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ゴミ屋敷はペットの多頭飼育が原因?猫やゴミ屋敷に住む動物たち


「可愛いから」「かわいそうだから」「寂しいから」と猫や犬を始めとしたペットを飼い始めたのはいいけれど、実際にペットを飼ってみると世話が出来ずに猫屋敷や犬屋敷の状態になってしまう方は多くいます。

 

特に飼育をする前から、自宅の管理が出来ていない方は「ペットのエサの世話」「トイレの世話」「去勢や避妊」などを放置する例も多く、いわゆるアニマルホーダーと言われる状態になってしまい、通常のゴミ屋敷以上にひどい環境になってしまっているケースがあります。

 

今回はそういったゴミ屋敷で飼育されているペットの環境や多頭飼育とゴミ屋敷の関係性、ゴミ屋敷の環境に現れる可能性がある危険生物についてお伝えしていきます。

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アニマルホーダーとは

 

アニマルコレクターとも呼ばれ、自分が飼育できる限界を超えても動物を飼おうとする人の事を指します。

エサやトイレの世話、去勢や避妊などを含めた医療処置ができない状態でも自分は世話をしているといった意識があり、問題を抱えている自覚を持っていないことが多くあります。

 

悪臭や病気などの発生源となるほか、動物も病気や餓死で死に至るケースも多く、周囲にも大きな影響をおよぼすため、国内外で社会問題となっています。

 

アニマルホーダーとゴミ屋敷

 

アニマルホーダーは収集癖や強迫的ホーディングを含んだ精神疾患の一種だと考えられております。

生活圏にペットの糞尿や死骸などを放置したり、自分が世話をできなくても動物を収集したりと、ゴミ屋敷の原因となる「ため込み症」と類似点があります。

 

そういったアニマルホーダーとしての行動は糞尿や餌の放置などが発生する事が多く、それ以外の清掃や整理整頓なども同様に放置されるケースが多いため、多頭飼育の発生と同時にゴミ屋敷が生まれるようになります。

 

通常のゴミ屋敷は周囲への影響がない場合はあくまで自身の問題となりますが、アニマルホーダーの場合は動物の環境も関係してくるため、より切実な問題と言えるでしょう。

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猫屋敷・犬屋敷は建築物の痛みが大きい

 

ゴミ屋敷の中で多頭飼育をしている場合に大きな問題となるのが糞尿です。

臭いの問題もさることながら、湿気による床・壁・その他の集積物の腐敗や環境の悪化から害虫や感染症の発生も大きな問題となります。

 

猫や犬の糞尿が放置された臭いに関しては、ゴミ屋敷の片付けに慣れた専門家であっても苦に感じる臭気であり、通常の片付けや清掃を行っただけでは臭いの除去は困難です。

 

また特に尿が放置されている場合は、多くの雑菌やフェロモン臭が含まれており、臭いをしっかりと除去する場合には専門家による清掃の上、特殊なコーティングをほどこすか、直接解体などを行う必要が出てきます。

 

壁や柱に関しても猫の爪とぎや移動などで傷がついたり、湿気で石膏まで傷んでしまったりと、解体してリフォームが必要になる可能性が高く、通常のゴミ屋敷を片付けるのと比較して費用も高額になってきます。

 

劣悪な環境で飼育されているペットの健康状態

 

アニマルホーダーは非常に劣悪な場所でペットを飼育している場合が多く、餌には困っていなくとも害虫の発生や不衛生な環境による皮膚病、ウイルスによる猫風邪などにかかっている場合があります。

 

病気にかかった際に病院に連れていって治療を行うのであれば良いのですが、独特の価値観や思い込みによって、病院に連れていかなかったり、自身の判断で勝手に薬を購入して治療が出来ていると思い込んだりして、実際には健康状態も良くないまま飼育されてしまっている事が多くなっております。

 

この場合、ペット達はもちろんですが、周囲にも影響を与えるため、進言ができる状況であれば、なるべく早くに解消に向けて手を差し伸べる必要があります。

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ゴミ屋敷に現れる危険動物や害虫

 

環境が悪化すると、通常の生活を送っているとあまり見ることのない危険動物や害虫が現れる事があります。

不衛生が原因となって発生するために、細菌やウイルスなどを媒介し人にも病気をもたらします。

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ハクビシン

 

見た目が可愛いらしいハクビシンですが、野生動物のため寄生虫や細菌を保有しています。

雑食性のため、生ゴミ等をあさったり、屋根裏や軒下などを住処としたりして、糞尿による悪臭や家屋の破損、汚損などの被害をもたらします。

 

また野生動物のため、近づくと敵だと見なされて襲いかかってくる場合もあります。

 

ネズミ

 

サルモネラ菌やレプストスピラ菌など、ネズミは非常に多くの病原菌を保有しています。

中にはレプストスピラ症や腎症候性出血熱などの人が死に至る可能性をもった病気もあり、ネズミが出た場合は必ず専門家による対処が必要です。

 

ハエ・ゴキブリ・ダニ

 

見るだけで不快なハエ・ゴキブリ・ダニはゴミ屋敷で特に発生しやすい害虫です。

見た目の嫌悪感だけではなく、ハエやゴキブリによるO-157やサルモネラ菌、大腸菌などの細菌の媒介や、ダニによる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)やダニ媒介性脳炎、つつが虫病、日本紅斑熱など多くの病気の元となります。

 

アレルギー症状などにより、皮膚の疾患やくしゃみ、咳などだけではなく、場合によっては嘔吐や下痢、頭痛や発熱が重症化して、場合によっては死に至るケースもあります。

 

まとめ

 

今回はペットの多頭飼育の課題を抱えるアニマルホーダーとは何か、アニマルホーダーとゴミ屋敷の関係性からペットの健康状態や、劣悪環境で現れる動物や害虫についてお伝えいたしました。

 

飼い主の限界を超えてペットを飼育しようとする方は、ゴミ屋敷となってしまう方と非常に似た思考を持っており、ゴミ屋敷化と多頭飼育崩壊を同時に起こしてしまう可能性が非常に高くなっております。

 

多頭飼育崩壊が起きてしまうと、通常のゴミ屋敷と比べても周囲に及ぼす影響が大きかったり、ペットの命に直接関わったりする問題が発生してきます。

そういった問題を持った方は自分が多頭飼育による問題を抱えているという自覚がない場合が多く、周囲が無関心な場合は発覚が遅れてしまうケースがほとんどです。

もし関係のある方にアニマルホーダーの可能性がある場合は、なるべく早くに専門家に相談するようにしましょう。

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