コラムblog
もし、自分の部屋や親族の住まい、近隣住宅が
といったゴミ部屋と呼ばれる状態の場合、健康被害だけでなく、放火や倒壊の危険性があるため、早急な対応が必要です。
この記事では、このようなゴミ部屋の掃除を自分で行うためのコツや自分で対処できない場合の方法などを詳しく解説していきます。
目次
ゴミ部屋とは、家の中がゴミで溢れ足の踏み場がない、家の中にも外にもゴミが山積みになっているような状態の家のことを指します。
ゴミ部屋にも5つの段階があるのでご紹介していきます。よくメディアで見かけるような家の敷地内から道路にまでゴミが溢れている家は、5段階中最も程度がひどい状態になってしまっているゴミ部屋です。
ゴミ部屋の状態を5段階で表すと以下のようになります。
| レベル1 | 全体的に部屋が汚れている |
| レベル2 | 床がゴミで埋め尽くされ歩行が難しい |
| レベル3 | ゴミの上で生活している |
| レベル4 | 害虫やネズミ、悪臭が発生している |
| レベル5 | 敷地の外にまでゴミが溢れている |
状態がレベル1やレベル2の状態でも、転倒や火災、衛生面のリスクがあるのは事実です。
そして、放っておくと悪化し、さらにそのリスクは深刻化していくため早めに対処をしていかなければいけません。
「業者にゴミ部屋を見せるのは恥ずかしいし、お金もかかるし、可能なら自分で片づけたい！」
そんなふうに考える方も多いのですが、ゴミ部屋とまでなってしまった状態で、果たしてコツを掴めば自らでゴミ部屋の掃除を行うことは可能なのでしょうか。
掃除の仕方のコツを覚えることで、自力でゴミ部屋を掃除することは決して不可能ではありません。しかし、ゴミ部屋となるまで溜め込んでしまった状態なので解決は一朝一夕では難しいです。
ゴミの分別処分の知識、掃除のコツ、実践する体力、さらには長時間作業する集中力までもが求められることになります。
ゴミ部屋掃除のコツを掴んで自ら実践しても、あまりの物量に途中で挫折してしまうケースも多いです。
なかなか掃除が捗らず、途中でモチベーションが低下してしまったり、想像以上に時間がかかって諦めてしまったり、処分方法が分からないゴミが出てきて作業が止まり、結局そのまま掃除そのものをやめてしまうなど、ゴミ部屋解消に至らずに終わってしまうことは、ものすごくよくあるパターンです。
この場合、中途半端にゴミを弄ることでかえってゴミ部屋が汚くなってしまうこともあります。
ゴミ部屋を自分で掃除するには、相当な労力と時間がかかるため、掃除をする際の心構えや準備が必要です。
以下に具体的な掃除のコツを6つ挙げていきます。
ゴミ部屋の掃除を成功させるコツは、自分の手に負える物量かどうかがポイントとなります。掃除には膨大な時間と労力が必要となるため、準備不足で挑むと途中で挫折したり、中断したまま放置状態になってしまうこともあります。
一人で掃除する場合、その広さの目安はワンルームもしくは1K程度の広さと心得ましょう。
その程度の広さであれば物量を一目で確認することができるため、集中力を切らさず一人でも対処することができます。
また、水道が使える状態にあるかも大事なポイントの一つとなります。掃除している最中もトイレに行ったり、洗面所で水を流したりと水を使う機会は少なくないため、洗面台やトイレなどの水は使えるか、事前に確認が必要です。
ゴミ部屋掃除を成功に導くためにも大事なコツは掃除の前に計画を立てておくことです。仲間の応援を得られるのであれば、誰が何日間手伝いに来てくれるのかなどを考え、近所のゴミ回収日をゴールとして、どのような段取りで掃除を進めるのかを事前に決めておきましょう。
ゴミ部屋を掃除する際、作業効率を上げるためのコツは動線を確保することです。小さなゴミに目が行きがちですが、なるべく大きなものから片付けるようにしましょう。
もし、粗大ゴミがある場合などは、「回収日：〇月〇日」と、テープの上に書いて貼っておくと片付けの進捗が明確になり、作業がしやすくなります。
掃除をするのに時間がかかる大きな理由の一つはゴミの仕分けに迷うことです。迷うほど時間は奪われ、体力も消耗していきます。
そんな時には、「迷ったものは捨てる」というルールを作ると作業のペースも落ちません。
もし、どうしても判断に迷う場合は、専用の段ボールを用意し、そこに入れて後でまとめて判断するようにしましょう。片づけのペースを乱さないためにも作業の手が止まらないことが重要です。
ゴミ部屋掃除の際に大事なのは集中力を切らさないことです。集中力を切らさないためにも掃除は部屋ごとに片付けるようにしましょう。
掃除計画を立てる際も、「今日はこの部屋を掃除しよう」といったように部屋ごとに片づけの予定を決めていきます。その際に玄関側の部屋から片づけていくと、後に奥の部屋から出たゴミを搬出しやすくなるのでおすすめです。
売却価値のある家電製品や家具はリサイクルショップなどへ販売すると現金化することが可能です。
ブランド品や製造から5年以内の家電製品などは特に高く売れる可能性があるので、一度捨てる前に確認してみましょう。
「ゴミ部屋を何とかしたい！」
そんな強い気持ちがあっても、長い月日をかけて作られたゴミ部屋なので、掃除を行うには相当な覚悟が必要です。掃除をすると決めていても、ゴミの山を目の前にすると、ゴミ掃除のモチベーションは自ずと低下してしまうことでしょう。
しかし、何もしなければゴミ部屋は片付いていかないので、掃除をする際にモチベーションを高めるためのコツを5選ご紹介していきます。
同じようなゴミ部屋だった人が部屋を片づけていった動画を参考にするのもおすすめです。
自分と変わらないような汚部屋が、どんどんと見違えるように変わっていく姿はかなり勇気をもらえるはずです。こういった動画を観れば、ゴミ部屋掃除へのモチベーションを高めるコツをつかむ材料になること間違いなしです。
当記事でもおすすめの動画を後の項目で掲載しております。
ゴミ部屋の掃除は、「やらなくてはいけない」と義務化してしまうとつらくなってしまうので、家をどんどんとキレイにしていくゲーム感覚で捉えて楽しみながら掃除をしていきましょう。
自分が取り組みやすい時間にスマホでタイマーを設定して15分程度の時間を「お掃除タイム」としてしまいましょう。
その時間は掃除をすることに集中します。ゴミ袋を用意して、時間内にどんどんと不要なものを入れていきます。
楽しくなってきてもタイマーが鳴ったらその日の掃除はそこで終わりです。
こうやって掃除をしていくのを繰り返すたびに、コツやペースが掴めてきて、部屋がキレイになる速度が加速していくはずです。
自宅に人を招く予定を立てることもゴミ部屋掃除のモチベーションを高めるコツです。ゴミ部屋にしてしまう理由の一つに「誰も来る予定がない」というものも挙げられます。
家に来客者が来ないので、汚い状態でも問題ないと考えてしまうのです。
そこを逆手に取り、あえて誰かを自宅に招く予定を作ることで、掃除をしようという意欲を掻き立てる作戦です。来客予定までの片付かないと焦ってしまうのもよくないので、一週間後など若干の余裕を持って掃除の予定を立てていきましょう。
来客予定が余りに先だと、「掃除は直前でいいや」と間延びしてしまうので、絶妙な期間にするのがポイントです。
長くゴミ部屋の状態が続いていた人は、掃除でキレイになった後の部屋をイメージしてみるのもいいでしょう。
キレイに片付いた部屋は、 心地良さ、快適性、清潔感など、どれをとってもゴミ部屋の状態とは比べ物にはならないもののはずです。
YouTubeで汚部屋脱却した人の動画や、キレイな部屋のカタログなどを見て、自分の部屋が片付いたイメージをして、それが現実となるよう頑張るのも一つのコツです。
ゴミ部屋の掃除は、コツも大切ですが体力勝負な面があるのも事実です。大量のゴミを収集場所まで運ぶだけではなく、長時間の掃除は体力を必要とします。
そこで、「掃除」だと考えず「トレーニング」だと考えてみるのもおすすめです。
重い物を持てば筋力トレーニングになりますし、何度もゴミ収集所を往復すれば有酸素運動・全身運動になります。意識しないと運動不足になりやすい現代社会なので、運動と掃除を両立させてみるのもアリなのではないでしょうか。
ゴミ部屋解消に向けて孤軍奮闘していると心が折れそうになる時もありますよね。
そんな時、同じ立場から見事キレイな部屋を手に入れた方の成功体験ブログを読むとモチベーションも上がるので、気になったら覗いてみてください。
子どもの頃から掃除が苦手だったという筆者が社会人になって、疲れなどから掃除を後回しにしているうちに汚部屋になっていた部屋をキレイにしていく過程を紹介したブログです。
ゆっくりコツコツ続けたお掃除の様子は『まさか、汚部屋を脱出できるとは。』という本にもなりました。
ダメ人で底民の訳あり主婦の汚部屋暮らしに終止符を打ち、こころとからだと暮らしを整える記録と称し、汚部屋をキレイに片づけていく様子をリアルに更新してくれているブログです。
片づけ下手な主婦の方が、汚部屋リバウンド防止も兼ねて日々の片づけの様子を更新してくれています。参考になる小ネタ満載なので汚部屋脱却を目指す方必見のブログです。
続いて、ゴミ部屋がキレイになっていく過程をまとめた動画をご紹介します。汚かった部屋の床がどんどんと見えていく様子は感動ものです。
あなたの部屋も片付ければこのように必ず生まれ変わります。
足の踏み場がないほど玄関まで散らかっている生活ゴミなどを片づけていきました。
ゴミの上にゴミが更に重なっている状態でなかなか床が見えません。
お風呂やトイレの中まで生活ゴミが山積みされている状態でしたが、作業を進めていくごとにどんどんとキレイになっていく様子が爽快です。
こちらは1Kのお部屋を引っ越しに伴って片づけることとなりました。床が見えないほどではありませんが、それでもビフォアーは物が乱雑に溢れているような状態でした。
どんどん作業を進めていくにつれ、見違えるようなお部屋へと生まれ変わっていく様子を見ることができます。
こちらも1Kのお部屋ですが、部屋中に生活ゴミなどが溢れているような状態です。キッチンはコンビニの空き弁当箱で埋もれ、トイレも廊下もゴミ袋などで歩ける状態にありません。
それでも業者の手にかかれば、床に何もない状態まで整えていくことができるのです。
最後に当社がゴミ部屋掃除を担当したビフォーアフターの様子をご覧ください。
安城市にあるアパート2Kの管理人様から、ゴミ部屋状態になっているお部屋を何とかされたいということで依頼を受けた事例です。
こちらは2tトラック1台分の不用品を回収し、またお風呂や水回りのハウスクリーニングも実施しました。
お部屋が見違えるほど綺麗になり、また入居募集ができるとご依頼者様にも喜んで頂けました。
こちらは、ご自宅のゴミの片付けを一人では出来ないとご依頼を受けた事例です。
家具、可燃ゴミ、ペットボトルなどを量にしておよそトラック1台分程回収させて頂きました。
また、当ご依頼ではハウスクリーニングは不要ということでしたが、七福神では片付け後のハウスクリーニングも依頼することができます。
ハウスクリーニングを行うと、更に隅々まで部屋全体をキレイにすることが可能です。
こちらは、急遽決まったお引越しにより、お急ぎで片付けが必要だとご依頼を受けた事例です。
ご依頼はゴミ部屋の引っ越しに伴う回収で、不用品やゴミを回収しました。また、対象となるゴミは生活ゴミや家具・家電だったので、重量物の移動を含む作業となりました。
最終的には2tトラック1台分にまとめることができ、急な依頼でも丁寧に対応してくれたと喜んで頂けました。
自分でゴミ部屋の掃除を行うのが難しいと感じたら、ゴミ部屋の専門業者に依頼をしてみてください。当社も事例でご紹介したように、掃除・清掃に関わりお困りごとを「ゴミ屋敷バスター七福神」が解決します。
ゴミ部屋の掃除業者・清掃業者として、何千件ものゴミ部屋や汚部屋を片付けてきた実績と経験から、ハウスクリーニングに関する知識やノウハウが豊富なスタッフが在籍しております。
ハウスクリーニングや掃除・清掃に関するお悩みやご相談に対し、お客様一人一人にお掃除・清掃プランをご提案させて頂いておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名：新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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