捨てましょう。
また、住んでいる地域の自治体によっては、割れ物が入っていることをごみ袋に記載することをルールとして定めている場合もあります。
そのため、一度自治体の公式サイトなどでごみの処分方法を確認しておきましょう。
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陶器の処分方法は?「陶磁器」でも陶器と磁器では捨て方が違う?
金属製の食器・グラスは、金属ごみとして捨てましょう。
ただし、自治体によって燃えないごみとして捨てないといけない場合もあります。
また、直径30cmを超えるサイズの大きい食器・グラスは、金属ごみではなく粗大ごみに分類されます。
従って、捨て方やごみの収集日なども違ってくるので注意しておきましょう。
ガラス製の食器・グラスは、陶器製と同じ燃えないごみとして捨てましょう。
新聞紙や厚紙などにしっかり包んだうえで、ごみ袋に「ガラス」や「陶器」と記載して処分します。
プラスチック製の食器・グラスは、燃えるごみとプラスチックごみのどちらかで処分します。
上記どちらの捨て方が正しいのかは住んでいる地域の自治体によって違うため、事前に自治体公式サイトでチェックしておきましょう。
もし捨て方を間違ってしまうと、ごみを回収してもらえない可能性があります。
直径30cmを超える大きなサイズの食器は、通常とは違う粗大ごみとして処分しないといけない場合があります。
住んでいる地域の自治体公式サイトを確認して、サイズの大きい食器の処分方法を調べましょう。
もし粗大ごみに該当する場合は、自治体ごとの粗大ごみ回収窓口にごみ回収を依頼してください。
その際に確認するべきポイントは、主に下記の4点です。
また、ごみ回収にかかる費用はごみ処理券で支払います。
コンビニなどで簡単に購入できるので、必ずごみ袋に貼り付けておきましょう。
ここからは、自治体ごとに違う食器の捨て方について、3つの地域を例にして解説していきます。
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大阪市の場合、ガラス製の食器は必ず厚紙などで包み、透明なごみ袋に「キケン」などの記載をして捨てないといけません。
その際、ごみの分類は普通ごみとなっています。
また、直径30cm以内のプラスチック製食器に関しても、同じように透明なゴミ袋に入れて普通ごみで捨てます。
ただし、金属製の食器に関しては、必ず透明のごみ袋に入れて資源ごみとして捨てましょう。
大田区の場合、ガラス製や陶器製の食器は新聞紙などで包み、「キケン」と記載してフタの付いた容器や透明なごみ袋に入れて捨てます。
この際、普通ごみではなく不燃ごみとして捨てるようにしましょう。
また、金属製食器も同じく、不燃ごみとして捨てるように決まっています。
横浜市の場合、ガラスや陶器製の食器は購入した際の箱、もしくは新聞紙などで包んでから品名を記載して、燃えないごみとして捨てないといけません。
また、直径30cm以内の金属製食器は、小さな金属類という分類で廃棄。
プラスチック製食器については、透明・半透明のごみ袋で燃えるごみとして捨てましょう。
食器の処分方法は、ごみとして捨てるだけではありません。
ここでは、食器をごみとして捨てない処分方法をご紹介していきます。
具体的な処分方法としては、下記の6つが挙げられます。
食器の分別が面倒な人や、捨てるのはもったいないと感じる人はぜひ参考にしてみてください。
それでは1つずつチェックしていきましょう。
家族や友人などに、食器を購入する予定の方はいませんか?
一度連絡を取ってみることで、食器をもらってくれるかもしれません。
ほかにも、引っ越ししたばかりの人がいれば、食器をもらってくれる可能性が高いです。
CMなどで見かけることの多いフリマアプリなら、5分程度で簡単に食器を出品できます。
ただし、商品によって売れるまでにかかる時間が違うため、すぐに食器を処分できるとは限りません。
また、いつまで経っても食器が売れない可能性も考えられます。
そのため、すぐに食器を処分したい人にはあまりオススメできません。
出品するには、送料や手数料などがかかる点を加味して、自分で料金を決める必要があります。
また、割れ物の食器を出品する場合は、必ず丁寧に梱包をしてあげましょう。
ほかにも、販売後のクレームを予防するために、商品画像の添付や細かい商品説明を記載するなど、ユーザーへの思いやりが大切になるでしょう。
オススメのフリマアプリを下記にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
先述したフリマアプリではなく、地域によって開催されているバザーやフリマで出品してみるのも良いでしょう。
食器を購入してくれるお客様と直接対面できるため、楽しくコミュニケーションを取りながら食器を処分できます。
ただし、バザーやフリマへの出店手続きや食器の運搬、値段設定など、事前の準備が少し大変かもしれません。
また、お店の出店料を支払わないといけない場合もあるため、主催している団体に一度確認しておきましょう。
住んでいる地域の自治体やNPO、NGOなどに問い合わせることで、不要な食器を回収してくれる場合があります。
寄付した食器は、災害の支援物資やリサイクル、海外支援などに再利用されます。
送料は自己負担になりますが、いらなくなった食器が誰かの役に立つと考えると悪い気持ちにはなりにくいですよね。
ただし、使い古した食器などは状態によって受け取ってもらえない可能性もあるため、なるべく状態の良い食器を寄付するようにしましょう。
ネットオークションを利用すれば、いらない食器を処分してお金に変えることができます。
特にブランド食器やアンティーク系が人気のため、思いのほか高額で売れる可能性もあるでしょう。
ただし、フリマアプリと同じく出品してもなかなか売れない可能性もあるため、すぐに食器を処分したい人にはあまり向いていません。
自分の食器がどのくらいの金額で落札されるのか、遊び感覚で楽しんでみたい人はぜひ利用してみてください。
リサイクルショップに食器を買い取ってもらい、小銭稼ぎに挑戦してみましょう。
電話やネットで買い取りを依頼し、買い取り金額の見積もりをお願いします。
その後、自宅に送られてきた配送グッズに食器を詰めて送り返しましょう。
このとき、身分証明証のコピーが必要になるため注意が必要です。
不用品回収業者とは、家にある不用品を回収して処分してくれる専門業者のことを言います。
家電や家具の回収はもちろん、食器の回収も依頼できます。
そんな不用品回収業者に食器を回収してもらうメリットには、下記の3つが挙げられます。
食器以外にも捨てたい物がある人は、一度にすべての不用品を回収してくれるため、とても利便性に優れています。
また、回収した不用品のなかで値段が付きそうなものがあれば、買い取りもセットで行ってくれる場合も。
ここでは、不用品回収業者の費用について解説していきます。
トラック積み放題プランを利用する場合、軽トラック1台あたり25,000~40,000円程度。
2tトラックの場合だと、80,000~100,000円程度の費用がかかります。
さらに、食器だけでなく家具や家電といった、サイズの大きい不用品の回収も依頼する場合、状況に応じてクレーン車などの手配費用がかかる可能性も。
食器のみの回収については、明確な費用を提示している不良品回収業者がありません。
参考程度にはなりますが、45lのごみ袋1つで1,000~2,000円程度の費用が必要になるでしょう。
最後に、食器の捨て方についてよくある疑問をまとめています。
割れている食器をそのままごみ袋に入れてしまうと、回収業者にケガをさせてしまいかねません。
そのため、厚紙や新聞紙などを使って、割れた食器を必ず包んでから捨てるようにしましょう。
また、割れた食器が入ったごみ袋に、「ワレモノ注意」などの記載をしておくのも効果的です。
お食い初めの食器は、思い入れもあってごみとして捨てづらい人も多いでしょう。
基本的には、お食い初めの食器は代々引き継いで使っていくのが理想です。
しかし、どうしても捨てたい場合、神社などでいただいた食器なら神社への奉納、自分で購入したなら売るのも良いでしょう。
特に漆塗りなどのしっかりした食器であれば、長く使っていても高い値段で売れるかもしれません。
食器の捨て方は、使われている素材ごとに変わります。
各自治体の公式サイトでごみの捨て方をチェックし、正しい方法で食器を捨てましょう。
ただし、直径30cmを超える大きいサイズの食器は、どの素材でも粗大ごみとして扱われます。
自治体の粗大ごみ回収窓口に連絡し、適切な方法で回収してもらいましょう。
また、捨てる以外にも食器を処分する方法は存在します。
フリマアプリや寄付、ネットオークションなど、本記事を参考にして自分に最適な処理方法を選んでみてください。
場合によっては、不用品回収業者を利用するのも良いでしょう。
本記事が、食器を捨てたい皆さんのお役に立つことができれば幸いです。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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