コラムblog
「ゴミ屋敷清掃を業者に依頼したい」と思っているものの、立ち会いが嫌で問い合わせできずにいる方もいるのではないでしょうか。
「ゴミ屋敷の住人」という立場で、業者の従業員とやりとりをするのは嫌ですよね。「この人こんなにゴミを溜め込んでるんだ」と思われているような気がするのも分かります。
しかし、ゴミ屋敷の清掃は、立ち会いなしでも依頼可能です。メールや電話で問い合わせをして、鍵や書類を郵送すれば、業者の従業員と一切顔を合わせることなく、ゴミ屋敷を片付けてもらえます。
そこで今回は、ゴミ屋敷清掃を立ち会いなしで依頼する際の流れ、「ゴミ屋敷を他人に見られるのが恥ずかしい」と感じる方に知っておいてほしいことなどについて解説します。
記事を最後までチェックすれば、立ち会いなしでゴミ屋敷を片付け終えるまでの流れが明確になりますよ。
目次
ゴミ屋敷清掃業者の中には、立ち会いなしで依頼をできる業者もあります。
そういった業者に依頼をすれば、業者と一度も顔を合わせることなく、ゴミ屋敷を綺麗に清掃してもらえます。
しかし、大半のゴミ屋敷清掃業者は、立ち会いありでの作業をおすすめしています。
もちろん、作業が始まってから終わるまで常に家にいる必要はありません。作業中の数時間は、近くで時間を潰しておくこともできます。
しかし作業範囲の確認や作業後のチェック等で認識のズレが生じないように、作業の開始時と終了時には立ち会いを推奨している業者が大半です。
本記事では「ゴミ屋敷清掃業者への依頼は立ち会いありで行うべき」といった前提のもとで、「それでも立ち会いなしでゴミ屋敷清掃業者へ依頼する方法を知りたい」という方に向けて、解説をいたします。
立ち会いなしでゴミ屋敷清掃業者に依頼をする際の流れは、以下の通りです。
それぞれ詳しく解説します。
ゴミ屋敷清掃業者には、立ち会いを必須とする業者と、立ち会いなしでも対応可能な業者があります。
「立ち会いなしでも対応可能」とホームページに記載してある業者もありますが、問い合わせてみなければ分からない業者もあります。
よってまずは依頼をしたいと思えるゴミ屋敷清掃業者を数社ピックアップして、問い合わせをしてみましょう。
ゴミ屋敷清掃業者の選び方については、以下の記事で詳しくまとめています。
関連記事：ゴミ屋敷片付け業者の選び方｜ポイントや注意点を徹底解説します
そうすることで、立ち会いなしでも対応してもらえるゴミ屋敷清掃業者を絞り込めます。
立ち会いなしで対応可能なゴミ屋敷清掃業者を見つけられたら、具体的にどういったやりとりが必要なのかを確認しましょう。
立ち会いなしで対応可能なゴミ屋敷清掃業者への問い合わせが済んだら、ゴミ屋敷の清掃を始めるための準備です。
立ち会いありの場合は、指定の時間にゴミ屋敷清掃業者が家を訪れます。その後対面で契約書を交わします。
一方で立ち会いなしの場合は、上記の手続きを全て郵送などで行います。そうすれば、立ち会いなしでもゴミ屋敷清掃の作業を始められますからね。
よって立ち会いなしでゴミ屋敷清掃業者へ依頼をしたいのであれば、合鍵、筆記用具、印鑑は用意しておかなければなりません。
契約書はゴミ屋敷清掃業者から送られてきたものに記入をして返送します。鍵も、ゴミ屋敷清掃業者から送られてきた預かり状を返送する形で郵送します。
依頼者側から能動的にアクションを起こす必要がないので、安心です。
契約書への記入が済んだら、鍵と共にゴミ屋敷清掃業者へと返送をしましょう。
郵送でのやりとりですので、契約書に不備がないかは念入りに確認するようにしてください。不備があると、契約書を送り返すのに数日かかり、予定通りにゴミ屋敷清掃を進められない可能性があります。
また合鍵も確実に用意しておくようにしてください。鍵が1本しかない状態で鍵を送ってしまうと、その間外出時に施錠ができなくなってしまいます。
契約書や鍵の郵送が済んだら、指定の日時になるまで待ちましょう。
その間、ゴミ屋敷清掃業者の作業中に何をして過ごすか、どこに行くかを決めておくと良いですよ。ゴミの量にもよりますが、片付けには半日程度かかるのが一般的です。
よってカフェやインターネットカフェ、公園で時間を潰すなど、事前に過ごし方を考えておいてください。
指定した日時になると、ゴミ屋敷清掃業者が自宅を訪れ、事前に送っていた鍵を使って部屋へと入ります。そして清掃作業を開始します。
清掃範囲等については、事前に契約書で決めていた通りです。
清掃が終わると、ゴミ屋敷清掃業者は撤収をします。その後依頼者へと連絡があり、依頼者は自宅へと戻ります。
ゴミ屋敷清掃業者が自宅を訪れてから、自宅を撤収するまで、依頼主はゴミ屋敷清掃業者と対面することは一度もありません。全くの立ち会いなしでゴミ屋敷清掃業務を進められます。
ゴミ屋敷清掃業者による清掃が終了した後、清掃終了後の写真と、預けていた鍵を受け取ります。
依頼をしていた通りに作業が行われているかどうかを、写真を見て確認しましょう。
立ち会いなしでのゴミ屋敷清掃業者への依頼で最もトラブルになりやすいのは、この写真による確認の部分です。「事前に決めていたように片付けられていない」とトラブルになる可能性があるのです。
こういったトラブルを避けるためにも、どこまで片付けてもらえるのかは、事前にきちんと確認しておく必要があります。
「立ち会いが嫌だからゴミ屋敷清掃業者に依頼せず、一人で片付けをしたい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論、立ち会いが嫌だからといって、一人でゴミ屋敷の片付けを行うことはおすすめできません。理由は以下の2つです。
それぞれ詳しく解説します。
ゴミの量にもよりますが、一人での片付けは途中で挫折してしまう可能性が高いです。
立ち会いなしで少しだけ片付けることができたとしても、途中で挫折をすれば、またすぐに元の状態に戻ってしまいます。
すでにゴミ屋敷で過ごしている方の多くは、これまでに何度も「今回こそはゴミを片付けよう」と思ったはずです。それでもゴミ屋敷を片付けられなかったのであれば、無理に自分で片付けようとするのではなく、ゴミ屋敷清掃業者に依頼をするべきです。
本記事では立ち会いありでのゴミ屋敷清掃業者への依頼を推奨していますが、自分で片付けようとして挫折してしまうくらいであれば、立ち会いなしのゴミ屋敷清掃業者の方がおすすめです。
自力でゴミ屋敷を片付けるには、ゴミの袋詰めから搬出作業まで、全て一人でこなさなければなりません。
ゴミの袋詰めに関しては、自宅内で完結します。しかしゴミの搬出に関しては、教養のゴミ捨て場にゴミをおかなければなりません。
ゴミの溜まり具合によっては、ゴミ置き場に入りきらないくらいのゴミを搬出しなければならないケースもあるでしょう。そういった場合は他の住民に通報され、大家や管理会社にバレてしまうリスクがあります。
一方でゴミ屋敷清掃業者に依頼をすれば、ゴミはトラックに積み込んで搬出してくれるので、ゴミで住民に迷惑をかけて大家や管理会社に報告されてしまうリスクを抑えられます。
「立ち会いあり、立ち会いなしにかかわらず、自力でゴミ屋敷を片付けたい」と考えている方は、以下の記事をチェックしてみてください。
関連記事：ゴミ屋敷の片付け方法は？自力か業者かの判断基準と共に解説
「立ち会いなしでゴミ屋敷を片付けたい」と考えている方の多くは「ゴミ屋敷を見られるのが恥ずかしい」と思っているのではないでしょうか。
確かにゴミ屋敷を親や友人に見られるのは恥ずかしいでしょう。しかし「業者に見られる」という一点においては、考え方によっては恥ずかしさを感じずに済みます。
「立ち会いなしでゴミ屋敷を片付けたい」「ゴミ屋敷を見られるのが恥ずかしい」と思っている方には、以下4つについて知っておいてほしいです。
それぞれ詳しく解説します。
まずゴミ屋敷清掃業者は、ゴミ屋敷を見ても「うわ〜、この人こんなに散らかしたのか」といった感情を抱きません。
なぜなら毎日のようにゴミ屋敷を清掃しており、ゴミ屋敷を見慣れているからです。
よって「ゴミ屋敷を見られるのが恥ずかしいから」という理由で立ち会いなしでのゴミ屋敷清掃業者への依頼を検討しているのであれば、その心配は不要です。
「立ち会いありの場合だとゴミ屋敷の片付けの様子を常に見ていなければならない」と思っていて、立ち会いなしのゴミ屋敷清掃業者への依頼を検討している方も多いのではないでしょうか。
ゴミ屋敷の片付けには、最低でも2時間、一般的には半日ほどかかります。よって最初から最後まで、依頼人が立ち会いを行う必要はありません。
最初と最後だけ立ち会いが必要ですが、それ以外の時間は立ち会いなしでも問題ありません。
「男性従業員と対面するのが嫌だから立ち会いなしの方が良い」と考えている女性の方も多いのではないでしょうか。
確かにゴミ屋敷の片付けは力仕事なので、男性従業員の方が多いです。しかしゴミ屋敷清掃業者によっては、女性従業員が在籍している業者もあります。
ゴミ屋敷清掃業者のホームページを見れば、女性従業員が在籍しているかどうかが分かるので、ぜひチェックしてみましょう。
一人でゴミ屋敷を片付ける場合は、数日、数週間といった期間が必要になるでしょう。
一方でゴミ屋敷清掃業者に依頼をすれば、複数名の従業員で作業が行われるため、半日もあれば片付けは終了します。
確かに「立ち会いなしで依頼をしたい」という気持ちも分かります。しかし立ち会いなしであっても立ち会いありであっても、片付けが終わるまでにかかる時間は半日程度です。
よって勇気を振り絞ってゴミ屋敷清掃業者に依頼をしてみることをおすすめします。
ゴミ屋敷清掃業者への依頼を検討している方で「やっぱり立ち会いなしの方がいいな」という方は、立ち会いなしのゴミ屋敷清掃業者にご相談ください。
問い合わせはメールからでも行えるので、片付けが完了するまで一切会話をしたり対面したりする必要はありません。
関連ページ：ゴミ屋敷清掃・片付けのご依頼の流れ
ゴミ屋敷清掃を立ち会いなしで依頼する際の流れ、「ゴミ屋敷を他人に見られるのが恥ずかしい」と感じる方に知っておいてほしいことなどについて解説しました。
ゴミ屋敷は、立ち会いなしでも片付けられます。この機会にゴミ屋敷清掃業者に依頼をして部屋を片付け、新しい生活のスタートを切りましょう。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名：新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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