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トラクターの捨て方とは?農機具は買取でお得に処分できるかも!

トラクターの捨て方とは?農機具は買取でお得に処分できるかも!

農業を引退したり新しいトラクターを購入する場合に、使うことがなくなったトラクターの処分方法はどのようにしていますか?

いざ処分を検討するにも「どこに連絡したらよいかわからない」「中古として売れるなら処分するんじゃなかった」などと迷ったり後悔したくはないですよね。

ここでは不要になったトラクターの処分方法をご紹介します。

不要になったトラクター・農機具の処分方法

不要になったトラクター・農機具の処分方法

トラクターや農機具は農家にとっては自家用車同様に無くてはならない必需品ですが、不要になったらその大きさから場所をとって困ってしまうというケースが多いです。

しかし、使わなくなったからといって、使用しないまま長年置いておくと整備不良で使用できなくするのもまたもったいない限りです。

そしてトラクターなどの農耕作業自動車は、公道を走行するかしないかに関わらず、毎年4月1日に軽自動車税種別割が課税されます。

これは車両使用の有無は関係なく、所持しているだけで課税されるので気をつけなくてはいけません。

トラクターや農機具の処分は手間が掛かる

小型の農機具などは、自治体の粗大ゴミを捨てる日に回収してもらえるようなイメージがあるかも知れませんが、実は対応しておりません。

農機具は適正処理困難物に該当し、自己処理が義務付けられています。

小さな農機具でもエンジンやバッテリーなど搭載しているものがあるので、都度分解して素材ごとに分別して処理する必要があります。

大型のトラクターのようなものになると、自身での解体は困難で危険を伴うことがあるのでおすすめはできません。

処分する際は、後悔しないよう以下の方法を検討しましょう。

使わないものや修理不可能なトラクターは廃棄処分する

使わないものや修理不可能なトラクターは廃棄処分する

その大きさ故に、一度不要になると取り扱いや置き場に困ります。

そして故障した農機具は買取りしてもらえないことが多いので頭を抱えてしまうものです。

このような時は、次の方法で処分をしましょう。

スクラップ業者に依頼して廃棄

スクラップ業者とは、工場などで発生した鉄くずや建物解体時に発生した廃棄鉄を回収してリサイクルなどを行う業者です。

スクラップ業者に処分を要請すると、トラクターや農機具などの鉄製品を解体して鉄くずにしてくれます。

この鉄くずは、キロ単位で重量換算して買い取ってくれます。

その時の相場により買取価格は返送しますが、一般的に1キロあたり40円から50円で買取りをしているケースが多いようです。

一般的には直接スクラップ業者に依頼するケースは少なく、主に不用品回収業者などを介して依頼されます。

農機具店に回収依頼をする

使用することがなくなったトラクターの処分に困ったら、購入した農機具店などに回収してもらえるか確認してみましょう。

店舗によって回収サービスをしていない店舗もあるので、過去に購入したことがない店舗でも構いませんので、回収サービス対応の店舗へ問い合わせてみましょう。

地域の農協に引き取ってもらう

農家にとって心強い味方の農協ですが、農協でも農機具の回収を行っている場合があります。

程度によっては買取りしてくれることもあるので、いつもお世話になっている農協に連絡して確認してみましょう。

不用品回収業者に依頼する

引越しの際に、大型の家具や自動車なども回収してくれる不要品回収業者にお願いする方法もあります。

電話一本で訪問してくれて困った時には大変重宝できますが、回収にはもちろん別途費用が発生します。

一般的には出張料として1時間3,000円程度の料金がまず発生し、そこに処分するものにより費用が追加されます。

そして前途ご紹介したスクラップ工場などに持ち込む必要があるトラクターなどは、更に持ち込み代行手数料などが追加されます。

時短で手軽にお願いできますが、のちに発生する費用とよく照らし合わせて依頼する必要があります。

トラクター・農機具を廃棄処分する時の注意事項

スクラップ業者や農機具店などに回収依頼をおこなう場合に、その配送が無料かどうか気を付ける必要があります。

少しでもお金に変えることができればという気持ちで依頼しても、配送コストで赤字になることもよくあります。

特に不用品回収業者に依頼する時は注意が必要です。

無料などをキャッチコピーにして町を巡回している不用品回収業者は要注意です。

回収後に高額な請求を要求されたりすることもあります。

中でも一番悪質なのは、不用品を回収した後に正規の廃棄手続きを行わず山奥などに不法投棄などするケースです。こ

の場合、業者ではなく所持していた依頼主が責任を負うことになる可能性があるのでよく調べて依頼しましょう。

そしてトラクターや農機具の廃棄処分を検討する場合には、古いモデルだからといって自己判断で売れないと決めつけるのはやめましょう。

ヤンマーやクボタのようなメジャーメーカーであれば買取ってくれることがあります。

売れないと諦める前に、まずは複数社の査定だけは行うようにしましょう。

現役で動くトラクターは買取ってもらえる

現役で動くトラクターは買取ってもらえる

中古の車が中古車販売店に売れるように、トラクターも同様に専門店に相談すると買取りの対象になります。

自走可能なトラクターは高く買取ってもらえたり、様々な方法で販売できるので以下の方法を検討しましょう。

専門の買取業者に依頼する

トラクターの買取りを検討している場合は、まず専門の買取り業者に依頼しましょう。

買取り業者の利点は、お手持ちのトラクターの中古買取額相場がわかる点にあります。

人気のトラクターであれば、損をする事なく高く買取ってもらえるケースもあります。

特に日本のトラクターは性能が高く、国内に需要がないモデルでも発展途上国では高い人気があり、古い型落ちのトラクターでも売れる場合があります。

また、壊れたトラクターでも部品取り車として買取りの対象になっている場合があるのでお近くの買取り業者に連絡してみましょう。

農協も買取してくれる

地元のパートナーである農協でも、トラクターや農機具の買取りをしてくれるケースがあります。

連絡をすると農協から査定に来てくれて、買取り可否の確認をしてくれます。

買取り可能であれば適正な価格で買取りをしてくれます。

しかしながら買取価格は、買取り専門業者に買取ってもらったよりも若干低くなる傾向があるようです。

買取り業者の販売網は全国多岐に渡りますが、農協は地元密着型ですので販売地域が限られるためです。

農協とは価格だけではないお付き合いをされていると思いますので、総合的に考えて検討するようにしましょう。

身近な人に販売、譲る

長年使用した愛着のあるトラクターなので、次に使用してもらう人には大切に使ってもらいたいものです。

農家仲間や、顔なじみの人に譲ると安心して次に繋げることができます。

買取り業者に買取りを依頼したりネットでトラクターを個人販売すると手数料を取られますが、個人間では発生しません。

販売する値段はあまり高くは設定できないかもしれませんが、処分代を支払うよりは良いでしょう。

ネットオークションで販売する

ヤフオク!などのネットオークションや、メルカリなどのネット販売を利用して売るという方法もあります。

インターネットを利用するので、不特定多数の人にアピールすることができる利点がある方法です。

販売価格も自身で決めることができるので、買取り専門業者に依頼するよりも高単価で売却できるケースもあります。

トラクター、農機具を買い取ってもらう時の注意事項

トラクターなどの農機具は機械製品ですので、メンテナンスを定期的にしていても思わぬタイミングで故障する可能性があります。

身近な人に販売した場合にすぐ壊れたなど気まずい思いをすることもありますので、日頃のメンテナンスは欠かさないようにしましょう。

また、インターネットを使用した販売ケースでは、相場を考慮した売価設定にしないと販売できないこともあったり、販売できても落札額の10%程度の費用を手数料として支払う必要があります。

そして写真やトラクターの仕様に関する明細を記載しないといけないので、あまり知識のない方には敷居が高い方法かもしれません。

特に重量があるトラクターをインターネットで販売した場合、その輸送方法で揉めることが多いようです。

配送の手間が思ったよりも掛かったり、購入後に配送問題でキャンセルになったりといった問題をよく耳にします。

トラクターの廃棄、譲渡を自分でする場合

トラクターの廃棄、譲渡を自分でする場合

トラクターを使用することがなくなったタイミングで、トラクターの破棄や身近な人にトラクターを販売・譲渡することになりますが、その手続きを自分ですると意外と大変なものです。

自分で廃棄の手続き

車両を自分で処分するには、廃車の手続きである抹消登録が必要です。

トラクターなどの大型特殊車両はナンバープレートがあるので、管轄の陸運局に言って手続きが必要です。

必要書類(例)

  • ナンバープレート
  • 解体証明書(もしくは廃棄物処理法に基づくマニフェストB2票)トラクター解体を依頼した業者から受け取る書面
  • 自動車検査証
  • 車両所有者の印鑑証明書(発行日から3ヶ月以内のもの)
  • 車両所有者の実印
  • 申請書(第3号様式の2)陸運局の窓口で入手可能
  • 手数料納付書 陸運局の窓口で入手可能

人に譲る場合の手続き

人に譲る場合は、車両の名義変更をします。

名義変更に必要なものは次のようなものを準備します。

同じ市区町村内の方に譲渡する場合は以下が必要です。

  • 旧所有者の標識交付証明書
  • 旧所有者の印鑑または譲渡証明書
  • 新所有者の印鑑
  • 本人確認書類(運転免許証や保険証他)

他の市区町村の方に譲渡する場合は、以下が必要です。

  • 廃車証明書やナンバープレート
  • 標識交付証明書
  • 旧所有者の印鑑
  • 本人確認書類(運転免許証や保険証他)

上記のような書類が必要になるので漏れのないように用意する必要があります。

トラクターの名義変更をするのに費用は無料ですが、様々な書類を用意するには手間と労力が掛かります。

買取り業者に売ると手間が省ける

前途のように個人で廃棄や譲渡をおこなうと非常に面倒な手続が沢山あります。

買取り専門の業者に依頼すると、トラクターの売買に必要な諸手続きの多くを代行してもらえるという利点があります。

トラクターの処分に迷った時は、無駄な手間を掛けずに適正単価で買い取ってくれる買取り専門業者にまず連絡をすると良いでしょう。

トラクターを高く買取ってもらうコツ

トラクターを高く買取ってもらうコツ

愛用してきたトラクターなので、買取に出すなら少しでも高く引き取ってもらいたいものです。

ちょっとした気遣いができていればもう少し高くなったなどということもよくあります。

ここでは、少しでも高く買取りしてもらうためのコツをご紹介します。

買取を依頼する時期を考える

基本的にトラクターは年中使用する農機具なので、使用者からすると購入するタイミングは様々なので市場単価も相場の変動があまりありません。

しかし冬場は比較的閑散期なので、中古販売業者はそのタイミングで買取りをして春のピークに向け整備をするケースが多いようです。

この時期は、通常時より高めに買い取ってもらえることもあります。

閑散期に複数社の相見積もりをとると良いかもしれません。

新規のトラクターを購入する場合でも、値段がつかないトラクターを下取り車として低額で買取りしてくれることもあります。

このような場合は農作業販売会社に一度相談してみても良いかもしれません。

車体のメンテナンス記録は明確に!

トラクターのメンテナンスを定期的にしているといっても、その記録がないと信用できません。

整備した記録を帳簿につけて保管しておくと、安全に走行できる客観的証拠になります。

毎年定期点検している場合は見積もりするのに好印象を与えます。

修理できるところは自分で修理する

トラクターは少しの故障くらいでは買取りをしてくれる可能性が高いものです。

しかし簡単に修理できる状態であれば、その箇所だけご自身で修理すると状態は良くなります。

買取り依頼前に修理すると、故障車扱いだったトラクターが中古の自走可能トラクターとなりますので見積もり査定金額も故障車扱いの時に比べて大幅に上がります。

車体を綺麗に清掃する

トラクターはその仕様用途から外装やシートがとても汚れます。

泥だらけなんて状態のトラクターよりも、綺麗に洗車されてシートもピカピカに磨かれているトラクターの方が状態は良く見えます。

見た目の綺麗さで査定金額が上がることもあるので、できるだけ綺麗な状態にしておくと良いでしょう。

トラクター、農機具の保管場所は屋内で

塗装状態や大きなキズなどの外的な劣化が少ないと、買取価格が高くなる場合があります。

雨風に晒されて、塗装が剥げたり、痛んでいる場合は、トラクター本体の劣化を加速させます。

できれば屋内での保管が好ましく、屋外に保管する場合も雨よけシートなどで日陰を作ってあげると状態を保護でき、トラクター本体の劣化スピードを遅らせることができます。

備品、付属品の保管は忘れずに

トラクター購入時に付属していた取り換え可能な備品や付属品は必ず保管しておきましょう。

備品や付属品があるのと無いのでは、買取価格に大きな差がでる可能性があります。

備品や付属品を保管している場合は、査定時に専用パーツがある旨を伝えましょう。

故障していても値段がつく場合が多い

古いトラクターなどは、すでに販売メーカーからのサポートが終わっていたり修理できる部品の製造が終了している場合があります。

そのような時は、廃車したトラクターなどから使用できる部品だけ外して取り付け修理したりします。

自走できるトラクターとしての価値は無くても、部品取り用のトラクターとしては価値がつくことがあります。

まとめ

農業を引退したり親が残してくれたトラクターなどを処分する様々な方法をご紹介しました。

適正な価格で買取ってもらえるおすすめな方法は買取り業者に買取ってもらうことです。

どのように処分するか迷っている場合は、まず見積もりの相談だけでもしてみるとよいかもしれません。

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この記事の監修者

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 竹本 泰志

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。

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