冬の間着用していたセーターやトレーナーなどの衣類。
着古したものはまだしも、次のシーズンも着用したいお気に入りの服は、型崩れしないよう丁寧にしまっておきたいものです。
しかし、冬服はどれも厚みがあり場所をとるため、スッキリと片付けるのに苦労している方も少なくないでしょう。
冬服の片付けは、たたみ方はもちろん、さまざま収納アイテムを活用することで、場所をとらずラクに片付けることが可能です。
今回は、苦労せずに冬服を収納する方法についてご紹介いたします。
春に向けて、時間もお金もかけずに冬服を片付けましょう!
目次
冬物は「たたむ収納」と「吊るす収納」の使い分けが大事
冬物は、衣類によって厚みや形状、素材がまったく異なります。
セーターはウールやアクリルを使っているため、厚みがでやすいですが、ヒートテックなどのインナーは薄手です。
そのため、冬物をスッキリと収納するには、「たたむ収納」と「吊るす収納」を衣類に合わせてうまく使い分けることが必須になります。
幅を取る&型崩れが気になるコート類は吊るす収納を
ダッフルコートなど、型崩れが心配なコート類は、たたむ収納には向きません。
そもそも形がしっかりしている冬物は、たたんでもコンパクトにならないので吊るして収納した方が場所を取らないことも多いです。
幅を取る冬物や型崩れが心配なコート類は、クローゼットに収納しましょう。
クローゼットが自宅にない場合は、掃除器などを入れておく物置きにつっぱり棒を取り付けて収納するのもありますよ。
柔らかいセーターやトレーナー、インナーなどはたたむ収納を
たたんだ方がコンパクトになる柔らかい素材の冬物は、吊るすよりもたたんで収納ボックスに入れて保管した方が場所をとりません。
収納ケースに入れるときは、着用頻度の低いものをできるだけに奥に、お気に入りのものやインナーなど頻繁に着用する衣類は手前に収納すると、来冬を迎えたときにラクです。
衣類は“同じサイズにたたむ”ことが重要なポイント!
冬物をたたんで収納するときは、収納ボックスの大きさに合わせて“同じサイズにたたむこと”が重要です。
収納ボックスの空間をムダなく使えるように、ボックスのサイズに合わせて衣類をたたみましょう。
セーターやトレーナーなどは、収納ボックスに高さや幅に合わせて、四角い形になるようにたたみ、立てて収納するとスッキリします。
また、フリースや手洗いできるニットなどは、くるくると巻きロール状にする方法もあります。
巻き終わりをゴムで止めると、空気が抜けてさらにコンパクトに収納できます。
空気を含んでカサが増えるダウンは、くるくる丸めて収納!
ダウンコートも他コート類と同じように、クローゼットへ吊るして収納する方が多いかと思います。
しかし、ダウンコートは空気を含みやすいことから、吊るして収納すると膨らむため、1着で場所をとってしまいがちです。
クローゼットにより多くの冬物を保管するためにも、カサの大きいダウンコートは、くるくると丸めて収納ケースに保管しましょう。
空気を抜くような感覚で丸めていき、巻き終わりをゴムで止めれば、大きなダウンコートもかなり小さくなります。
丸めたダウンコートを収納できるケースがない場合は、タンスの上やクローゼットの空きスペースなどに置いて保管してもOKです。
かさばる冬物衣類は、100均の「圧縮袋」でカサを減らす!
1人暮らしの場合、収納スペースが限られていることが多いため、どんなにかさばらないよう工夫しても、収納スペースに入りきらないこともあるでしょう。
とくに冬物は厚みのある衣類が多いため、どうしても入りきらないことが多いです。
そんなときは、100均などで購入できる「圧縮袋」を活用することで、収納スペースを約3倍も確保することができるかも。
サイズ感重視!掃除機で圧縮できる圧縮袋
衣類用の圧縮袋には、幅広いサイズの商品があります。
コスパを考えると、つい大きめサイズのものを購入してしまいたくなるものです。
しかし、収納スペースを有効活用するには、収納ケースや衣類に合うサイズの圧縮袋を選ぶことが第一優先です。
収納ケースの幅や高さ、衣類に大きさに合わせて選びましょう。
また、圧縮袋には、手で空気を抜くものと、掃除機を使って空気を抜くものと、2タイプの商品があります。
手で圧縮するタイプの圧縮袋は、時間が経つと空気が抜けてしまいがちなので、長期保存にはあまり向きません。
枚数が少なかったり、やや価格が高かったりする場合もありますが、掃除機を使うものの方がよりしっかり圧縮されますので、冬物の収納に適していると言えるでしょう。
冬物を圧縮収納するときは、向き不向きに注意が必要!
「圧縮袋をすべての衣類に使えば、収納スペースを大幅に増やせるのではないか」とも考えてしまいますが、実は、圧縮袋はすべての冬物に適しているというわけではありません。
圧縮袋で保管すれば衣類がコンパクトにはなりますが、シワができるというデメリットもあります。
シワができにくい、型崩れの心配がない、自宅で手洗いできる衣類については圧縮袋でカサを減らしても問題ありませんが、シワができやすいデリケートな衣類は圧縮収納に向きません。
圧縮に向かない衣類にも使用すると、来シーズン着用しようと思ったとき、シワが酷くて着られないということにもなりかねませんので注意しましょう。
圧縮袋は、ジッパーが2重のキッチン用ジップロックでも代用できる
冬物の片付けをし始める時期は、圧縮袋の売れ行きも高まります。
そのため、欲しいサイズの圧縮袋が品切れになり、購入できないケースも少なくありません。
そんなときは、ジッパーが2重になっているキッチン用のジップロックでも代用できます。
掃除機の細いノズルを使って空気を抜けば、衣類用圧縮袋と同じように小さく収納できるので試してみてはいかがでしょうか。
冬物収納時は、「防虫対策」も忘れずに!
冬物はかさばる衣類が多いですが、収納方法や圧縮袋などのアイテムを活用すれば、場所をとらずコンパクトに片付けられます。
また、冬物を収納する際は、防虫対策も同時に行い、大切な衣類を来冬まで守ることも大切です。
梅雨など、虫が発生しやすい時期を乗り越えるためにも、防虫剤も一緒に入れて保管しておきましょう。