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部屋の中のウジ虫はどこから湧いている?発生理由と駆除方法を解説

部屋の中のウジ虫はどこから湧いている?発生理由と駆除方法を解説

ハエの幼虫であるウジ虫は高温多湿な環境を好み、瞬く間に増えてしまうため注意が必要です。水回りやゴミ箱に放置された生ゴミなどにウジ虫が湧くことがありますが、発生にはいくつかの原因があります。

そこで本記事ではウジ虫はどこから湧くのか、考えられる発生原因や対処法について解説します。一度大量発生してしまうと完全な駆除が難しく、専門業者への依頼も検討が必要です。

室内などでウジ虫を発見した際は、ぜひ本記事の内容を参考に対応してください。

ウジ虫とは

ウジ虫とは

ウジ虫はハエの幼虫のことで、ハエが卵を産むことで発生します。産卵後は早ければ半日ほどで孵化し、2週間程度で成虫となる成長速度の速さが特徴です。

また、1回あたり100個程度の卵を産むため、一度産卵してしまうと大量発生につながるのが特徴です。生ゴミや排水溝、ペットの糞などが原因で発生し、密室であっても小さなスキマから部屋の中に入り込んで産卵することもあるため注意してください。

また、ウジ虫は汚染された環境に湧くため、成虫のハエが危険な病原菌を保菌しており人体に悪影響を与えるケースもあります。皮膚蝿蛆症(ようそしょう)という、人体の皮膚にウジ虫が寄生する病気もあるため、ウジ虫を見かけたらただちに駆除が必要です。

ウジ虫はどこから湧いてくるのか

ウジ虫はどこから湧いてくるのか

ハエは腐敗したものや汚染されたものがある空間を好み、主に以下のような場所でウジ虫が湧きます。

  • 生ゴミ
  • 排水溝
  • 腐敗した食品などのゴミ
  • 動物の糞
  • 動物の死骸

締め切った密室のように見えても、換気扇や窓の小さなスキマから部屋の中にハエが侵入し、増殖するケースがあります。ウジ虫が発生しないよう室内を清潔に保つなど予防策を講じ、発生した場合はただちに駆除を行ってください。

生ゴミ

ハエは生ゴミをはじめとする有機物に好んで卵を産むため、ゴミ袋などを放置している場合は危険です。トレーに付着した残りカスや、空き缶の中身に付着した液体などもウジ虫が繁殖する原因となります。

生活の中で生ゴミはどうしても出てしまうため、密封できるゴミ箱に捨て、ゴミ収集の日に速やかに廃棄してください。特に夏場は暑さや湿度から腐敗が進行しやすく、短期間にウジが湧いたり腐敗臭がしたりします。

排水溝

台所やお風呂場などの排水溝も、ウジが湧きやすいポイントです。排水溝はウジやハエが好む湿気に満ちた環境なため、排水溝の清掃は定期的に行います。

排水溝ネットを設置し、汚れが溜まらないよう清潔に保ってください。掃除の際は排水溝カバーも外し、溜まっているカビや汚れを丹念に落としてウジ虫の餌にならないようにします。

また、台所のシンクであれば70度以上の熱湯を流し込むのも有効です。

腐敗した食品などのゴミ

ウジ虫は腐敗した食品やゴミが放置されている場所にも発生しやすいため注意が必要です。生ゴミの中でも、特に肉や魚の残り、果物や野菜の皮などは腐敗が進むと強い臭いを放つため、ハエを引き寄せる原因となります。

ハエが集まりやすい腐敗した食品は、短期間でウジ虫が大量に発生する可能性があります。特に夏場のような高温多湿の環境では、腐敗が早く進行するため、ゴミをしっかり密閉するなどの対策を行い、発生を未然に防ぐことが重要です。

動物の糞

動物の糞にも、ウジ虫が発生しやすい環境が整っています。動物の糞はたんぱく質をはじめとする栄養分が豊富なとめ、ハエが産卵するのに適した場所です。

放置されたペットの糞は臭いもあることからハエを引き寄せる原因となり、短期間でウジ虫が発生します。

生ゴミ同様高温多湿の環境では繁殖スピードがさらに加速するため、早めの清掃が重要です。ペットの糞は周囲に散乱しやすいため、都度適切な処理を徹底することでウジ虫の発生を抑えられます。

動物の死骸

動物の死骸はウジ虫が発生しやすい場所のひとつです。死骸は腐敗が進む過程で強い臭いを放つため、ハエを引き寄せる原因となります

また死骸はタンパク質が多く、死骸の柔らかい組織に卵を産み付け、そこからウジ虫が短期間で発生することがあります。特に夏場や湿度の高い環境では腐敗の進行が早まり、ウジ虫の繁殖が加速します。

敷地内などで死骸を見つけた場合は直接触れないよう手袋を着用し、密閉した袋に入れて廃棄してください。自身で処理するよりも、衛生面のリスクを最小限に抑えるために専門業者に依頼してください。

なお孤独死など、長期間放置された人間の遺体にもウジ虫が湧くケースがあります。孤独死について詳しくは以下の記事を参考にしてください。

自分でできるウジ虫の駆除方法

自分でできるウジ虫の駆除方法

ウジ虫の駆除を、自分で行う方法ついて解説します。主に以下の方法で駆除が可能です。

  • 発生源となっているゴミごと捨てる
  • 熱湯をかけて駆除する
  • 洗剤や漂白剤で駆除する
  • 防虫剤や殺虫剤で駆除する
  • お酢で駆除する
  • 珪藻土・石灰・塩で駆除する

ウジ虫は繁殖力が高く、放っておくとすぐに増えるため、できるだけ専門業者への依頼を検討します。あくまでも一時的な対応方法としてとらえてください。

発生源となっているゴミごと捨てる

ウジ虫の発生源となっている生ゴミなどは速やかに廃棄します。その際、ゴミ袋は2重にしたうえで口を縛り、ハエやウジ虫が外に出られないようにしてください。

トングを使ったりビニール手袋を使ったりと、素手では触らないよう注意が必要です。特に臭いが強いものにはハエが集まりやすく、ウジ虫の卵を産み付けるリスクが高まります。

食品トレーや空き缶を捨てる際などは、一度水ですすぐなどしてウジ虫の栄養源を残さないことが重要です。

熱湯をかけて駆除する

ウジ虫やハエは激しい温度変化に弱いため、熱湯をかけるのが有効です。目安は70度以上で、排水溝やウジ虫の発生源にお湯を流しこみます。

薬剤を使用しないため小さな子供やペットがいる家庭でも手軽にできる方法ですが、熱湯で火傷をしないように注意してください。

また、排水管などが傷むおそれがある点はデメリットとなっています。駆除後はそのまま放置せず、可能なら乾燥させ清掃や消毒などをおこなうことで、ウジ虫の再発生を予防可能です。

洗剤や漂白剤で駆除する

お風呂場や洗面台は熱湯での駆除が行いにくいため、洗剤や漂白剤でもウジ虫の駆除が可能です。排水管を痛めたくない方にも有効です。

ただし、素材によっては色落ちなどのリスクがあるため、排水溝用などの専用の製品を使用します。まずは目立たない場所で使用して影響が無いかをチェックしてください。

密閉された空間で使用すると気分が悪くなるなど人体へ影響を与えるおそれもあり、換気を行いながら目や皮膚などに直接触れないよう注意して使用します。

防虫剤や殺虫剤で駆除する

市販されているウジ虫やハエ用の防虫剤や、殺虫剤を使うと効果的です。ウジ虫を速やかに駆除するための製品なため即効性があり、特にスプレータイプの殺虫剤だとウジ虫が発生した場所に直接噴射できます。

また防虫剤をゴミ箱や排水溝に設置することで、ウジ虫の発生を予防することが可能です。使用する際は換気を確実に行い、小さな子どもやペットが触れないようにしてください。

なお、コバエ用の殺虫剤はウジ虫には効果が無いケースがあります。ウジ虫には専用の殺虫剤を使用する必要がある点は留意が必要です。

お酢で駆除する

お酢はウジ虫の駆除方法において、比較的安全な方法として活用できます。お酢と水を1:1の割合で混ぜ、スプレーボトルに入れたり、直接ウジ虫の発生源にかけたりして駆除が可能です。

食品由来なので子どもやペットがいる家庭でも安心して使用できる点がメリットです。またお酢にはハエを寄せ付けにくくする効果もあり、ウジ虫の発生予防としても活用できます。ただし、お酢は臭いがあるためやり過ぎは禁物です。

手軽で環境にも優しい駆除方法なため、取り急ぎの予防策として利用してください。

珪藻土・石灰・塩で駆除する

珪藻土、石灰、塩などを使用してウジ虫の駆除が可能です。こうした素材はウジ虫の体から水分を奪い、乾燥させることで活動を停止させます。

特に珪藻土は高い吸水性を持つため、排水溝やゴミ箱の周囲に置くことで湿気も抑えられ、結果的に予防にもつながります。石灰や塩でも同様の効果が得られますが、いずれも直接撒く必要があり清掃の手間がかかるのが難点です。

また熱湯や殺虫剤などと比べると即効性が低いため、あくまでも応急処置として行い、他の方法か検討してください。

ウジ虫が大量発生してしまった場合

ウジ虫が大量発生してしまった場合

もし気付かない間にウジ虫が大量発生してしまった場合は、専門業者への依頼を検討してください。ハエは産卵してから孵化までのスピードが速く、短期間で増殖してしまうおそれがあります。

完全に駆除しきれない場合は長期間に亘ってウジ虫の発生に悩まされることになるため、清掃業者や害虫駆除の専門業者に依頼します。また、ウジ虫の発生を抑えるためにも、ゴミをこまめに捨てるなど清潔な環境を保ち、日常的な予防策を合わせて行ってください。

まとめ

ウジ虫が大量発生してしまった場合

ハエの幼虫であるウジ虫は、生ゴミや腐敗した食品、動物の糞といった有機物を栄養源として増殖します。ハエは1度に100個以上の卵を産み、孵化するまでのスピードも速いため、発生したウジ虫はただちに駆除してください。

熱湯をかけたり殺虫剤を使用したりといった方法が一般的ですが、ウジ虫の駆除は専門業者に依頼するのも検討しましょう。排水溝など汚れが溜まりやすい場所にも発生しやすいため、日ごろから清潔な環境を保つ予防を行うことも重要です。

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この記事の監修者

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監修者 竹本 泰志

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。

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