コラムblog
ゴミ屋敷の片付け。
もし自分でやらなくてはならなくなったら、あなたはどうしますか?
室内に入るのも一苦労なゴミ屋敷を片付けるなんて、本当にできるのでしょうか。
そんな時、参考になるのが「ゴミ屋敷ブログ」です。
多くの人がゴミ屋敷に関する経験をつづったブログを書いています。
一体、どこから手をつければいいのかも分からないゴミ屋敷の片付け。
人気のブログにつづられた貴重な体験談から、ヒントを探してみませんか?
目次
「苦手なことは掃除」と自負する筆者。
ご両親も掃除や片付けは大の苦手で、物が捨てられません。
そのレベルは溜まっていくものを収納するために物置を増築するほどで、そこにどんどんものを詰め込み、手のつけられない状態になっていました。
片付けは面倒だし、ものを捨てようとするとご両親が怒るということで、長年放置されていたのですが・・・。
2020年4月、繰り返す高熱や悪寒、身体の震えなどに1週間も苦しめられることに。
しかも、足には何十個もの発疹が現れ、痛くて立てないほどでした。
悪い病気なのではと病院に行ったところ、原因は家の中で虫に足を何十か所も刺されたことだとわかったのです。
命の危機を感じた夢島さんは、ゴミ屋敷の掃除を決意。ゴミ屋敷片付け奮闘記としてブログを書きました。
ゴミ屋敷の恐ろしさが理解できるとともに、リビング、キッチン、玄関など、場所ごとに掃除の様子が記録されているので、手順や道具など参考になります。
筆者は、疎遠になっていたお兄さまが亡くなったことから、ゴミ屋敷を片付けることに。
亡くなったお兄さまはマンション住まいでしたが、片付けをしようとしてビックリ。そこは「ゴミ屋敷」状態だったのです。
まさか自分の兄が、テレビのゴミ屋敷よりも酷いゴミ屋敷で生活をしていたなんて・・・と、悲しみや怒りが入り乱れ、落ち着くまでにしばらく時間がかかったほどだったと、筆者はその時の気持ちを綴っています。
業者に片付け依頼することも考えましたが、室内のあまりのひどさのために高額の費用がかかることが分かり、それなら、すべて自分でやる! と決心しました。
約1ヶ月で出たゴミは空き缶72袋、空き瓶15袋、可燃ゴミ635袋。ゴミ屋敷の凄まじさが分かります。
このブログでは、片付けに際しての準備や大量のゴミ処分の方法など、実際の片付けに関する具体的な方法、さらには気持ちの持ちようまで詳しく書かれており、自分で片付けを行う際に非常に参考になりそうです。
仕事の関係で東京から実家に戻ることになった筆者。
20 年ぶりに帰った実家は、自分の引っ越しの荷物を入れることができないほどモノが散乱していました。
タイトルの「汚部屋の匠」とは、お母さまのことだそうです。
筆者のお母さまは、お父さまを亡くされてからうつ病にかかり、家事ができなくなってしまいました。
さらに、寂しさを埋めるためなのか、お父さまが残されたお金をすべて浪費してしまい、ものをどんどん購入し、しかも片付けないので、このような状態になってしまったそうです。
筆者が住む2階は、床に土や砂、ホコリが溜まって靴を履かなければ歩けない状態でした・・・。
そのため、床を掃除した後ウッドカーペットを敷くなど、ゴミ屋敷をきれいにした後の利用法も参考になります。
直筆のイラストも楽しく、応援したくなる内容で、「汚部屋ビフォーアフターコンテスト」特別賞を受賞しています。
子どもの頃から掃除が苦手だったという筆者。
社会人になって帰宅が遅くなり、疲れもあって掃除はつい後回しに。気がついたら汚部屋になっていたそうです。
ワンルームの部屋は、いらないものでいっぱいのキッチン、ゴミが玄関からなだれこみ、電球も切れてユニットバス、寝るスペース以外は床が見えないメインルーム、ゴミが積まれたベランダと、悲惨な状態でした。
電球が切れていないのはキッチンのみ。薄暗さで、部屋が汚い現実から逃避していたそうです。
筆者は、無理をせず、コツコツ片付けることに。
毎日、作業は1時間と決めて掃除を行いました。掃除の時は、好きな音楽をかけて気持ちを盛り上げました。
ゴミの中から出てくる大切なものは、いろんなことを思い出させてくれるので、苦手な掃除も宝探しのような感覚でやれたようです。
ゆっくりコツコツ続けたお掃除の様子は『まさか、汚部屋を脱出できるとは。』という本にもなりました。
関西に住む筆者は、ご両親を亡くし、東北にある実家が残されました。
実家は売却することになりましたが・・・ゴミ屋敷!
お母さまは片付けが苦手、お父さまはいろいろなものをもらってくる、ものを買ってしまう。
こうして、実家は筆者の小さい頃からものでいっぱいだったそうです。
筆者はその心境を「ゴミ屋敷に育った子供として、恥ずかしいと思って生きてきた。綺麗な家が羨ましかった」とつづっています。
田舎の広い家。既婚の筆者には手伝ってくれる人がたくさんいますが、汚さが恥ずかしくて見せることができず、たった1人で片付けを始めました。
片付けでは、捨て方の分からないものがたくさん出てきますが、筆者は1つ1つ調べてきちんと捨てて行きます。
片付けにはどのくらいの費用がかかるかも分かるブログです。
アラフィフ、無職、天涯孤独になってしまった女性が、ゴミ屋敷脱出と終活を考えるブログです。
こちらの場合は、外から見て分かるほどのゴミ屋敷ではありませんが、8DKの室内は相当なもの。
加齢による体調不良と戦う筆者。
ある時、「死にそうなくらい具合が悪くなった時、これでは部屋に人を入れられないぞ」と気づき、親の遺品整理と自分の生前整理を始めようと決意しました。
引きこもり始めてから急速に太ったという筆者は、片付けと並行しながらダイエットも行っており、
- 片づけや掃除ができなくなる。→汚部屋、不衛生
- 食事がいいかげんになってくる。→不健康、肥満
- 身だしなみがどうでもよくなる。→不潔っぽくなる、老けて見える
と分析しています。
このブログの特徴は、家をゴミ屋敷にしてしまう人の心理が描かれていること。
ゴミ屋敷を片付けながら過去を振り返り、なぜ家がゴミ屋敷になってしまったのかを分析しており、興味深く読めます。
ブログでは、ビフォーアフターの写真がたくさん掲載され、最終記事の「そしてなんにも無くなった」では、思わず拍手を送りたくなります。
筆者は片付けが苦手なADHD(集中力がないなどの不注意、落ち着きがない、順番待ちができないなど多動性・衝動性の2つの特性を中心とした発達障害)。
夫もADHD、買い物依存症で片付けられず、別居中。
今はLD(学習障害)を抱える息子さんと一緒に実家で暮らしており、月に何度か帰宅して片付けや掃除をしています。
実家にいる普段は、家事をしながら、買い物好きで片付けの苦手なお父さまの残したものを、体の悪いお母さまの代わりに片付けているという主婦の奮闘記です。
現代的な問題となっている大人の発達障害。
筆者はADHDのほか、HSP(生まれつき敏感で、周りからの刺激を過度に受けやすい)も抱えており、片付けだけではなく夫婦の問題、子育ての問題、介護の問題など、決して他人事ではない問題と戦っています。
こちらも、ビフォーアフターの写真が豊富です。
久しぶりに帰った実家がゴミ屋敷になっていた・・・という話、聞いたことはありませんか?
近年、実家の片付けについての関心が急速に高まっています。
実家の片付けでの悩みは、せっかくきれいに片付けても、住んでいる親がまた元に戻してしまうこと。
このブログは、キッチンという狭い範囲ではありますが、娘である筆者が、片付けの苦手なお母さまと一緒に「リバウンドしない片付け方法」を探りながら掃除をしていった記録です。
高齢になると、ひざなど関節が痛無用になり、雑巾がけが億劫になったり、高いところに手が届かなくなったりします。
重たい掃除機をかけるのが面倒になったり、2階に上がるのが面倒で、その分、1階にものが溢れます。
食品を買いだめして結局腐らせたり、物忘れが進んで冷蔵庫の中が管理できなくなります。
こうして、高齢化とともに家はゴミ屋敷になっていくのです。
片付け自体の記録だけでなく、親との向き合い方も綴られており、親が住んでいる実家を片付けたい人に参考になりそうです。
ゴミ屋敷に関するブログは、実際に片付けた人の生々しい記録が綴られているので、自分で片付けをする際の参考になります。
また、片付けたい人の年齢も境遇もさまざま。
自分と似た立場の人の頑張っていく姿は、きっと励みになることでしょう。
片付けで迷ったり悩んだりした時は、こうしたブログを読んでみてはいかがでしょうか。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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