残高を繰り越し済みで使わなくなった古い通帳は捨てても問題ありませんが、捨てる際にはいくつかのポイントを押さえる必要があります。特に個人情報の取り扱いには注意が必要です。
そこで本記事では、どのように捨てればよいのか分からないという方に向け、通帳の捨て方やタイミングを解説します。複数の捨て方があるため、古い通帳の処分方法に困っている方は参考にしてください。
目次
古い通帳はどうするべきか
古い通帳は、家計上問題ない場合処分しても問題ありません。ただし、古い通帳であっても適切に処分しなければ、個人情報が悪用されるリスクがあります。
また、税務上必要な情報が含まれている場合など、事業用として使用している通帳は保管期限が異なります。
古い通帳をどうすればよいか、どのくらい保存するのかを解説するので確認してください。
使わなくなったら基本的に捨ててOK
使わなくなった通帳は、その後使用する予定がなければ捨てても大丈夫です。
特に、残高を繰り越し済みの通帳は効果が無くなるため、どれが最新の通帳分からなくなるようであれば早めに処分します。
しかし、安易に燃えるゴミに出すだけでは個人情報漏洩や盗難などのリスクがあるため、シュレッダーにかけたり焼却したりといった手順が必要です。
また、事業用の通帳は保管期限の規定があるため、間違えて捨ててしまわないよう注意してください。
捨ててもよい通帳なのかを確認してから処分するのが重要です。
使わなくなった通帳の保管目安
古い通帳は、残高やその後使用する予定が無ければ1~2年程度で捨てて構いません。ただし、故人から相続した通帳や事業用の通帳など用途によって保管期間は異なります。
おおよその目安は以下の通りです。
- ローンを組む可能性がある:過去1年分
- 事業用で使っていた:確定申告から過去7年分
- 故人からの相続した:相続から過去7年分
特に事業用として使用する通帳の場合、税務上確定申告から最長7年間の保存が義務付けられています。誤って捨ててしまうと必要時に提出できないため、処分しないよう注意してください。
また、事業でなくてもローンを組む予定がある場合、審査の際に過去3ヶ月分程度の通帳記載情報を提出するケースがあります。
故人から相続した通帳の場合は、相続が発生した日から最長7年前の贈与を相続として取り扱います。そのため、相続が終わってから過去7年分の通帳は保管するのがよいでしょう。
風水では古い通帳は金運が下がるといわれる
古い通帳は、風水やスピリチュアルの観点ではいつまでも保管しておくと停滞したエネルギーを引き寄せるとされています。
特に、使わなくなった通帳は金運を妨げる要因になりやすいと考えられています。
風水では不要なものを手放して運気を循環させることが重要なので、古い通帳を処分すれば新たな金運や良いエネルギーを引き寄せる効果が期待できるでしょう。
また、空間の浄化にもつながり、気分のリフレッシュにもつながります。
通帳の捨て方3つ
古い通帳の捨て方は、おもに以下の3つの方法があります。
- 可燃ゴミに出す
- 銀行に処分を依頼する
- 不用品回収業者に引き取ってもらう
通帳は個人の資金の流れが記録されているため、後々のトラブルにつながらないためにも、漏洩に注意して処分するのがポイントです。
どの捨て方にするか迷ったときは、信頼できる不用品回収業者などに依頼すると安全です。
可燃ゴミに出す
メリット
- 費用がかからない
- 持ち込みや依頼が不要
デメリット
- 個人情報漏洩対策が手間
手軽な方法は可燃ゴミに出すことですが、個人情報が漏れないように捨ててください。たとえば、シュレッダーやハサミなどで裁断するのが効果的です。
ゴミ袋の中身が通帳であると周囲から分からないように捨てるのが重要で、通帳に限らずハガキや宅配便の送り状なども同様の処理を行います。
通帳は個人名だけでなくお金の動きも明らかになるため、そのまま捨てないようにしましょう。詳細な手順は、「通帳をゴミに出す際のポイント」の項で解説します。
銀行に処分を依頼する
メリット
- 個人情報漏洩のリスクが低い
- 処分してもらうだけなので楽
デメリット
- 対応してもらえない場合もある
古い通帳を銀行の窓口に持参すると、引き取って処分してくれる場合があります。ただし、本来の窓口業務ではないため、銀行によっては断られるケースもある点は留意が必要です。
実際に処分できるかは、窓口まで足を運ぶ前に事前に利用している銀行へ電話などで問い合わせておくと確認できます。
新しい通帳に切り替えるタイミングなどで依頼すると対応してくれる可能性はありますが、断られた場合は別の方法を検討してください。
不用品回収業者に引き取ってもらう
メリット
- 引き取りに来てくれる
- 不用品をまとめて処分できる
- 即日処分できるケースもある
デメリット
- 費用がかかる
- 業者の選定が必要
不用品回収業者では、古い通帳など個人情報が含まれる重要書類の処分も依頼できます。
古い通帳は引っ越しや遺品整理など、家の片づけを行っているタイミングで見つかることもあり、その他の不用品をまとめて処分することも検討しましょう。
大量の粗大ゴミが出た場合や、即日処分したい場合などでも対応できるケースがあるため、一度相談してください。
ただし、不用品回収業者で古い通帳などを処分する際は、信頼できる事業者を選ぶことが重要です。
特に個人情報を取り扱うため、悪徳業者を選ばないよう口コミや評判を確認し、実績の豊富な事業者に依頼しましょう。
通帳をゴミに出す際のポイント
通帳を可燃ゴミに出す際は、以下の5点を意識していください。
- 個人情報を隠す
- 通帳を分解する
- シュレッダーで細断
- ハサミやカッターで細断
- ゴミ袋の中身を隠す
それぞれ詳しく解説します。
個人情報が記載されている部分をマジックなどで隠す
個人情報漏洩の対策として、通帳の以下の部分を油性のマジックや個人情報保護用のスタンプなどで塗りつぶしてください。
- 名義人名
- 住所
- 口座番号
- 届出印
- 磁気テープ部分
特に名義人や口座番号、届出印などはまとめて漏洩してしまうと悪用されるリスクがあり危険です。
そのため、どうしても可燃ゴミに出す場合は個人情報にあたる部分を見えないようにしましょう。手間はかかりますが、安全のために必ず行ってください。
通帳を分解してばらばらにする
通帳の背の部分はホッチキスや糸などで留められているので、ハサミなどで取り外してバラバラに分解します。
何もしないよりは安全性は高まりますが、個人情報部分はそのままなので必ず塗りつぶすなどの対応を同時に行ってください。
分解自体も手間がかかるため、特に理由がなければシュレッダーやハサミなどで裁断すると安心感があります。
シュレッダーにかける
シュレッダーにかけ、他の紙くずと一緒に捨てると漏洩の可能性が軽減できます。
通帳の数字は横向きに並んでいるため、縦向きに細断すると万が一紙片を集められても視認は困難です。
また、業務用のシュレッダーでなくても、家庭用の小さなシュレッダーでも十分細かくできます。
価格も2,000円程度から購入できるため、個人情報が記載されたラベルや書類をよく捨てる方は確認しましょう。
シュレッダーがない場合はハサミやカッターで細断する
シュレッダーなしで細断する場合は、ハサミやカッターで切っても問題ありません。ただし、細かくしなければ意味が無いため手間はかかります。
ポイントは文字や数字が見えないようにすることですが、手作業なので難しい場合は個人情報部分を塗りつぶした後に細断してください。
また、紙片をパズルのように集められないよう他のゴミと混ぜて捨てましょう。
中身がわからないようゴミに出す
通帳を可燃ゴミで出すために手間をかけたくない場合は、中身が分からないよう不透明の袋に入れたのちに指定のゴミ袋に入れてください。
ただし、不透明の袋の使用がNGの自治体の場合は別の方法を行います。また、ハサミなどでカットしたあと、それぞれの紙片を複数の袋に分けて捨てると安心です。
まとめ
古い通帳の捨て方は、可燃ゴミに出したり不用品回収業者に引き取り依頼をしたりといった方法です。
しかし可燃ゴミに出す場合、個人情報の漏洩対策として重要な部分を塗りつぶし、細断するなどの手間がかかります。
古い通帳を簡単に処分したい場合は、他の不用品と合わせて捨てられる不用品回収業者が活用できます。
業者の選定や費用が必要ですが、個人情報が記載された書類の処分は専門の業者に任せるのが安心です。
通帳の回収はゴミ屋敷バスター七福神にお任せください
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他の不用品と合わせての引き取りも可能なため、引っ越しや遺品整理といったタイミングでもご活用ください。
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