大阪府吹田市は、北摂三島地域に位置する中核都市です。
神崎川沿いの河港として古くから栄え、1970年には日本万国博覧会の開催地ともなりました。
大阪まではJRで約10分、地下鉄で梅田まで約11分という距離にあります。
そのため、現在は都心部のベッドタウンとして賑わい、自然にも恵まれた住宅地として人気の街となっています。
そんな吹田市では、粗大ごみはどのように出すのでしょうか。
目次
大阪府吹田市における粗大ごみとは?
大きな不用品は、多くの都市で「粗大ごみ」と呼ばれています。
しかし、大阪府吹田市では「大型複雑ごみ」と呼んでいます。
大型複雑ごみは「タンス、布団など、一辺が60cm以上のもので、収集処理できるもの」と定義されています。
大型複雑ごみの品目は?
大型複雑ごみ品目の一部は以下が挙げられます。
- 家具類
- じゅうたん
- ソファ
- 学習机
- 布団
- 毛布
- ベッド
- こたつ
- ゴルフバッグ
- 自転車
- 収納ケース
- 石油ファンヒーター
- 石油ストーブ
収集日はいつ?
大型複雑ごみの収集日は、地区によって異なります。
吹田市のホームページで「ごみ収集カレンダー」を確認することができます。
排出された大型複雑ごみの行方は?
大型複雑ごみは、月1回収集されます。
収集されたごみは、破砕選別工場へ搬入され、下ろされます。
そして、布団など、可燃物をより分けます。
より分けられた可燃物は、資源循環エネルギーセンターへ搬入されます。
可燃物以外のものは分解・破砕処理を行います。
鉄、アルミなど資源回収できる状態に解体・破砕し、選別して有価物として売却されます。
また、資源としてグレーチングなどに生まれ変わり、新たに使われることになります。
吹田市で大型複雑ごみとして収集できないものは?
サイズに関係なく出せないもの
大きさが条件を満たしていても、以下のようなものは収集できません。
- たたみ
- ブロック
- ボーリングの球
- バッテリー
- タイヤ
- 消化器
- 直径7cm、長さ50cmを超える丸太
- 耐火金庫
- ピアノ
- LPガスボンベ
- レンガ
- 瓦
- 建具
- 車の装備品
収集できない品目については、事前に吹田市環境部事業課へ相談しましょう。
家電4品目
家電リサイクル法によって定められた以下の「家電4品目」は、大型複雑ごみとして出すことはできません。
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
- エアコン
- テレビ
買い替える場合
家電4品目の製品を買い替える場合は、必ず小売店に引き渡します。
処分のみする場合
購入したお店が近くにある場合は、そのお店に引き渡しましょう。
購入したお店がわからない場合や遠い場合は、近隣のお店に引き取りの相談をしましょう。
吹田市に引き取ってもらう場合
どうしても引き取り先がない場合は、市で収集してもらえます。
ただし、事前の申込みが必要です。
環境部事業課(06-6832-0026)に電話し、収集を依頼しましょう。
受付時間は、以下となっています。
- 月曜日~金曜日:午前8時45分~午後5時15分
- 土曜日:午前8時45分~正午
また、事前に郵便局で家電リサイクル券を購入し、先に料金を支払っておきましょう。
収集日当日は、あらかじめ大型複雑ごみの排出場所に出しておく必要があります。
室内から運び出してもらうことはできません。
また、引き取りの際は立ち会いが必要です。
許可業者に引き取ってもらう場合
吹田市の許可を得た業者に引き取ってもらう方法もあります。
この場合は、許可業者に直接、連絡をしましょう。
許可業者の一覧は、吹田市のホームページの「吹田市一般廃棄物収集運搬許可業者」のページに掲載されています。
パソコン
パソコンには、資源として再利用できる材料が使われています。
そのため「小型家電リサイクル法」に基づくリサイクル対象品であり、ごみとして出すことができません。
次の全てのパソコンが、この法律に含まれます。
- デスクトップ本体
- ディスプレイ
- ノートパソコン
パソコンはメーカーに持ち込んで引き取ってもらうか、環境省・経済産業省から認定を受けた業者に引き取ってもらいましょう。
小型家電には金・銀・銅・鉄・アルミ・レアメタルなどの貴重な資源が使われています。
これらが適正に処理され、有効に再利用されるよう、法律に則って処分しましょう。
大阪府吹田市における大型複雑ごみの出し方は?
多くの都市では、粗大ごみは事前に粗大ごみセンターなどへ連絡し、収集日を予約します。
そして、粗大ごみ処理券を購入し、出したい粗大ごみに貼り付け、収集場所へ出すという方法をとっています。
しかし、吹田市では、大型複雑ごみは自治体の回収日が決められており、そのほかのごみと同様に出すだけでOKです。
特に予約や料金などは必要ありません。
収集日が祝日であっても、収集してもらえます。
地区によって決まっている収集日当日の朝8時までに出しましょう。
ただし、出したいごみに「不用品」と書いた紙を貼っておく必要があります。
持ち込みによって大型複雑ごみを出す方法とは?
吹田市の大型複雑ごみ収集は月1回です。
そのため、タイミングが合わないと、次の収集日まで1ヶ月待つことになってしまいます。
そんなときは、大型複雑ごみを「吹田市破砕選別工場」へ持ち込むことによって処分できます。
受付の方法は?
資源環境エネルギーセンターへごみを持ち込むには、前日までに電話(06-6877-7515)で予約する必要があります。
予約は電話のみです。
メールやファクスでの受付は行っていないため、注意しましょう。
電話の受付時間は、月曜日〜金曜日の午前9時〜午後5時です。
予約なしの直接持ち込みは安全確保が難しいため、受け付けてもらえません。
搬入の受付時間・搬入できる日・料金は?
搬入できる日時は、月曜日〜金曜日の午前9時〜11時30分、午後12時45分〜3時30分です。
土日祝日と12月31日〜1月3日の年末年始は搬入できません。
料金は、一般家庭から出される燃焼ごみの場合、10kgあたり70円の料金がかかります。
支払いは現金のみとなります。
搬入時に持参するものは?
搬入は、吹田市に在住している人、また予約した本人しかできません。
そのため、搬入当日は、運転免許証など、本人確認ができる書類を持っていきましょう。
なお、印鑑は不要です。
持ち込めないごみは?
以下の物は搬入できません。
- 再資源化の可能なもの
- 有害物質を含むもの
- 危険性のあるもの
- 引火性のあるもの
- 著しく悪臭を発するもの
- 容積または重量が著しく大きいもの
- 特別管理一般廃棄物
- その他処理に支障を及ぼすと市が認めるもの
- 他市で出たごみ
- 他人の出したごみ
搬入したいものが持ち込めるかどうか、事前に確認しておきましょう。
搬入時の注意点は?
ごみの搬入時には、以下に注意しましょう。
- 持ち込む前に、素材別に分別してまとめておく
- 受付時に、係員が聞き取りと説明、搬入物の確認する
- 係員の指示に従う
- 必ずマスクを着用する
- 搬入したごみの積み下ろしは自分で行う
- 運搬中、ごみが散乱しないように、あらかじめまとめておく
- 搬入時に職員がごみの中身を確認するので、検査に協力する
- 搬入できないと判断されたものは持ち帰らなくてはならない
- プラットホーム内では安全ベルトを着用する
- 万が一、工場内でパンクなど車の破損が起きた場合、補償はされない
まとめ
大阪府吹田市では、粗大ゴミは「大型複雑ごみ」と呼ばれます。
大型複雑ごみは、月1回、収集日が決まっており、吹田市によって無料で回収してもらえます。
また「吹田市破砕選別工場」へ自分で持ち込むことも可能です。
事前に電話予約をし、決められた搬入時間内に持ち込みましょう。