年の瀬も近づいていることで、そろそろ家の大掃除のことを考え出す人も多いのではないでしょうか?
一年の総決算をするという意味でも、家の中は徹底的にきれいにしたいものです。
そこで気になるのが、片付けや掃除にかかる費用です。
今回は家の中の片付けや掃除の費用がどれくらいかかるのか知りたいという方のために、自分でやる場合と、業者に依頼する場合、それぞれにかかる費用について徹底解説していきます。
目次
家の中を自分で片付ける際にかかる費用は?
家の中を自分で片付ける場合、おもに以下のことに費用がかかります。
- 粗大ゴミの処分
- 家電リサイクル品の処分
- 掃除用具の購入
ここでは、これらにそれぞれいくらくらいの費用がかかるのかについて説明していきます。
粗大ゴミの片付け費用
粗大ゴミは、自分が住んでいる自治体の「粗大ごみ受付センター」に申し込みをすることで回収してもらえます。
ただし粗大ゴミを出すには、手数料を支払わなければなりません。
手数料の額は処分する物によっても、自治体によっても異なります。
一例として、東京都渋谷区のおもな品目の回収料金は以下のとおりです。
イス(ソファー以外) | 400円 |
一人用ソファー | 800円 |
二人以上用ソファー | 2,000円 |
パイプベッド | 1,200円 |
基本的にどの自治体でも、大きな物ほど、回収にかかる手数料も高くなります。
自治体での粗大ごみの処分方法についてはこちらをご覧ください。
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家電リサイクル品の片付け費用
以下の家電製品は、「家電リサイクル法」により、リサイクルに回すことが義務付けられているため、粗大ごみには出せません。
- エアコン
- テレビ
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・乾燥機
処分する場合は、家電製品を購入した店か、買い替えをする店を通して、メーカーに回収してもらう形になります。
これらの「家電リサイクル品」は、回収してもらう際にリサイクル料金を支払わなければなりません。
リサイクル料金は、メーカーと品目によって異なります。
リサイクル料金のおよその相場は以下のとおりです。
エアコン | 900円 | |
ブラウン管テレビ | 15型以下 | 1,200円 |
16型以上 | 2,200円 | |
液晶・プラズマテレビ | 15型以下 | 1,700円 |
16型以上 | 2,700円 | |
冷蔵庫・冷凍庫 | 170リットル以下 | 3,400円 |
171リットル以上 | 4,300円 | |
洗濯機・乾燥機 | 2,300円 |
このように、冷蔵庫や冷凍庫は、特にリサイクル料金が高くなっています。
家の掃除にかかる費用
家の掃除をするには、最低限以下の道具は揃えておきたいところです。
- 掃除機
- バケツ
- 雑巾
- はたき
- 軍手
- マスク
- ゴミ袋
家に掃除機がないという人はあまりいないかもしれませんが、なければ購入しましょう。
掃除機の値段は安い物で5,000円ほど、ある程度しっかりした物なら10,000円ほどで売っています。
その他の道具は、100均ショップで購入可能です。
家中を掃除するとなれば、雑巾はたくさん必要ですが、5枚セットなどでも売っているので安く上がります。
掃除機が家にあるなら、1,000円程度で掃除に必要な道具は一通り揃えられるでしょう。
業者に依頼した場合の家の中の片付け費用は?
家の中の片付けや掃除は、自分でする以外にも業者に依頼するという方法もあります。
業者に片付けや掃除を依頼した場合、おもに以下の2つに費用がかかります。
- 不用品の回収費用
- ハウスクリーニングの費用
ここでは、これら2つにかかる費用について、それぞれ説明していきましょう。
粗大ゴミ・家電製品・一般ゴミの片付け費用
不用品回収業者では、家の中にある粗大ゴミや一般ゴミ、家電リサイクル品をまとめて回収してもらえます。
回収料金は、業者によって異なります。
ここでは我々「七福神」での家の中の片付け費用の目安を掲載しています。
間取り | 人員数 | 料金 |
1R/K | 2名 | 3万円~ |
1DK | 3名 | 5万円~ |
1LDK | 3名 | 8万円~ |
2DK | 4名 | 11万円~ |
2LDK | 4名 | 14万円~ |
3DK | 5名 | 17万円~ |
3LDK | 5名 | 19万円~ |
4DK | 6名 | 22万円~ |
4LDK | 6名 | 24万円~ |
このように、家の広さによって回収料金は異なります。
間取りごとの作業人員は目安であり、回収する不用品が多い場合は作業人員も増えるため、そのぶん料金も高くなってしまいます。
ハウスクリーニングの費用
不用品回収業者では、「ハウスクリーニング」の業務をしているところもたくさんあります。
ハウスクリーニングとは、掃除のプロである業者が行う本格的な清掃です。
マンションやアパートなどの賃貸住宅では、住人の退去後に、その部屋をハウスクリーニングすることがほとんどです。
つまり新しい住人が来ても大丈夫なくらいに、完璧に清掃してもらえます。
プロが行うため、自分で掃除した場合と比べて仕上がりがまったく違うのがハウスクリーニングのメリットです。
ハウスクリーニングでは、おもに以下の箇所から、自分が選んだ場所をきれいに清掃してもらえます。
- 居間
- リビング
- キッチン
- お風呂
- 洗面所
- トイレ
- 窓拭き
ハウスクリーニングの料金も業者や部屋の広さなどによって異なりますが、七福神では1箇所あたり10,000円~が目安になっています。
一軒家や不用品が多い家は業者に依頼するのがおすすめ
ここまで説明してきたように、家の中を自分で片付けたり、掃除する場合、粗大ゴミや家電リサイクル品の量にもよりますが、そこまで大きな費用はかかりません。
処分する粗大ゴミや家電リサイクル品がよほど多くないかぎりは、10,000~20,000円ほどの費用で事足りるのではないでしょうか。
一方で業者に片付けや掃除を依頼する場合は、家の広さにもよりますが、数万~数十万円ほどの費用がかかります。
そのため、費用をかけずに家を片付けたり、掃除したいという人は自分でやったほうがいいでしょう。
ただし自分で片付けるのは、費用はかかりませんが、大きな負担がのしかかります。
粗大ゴミは自分の手で玄関の前まで運び出さなければなりませんし、部屋の掃除も、家が広ければ広いほど膨大な時間と労力がかかってしまいます。
そのため一軒家など家が広い人や、不用品の量が多いという人は、多少費用がかかっても、業者に依頼する方が労力も時間も大幅に短縮することができるのです。
まとめ
家の中を自分で片付けたり、掃除する場合、かかる費用の目安は以下のとおりです。
- 粗大ゴミの処分→一品あたり、~3,000円ほど
- 家電リサイクル品の処分→一品あたり、~4,300円ほど
- 掃除道具の購入→~2,000円ほど(掃除機がなければ、+5,000円ほど)
一方、家の中の片付けや掃除を業者に依頼した場合にかかる費用の目安は、以下のとおりです。
- 不用品の回収→数万~数十万円ほど
- ハウスクリーニング→一箇所につき、10,000円~ほど
費用面で言えば、業者に依頼するよりも、自分で片付けや掃除をしたほうが断然安くつきます。
しかし家が広かったり、処分する不用品やゴミが多い場合、片付けや掃除にかかる時間や労力は計り知れません。
家の中の片付けや掃除を自分でするか、業者に依頼するかは、家の広さや不用品の量に応じて検討するのがいいでしょう。