コラムblog
近年登場した軽トラの積み放題でのごみ回収をご存知でしょうか?
その名の通り、軽トラに不用品を積めるだけ積める不用品回収の方法です。
積み放題、つまり定額なので、多くの不用品を抱えている人にとっては魅力的なサービスに思えます。
でも、実は軽トラの積み放題はトラブルも増えています。
そこでどのようなトラブルが増えているのか、対策等についてを見てみましょう。
目次
軽トラは、定額で荷台に積み放題となるサービスですが、トラブルが増えています。
どのようなトラブルが起きているのか、ご紹介します。
「積み放題1万円」といったように定額で、お得な金額が設定されているので依頼したら、追加費用を請求されるケースです。
このトラブルはとても多いです。
事前に「追加料金がかかるかも」と言われるケースもあれば、チラシ等に小さく「追加料金がかかるケースがある」と記されている場合もあります。
業者側としても「注意書きがある」「嘘をついている訳ではない」と言い訳が成り立つよう細工しているのです。
しかし、依頼者は深く考えずに依頼してしまい、高額の追加料金を請求されてしまうのです。
高額請求された際、急いでいたり、こちらが電話をかけて呼んだ手前、断りづらいことから高額請求を支払ってしまうといったトラブルも報告されています。
例えば、引っ越しの際に軽トラ積み放題を依頼した場合、「高いのでお断りします」とは言えません。
もし軽トラの積み放題を断った場合、それらの不用品を引っ越しまでにどのように処分するのかという問題が生じるからです。
積み放題だからと軽トラに不用品を載せた後、費用を聞いたら定額ではなく追加料金が発生すると言われることがあります。
ここでしかたなく支払ってしまう人もいれば、ちゃんと「NO」と伝える人もいます。
しかし、「一度荷台に載せたらキャンセル料がかかる」と言われ、高額なキャンセル料を請求されてしまうケースも増えています。
もちろんこのような法律などありません。
業者側の身勝手な要求ですが、実際にこのようなシチュエーションに直面すると、断りづらいことでしょう。
軽トラ積み放題を利用して費用を支払って、後から「やっぱりおかしい」「キャンセルしたい」と思っても「証拠」がないので泣き寝入りするケースも見受けられます。
証拠とは領収書やレシートです。
健全な業者であれば、利用時の領収書やレシートは必ず発行します。
しかし、悪徳業者の場合、領収書やレシート、見積もりなどの証拠となるものを残しません。
そのため、後になってあれこれ言っても「記録がない」「証拠がない」ととぼけられてしまい、結局は泣き寝入りせざるを得ないのです。
ご紹介したように、軽トラ積み放題はトラブルが多発しています。
そこで軽トラ積み放題を利用するにあたって、トラブルに遭わないためのポイントもいくつかご紹介します。
領収書やレシートはもちろん、本当に積み放題で追加料金がないのかなど、記録を要求しましょう。
口約束では「言った」「言わない」の水掛け論に終始します。
しかし、書面の記録が残っていれば証拠となります。
つまり、領収書やレシートを発行しない業者や、定額なのかあいまいな表現の軽トラ積み放題業者は利用しない方が賢明です。
トラブルを起こす業者は、無許可で不用品回収を行っているケースが多いです。
そこで、軽トラ積み放題を利用する際は、一般廃棄物収集運搬許可を保有している業者なのか確認しておきましょう。
公式ホームページが見当たらないようであれば、電話でも対面でも良いので、認可を確認しましょう。
認可を保有していない場合、軽トラ積み放題を含め、不用品を回収する業務そのものが違法です。
軽トラ積み放題を行っている業者が、公式ホームページを保有しているか確認してみましょう。
トラブルを起こす業者の多くは、公式ホームページを持っていません。
なぜなら確信犯的に依頼者を騙しているからです。
そしてことが大きくなる前に活動拠点を変えます。
公式ホームページのように存在を特定・追跡されるものを残しません。
もちろん公式ホームページがあれば安心ということはありません。
公式ホームページを持っているのであれば、以下の点を確認しましょう。
- 認可を受けているか
- 事務所の住所は本物か
- 電話番号は合っているか
軽トラ積み放題はトラブルが多いです。
「本当に」定額で軽トラの荷台に積み放題で不用品を処分できるのであれば、とても魅力的なサービスでしょう。
しかし、実際は不用品を回収する際にも費用がかかります。
現実的に軽トラ積み放題で採算を取るのは難しいのです。
つまり、軽トラ積み放題をうたっている業者の多くが利用者を騙そうとしていると考えることができます。
ですので、初めから利用しないことも、トラブル防止策の一つです。
一つだけでなく、多くの不用品を一度に処分したい場合は、軽トラ積み放題はとても魅力的です。
しかしトラブルに発展してしまっては元も子もありません。
そこで軽トラ積み放題以外の方法で、多くの不用品を処分する方法をいくつかご紹介しましょう。
回収だけではなく持ち込みを受け付けている自治体があります。
不用品を処分場まで自ら持ち込み、処分する方法です。
この場合、複数の不用品の処分が可能なので、一度に多くの不用品を処分することができます。
ただし、次のように自治体によってルールが異なります。
- 全ての自治体で行っているものではない
- 持ち込みに予約が必要な自治体がある
そのため、お住まいの自治体に確認してみましょう。
ゴミの減量化に取り組んでいる自治体が増えています。
不用品をリサイクルしていたり、希望する人に物を譲るリサイクルイベントを開催している自治体があります。
このようなイベントに、多くの不用品を寄付するのも手です。
ただし、リサイクルイベントの開催は自治体次第です。
また、他の人が使いたいと思えるような価値がなければ、引き取り手が見つからず、結局は自分で処分することになります。
認可を得ている健全な不用品回収業者であれば、複数の不用品の処分が可能です。
多くの不用品でも、1個だけでも対応してくれます。
ですので、公式ホームページ等をチェックして信頼できる業者を探してみるのも良いでしょう。
軽トラ積み放題は、以下のトラブルが多発しています。
- 追加料金が発生する
- 断れない
- 領収書等がないので後から何もできない
利用するのであれば、認可を受けているか、領収書・レシートを発行してくれるかなどを事前に確認しておきましょう。
また、公式ホームページをチェックするなど、信頼できる業者なのかを確認することが大切です。
しかし、現実的にトラブルが多発しています。
ですので、多くの不用品を回収したいのであれば、軽トラ積み放題に頼るよりも他の方法を探した方がよいでしょう。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
\ SNSでシェアする /
※WEB限定割引はパッケージプランは対象外となります。
もっと見る▼
※WEB限定割引はパッケージプランは対象外となります。
※お見積り金額からのお値引きとなります。